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タイトル:非公式情報 第117号  2004/06/25


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ムーアの映画にもイシコフ登場

By StrangeLove

マイケル・ムーアのドキュメント映画『華氏9/11』をめぐり、アメリカでちょっとした騒ぎになっている。この騒ぎにニューズウィークのマイケル・イシコフも参加しているのは興味深い。

1990年代、ビル・クリントンをプロパガンダ、偽情報で攻撃する『アーカンソー・プロジェクト』なる秘密工作があった。情報機関と深い関係にある富豪、ギングリッチ下院議長(当時)のスポンサーだった実業家らが資金を提供、情報機関のメンバーも動いていた。

鳴り物入りで始めた『ホワイトウォーター事件』は途中で、検察側の偽証工作が発覚して有耶無耶になり、 ポーラ・ジョーンズに対するセクハラ話もでっち上げだった可能性が高まった。最初にセクハラ疑惑を発表したジャーナリスト、ダイビッド・ブロックは自分の記事の内容を『嘘または誇張』と告白しているのだ。このブロックに話を持ち込んだのがギングリッチのスポンサーだ。

モニカ・ルウィンスキーの場合、最初から情報関係者が絡んでいた。彼女の大統領への接近、電話の盗聴、さらに宅配便のチェック等々を裏から操っていたのは共和党に近い情報関係者だったことが明らかになっている。その共和党筋から出た『編集済みの話』を広めたのがイシコフだった。

クリントン攻撃の最前線にいた記者がムーアの映画を悪く言うのは当然のこと。アメリカは、わかりやすい国である。

クリントン政権時代、アメリカでは国防予算が削減され、軍需産業が不満を高めていたことは有名な話だが、その一方で『ネオコン』がイスラエルのリクードと手を組み、熱心にイラク攻撃を主張していた。ギングリッチは現在、ネオコンの看板的な存在になっている。

筆者は『華氏9/11』をまだ見ていないので、内容について詳しくコメントすることはできないが、新聞、雑誌、テレビなどを通した間接情報で判断すると、すでに明らかになっている事実を基本にして、それを面白く映像化した作品のようである。映画の評判を落とそうとする試みは難しそうだ。

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