メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/06/21大引け  2004/06/21


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株式情報局
2004/06/21大引け

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◆ディフェンシブ銘柄
花王 (4452) 2,650 +95 +3.72% 
武田薬(4502) 4,720 +100 +2.16% 
東電 (9501) 2,475 +45 +1.85% 
薬品株や電力・ガス株は軒並高となった。出遅れていたセクターを循環物色する流
れ。日経平均が戻り高値更新となる中、ハイテクや銀行株の戻りは鈍いが、ディ
フェンシブ銘柄などが指数を支えている格好。ハイテクや銀行株の上値は累積出来
高から見ても当面難しそう。しこり感のない銘柄を物色する動きが続きそう。



◆鹿島(1812)
406 +6 +1.50% 
逮捕された営業所課長代理が100件以上の婦女暴行事件に関与している供述をしてい
ることが明らかになったが、株価は無反応。今秋をメドに私募型の不動産ファンド
を立ち上げると伝えられている。地価の下げ止まり傾向が出始め、都市再生関連の
不動産開発事業を加速。


◆ナカノフドー建設(1827)
303 -10 -3.19% 
老朽化したオフィスビルなどのリニューアル工事を強化すると報じられる。手薄
だった関西地方での受注獲得を狙い、04年3月期で80億円だったリニューアル事業の
売り上げを3年後に2倍以上に引上げる。


◆テトラ(1863)
397 +2 +0.51% 
希望退職者の募集結果を発表。40名の募集に対して応募は26名。


◆東日本ハウス(1873)
281 -17 -5.70% 
業績の計画未達並びに下方修正を嫌気。04年4月中間期は従来予想よりも赤字幅が拡
大したほか、通期に関しては業績予想を若干ながら下方修正。


◆協和エクシオ(1951)
785 +22 +2.88% 
大和は「2」を継続。来期予想PERは15倍と同業他社の18倍に比べて割安感があり、
受注モメンタムも良好。


◆学情(2301)
940 +40 +4.44% 
前引け後に発表した決算内容が評価される。04年4月中間期の経常利益は前年同期比
52.7%増となり、計画を上回っての着地となった。また、通期予想については、経常
利益を上方修正している。


◆フォーサイド・ドット・コム(2330)
223,000 -8,000 -3.46% 
04年4月中間期の業績予想を開示している。経常利益は四季報予想を上回ったものの、
純損益は赤字となる見通し。ただ、期末配当については実施するとしており、さほ
どネガティブな反応は見られない。


◆コカコーラW(2579)
2,795 +60 +2.19% 
みずほは「3」から「2」に引上げ。目標株価は3000円。食品セクターが全般的に人
気化していることが追い風になっているほか、シーズンストックとして側面も注目。


◆CVSベイエリア(2687)
880 -23 -2.55% 
8月31日現在の株主名簿を基に1対3の株式分割を実施すると発表。


◆ジェイプラン(2749)
824,000 -35,000 -4.07% 
この銘柄の縦追いの象徴だったが、押し目買いのサポートラインから下放れた形と
なり、一相場終わった印象だ。こうした顕著に下落したケースでは一度リバウンド
の動きが入りそう。


◆東洋紡(3101)
272 +8 +3.03% 
UFJつばさは「A+」を継続。現状では、フィルム、エンプラ、バイオが好調で、
業績は会社計画を上ぶれの方向。


◆ランシステム(3326)
2,100,000 +300,000 +16.67% 
18日に新規上場、公開価格65万円に対して初値180万円。既存店が好調で業績面に対
する評価が高いうえ、株価水準が大幅に切り上がってきていることから、早くも株
式分割を期待する買いが入る。業績目標は、「3年後に店舗数を200店とする。毎年、
売上高を10%、利益を20%ずつ伸ばしていく」とのこ。


◆ドワンゴ(3715)
3,100,000 +400,000 +14.81% 
ストップ高、買い気配のまま取引を終了。携帯電話向けコンテンツを提供する同社
株について、野村証券が新たに「2」としたことから、値上がり益狙いの買い注文が
殺到。業績が好調な上に株価は数100万円台と値がさ水準にあることから、株式分割
への期待感が高まる。ただこうした銘柄は買い上げの動きが生じると、その後また
押し目を作る傾向にある。ただ強い動きであることは明らか。


◆ソフトウェア・サービス(3733)
3,510 -290 -7.63% 
今期見通しが失望される。04年4月期実績はほぼ計画通りとなったものの、05年4月
期の会社計画については引き続き1ケタの増益率にとどまっている。また、四季報予
想を下回ったことから、失望売りが先行。


◆コネクトテク(3736)
1,640,000 +200,000 +13.89% 
マザーズの値がさの中では4万円高とおとなしい動きだが、分割を考慮すると連日の
高値更新、ドコモが7月から発売するICカード内携帯電話の関連株。


◆王子製紙(3861)
730 +9 +1.25% 
三菱証は紙・パルプのセクター判断「OVERWEIGHT」を継続。今秋にコート紙・微塗
工紙の値上げが行われる見通しに変更はない。個別では同社の投資判断「A」を継
続。


◆大王製紙(3880)
1,159 +51 +4.60% 
一時、7.0%高の1185円まで上昇し、年初来高値を更新。直近安値の897円から約1カ
月半で32%上昇。期は2ケタの経常増益が見込めるにもかかわらず、PERが8倍前後
と割安だったことを評価。


◆三井化学(4183)
526 --- 0.00% 
J.P.モルガン証券は、投資判断「Overweight」を継続。石油化学及び基礎化学品
における原燃料価格上昇分の製品価格への転嫁進展により、かかる上振れが可能と
なる公算が大きいとの見方。株価の上昇ポテンシャルが化学セクター他社と比べて
高い。


◆日立化成工業(4217)
1,779 +7 +0.40% 
みずほ証券は、「2」から「3」に引下げた。半導体見通しを2004年の出荷金額23.3%
増に対して、2005年4.9%減予想との見方。株価の先見性から半導体関連度の高い同
社の引下げる。


◆応用技術(4356)
220,000 +30,000 +15.79% 
前週末に中間決算を発表したが、同時に発表した2004年10月期通期の連結決算見通
しが、経常利益2000万円(前期は4億6700万円の欠損)、当期利益が1500万円(同5億
5500万円の欠損)と黒字に転換することが手掛かりになる。


◆医薬品株
武田薬品 (4502) 4,720 +100 +2.16% 
中外製薬 (4519) 1,743 +38 +2.23% 
山之内製薬(4503) 3,650 +70 +1.96% 
三共   (4501) 2,190 +65 +3.06% 
エーザイ (4523) 3,230 +90 +2.87% 
好業績にもかかわらず株価が割安な銘柄群とみられ、見直し買いが進んだ。


◆OTS(4564)
1,770,000 +80,000 +4.73% 
日経の特集記事で「成長が見込めるがん治療薬を開発するため、投資を拡大してい
る」と報じられており、成長性を見直す動きが出てきている。


◆Dデザイン(4764)
929,000 +101,000 +12.20% 
ストップ高。2004年2〜4月期経常損益が300万円の黒字(前年同期は800万円の赤字)
になったとの発表を好感して買い物を集める。


◆メディアシーク(4824)
1,230,000 +200,000 +19.42% 
2日連続のストップ高。223株の比例配分となり、3008株の買い注文が残った。7月末
の株主を対象に1株を3株とする株式分割を発表すると買いが殺到。株式分割の効力
発生日は9月17日。18日は「今期は計画より上振れしそうだ」との一部社長コメント
を受けてストップ高となっており、好材料が相次ぐ格好。


◆ドリームテクノロジーズ(4840)
 154,000 -5,000 -3.14% 
過去の例から、1対10程度の大幅分割の新株流通はプラスと見る向きが増えている。
またヘラクレスでは野田スクリーンも1対3分割の新株が交付されているが、同社の
場合はまだ新株と旧株が統合されていないためか、小高いものの薄商い。



昭和シェル(5002) 1,000 +22 +2.25% 
コスモ石油(5007)  303 +9 +3.06% 
東燃ゼネラ(5012)  969 +11 +1.15% 
円高・ドル安による原油調達コストの低下期待や足元の石油製品価格への転嫁が順
調に進んでいるとの見方が支援材料となった。昭和シェルは、一時、3.7%高の1014
円まで上昇。1000円の大台回復は1997年7月以来となる約7年ぶり。また、投資家ジ
ム・ロジャース氏が保有していることが明らかとなった。


◆日本研紙(5398)
320 +37 +13.07% 
デジタル家電向け研磨材の好調が続いており、2004年12月期の業績上ブレ期待が高
まる。日足チャートも煮詰まっていたことからチャート的にも仕掛けやすかった。


◆大同特殊鋼(5471)
279 +7 +2.57% 
自動車用金型の材料となる工具鋼を7月納入分から10-15%再値上げすると報じられる。
主取引先と値上げ交渉に入り、6月中の決着を目指す。


◆住友金属鉱山(5713)
680 +13 +1.95% 
4日続伸。5月6日以来となる1カ月半ぶりの高値。海外でニッケルや金の価格が上昇
していることで、収益拡大期待が高まった。住友鉱山にとってニッケル価格が1ポン
ド当たり10セント上昇すれば連結経常利益で7億円、金価格は1オンス当たり30ドル
上昇すれば同8億円の押し上げ効果。


◆住友チタニウム(5726)
3,300 +110 +3.45% 
UFJつばさはレーティングを「A」から「A+」に引上げ。05年度は販価上昇と数
量増のダブルメリットを享受。バリュエーションは割安と判断し、目標株価は製造
業平均PER23.5倍にあたる4430円とした。


◆タクマ(6013)
735 +38 +5.45% 
UFJつばさは「B」から「A」に格上げ。目標株価は845円。リストラ・買収効果、
海外事業展開の奏効などによって、業績は底入れ、PBR1倍の評価はあってもよい。


◆日阪製作所(6247)
835 +15 +1.83% 
UFJつばさは、レーティング「A+」を継続、目標株価を905円から1200円に引上げ。
会社訪問を受けて、利益重視の戦略転換が奏功、05年3月期も大幅続伸予想との見方。
07年3月期のPER、PBR、配当利回りなどが割安。


◆コマツ(6301)
618 +6 +0.98% 
7月から主力ショベルやミニショベル約60種のメーカー公表価格を3-5%値上げすると
伝えられる。鋼材価格上昇をコスト削減で吸収できなくなり、公表価格値上げで収
益力強化を図る。収益力の落ち込みに一定の歯止めがかかるとの期待が先行、リバ
ウンドを目指す動き。


◆小森コーポ(6349)
 1,842 +64 +3.60% 
ドイツがセクター内での推奨ウエイトを引上げ。本日モルガンは、今期の営業利益
予想を87億円から94億円に引上げている。足元の好業績を評価する動きになる。


◆加藤製作所(6390)
193 -35 -15.35% 
過去の決算数値を99年3月期までさかのぼって修正すると先週末に発表、東証が上場
廃止基準に触れる可能性があるとして監理ポストに入れたことから、先行きを懸念
した売り注文が殺到した。
会社側によると2004年3月期に過年度損益修正損21億3200万円を計上したが、「当該
特別損失は過年度5期分の累計額を2004年3月期の単年度において処理すべく計上し
たものだが、適正性の観点から、これを99年3月期までさかのぼって訂正することに
した」。各年度に計上すべき金額は詳細が固まり次第公表するとする。有価証券報
告書も訂正する予定。東証では「訂正有価証券報告書が提出され、審査の結果、そ
の影響が重大であると認められる場合には、株券上場廃止基準に該当することとな
るため、監理ポストに。


◆フジテック(6406)
546 +26 +5.00% 
UFJつばさは「A+」を継続。会社予想は為替、東アジア主体に固めに予想、久々
に計画を上回る可能性が大きいとみる。全体収益は底入れから回復に向かう見通し。


◆カジノ法基本構想
アルゼ  (6425) 2,590 +90 +3.60% 
東京都競馬(9672)  196 +10 +5.38% 
13日「自民党の議員連盟が議論を進めてきた『カジノ法基本構想案』の概要が分
かった」と報じて以降、市場で改めてカジノ関連株を物色する動きが強まってきて
おり、物色の対象は東京都競馬などからアルゼなどのパチスロ機メーカー株へも波
及してきている。


◆モリタ(6455)
604 +51 +9.22% 
値動きの軽い材料株として人気が継続。足元の好業績に加えて、空港用大型化学車
や消救車の拡大など手掛かり材料が豊富とする声。日本証券新聞が推奨。ら2005年3
月期も13%経常増益と2ケタ増益が続く見通し。


◆日本精工(6471)
531 +12 +2.31% 
トヨタとダイハツが共同開発した小型車「パッソ」と「ブーン」向けに電動ステア
リングを全量受注。GSは業績予想を若干増額修正。会社側の収益見通しが保守的
過ぎる。ただし、来期以降はNTN、光洋精工の収益モメンタムが相対的に高まる
可能性が高い。


◆NTN(6472)
537 +15 +2.87% 
GSは業績予想を上方修正。三菱自向け減少は避けられないが、引き続き産業機械
など向けの旺盛な内需がけん引役。また、カバレッジ内で相対的に高い選好順位に
ある。


◆光洋精工(6473)
1,237 +47 +3.95% 
UFJつばさは、レーティング「A+」を継続。会社訪問を受けて、軸受や焼成炉が
好調な上、為替や材料費の影響も計画より軽微となり、業績上方修正の公算が大き
いとの見方。


◆THK(6481)
1,950 +11 +0.57% 
GSは業績予想を増額修正。要因としては会社計画が控え目なことや、旺盛な受注
環境などを取り上げている。ただし、ファンダメンタルズに対する警戒感が株価上
昇の阻害要因とし、「インライン」を継続。



中北製作所 (6496)  658 +63 +10.59% 
菱洋エレクト(8068) 1,529 +9 +0.59% 
大量保有報告書で、米投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・スト
ラテジック・ファンドの株式保有が明らかになり、大証2部の中北製作所と、保有比
率の引上げ。が明らかになった東証1部の菱洋エレクトロの株価が、それぞれ大きく
反応した。


◆神鋼電機(6507)
326 +8 +2.52% 
2004年3月期の連結経常利益は20億6100万円(43%増)、今期は29億円と40%増と拡大が
続く。中期経営計画では来期に40億円とさらに38%増となる見通し。


◆シーシーエス(6669)
2,090,000 -40,000 -1.88% 
四半期決算内容が評価材料。第3四半期までの経常利益並びに純利益は通期予想を超
過しており、業績予想については現在検討中とする。上値にシコリがないため、需
給関係も良好とみられる。


◆田村大興HD(6675)
430 +27 +6.70% 
今期の復配見通し企業として物色される。四季報発売以来、業績変化率の高い銘柄
や復配銘柄が循環物色されている状況が続く。


◆松下電器産業(6752)
1,527 +35 +2.35% 
新たに3000人強の人員削減を柱とした合理化に着手すると報じられたことが手がか
り材料。電子部品などの不採算品の国内生産を中止し、海外に移管する。「業績好
調下での追加合理化策により、収益性が一層高まる」などとの見方が出ている。
J.P.モルガン証券は、投資判断「Overweight」を継続。既にこの内容を業績予想
に織り込み済み。ただ改めて、目標に向けきっちりとガイダンス通りに進めている
点を確認した。


◆富士通ゼネラル(6755)
539 +20 +3.85% 
大和が本日の注目銘柄として取り上げる。欧州のエアコン需要拡大でメリットとす
る。ダイキンなどの順調な株価推移も刺激材料として捉えられやすい。エアコンの
普及率が家庭用で15%程度と低い欧州で需要が拡大しているほか、PDPが今期3割
程度の増収が見込まれる点などを評価。リポートでは「在庫の削減を強力に推進。
失速時の業績悪化リスクは以前よりも低下しており、着実な改善が進んでいる」な
ど。


◆東和メックス(6775)
144 +19 +15.20% 
世界3位のPOS機器メーカー、独ウィンコール・ニックスドルフとの国内販売契約
の効果も発現、2005年3月期は経常・最終黒字化予想。


◆イーラックス(6811)
221 -1 -0.45% 
一時、5.9%高の235円まで上昇。午前取引終了後に、子会社のクオンツが、セント・
グランデと業務提携を締結したと発表したことを好感。今回の業務提携で、クオン
ツは用地取得や仕入れなどの事業面で安定的な拡大が見込めるとする。ただ、引け
にかけて売りに押された。


◆アルパイン(6816)
1,431 +38 +2.73% 
メリルリンチは「買い」、目標株価1860円を継続。現在の株価は、05/3期予想バ
リュエーションでみると、歴史的・セクター内で最も割安な水準。


◆スミダ・コーポレーション(6817)
3,990 +120 +3.10% 
一時7.5%高の4160円まで上昇し、年初来高値を更新。デジタル家電景気の拡大を背
景にノートパソコンや薄型表示装置向けの部品需要が高まり、同社のコイル受注が
好調に推移していることや、自動車用のブレーキ向けも今後伸びると期待され、買
いを集めた。


◆船井電機(6839)
15,460 +320 +2.11% 
メリルリンチは「買い」を継続。受注増から生産量増大によるコストダウンは、想
定を上回るペースで進行。目標株価17500円。


◆東京カソード研究所(6868)
1,580 +40 +2.60% 
大和証券は「今週の新興市場参考銘柄」において、同社を筆頭に取り上げている。
モリブデン電極は減少するカソード売上を補って余りある成長が見込め、業績は大
きく変貌する。


◆京セラ(6971)
8,690 +180 +2.12% 
CSFBは電子部品セクターの「OVERWEIGHT」を継続。推奨は京セラ、ローム、ヒ
ロセ電の順で、京セラはPER20倍程度の割安感と今期営業利益の大幅改善で一押
し銘柄。


◆日立造船(7004)
180 +2 +1.12% 
カーボンナノチューブを利用した超薄型蓄電システムの実用化に取り組むと報じら
れる。携帯電話の電源への利用を想定した信頼性試験に着手。25日線をサポートす
る半面、5日線に上値を抑えられる格好。


◆トヨタ自動車(7203)
4,380 +100 +2.34% 
年初来高値4330円を更新。相場全体が上向きを鮮明にする中、コア銘柄と位置付け
られる同社株に内外機関投資家の買いが流入。好業績は言うまでもないほか、豊富
な金融資産から先行き金利上昇となった場合、むしろメリットが多いとみられるこ
とから、流動性相場から業績相場に移行する現段階で、本命株とみる関係者も少な
くない。


◆トラック関連
日野自動車(7205) 787 +21 +2.74% 
いすゞ  (7202) 299 +2 +0.67% 
日産ディー(7210) 333 -2 -0.60% 
大和総研が今後もトラック需要は高水準が続くとのリポートを出している。いすゞ
の調整は4営業日目なので、同社株特有のリズムに期待して拾っておくのも一法。


◆三菱自(7211)
171 -1 -0.58% 
連日の上場来安値更新。新たな火災事故公表に伴う補償請求リスクなどが嫌気され、
海外のファンドを中心とする売りが膨らんだ。大手損保各社は、三菱自の事故です
でに保険金を支払ったケースを再調査し、事故原因が三菱自の欠陥と判明すれば、
三菱自に「求償権」を行使する方針。増資引受けで400億円を出資する予定の三菱重
工が「出資しなければ逆に約800億円の損失になる」などと試算。下落する過程で、
4月30日以降、寄り付きの窓を埋めなかったことは一度もない。寄り付きで急落した
ため、マインドは買いに傾斜。もっとも窓が埋まった地点で売りに転換する可能性
が高い。


◆富士重工業(7270)
600 +24 +4.17% 
一時、6.8%高の615円まで上昇し、年初来高値を更新。19日付の日経新聞が、米ボー
イングと次世代旅客機「7E7」の共同開発で、分担する中央翼の製造拠点を愛知県
の半田工場に設けることを決めた」と報じたことが手がかりとなった。


◆黒田電気(7517)
4,690 +240 +5.39% 
9月30日割当てで1対2の株式分割を実施すると発表したことが手がかり材料。今期
34%経常増益を見込む業績の好調さが、株式分割発表を機に見直された。4月26日の
高値4970円に後20円に迫った後は、戻り待ちの売りに押され気味。みずほ証券は、
「3」。05年3月期も過去最高益の更新が見込まれる業績の絶対水準の中での株式分
割をポジティブに評価。今後の中期的成長性について、中国市場での商社ビジネス
の拡大がポイントである。


◆進和(7607)
1,780 +70 +4.09% 
8月31日最終の株主名簿を基に1対1.1の株式分割を実施すると発表。


◆ノダ(7879)
724 +100 +16.03% 
前週末に今11月期5月中間期の連結経常利益を従来計画の3億円に対して6億5000万円
(前中間期7400万円)に増額修正したことを好感。通期見通しについては中間決算の
正式発表時に明らかにする。通期の増額も確定的ではないか。


◆ウッドワン(7898)
1,060 +47 +4.64% 
一時、東証1部上昇率トップに躍り出た。合板床材やドアなど住宅建材関連の国内需
要が回復基調にあり、2005年3月期決算も会社予想を上回るとの見方が出ていること
から、内需の物色対象となった。同社が今年から中国市場に進出したことも、将来
の収益拡大への期待感から好感された。


◆住友商事(8053)
853 +18 +2.16% 
自動車部品メーカーのキリウを約100億円で買収すると報道したことを好感。報道に
よると、住商は今回の買収で、海外を中心に自動車事業全体の底上げを狙う。


◆東邦薬品(8129)
1,642 +82 +5.26% 
三菱証は株価判断「A」として新規カバレッジを開始。ソフト型M&Aと独自の顧
客支援ツールの提供で「共創未来グループ」プレゼンスとシェアを高める。目標株
価は2100円。


◆ダイエー(8263)
356 -4 -1.11% 
民間主体による同社の新たな再建策が検討されていると報じる。大和證券SMBC
の子会社などが主力銀行の金融支援実施を条件に出資を打診とされる。朝方は期待
感から買い先行も、その後は、逆に一層不透明感が強まる格好ともなり、見切売り
優勢に。


◆三菱東京FG(8306)
989,000 +26,000 +2.70% 
前週末「短期金利が0.5%上昇すると1年間でグループの連結業務純益が1200億円程度
増える見込み」との報道から金利上昇に対する抵抗力の強さが見直される。トヨタ
自動車が高値更新しているように投資資金の一部が”質への逃避”を起こしている。


◆UFJHD(8307)
528,000 --- 0.00% 
金融庁はUFJに検査忌避などを理由に内部管理態勢の確立・強化などを求めて4つ
の行政処分を下したことを嫌気して安く始まった。先週末終値を上回る場面もあっ
たが、変わらずに引けた。7月下旬が提出期限の改善計画や、資本増強に向けた対応
に市場の関心は集まる。メリルは、中長期的なバリューに大きな変動はないとし、
下落局面は押目買いを推奨とする。


◆三井住友FG(8316)
748,000 -13,000 -1.71% 
野村は銀行セクターの「強気」から「中立」に引下げ。財務の改善は株価に織り込
まれ、今後は金利上昇など環境変化を見極めたいとする。同行の投資判断は「2」か
ら「3」に格下げ。


◆ファイナンスオール(8437)
328,000 -21,000 -6.02% 
18日の37万8000円でかなりエネルギーを放出してしまった感は否めない。出来高は
17日のストップ高の日が最大、ここで買った向きがある程度投げることで再び立ち
直ってくる可能性が高い。ただ、それを意識している投資家が多いと見られるため、
29万8000円まで下げる可能性は低そう。


◆東京リース(8579)
 1,391 +36 +2.66% 
UFJつばさが新規に「A+」としていることが評価材料。みずほFG系だが、
JFEグループ、富士通グループへと営業基盤が拡大していると評価。目標株価は
1900円とする。現在の株価は、予想EPSに対して05/3期で11.6倍、06/3期で9.6倍
と割安感が強いと判断。


◆穴吹興産(8928)
1,650 --- 0.00% 
穴吹興産の初値は1450円と、公募価格の1.9倍となった。香川県を地盤に分譲マン
ション事業などを展開する18日、大証2部に新規上場し、上場2日目での初値成立と
なった。公募価格は750円。公募株式数は50万株、売り出し株式数は30万株。



KDDI(9433) 625,000 +20,000 +3.31% 
京セラ (6971)  8,690  +180 +2.12% 
KDDI、DDIポケット、米投資ファンド・カーライルグループ、京セラの4社は
KDDI保有のDDIポケット株式売却に関して午後3時15分から会見との報道から
買いを集める。


◆インボイス(9448)
257,000 -23,000 -8.21% 
24日に権利付き最終売買日を迎える株式分割の実施企業で、割当比率の大きい銘柄
として先回り的な買いも入っているようであり、押し目買い意欲は強い。17日の終
値と18日の始値のあいだの窓をほぼ埋めた。ただ17日に出来高が最大となっており、
ここでリバウンド機運が出るかどうかは微妙なところ。


◆ソフトバンク(9984)
4,740 +110 +2.38% 
「BBフォン」利用者の通信記録流出の影響が引き続き懸念されるところだが、
ネットトレーダーなど売買を活発化させる個人投資家の中には、内容を評価する銘
柄としてではなく、投機対象として割り切る向きが多い。悪材料出現による下げで
押し目を買う動きが活発化。相場全体の地合いが好転したため、個人の投資マイン
ドの高まりから、買い優勢に。売り方の買戻し一巡後の動向が注目。モルガンスタ
ンレー証券は同社が保有する上場企業の時価は5360円で未上場は2745円としており、
割安感を強調。戻り売りは出ているが、チャートも頑強。





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◆指標

日経225 11,600.16 +218.08 
日経300 224.05 +3.30 
TOPIX 1,165.25 +15.37 
日経ジャスダック平均 1,978.90 +18.18 
日経225先物期近 11,590 +150 

外資系証券の注文動向、売り1580万株、買い1780万株、差引き200万株の買越し。





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●レーティング定義(http://ams.adam.ne.jp/kabu/rating.html)

▼大和総研
タカノ   (7885) 据置き「1」
良品計画  (7453) 据置き「2」

▼岡三証券
東洋テック (9686) 新規 「2─」
スクウェアエ(9684) 据置き「1」
イズミ   (8273) 据置き「2+」
高島屋   (8233) 据置き「2+」

▼みずほインベスターズ証券
東京製鉄  (5423) 据置き「1」

▼ゴールドマン・サックス証券
松下電器産業(6752) 据置き「IL」
NTN   (6472) 据置き「IL」
THK   (6481) 据置き「IL」
三菱重工業 (7011) 据置き「IL」
日本精工  (6471) 据置き「IL」
ショーワ  (7274) 据置き「IL」
KDDI  (9433) 据置き「OP」

▼ドイツ証券
UFJHD (8307) 据置き「Hold」(目標株価47万円)

▼日興シティグループ証券
三井トラスト(8309) 新規 「2S」
りそなHD (8308) 新規 「2S」
三井住友FG(8316) 据置き「1H」(目標株価880000円から990000円)
住友信託銀行(8403) 据置き「1H」(目標株価880円から895円)
住友商事  (8053) 据置き「1M」
三菱東京FG(8306) 据置き「2H」(目標株価980000円から1090000円)
プレミア投資(8956) 据置き「2L」
みずほFG (8411) 据置き「2S」(目標株価420000円から570000円)
UFJHD (8307) 据置き「2S」(目標株価630000円から660000円)

▼UFJつばさ証券
タクマ   (6013) 格上げ「B」から「A」(目標株価、PBR1倍の845円)
住友チタニウ(5726) 格上げ「A」から「A+」
リコーリース(8566) 新規 「B」(目標株価3500円)





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●ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、最近の金利上昇は景気回復に伴う
ものであり、銀行の格付けに影響はない、との認識を示した。都内で行なわれた講
演会で、アジア・パシフィックの金融機関の格付けを担当する同社のマネージン
グ・ディレクター、ブライアン・オーク氏が語った。同氏は、「金利上昇が景気回
復に伴うもの、あるいはその結果として表れているのなら、(日本の銀行業界への)
影響はある程度まで相殺される。なぜなら、銀行の多額の株式投資から含み益を生
み出すことができるからだ」と述べた。
そのうえで、「現段階での金利上昇は景気回復に伴うものと認識しており、銀行の
格付けには影響しない」とした。
また、同社で国債の格付けを行なっているシニア・クレジット・オフィサーのトー
マス・バーン氏は、日銀の金融政策について、ある程度デフレを緩和する効果は
あったとの認識を示した。そのうえで、デフレをより和らげるための政策として、
インフレ・ターゲットを例に挙げ、「いくつかの国がすでに取り入れているように、
GDPに対して1─2%程度のインフレをコミットする必要はあるかもしれない。低い
インフレを安定的にコミットすることで、GDP、マクロ経済、投資環境を安定的
に保つことができる」と述べた。



●5月の主要コンビニエンスストアの既存店売上高[JFA]
前年同月比0.7%減の5375億7200万円となり、2カ月ぶりに前年実績を下回った。5月
の来店客数は既存店ベースで前年同月比1.5%減。大型連休の天候不順や梅雨入りが
影響したほか、前年同月に比べて休日が3日多かったことで、来店客数が減少。客単
価は映画DVD「ラストサムライ特別版」の好調などで同0.9%増と11カ月ぶりにプ
ラスに転じた。



●三井住友FGは、傘下の三井住友銀行がプロミスの発行済み株式の20%を取得し、
資本・業務提携する、と発表。三井住友銀とプロミスは、消費者に密着した新たな
金融商品の開発や、共同出資の消費者金融会社の新設により、3年後をめどに約5000
億円の個人融資の獲得を目指す。回収・審査などの面でも協力する4大金融グループ
と消費者金融の資本提携は、三菱東京グループとアコムに次いで2例目。大手銀行に
とって、消費者金融は未開拓の領域であり、収益向上のための合従連衡がさらに広
がる可能性。



●内閣府は、石油製品の価格上昇が消費者物価に与える影響を試算した。試算によ
ると、6月は前年比で0.12%の押し上げ要因になる。消費者物価に含まれる石油製品
は、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、プロパンガス、灯油の4品目。この4
品目について、店頭価格の動きと消費者物価の動きを見ると、ほぼ店頭価格の騰落
に沿う形で消費者物価が動いている。石油製品が消費者物価に与える影響を試算す
ると、5、6月に前月比をそれぞれ0.02%、0.11%押し上げる結果となった。また、前
年比では、昨年3-5月がイラク戦争の影響で原油価格や石油製品価格が高かったため
に、5月は0.01%の下げ要因になるが、6月は0.12%の押し上げ要因になる。内閣府で
は、「昨年6月以降の石油製品価格は下落基調で推移しており、原油価格が高止まれ
ば、今後、石油製品が消費者物価の前年比を押し上げる要因となる」とする。







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  ┌───┐  「日経ブッククラブ」
  │\〆/│   Mail Vol.00
  └───┘         発行:日本経済新聞社 出版局[2002-00-00]
http://ad.trafficgate.net/e/m.pl?h=9777&g=32&m=161&t=mail
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株式情報局
http://ams.adam.ne.jp/kabu/haisin/melmaga.html
kabujyo@imac.to


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