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タイトル:Daily Drama Express 2004/05/20 離婚弁護士 (6)  2004/06/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/05/20 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 離婚弁護士
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 間宮貴子(天海祐希)
 本多大介(玉山鉄二)
 吉田香織(ミムラ)
 柳田俊文(佐々木蔵之介)
 村井奈津子(久我陽子)
 山岡哲治(陣内孝則)
 井上紀三郎(津川雅彦)
脚  本 田渕久美子

あらすじ  第6回 愛と憎しみの遺産相続

 結婚式。
 間宮貴子(天海祐希)は、出席者にも営業をかけている。

 大田原法律事務所のクライアントのモーガン&スタンレー証券にも、
大田原法律事務所で10日かかるスキーム作りを、5日で作ってみせ
ると豪語。強引にコンペに参加させて貰う。

 貴子はトイレで、大学時代の友人美佐子(鈴木砂羽)と再会。
 美佐子はとっくに退職し、子供も生まれて、現在専業主婦。
 美佐子に手料理食べに来て、と何度も誘われて、貴子は忙しいはず
の1日をさき、訪ねる約束をする。

 貴子は、吉田香織(ミムラ)の親友の店のチーズケーキが絶品と聞
いて、1万円のチーズケーキを美佐子への手土産に勝ってきてくれる
よう、香織に頼む。チーズケーキが好物という井上紀三郎(津川雅彦)
は、香織に千円渡して、みんなの分を買ってきてくれるように頼む。

 貴子は、このモーガン&スタンレー証券の件を手に入れると強気だ
が、柳田俊文(佐々木蔵之介)は、モーガン&スタンレー証券と大田
原法律事務所の結びつきを考えると、貴子が割ってはいるのは難しい、
と言う。

 香織が友人・リカ(MEGUMI)の店にチーズケーキを買いに行くと、
最近、チーズケーキを作っていないと言う。
 チーズケーキを作っていた父・栄介(平田満)が入院したためだっ
た。
 栄介は、全身ガンで、もってあと1ヶ月の命。

 リカが5歳の時、両親が離婚し、母親はリカを連れて、今の父親と
再婚。
 だが、母親もすぐに亡くなり、今は血のつながらない父親・栄介と
2人暮らし。
 栄介には、ガンだと言っていないので、絶対ガンだとばれないよう
に、と香織に念を押す。

 香織とリカは、栄介の見舞いに行く。
 栄介はリカを買い物に行かせた後、1人残った香織に、弁護士を紹
介して欲しいという。遺言書を書きたいのだった。

 実は、栄介の母親も10年前にガンで亡くなっており、その時の様
子を知っているので、自分もガンで長くないことを悟っているという。
 さっき栄介の耕一(深水三章)と姉・千枝子(松浦佐和子)が来て
いたが、彼らからリカを守りたいために、遺言を書きたいのだった。

 香織は事務所に戻ってくると、貴子に友人の父親が遺言を書きたい
と言っていると相談する。
 貴子は、ケーキを買ってこなかったことの文句を言うと、娘1人な
ら、全部遺産は娘に行くのだから、遺言なんていらない、と相手にし
ない。
 井上が、香織に、公証人が立ち会わない遺言のフォーマットを作る
と助け船を出す。


 貴子は、木の箱に入ったチーズケーキを持って、美佐子を訪問。
 料理ができるまで、娘の相手をしていて、と言われるが、貴子は美
佐子の娘に無視される。

 美佐子の作った料理は豪勢。
 食べてくれる人がいると、料理学校に通っても、頑張れる、と美佐
子。

 それから、貴子と美佐子とで、軽い嫌味の応酬。
 その間に美佐子の娘は、いろいろなものを壊し、貴子のスカートに
も、いたずら書き。
 貴子は美佐子の家を飛び出す。

 貴子はダイニングバー「月の涙」に行き、軽く飲み、オーナーの村
井奈津子(久我陽子)に、
 「もう二度と行かないけど、行ったことは後悔していない。売られ
た喧嘩は、きっちり返す方なの。わたしぐらいの年になったら、彼氏
がいるのなんて、当然と思っていて!」と怒りを表明する。

 そして、貴子は仕事に戻っていく。


 香織は、井上に作ってもらった雛形と注意書きを持って、栄介を訪
ねる。
 栄介は、不自由な手で遺言を書き、印鑑を押そうとしたところにリ
カが来て、「縁起でもない!」と遺言書を破り捨てる。

 そして、リカは病院の屋上で香織を責める。


 浮かない顔の香織が出勤してくると、徹夜でスキームをまとめ上げ
た貴子が、モーガン&スタンレー証券の法務室長にスキームの説明に
行く、と張り切っている。

 貴子が事務所に戻ってきて、好感触。今日中に返事をくれることに
なっていて、事務所は浮き立つ。

 その時、香織の携帯が鳴り、栄介が急変したとの知らせが入る。
 香織は事務所を飛び出していく。

 喪服に着替えた香織がお焼香に行くと、リカは怒って、「帰って!」
と言う。

 そこに栄介の兄・耕一と姉・千枝子が現れ、遺産は全部自分たちが
相続するという。
 香織は、法律上、娘が全部相続するのだと言うが、栄介の兄・耕一
は、リカは母親の連れ子で、栄介と養子縁組をしていないから、相続
権が無いという。

 貴子の電話が鳴り、出ると、モーガン&スタンレー証券からで、貴
子のスキーマーは断られる。

 香織が戻ってきて、リカのことを言う。
 貴子も柳田も、連れ子なのに養子縁組していないなら、相続権はな
いとにべもない。
 井上が遺言を書いたのでは?と聞くが、リカが破ってしまった、と
香織。

 「法律ではどうにもならないことを、いろいろ解釈を考えてどうに
かするのが弁護士じゃないですか!わたし、どうにかします」と香織
は飛び出していく。

 リカの店では、すでに栄介の兄・耕一の発注で店の解体のための測
量が始まっていた。


 雨の夜、貴子は1人事務所で、失敗したモーガン&スタンレー証券
のスキーマーの資料を見ていたが、そこにぬれねずみの美佐子が入っ
てくる。
 美佐子は娘の夜泣きがここ何日かひどいが、夫は相手にしてくれな
い。そのため、美佐子はここ何日か寝ていなくて、もう爆発してしま
い、気付いたら、ここにいた。

 この前、貴子に仕事には未練がないと言ったが、本当は仕事に復帰
することが怖かった。夫は仕事をしてもいいと言っていたが、復帰す
るのが怖いなどと言えない。
 だから、貴子から、「能力あるのに、もったいない」と言われた時、
ホッとした。大学時代の友人が言うんだから、間違いない。

 ここに来たら落ち着いたから、家に戻る、と言う。
 貴子は美佐子に傘を渡し、送り出す。

 その時、廊下で物音がする。
 なんと井上がいたのだ。

 リカが養子縁組していなくても遺産を貰える方法がないか、考えて
みたい、と井上。

 貴子も香織の熱意を思い出し、モーガン&スタンレー証券の資料を
ばっさりとゴミ箱に捨てると、井上と一緒に検討を始める。


 香織と本多が、ダメかな.....と話ながら出勤してくると、達徹夜
明けの貴子と井上が、あきらめることはないと言う。

 貴子達が発見した方法は、『死因贈与契約』。
 生前、リカと栄介の間に、栄介が死亡したら、財産をリカにあげま
す。リカが貰います、という契約があったことを照明すればいい、と
いうこと。

 栄介がリカに財産を贈与しようとしていたのは確かだが、リカが貰
うという意思表示をしているかが、問題.....


 貴子は、香織や本多と一緒に、リカを訪ねる。

 リカは、香織が栄介にガンと言ったために早死にしたと、香織を恨
んでいる。

 貴子がリカに話す。
 香織が栄介の遺言書作成を手伝ったのは、栄介のため。栄介がリカ
に黙っていたのは、親友であるリカと香織が仲違いするのを避けるた
め、と。

 貴子はリカに、あきらめずに、手紙とか、日記とかビデオとか無い
か、聞く。

 悩むリカに香織が、リカが短大時代に短期留学した時の手紙がない
のか?と助け船を出す。
 まずは、栄介がリカに店も財産もすべて継いで欲しいという手紙が
見つかる。
 あとは、リカがそれを引き継ぐと書いた手紙があるか、だ。

 栄介がとってあったはずの手紙をみんなで探す。

 遂に、栄介がとってあったリカの思い出の箱が見つかり、その中の
手紙に、リカが栄介が亡くなったら、自分が店や家を守っていく、と
いう手紙があった。

 「これで裁判に勝てますね」という香織に、
 「そんな暇とお金がかかることはしないわ!」と貴子。


 和解成立!
 死因贈与契約で、本来すべての財産をリカが相続することになると
ころを、店と家のみリカが譲り受け、他の財産を栄介の兄・耕一と姉
・千枝子に譲ると言うことで和解を成立させたのだ。

 お礼を言う香織に、「わたしを誰だと思っているの?.....ありが
とうね」と貴子。

 リカがお礼に、焼いたチーズケーキを持ってくる。
 みんなで早速食べてみると、おいしい。

 その時、美佐子から電話。
 今度の終末、空いていると答えた貴子は、「すっごくおいしいチー
ズケーキ、持っていくから、楽しみにね」と言う。


寸  評  強引な展開でしたね、『死因贈与契約』。
 和解に応じたのは、栄介の兄と姉も、さすがに後ろめたかったんで
しょうかね。

 最近、子連れ再婚が増えているらしいですから、養子縁組の意味づ
けというのを知っておくことも、大切なのでしょうね。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 法律の世界では、世間一般とは異なる読み方をする言葉があります。
 今回の『遺言』も、小学校では、「ゆいごん」と習います。でも、民法では、
「いごん」と読みます。
 『競売』は、小学校では、「きょうばい」、民法では「けいばい」。などな
ど。
 逆に、そう読むと、ちょっと法律に詳しそうに見えるかも知れませんね。
(鈴木)

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