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===================================================== 発行部数 13 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/05/11 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル アットホーム・ダッド 局 名 フジテレビ 放映日時 火曜22時 キャスト 山村和之(阿部寛) 杉尾優介(宮迫博之) 山村美紀(篠原涼子) 杉尾笙子(中島知子) 大沢健児(永井大) 岩崎真理江(川島なお美) 倉本冴子(滝沢沙織) 上田聡 (中村繁之) 脚 本 尾崎将也 あらすじ ベットに先が美紀(篠原涼子)が寝ていて、洗濯物を片づけた和之 (阿部 寛)が後からベットへ入ってくる。和之はやりたそうに美紀 に近寄るが、美紀は明日も仕事があるから・・とやんわり拒否をする。 優介(宮迫博之)は疲れた笙子(中島知子)の肩を揉む。他のところ も触ろうとする優介に笙子はきっぱり拒否をする。 和之はプールで豪快にバタフライで泳ぐ。その様子を健児(永井 大) は怪訝そうに見ている。プールから上がった和之に健児が声をかける と和之は「むしゃくしゃしてさぁ」と応える。そこへ新しい水着をつ けた優介がやって来て、今年の新作の水着を自慢する。しかし、本当 は15,980円する水着を笙子には5,980と言っていると白状 する。 優介は自分のものを買うことに対して後ろめたさを感じるといい、和 之もそれには同調する。「なんか窮屈だなぁ」健児は応える。 優介はプールの帰り道、亮太が小学校に上がったらパソコン教室に通 おうと思っていることを和之に打ち明ける。 美紀は打合せの帰り道、携帯でお礼を述べ電話を切ると、目の前の産 婦人科から笙子が出てくるのをみかける。笙子はとてもきまずそうに 挨拶をする。 笙子の奢りで二人で鰻屋に入る。「出来ちゃったみたい3ヶ月だって」 素直に美紀はおめでとうと喜ぶ。しかし、今の状態で子供を産むとな ると来年の“フラワーフェスティバル”の仕事のこともあり、育てる のは優介に頼むことになるし、、、悩んでいるから優介には内緒にし ていてと頼まれる。 美紀も結婚して始めてエッチ拒否しちゃった。始めて?と驚く笙子に、 養ってもらってると悪くて。お金を稼ぐって人を自由にしてくってい うのあるかもね〜 クリーニング屋へやってきた和之は無造作に置いてある雑誌に後輩の 加藤が若手注目株とクローズアップされている記事を読む。「がんば ってるなー」と記事に目を通す。 和之がパソコンで何か調べていると、理絵(安藤咲良)が「パパ遊ん でよー」とやってくる。邪魔だからあっちへ行ってなさいと邪険にし ているところに美紀が帰ってくる。仕事を探しているの?と聞く美紀 に「そんなに簡単にみつからないよ。でも、いつまでも“こんなこ と”してるわけに行かないし」美紀は冷蔵庫から水を出しながら「こ んなことかー」とつぶやく。 優介が夕飯の用意をしようと立ち上がると、美紀の置いた鞄を倒して 中を開けてしまう。その中に、“妊娠検査薬”をみつける。美紀は 「違う違う」と否定し、お隣の笙子さんが妊娠したけど、まだ優介さ んに言わないで。笙子さんとの信頼関係が崩れちゃうから。簡単に、 「産めばいい」という和之に、仕事と子供とどっちか選ばなきゃいけ ないって言われたらどうする?返事に困る和之に、子供産むのには覚 悟がいるの。「男ってわかってないんだから」 人形を抱いた理絵に「ママ、パパ、理絵妹がほしい」2人顔を見合わ す。 回りに誰もいないことを確認し、冷蔵庫からチーズの入れ物を取り出 す。中にはぎっしりとお札が詰まっている。風呂から上がった笙子は 意を決してキッチンへやってくる。 「あっ」咄嗟に優介は隠そうとするが笙子にへそくりがバレてしまう。 亮太が小学校に上がったら少しは時間が出来るから、そうしたらパソ コンのインストラクター養成講座に通おうと思って。手に職をつけた ら何かあったとき安心でしょ? 「そんなことなら早く言えばいいのに。足りない分わたしが出してあ げるから」優介は家事がんばるからと大喜び。結局笙子は妊娠のこと を言い出せない。 翌朝、和之は理絵の弁当を作る。ウィンナーをタコやカニの形に切る。 とうもろこしは冷凍のまま弁当につめるのを見て美紀が聞くと、保冷 剤変わりになって弁当がいたまないと説明する。 会社への道中笙子と一緒になった美紀は笙子の顔色が悪いと気遣う。 昨日寝られなかったという笙子は道でうずくまってしまう。 産婦人科へやってきた笙子はベットで横になる。美紀が見舞う。笙子 はまだ優介に話せずにいて、亮太が手を離れたことをアイツなりに考 えてさぁ・・ 和之は笙子の会社へ電話をする。部下から笙子は今日家で仕事をする と連絡があったときき、とっさに「そうでした」と言い電話を切る。 洗濯物を干している和之に洗濯物の干し方について注文をつける。優 介は言い憎そうに、「あのお宅の奥さんうちのと仲良くしてるじゃな いですか?何か聞いてない?今日も仕事に行くといって、行ってない みたいですし。女って極端じゃないですか。笙子に突然離婚なんて言 われたら生きていけないし」浮気とか・・と疑う優介に「違う」と否 定するも、美紀との約束もあり、和之は理由は言えない。 「創刊号の販売部数が8万部突破、今日の会議で増刷が決まった。今 後も頑張ろう」編集長(中村繁之)がそう声をかける。そこへ給料明 細が配られる。「今夜はみんなで飲みに行くっていうのは」編集長の 声で皆喜ぶが、美紀はだんなが家で待っているからと遠慮する。 真理江(川島なお美)の家で、いつものスイーツ倶楽部で、今日の冴 子先生の家庭訪問のお菓子はここで作ったの出しましょう。と決め、 別々なものを作ることになる。家庭訪問では形だけで、どうせ食べな いというママ友たちに食べないのなら別々なものを作る意味がないと いう和之に、形だけでもお出しするという。 皆で作りながら、ママ友の一人が昨日だんなに合図したのに、帰って 来なかった。次の子は女の子にしようと子供の産み分けをするために 努力しているのに。と、他のママは夫が忙しくてそんな時間ないじゃ ないと。和之が無言になると真理江は察し、男性がいらしていたの忘 れてたわ。という。皆優介のことは男性と認識していない・・と。 帰り道、ママ友と一緒のときは男捨てないと。男を捨てる。これママ 友と仲良くするコツ。 家庭訪問で冴子先生(滝沢沙織)がやってくる。和之は紅茶を出し、 作って来たケーキも出す。お気遣いなくという冴子は、お父さんとお 母さんが交代なさったことにも慣れたらしく落ち着いています。と幼 稚園での様子を話す。そして、母の日の保護者参間のお知らせを和之 に渡す。 ・ ・沈黙があり、「いい天気だぁ」和之はつぶやく。 「あの、わたし結婚しても仕事を続けようと思ってるんですが、参考 までに聞きたいんですが、主夫やっていて、ストレスが溜まりませ ん?男性はそれだけじゃもの足りないかなぁと思って」「男はいい仕 事して充実しますから」と和之の思いを述べる。冴子先生は納得して ケーキを食べようとする。「食べるんですか?「えっ?食べちゃダメ なんですか?」「形だけって…」 美紀が帰って来て、給料日だからと理絵にお洋服、和之にもプレゼン トを買ってくる。嬉しそうに和之が取り出すと、“万能包丁”… 健児が冴子の家にやってくる。給料日だからとケーキを買ってくる。 「一緒に食べようと思って」と嬉しそうに出すと、冴子は口を押さえ て吐きに行く。気持ち悪いという冴子に「俺覚悟決める。出来ちゃっ た結婚流行ってるし」冴子は今日の家庭訪問でケーキや和菓子、のべ 13個食べたから気持ちが悪い。脅威のママさんネットワークで、誰 のところで何を出して、っていうのがわかっているから、全部食べな いか全部食べるかどちらかしかない。「山村さんのところで食べなか ったら・・あんまり美味しそうだからついつい食べちゃって」と後悔 する。 笙子が家に帰ってくる。亮太は大福を食べている。今日会社に行かな かったとわかっている優介は笙子の態度を疑いながらご飯をよそう。 「いただきます」ご飯を食べようとする笙子は口を押さえて洗面所へ 向かう。「どうしたの?」心配そうに優介はついていく。 「会社行ってないんだろ、もしかして、亮太が出来たときも飯の臭い ダメになったな」「ばれたか」「そうか、やったね亮太お兄ちゃんに なるんだ… 「こんばんは」 優介は和之の家にやってくる。明日の弁当の下ごしらえは?「用があ るなら早く言えよ」 優介は和之と居酒屋へ向かう。「喧嘩?」「喧嘩じゃない。子供のこ とで」「子供が出来ました」「ふーん」「おめでとうぐらい言ってく ださい」「おめでとう」冷めたやりとりの後、「俺笙子におめでとう って言えなくて、俺が育てるんですよ。俺このまま子育てで一生終わ っていいのかなぁと思って。喜んであげれない自分がいて」「お宅い つまで主夫やってるつもり?主夫なんて男がいつまでもやってること じゃないでしょ?男が責任とるもんでしょ?男には男の役割、女には 女の役割ってもんがあるでしょ?俺明日ハローワークに行きますよ」 情けないことを言う優介は和之ははっきり言う。 ハローワークで失業手当の申請をする。優介はコンピューターに向か って探す。どれも給料は安く、給料のいいところは年齢制限がある。 「仕事みつけて、ガツンと稼いで、俺が働いてもローン返せないしな ぁ。料理も仕事も洗濯も家のこと全部変わってやれるのに、出産だけ は変わってやれないもんなー杉尾優介、困ったでござる」サラリーマ ンが道を歩く中、優介は立ち止まり、「あなたはこの流れに帰って行 くんですね」と和之に言う。 笙子はフラワーフェスティバルの資料を渡す。そして、担当を自分で はない部下にやらそうと思うことを告げるが、クライアントは杉尾が やってくれるっていうからお宅に任せたと、譲らない。 ハローワークの帰り道、保育士と幼稚園児より小さい子供が道を通る のを和之はついて行く。その先は「はるさき幼稚園」看板には0歳児 保育と書いてある。和之が中に入って行き、幼稚園の中を覗いている と、不信人物と思った警察が和之を連れて行こうとする。騒ぎに気づ いた園長が出てくる。 「赤ちゃんを預かってもらえますか?」園内に入り、園長に話しを伺 う。来年産まれる子供のことだが、今は待ってもらっている状態だと いう。しかし、保育園に預かるには、ご両親の勤務証明がないと入園 措置がとれないと説明を受ける。 和之は理絵を連れて家に帰る。ふと足元をみると道端にタンポポが、 そして空は青く晴れわたっている。「理絵と一緒に歩かないと気がつ かなかったこといっぱいあるなぁと思ってな」 パソコンに向かって「保育園を決めるまで」のサイトを覗く。膝に理 絵をのせて、マウスを理絵に操作させる。理絵はとってもうれしそう。 「生後50日から預かります」ここうちから近いからいいんじゃない か? 「仕事休めないかなんとかやってみたけどダメだった。来年1月末が 出産予定日で、今子供産んだら4月のフラワーフェスティバルをしな いといけないから、優介に子育て全部やってもらうことになる。赤ん 坊のことまで全部やってもらうの無理だって。亮太のようにはいかな いのよ。スポーツクラブに行く時間も、髪の毛切りに行く時間もなく なるのよ?子供が出来たことで犠牲になってほしくないの。心の底か ら産んでほしいって言える?仕方ないよ。あきらめよう。 なんで謝 るのよ」 美紀が帰ってくる。参観日行けることになったと和之に言う。和之は 調べたこと印刷していた。そして紙をもってでかけて行く。 家の外に出ると公園に優介がいる。優介は一人公園で泣いている… 和之は声をかけることが出来ずに家に戻って行く。 「今日は母の日に集まっていただきまして、ありがとうございます」 冴子先生の挨拶のあと、母親にエプロンのプレゼントを渡すため、 一人一人名前を呼ぶ。理絵の番になり、「山村理絵さん」「お母さん いつもご本を読んでくれてありがとう。お仕事に行くときの綺麗なお 母さんが大好きです。二人で使ってください」エプロンには美紀と和 之の顔が描かれている。そして「杉尾亮太くん」優介が前に出て、今 日母親が仕事で来れないんで僕変わりでよろしいですかと前に出てい く。冴子先生はそれが・・亮太くんの家ではエプロンをするのはお父 さんだからって、そして亮太のエプロンを広げると優介の顔が大きく 描かれている。廻りには3人の顔も描かれる。「お父さんいつもおい しい料理作ってくれてありがとう。おならではとぽっぽ歌ってくれて ありがとう」優介は照れながら亮太を抱き締める。 「すいませんすいません」 亮太にもらったエプロンを広げて見ながら「へったくそ」といい、理 絵や亮太が園内で遊んでいるのを眺める。隣にいる和之に「忘れてた なぁ、一番大事なこと。俺は亮太と笙子と笑って暮らしたいんだ。あ いつらにたとえツライことや大変なことがあっても美味い飯やふっか ふかの布団で笑顔にしてやるって。そのこと忘れてた。隣に越して来 た男があんまりかっこ良かったから俺このままでいいのかなぁと思っ てた。どんなたくさんの金より、どんなに偉い地位より俺にとってど んな宝物より大切なことです。家に帰って笙子説得してみます。俺が 育てるから産んでくれって。男としては情けないかもしれませんが」 「かっこいいよ、すげーかっこいい。そんな生き方もあるんだなって」 杉尾家では、優介が自分で作った抱っこ紐を首からさげ、赤ちゃんを 抱く格好をしている。 キッチンで明日のお弁当の下ごしらえで、和之がトマトを切っている。 「ねぇ笙子さんさぁ産むことにしたんだって」「言っておくけど、俺 は出来ないよあんなことさ」和之の手つきをみて、せっかく買った包 丁使ってよ。と扉からしまってあった万能包丁を出す。包丁なんてど れも一緒だと言う和之はその包丁を使ってみると、すごく良く切れる。 母の日に描いたエプロンをみて、理絵の絵心を誉め合う。そこに理絵 がやって来て「妹がほしい」と。 「早く寝なさい」 寸 評 最後の和之と優介の会話が良かったです。確かに「こうなったら格 好いいだろうなぁ」と思うような理想の人が隣に現れたら、原点を忘 れて「もっとがんばらなきゃ」と思うかもしれません。人それぞれで ありつづけるっていうのは簡単なようでいて難しいですね。 執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 遅くなりました。すいません。 確かに髪の毛切りに行く時間も赤ちゃんがいるとなくなりますね。自分がしよ うと思っていることに、赤ちゃんを連れていけない場合本当に困ります。みん なの協力って大切ですね。(田村) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |