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/*========================================================*/ <<<あゆしゃのC言語プログラミング>>> /*========================================================*/ 第449回 株って何? パート2 発行 2004年5月17日(月曜日) 発行数 約3000 {magclick} /*========================================================*/ はじめに ( 決り文句 ) /*========================================================*/ ・このメールマガジンはまぐまぐさんから発行しています。 ・ジャンルは、マルチメディアのプログラム、C言語です。 ・このメールマガジンは、横60文字で作成しています。 また、インデントはすべて半角スペース4つで構成しています。 ・ここで扱うプログラムは、C言語と半光年以内のものです。 ・登録解除は、まぐまぐさんのホームページでお願いします。 ・まぐまぐさんのバックナンバー(下欄参照)を活用して下さい。 ・ここは私の復習の場です。内容は約1ヶ月内外に私が勉強した 内容になっています。最新の技術があれば、へたれもあります。 ・わかりやすさを優先させる為、たまに嘘があるかもしれません。 ・セキュリティ突破のため、暗号化された単語があります。 /*========================================================*/ ご挨拶 /*========================================================*/ こんにちは。あゆしゃです。 5月14日、MSBSが新しいバージョンになるということで、 ★うっきうきして帰宅 したのですが、メールをチェックしてみると、記録なし。 どうも開催しなかったようです。 がーん。。。 {magclick} /*========================================================*/ 今回のお題 << 株って何? パート2 >> /*========================================================*/ 恒例、テスト前の駄文、第2弾です。 今回は独立心旺盛な新入生諸兄のために、経済っぽいお話を お送りします。 前回は、なぜ株というのが生まれたのか、その背景を紹介しまし た。 今回は、現代の株のお話。 株って、なぜ値段が変わるのでしょうか? 不思議ですね。 /*========================================================*/ 皆さんは、マネーゲームという言葉をご存知でしょうか。 一般名詞なので、ジャンルのようなものですが、簡単に言うと、 ★株のことです。 /*========================================================*/ 株はマネーゲームです。 お金を賭けて、さぁ増えるか減るかはお立会い、って感じです。 たとえば株(実物は紙切れ)を100円で買ったとします。 これを、101円で売ることができれば、(手数料0円として) 1円の儲けです。 この株を1万株買っていたとすると、この1円の儲けが1万円の 儲けという算段になります。 こういうことがミリ秒単位で進行していきます。 株価が10円上がっただの下がっただのと、大の大人が必死に なっているのは、 実際にはそれを何万倍何億倍したお金の額を考えているわけで、 だから必死にもなるわけです。 /*========================================================*/ では、なぜ株の値段が変わるのでしょうか? 前回登場した、コショウを輸入して大もうけするゼ会社で考えて 見ましょう。 2000円の株を10万株、100株単位で売るとします。 つまり一口20万円の株を1千口、売ることとします。 株はセット販売が基本です。セット内容を何株単位にするかは、 会社が自由に決めていいので、今回は100株としましょう。 会社は1口20万円の株を1千個、売り出します。 その合計は、えっと、2億円です。 このお金で、船を10隻、人を500人、買い集めます。 船1隻が1000万円とすると、10隻で1億円。 人1人2年分の報酬が200万円とすると500倍で10億円。 合計すると、11億円ですね。 ・・・あれ? 足りない? ・・・前回の数字と違うじゃん? /*========================================================*/ 行政指導により経営者総辞職、訂正いたします(涙)。。。 株式は一口20万円のものを1万口発行することといたします。 それで20億円が集まります。 この20億円は、株価*株数ですが、これを ★時価総額(じかそーがく) といいます。 会社は、時価総額のうちから何割かを、資本とします。これを ★資本金 といいます。今回の資本金は、11億円、残りの9億円は ★資本準備金 として、とっておきましょう。貯蓄します。 /*========================================================*/ さて。少し手間取りましたが、お金が集まりました。 船団がインドに向けて出発します。 運がよければ、2年後に帰ってきます。 帰ってきたら、株を買ってくれた人に200万円のボーナスを 支払います。 どこかで沈没したならば、その情報が陸路を通って、4年以内に 連絡されるかもしれません。 後は神に祈って待つばかり。めでたしめでたし。 /*========================================================*/ めでたくないのです。 株を買ったイングリモングリさん(仮名、32歳主婦)は、20 万円も出して買い物をしたわけですが、2年も待てずに、気が変わ ってしまうかもしれません。 払い戻して! なんて無茶を言ってきます。 株の売り買いは自由です。買うのも自由ならば、売るのも自由 です。 いいでしょう、20万円で払い戻しましょう。 めでたしめでたし。 /*========================================================*/ めでたくないのです。 なぜ、イングリモングリさんは、株を売ってしまったのでしょう か? たった2年待てば、その会社から200万円のボーナスがもらえ る、かも知れないのです。 なぜ、たった20万円で妥協してしまったのでしょうか? ひょっとして、イン(略)さんは、船団が全滅すると考えている のでしょうか? ひょっとして、イ(略)さんは、確かな情報を元にその判断を下 したのではないでしょうか? 2年たって、200万円が入ってこないならば、今、20万円で うってしまったほうが、いいのでしょうか? ・・・なんて、こういう風潮(世間一般の傾向)が広まると、皆 が株を売ってくれと、押し寄せてきます。 噂が噂を呼び、会社に何千人という株主が押し寄せてきます。 株の売り買いは自由です。買うのも自由ならば、売るのも自由 です。 いいでしょう、20万円で払い戻しましょう。 しかし、数が多すぎです。 全員を一度に対応することは難しいです。 先着順、などというと、前に並んでいる人を殺しかねません。 皆、血相が変わっているからです。 そこで会社は、 1.安い順に払い戻します 2.早い順に払い戻します というルールを決めました。 すると皆さん、19万でいいから、18万でいいからと、 泣きながらすがってきます。 みんなが皆、値段を下げて交渉するものですから、あっという間 に、株価は500円にまで下がってしまいました。 20万円で買った株(紙切れ)を、500円で売った人は、株と いうマネーゲームの敗者なのかもしれません。 /*========================================================*/ さて、会社としては、どうでしょうか? 20億円で売った株を、2億円ですべて回収してしまいました。 不思議なことに、18億円儲けています。やった! /*========================================================*/ 株は、マネーゲームです。このゲームは、ゼロサムゲーム、 つまり、最終的な損得の合計は、ゼロになります。 このありえなさそうなありそうな変な例でも、差し引き0にな りました。 会社が18億円得して、株を買った人たちが18億円損しまし た。 誰かが得をすると、誰かが損をする、ということです。 /*========================================================*/ さて、2年がたちました。 どうも噂によると、船団は8隻が最後の港を出港したらしい です。 今、株を500円で買えば、2ヵ月後に200万円のボーナスが もらえます。 やばいです! 売ってくれー、売ってくれー、 会社に何万人もの人が、押し寄せてきました。 最初の2,3人には500円で売ってあげましたが、どうも人数 が多すぎます。 先着順、なんていうと、前の人を殺しかねません。 皆、血相が変わっているからです。 そこで会社は、 1.高い順に売ります 2.早い順に売ります というルールを決めました。 すると、5000円で売ってくれ、5万円で売ってくれ、 ・・・ 198万円でハンマープライス! なんて騒動になりました。 結局、最後には199万9千円になりました。 会社は、20億円を集めるはずの株で、150億円を集めてしま いました。 しかもその株というのは、20億円と交換したものを2億円で取 り戻したものですので、 会社としては2億円を150億円に変えたことになります。 どえらいことです。 /*========================================================*/ 前半のお話は、株価が下がるお話でした。 後半のお話は、株価が上がるお話でした。 実際に起こりえるお話です。 {magclick} /*========================================================*/ さいごに /*========================================================*/ どちらに転んでも、会社にとっては得になる気がしますが、 不思議ですね? あれ? こういう話を昔したような・・・でジャブかな。 {magclick} /*========================================================*/ 次回予告 /*========================================================*/ 次回は5月19日(水曜日)に、第450回をお送りします。 お題は「第9回 テスト」 このメルマガでは50の倍数の回にて、テストと称して、 はちゃめちゃな問題を出しています。 お楽しみに! /*========================================================*/ 最後の決り文句 /*========================================================*/ このメールマガジンは、まぐまぐさんから発行しています。 このメールマガジンを解除したい場合は、まぐまぐさんをご利用 ください。このメルマガのまぐまぐアイディーは最後にあります。 このメールマガジンには広告が挿入されていますか? このメールマガジンの内容に文面の引用はありませんか? めーらっくすの場合はめーらっくすの利用方に従ってください。 このメールマガジンの内容の、転用、流用、宣伝、リンク、 人生二度目のイベントおめでとうございます なんて大歓迎です。 {magclick} /*========================================================*/ /*========================================================*/ 発行者 あゆしゃ まぐまぐアイディー 0000020674 まぐまぐバックナンバー http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000020674 あゆしゃの世界 http://ayusya.hp.infoseek.co.jp/ 登録と解除 http://www.mag2.com/m/0000020674.htm ご意見・ご感想・ご質問メール mailto:ayusya@flamenco.plala.or.jp めーらっくす <<過去ログがタイトル別になっています>> http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E1AEE285AB4F |