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▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ 南米旅行記No.38(2004年5月16日 Sun.) ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ Index 1.今週のコラム 2. 株 3.インカ皇帝継承戦争 4.メキシコ旅行記X 5.南米旅行記LXIII 6.あとがき □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今週のコラム 菅直人が民主党の代表を辞任しました。自民党にしてやられたと 言うところでしょうか。おそらく、次の次の内閣で福田官房長官 は、党三役か外務大臣のお墨付きを取り付けたのでしょう。しか し、菅代表には将来はなさそうです。 薬害エイズ事件を暴いた英雄が、小額の国民年金未納で失脚した とは、残念です。同じ失格でも福田氏には総理の目があるような ので、何か割り切れないです。 民主党は三党合意などせずに、「肉を切らせて骨を切る」という 意気込みでとことん未納の件を調べるように持っていくべきでし たね。そうすれば、小泉首相(税金未納疑惑があるそうですからね) も未納兄弟の仲間入りしていたかも知れません。そうすれば、次期 参院選挙で民主党が勝ち、日本も二大政党の時代に入ったかもしれ ません。このままでは、おそらく、民主党は勝てないでしょう。残 念な事です。 2004年5月12日 年金未納問題のことを書いた後から、橋本元総理の年金未納の ニュースが入ってきました。詳しく調べると小泉首相も未納兄弟 になる可能性があるかもしれません。 しかし、元首相まで払っていなかったのだから、「はたして菅氏が 辞任する必要があったのか」と疑問符が付きますね。 公明党の神崎代表と冬柴幹事長も未納議員だというニュースが入 ってきました。神崎〜。「あんたよく菅氏を批判してたな」といい たい。まあ、この件は菅氏も江角マキコを国会に招致するとまで 言っていたのだから、オアイコですか。 2004年5月12日 小泉首相も未加入だったそうです。言い訳は「強制でない頃のこと 」ということです。でも、貯金通帳の支払い記録から調べたという のですから信じられないですね。なぜ、社会保険事務所からの記録 を公表しないのでしょう。やはり、未納なのでしょうか。安倍幹事 長も党五役の記録を公表しないと言っています。何か胡散臭いです ね。 2004年5月16日 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 株 日本株は入れ食い状態です。いつまで上昇するのでしょう。おそ らく、大規模なテロが行なわれなければ12,500円までスト レートに上昇する可能性が高いのではないでしょうか。 今日、内需関連が上昇しましたが、円が106円後半まで買い戻さ れるされたので、明日は、輸出産業の番ではないでしょうか。 値動きの軽いのは、もちろん、東京エレクトロンとアドバンテスト です。 証券も美味しそうなのですが、すでに上がっているので押し目を 狙うべきでしょう。 銀行関係は、新生銀行が面白そう。 それと、いまエドワルドが一番気になっているのがルックです。 そろそろ、信用の規制が解除され二連チャンぐらいでストップが くるのではないでしょうか。有名な仕手株で休火山状態です。 キムラタンが爆騰しましたので、そろそろというところでしょうか。 2004年4月14日 上で4月のことを書いていますが、いま、読んでみると滑稽ですね ゴールデンウイーク明けの日本株は滅茶苦茶で、とうとう、日経 平均11,000円を割って10,800円台になってしまいまし た。11日は200万も損したエドワルドでした。 まあ、ぼちぼちいきましょう。アメリカの長期金利利上げと中国の 金融引き締め、その上アメリカ大使館へのテロの警告が駄目押しし て、日経平均500円という今年最大の下げを演出してしまいまし た。 エドワルドにとって、中国の経済成長ストップで中国関連の銘柄が 下げるのは理解できましたが、アメリカの利上げでなぜ、日本株まで 下げるのかわかりませんでした。テレビによると、アメリカの機関 投資家はお金を借りて株を買っているので、金利が上がると株を売り 手仕舞いするのだそうです。アメリカンが売り始めて、個人の追証 発生により投げが出た結果が、いままで積み上げてきた利益を崩さ れてしまったという投資家が多いのではないでしょうか。株はこわ 〜い。日本株は当分11,000円を挟んだ動きになるのではにか と、アナリストが言っていました。 本当かいな! もう、アナリストなんか信じない。 2004年5月12日 5月14日の株式市場は12日に続いて今年2番目の下げを記録 しました。ある投資指南会社によると、外資証券会社が11,0 00円以下のプット(下がれば儲かる)を大量の買い、日本の証 券会社がそれに売り向かったのだそうです。ですから日経平均も あまり下げていませんでした。 ところが、午後に入って機械受注の予想が下回ったということで、 外資系証券会社が日経先物を大量に売り、損失をヘッジしたい日 本系証券会社も大量に先物を売ったことで、300円以上という今 年二番目の下げを記録してしまいました。 その投資指南会社は、これで6月の第二金曜日に決済されるポジシ ョンが解消されたので、日本株は下げ止まったのではないかとメル マガに書き込んでいましたが、はたして本当なのか。 ここ一週間で深手を負った弱小投資家には、信じる事ができない ですよね。エドワルドはしばらく、様子見です。 2004年5月16日 エドワルド □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 資料不足により、おやすみです。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ メキシコ旅行記X グアダラハラ〜メキシコ間は、当時バスで8時間〜9時間。この メキシコの主要都市の間を、いくつものバス会社が15分おきぐら いにバスを出している。その中の一つのバス会社エストレジャ デ オロのバスに乗った。コーヒーにサンドイッチが付いていたので一 等バスだったのであろう。バスには飛行機のようにスチワーデス (バスの添乗員をこう呼ぶかはしらないが)が乗っていた。スチ ワーデスはもちろん女性で、足が綺麗だった。日本のバスガイド のように観光スポットを説明したり、歌を歌ったりしないが、紺 色の制服を膨らませている大きな胸やスカートの下に真っ直ぐに 伸びている脚線美は、どこぞの国のどこぞのきめ細かいサービス をするサッチーより、男性の乗客を喜ばせているようだった。思 わず涎がでそう。(これは男性でないとわからんだろうね。 なに あなたにも分かる?) 車窓から見える中央メキシコの風景は殺伐とした乾燥した大地の広 がりである。メキシコシティに近づくと山というか丘の斜面に連結部 のセメントが見えるブロックを積んだだけの家々が無数にへばり付い ている。日本では土地が高くなっているところには金持ちが住んでい る。山の手はそのことを表すもっとも端的な言葉であろう。日本は降 雨量も多く土地の低いところは直ぐに洪水でやられるので、少し小高 くなった土地が好まれたのに対して、メキシコなどの乾燥した国(南 メキシコは熱帯雨林に属するのだが)では、土地の高いところには水 も、電気もないという理由で、低所得者が住んでいるのである。気候 が変われば人々の価値観がまったく変わるというのは、至極当たり前 の事であるが、あらためて考えてみると面白い。 バスが着いたのは、北メキシコへの発着拠点である巨大なセントラ ル デ ノルテ(北バスターミナル)である。すでに午後10時を回 っており、バスから降りた人々が小さな簡易カウンターの前に行列を 作っている。タクシーのチケットを買う行列である。エドワルドもバ スで隣に座っていた人から、夜のメキシコシティは危険だからターミ ナルに着いたら、タクシーチケットを買ってホテルまで直行するよう に念を押されていたのだが、天性のへそ曲がりなので、日本以来の列 を作るのが嫌いだという本能にしたがって、ターミナルの外へ出た。 ターミナルの前には無数のタクシーが並んでいた。しばらく、タク シーの大群を眺めていると、数人の人間が寄って来て何か喋ってい る。スペイン語なので何を言っているか分からないが指先は車を指 していて、その延長線上にある車は相当使い古されたタクシーだっ た。これだけボロイ車なら値段も相当エコノミーだと思ったのと、 日本の白タクはタクシー運賃より安く値段を設定しているので思 わずそのタクシーに乗ってしまった。白タクは乗客が道に詳しくな いと分かると直ぐ誤魔化そうとするのだが。 このころのメキシコシティのタクシーにはメーターが付いている タクシーが少なく、タクシーに乗る前に乗客とチョフェール(運 転手)が交渉するというシステムになっていた。このシステムは スペイン語がわからない外国の観光客や街の地図が頭に入ってい ない他の街はからの訪問者には、至極不都合であった。だから、 親切なメキシコ人はタクシーブースでチケットを買うように勧 めたのに、石頭のエドワルドはそれを無視して、自身の日本に おける経験で物事を処理したお蔭で、倍の運賃を払う羽目にな ってしまったのである。アホである。世の中は年寄りが頑固だと 言うが、若者も年寄り以上に石頭なのである 失敗は成長の母である。ちがうか? まあ、同じ様なものだか らいいか。人間は失敗して学ぶものであるから、エドワルドの失 敗も至極当たり前の失敗だったのあろう。エドワルドが初心者マー クをつけていた時代だからね。 つづく・・・・ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 南米旅行記XXXIX イタリア人には恥ずかしいところも見られたので、彼らと離れて旅 をすることにする。アレキパから鉄道でいくという選択肢もあったが、 あえてバスで行くことにする。 バスはオンボロで、ひょっとしたら故障するかもしれないと思った が、鉄道は旅行者専用の運賃があるので安いバスを選んだ。 ここからは、パンアメリカハイウエーもないので、道は凸凹で振動 が激しい。ほそい崖っ淵を走り抜けていく。こんなところまで、人が 住んでいるのかと思われるような崖淵の谷側に、キャンバス生地と木 の棒できた彼らの家(四方に壁はないキャンパス生地が屋根になって いる)が道路の端にへばり付いている。夜、寝ている間に寝返りをう って落ちないのかなと心配になる。父親と子供達が崖に向かって坐っ ている。どんな会話をしているのだろうと興味をそそられる。こんな ところでも、すばらしい孟子のような哲人に教えをこえれば問題ない だろうと思う。 バスが急に止まった。最初、気にも留めなかったが、様子がおかし い。どうも故障したようだ。ラテンアメリカを数年旅しているのだが、 やはり、長時間待たされるのは苦手だ。これは、日本人病だろうか。 欧米に住んで初めて分かったのだが、日本人は待つのが下手だ。少 しでも待たされると、苛苛してしまう。お客様は神様ですと過剰サ ービスに慣れてきた日本人の弊害だろう。 「みなさん、バスが動かなくなりました。男性はバスから降りて押 してくれればありがたいのですが」という放送があった。これも、カ ルチャーショックだ。「なんで、客がバスを押さなければならないん だ」と呟く。でも、この場合、アンデスの山の中でバスが故障した のだから、乗客も力をあわせて難局を乗り切るのは、太古の昔から 続いた人間の生き方としては当たり前のことだが、日本の過剰サー ビスに慣れてきた者には理解できないようだ。エドワルドが「なん で俺がバスを押さなければならないんだ」とブツブツいいながらバ スを押している。バスが地面の土を巻き上げ、服を汚したから大変 だ。 「くそ、押して体力を消耗させられただけでなく、服まで汚される のか」と頭に来ている。 ようやく、バスは動き出すが、一キロも行かないうちに、走らな くなった。2時間ぐらいたった頃、「会社に連絡を取ったが、代替の バスが来るまで時間がかかる。ここからヒッチハイクする人は、料 金の半分を払い戻しします」という連絡があり、払戻金を貰った乗 客が道路沿いに立ち、大型トラックを待っている。 「どうなるんだ」と思っていると、巨大なトレーラーが向こうか ら来た。素早く、お金をリファンドしてもらい、トレーラーによじ 登る。50人近い人間がよじ登ったのだから、トレーラーは小人た ちがしがみ付くガリバーのようだった。 バスと違って、トレーラーの荷台に乗ると、空は全開で、風景が1 80度の角度で見える。谷のそこに紺碧の湖があり、空は夕日によっ てオレンジ色になっている。プロの写真家でもこの美しい情景を表現 できないだろうと思ほど、幻想的な夕闇の一時だった。 つづく・・・・ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ あとがき 長い間、メルマガを発行しないで、まことにすみませんでした。 子供の世話、株の世話、犬の世話など大変忙しくて、文章を書く 時間がありませんでした。 約一ヶ月のブランクがあったのですが、購読者もあまり減りもせ ず、まことにありがたいことです。これからは、出来るだけスキッ プすることなく発行していこうと思いますので、よろしくお願いし ます。 さて、今回のメルマガはどうでしたか、よろしければご感想を いただければありがたいです。よろしくお願いします。 エドワルド ////////////////////////////////// ★ このメールマガジンについてのご意見、ご感想について質問等、 ございましたら cubajapo@m3.kcn.ne.jp までメールして下さい。 ////////////////////////////////// ★ 登録/解除の方法 http://www3.kcn.ne.jp/~cubajapo/melmaga.html 「南米旅行記」は、上記のURLよりいつでも登録/解除可能です。 ★ホームページ http://www3.kcn.ne.jp/~cubajapo/ &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& ★ 「南米旅行記」(週二回) 発行責任者 :エドワルド ★ 発行システム Mailax http://www.mailux.com/index.php E‐magazine http://www.emaga.com/ メルマガ天国 http://melten.com/ 「南米旅行記」は、本サービスを介した情報により発生あるいは 誘発された損害,情報の利用により得た成果、または、その情報自体の 合法性や道徳性、著作権の許諾、正確さについての責任を負いかねます。 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& |