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===================================================== 発行部数 12 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/04/22 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 新しい風 局 名 TBS系 放映日時 木曜22時 キャスト 新見真子(ともさかりえ) 新見昴 (吉田栄作) 林原雅巳(段田安則) 柴田雪乃(伊東蘭) 近沢沙希(新山千春) 柴田綾 (小田茜) 中澤美登里(野際陽子) 延岡良治(橋爪功) 中澤幹夫(植木等) 新見萌 (森迫永依) 延岡さつき(市毛良枝) 黒川敏 (寺田 農) 江口弘之(山下信司) 秋吉圭吾(高杉瑞穂) 佐倉千代子(大森暁美) 森田陽子(匠ひびき) 森田修 (田中 実) 脚 本 後藤法子 浅野有生子 あらすじ 第2話 『ライバル代議士の醜聞』 前日に約束した夕食のカレーを 真子に黙って さつきに作っても らった萌。 そして、真子が手作りした誕生日プレゼントの絵本は、 萌の手で破り捨てられていた。 萌との溝の深さに悩み 自信をなく す真子。 同じ頃、昴は 中澤代議士に呼び出された料亭で、突然 衆議院選 への出馬を要請されていた。 中澤 「政治の世界に新しい風を送りたい。 永田町は君を必要と している。 日本をよい国にしたいんだ。 一緒に政治をやらんか?」 自分の秘書 林原を第一秘書につけるとまで言う中澤。 しかし、昴 は 新聞記者を辞めるつもりが無いと断る。 延岡も、結婚したての 昴が落選したらと 不安を口にする。 返事は一週間後でかまわない と言い残し、忙しい中澤は 次の用事へと去っていく。 座敷に残された昴と延岡は、思わぬ展開に気が抜けてしまった。 何で自分なのか 自分は頭を下げたり金を集めたりはできないという 昴に、女将 雪乃が声をかける。 政治部の記者である昴なら 素養 がある筈。 悪いイメージはマスコミが作った物で、毎晩 遅くまで 話し合っている政治家もいる。 初め持っていた志しを 現実と戦う うちになくしてしまうのだと。 雪乃「志しが無いなら、政治家になる意味がない。」 政治の世界の裏側を見てきた 女将や中澤の言葉が、昴の胸に重く突 き刺さる。 中澤「新しい風を吹き込みたい。」 料亭 志ば多に居合わせたJBCテレビ政治部の江口が、中澤と東 都新聞会長の藤森を見逃すはずがなかった。 昴の出馬を感じ取った 江口は、『代議士の妻たちの世界』と言う企画を出した沙希に 友人 である真子を取材するよう指示を出す。 後の課題は、昴がどの選挙 区から立つのかだ。 昴が帰宅した音で、萌に破られた絵本をあわてて引き出しに隠す真 子。 帰るなり昴は 中澤に選挙に出るよう言われた事を打ち明ける。 東京26区の舟木の対抗馬が降りてしまった為、急遽 代役に仕立 てられたのだと。 突然の事に なかなか事情が飲み込めない真子。 真子「何で? ・・・まさか、引き受けたの?」 昴 「俺は 政治記者だよ。」 賛成できない真子はひとまず安心するが、疲れた昴の様子で 絵本の 事を話しそびれてしまう。 習慣で 朝早く数社の新聞に目を通していた昴が、突然慌てて 飛 び出していく。 昴 「特落ちだ!」 昴が 献金疑惑で追っていた大臣の杉内が、申告漏れを急遽訂正した のだ。 独自に記事にしようとしていた昴の東都新聞だけが 記事に する事ができなかったのだ。 またしても 萌の事を打ち明けそびれ た真子。 東都新聞で 頭を下げ続けている昴。 もう少し早く記事にしてい ればと 延岡共々悔しがる。 翌日 舟木のスキャンダルが流れると いう情報が入る。 解散の時期が早まるから気を取り直していけと、 延岡は昴に発破をかける。 昴に返事の猶予を与えた中澤の第一秘書 黒川だったが、選挙準備 をどんどん進めていた。 昴の秘書になる事に迷いのある林原に 黒 川は忠告する。 勝ち目の無い選挙と思われているが、尊敬する中澤 の選択に間違いはないと。 黒川 「秘書で終わるつもりは無いのだろう? 第一秘書になった 方が得策だ。」 仕事を終えた真子は 姉夫婦が仲睦まじく働いている実家の酒店を 訪ねる。 真子の元気の無い様子を心配する姉 陽子。 陽子 「昴さんと喧嘩したの? 萌ちゃんとうまくいってないの?」 陽子は 仕事の手を休めて声をかける。 気配を察し、母 千代子が 店に出てくる。 千代子「言わんこっちゃない。 わざわざ苦労しに行ったんだ。」 子持ちの昴との結婚を 最後まで反対していた千代子に、弱気なとこ ろは見せられないと、真子はそそくさと帰っていく。 延岡家に萌を迎えに行った真子は、さつきに 萌の事がわからない と 不安な気持ちを打ち明ける。 真子 「ママになるなんて無理。」 さつき「無理かもね。」 意外にあっけらかんと答えるさつき。 幼い時に母をなくした萌は、 写真でしか母の事を知らない。 ずっと昴と2人きりで 生活してき た。 朝早く昴と家を出て、さつきの家で幼稚園のバスを待つような。 さつき「萌ちゃんは 急にママができて途惑っている。 パパをと られると思っているかもしれないし。 きっと真子さんの何倍も途惑 って どうしていいのかわからないでいると思うの。」 さつきの話から 萌の胸のうちを垣間見た真子。 一人公園のブラ ンコに座っていた萌は、体に似合わない大きなランドセルを背負って、 途方にくれたような表情をしていた。 さつきに背中を押され 萌に 近づいた真子は、脇をすり抜けようとした萌を 呼び止める。 真子「私、萌ちゃんのママになるのをやめる。 ・・・でも、萌ち ゃんの事もパパの事も大好きだからずっと一緒にいたいの。 お友達 にならない?」 萌 「ママじゃないの?」 真子の予想外の言葉に 途惑う萌。 真子は萌にハイタッチを要求す るが まだ応える事ができない。 屋台の焼き鳥屋で語らう昴と延岡。 一日中 特落ちの尻拭いでク タクタになった昴は 政治記者って何なのだと 愚痴をこぼす。 延岡「政治の世界に行きたくなったのか?」 正直 どっちがいいかわからない、自分の年令になると他の人生があ ったかもと考えると 延岡は本音を語る。 しかし、萌や真子の事を 考えろと 釘を刺す事も忘れない。 酔って帰宅した昴は、胃薬を取ろうと開けた引き出しの中に 破れ た絵本を見つけてしまう。 すぐさま 萌を起こし叱ろうとする昴を、 真子が引き止める。 昴 「ちゃんと怒らなきゃ ダメだ。」 真子「・・・昴はお父さんだね。 私はこんな風に怒れなかった。」 萌と向き合えず逃げていた事を やっと打ち明ける事ができた真子。 相談できない状況だった自分を 昴が詫びる。 時間はかかっても 萌と親子になる 萌と2人で解決すると誓う真子。 心配は尽きない が、細い肩をした真子の健気な決心を 見守っていこうと 昴は思っ た。 情報どおり、昴が出馬要請された東京26区 舟木の女性スキャン ダルが 週刊誌に掲載される。 テレビのワイドショーに 追われる 舟木。 その画面を眺めていたJBCテレビ政治部の江口は、沙希に 昴への取材を早めるよう 指示を出す。 昴を訪ねてきた林原。 舟木の女性スキャンダルで 解散・総選挙 の日にちが繰り上がりそうだと言う。 昴の決断を待っている時間は なく、昴擁立の遊説準備が進んでいる事を 報告する。 決断の時期 が早まり 焦った昴が林原に切り返す。 昴 「あなたは 私の秘書になる事を納得しているんですか?」 林原「それは あなた次第です。 あなたが納得させて下さい。」 勤務先の書店に客として現れた中澤夫人 美登里が、真子を指名す る。 親切に本を選ぶ真子の様子を 頭から爪先まで眺め回し、真子 の代議士夫人としての資質を見定める美登里。 帰りの車の中、可愛 くラッピングされた絵本を抱えて 美登里がつぶやく。 美登里「教育し甲斐があるお嬢さんね。」 真子を訪ねた沙希は、書店から出てきた美登里を見て 昴の出馬を 確信する。 ダイレクトに真子に質問する沙希。 昴は東京26区で 立候補するのかと。 真子は、今の客が中澤代議士夫人の美登里だと 聞き、昴への要請が本物なのだと思い知る。 萌と向き合う決心をした真子は、修理した絵本を手渡し 優しく諭 す。 真子 「いらないなら、いらないと言って。 物に当たったら 可 哀想だよ。」 黙って受け取った萌は、長い間 ベッドに座って絵本を見つめている。 開いているのは、真子と萌が一緒にいるページ。 「ママもお母さ ん一年生」のママの文字が滲んでいる。 その夜、政治音痴の真子でもわかる舟木が相手では敵わないだろう と、反対する気持ちを 真子は昴に伝える。 昴は、迷っている複雑 な胸中を 真子の前にさらす。 中澤の番記者になった日、「今のま まじゃいかん 政治は変わらない」と中澤が 聞き取れないほど小さ な声でポツリと言った事を、与党の大物代議士もそんなこと言うんだ と嬉しかった事を、昴は忘れられずにいたのだ。 翌朝、もじもじしながら 真子に絵本を差し出す萌。 滲んでいた 「ママ」の文字が 萌の手で濃く直されていた。 見守っていた昴も 上手に直せたと褒める。 涙ぐむ真子に お願いをする萌。 萌 「今度 絵を教えて。」 うれし涙を流す真子が 萌と初めてのハイタッチを交わす。 黒川から 返事の期限が早まったと 志ば多に呼び出された昴。 安定した仕事を捨てる度胸はないという林原の予想に反し、昴は現れ た。 中澤「今の政治の世界では 国民を代表して戦う侍、腹を切って戦 う人間が必要なんだ。」 通された座敷で、黒川に 答えを促される昴。 長い沈黙の後、深々 とお辞儀する昴の姿があった。 昼間 萌と一緒に書いたキティちゃんの絵を 嬉しそうに壁に飾る 真子。 帰宅し 真子の様子に安心した昴が、重い口を開く。 昴 「東都新聞をやめようかと思う。 やってみようかと思う、代 議士って仕事。 決めたんだ。」 真子「私は代議士の妻にはならない。」 絵本の仕事もこれからだし、政治の世界は自分にはわからないと言う 真子。 しかし、真子は覚悟をしていた。 真子「だけど 新見昴の妻は一生やめるつもりない。 昴が決めた 事は 応援する。」 それが 嵐の始まりでした。 寸 評 萌との問題は あっさり解決したようです。 萌にお母さんの記 憶のなかった事が幸いしたようですね。 子供の事は 言葉や直接の 態度で判断するだけでなく 感じ取らないとダメなのですね。 長い 目で見た観察が必要なのでしょうね。 江口を演じる山下さんは 昔『代議士の妻たち』というドラマに出 ていました。 同じTBSで、奥様は大原麗子。 その時の役は 父の 地盤を受け継いで選挙に出る役で、因縁を感じます。 執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 「新しい風」のあらすじ書き、家庭と政治(ソフトとハード)二つを表現する のが難しいです。 第一回目は 政治に傾いて片手落ちだったなと 反省しています。 今回はい かがでしょうか? 今期は 「光るとともに」「ホームドラマ」「アットホームダッド」などを 見ています。 気になったのが、同じ顔ぶれが多い事。 よく言われてますけど。 「天花」の薫ちゃんが 「光るとともに」の音楽の先生 「光るとともに」の篠原涼子ちゃんが 「アットホームダッド」の奥さん 野際陽子さんが 「新しい風」と「電池が切れるまで」 陣内孝則さんが 「離婚弁護士」と「電池が切れるまで」 重ねて出演するって できるのですね。 悪戯メールが多いので、アドレスを変更致しました。 ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願い致します。(飯塚) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |