メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/04/15 離婚弁護士 (1)  2004/05/07


===================================================== 発行部数   13 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/04/15 (Thu) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 木曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 離婚弁護士
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 間宮貴子(天海祐希)
 本多大介(玉山鉄二)
 吉田香織(ミムラ)
 柳田俊文(佐々木蔵之介)
 村井奈津子(久我陽子)
 山岡哲治(陣内孝則)
 井上紀三郎(津川雅彦)
脚  本 田渕久美子

あらすじ  第一話 裏切られた女

 間宮貴子(天海祐希)は、広澤・間宮法律事務所と書かれた文字を
愛しそうに見る。
 受付嬢・吉田香織(ミムラ)に、次々と文句を言い続けるが、貴子
は誰も出勤していないことを知り、愕然とする。2人の弁護士は初日
の今朝、いきなり辞めると電話してきたらしい。
 事務所には香織がいるだけで、秘書も、辞めると電話してきただけ。
 顧問契約してくれるはずの企業も、次々と断ってくる。

 共同経営者の広澤善之(竹野内豊)まで、ここに来ていなくて、元
の大田原法律事務所にいる。

 貴子はタクシーで元の職場、大田原法律事務所に乗り付ける。
 乗り込んでいくと、広澤はここのパートナーになっていた。
 「要するに、裏切ったってことね」と貴子。
 「間宮.....」と広澤。
 「なれなれしく、呼ばないで!」と貴子。
 「君ならやっていけるよ」と広澤。
 「弁護士も根こそぎ辞めてって!?」と貴子。
 「え!?」と広澤。

 「大田原先生、結構な妨害、ありがとうございます。わたし、強い
ですから」と貴子は大田原に言うと出ていく。

 「結構気が強いね」と大田原。
 「約束してくれたはずですよね、妨害しないって.....」と広澤。
 「言えた立場か?」と大田原。

 貴子は、大田原法律事務所に入って10年。アソシエイトとして高
い成績を収めてきた。だが、手柄はいつも上の者に持って行かれてし
まう。
 そこで広澤に独立をもちかけ、交渉成立のはずだったが.....

 がっくりしている貴子の所に依頼人が来る。
 夫と離婚したいという女性だが、それは専門外、と貴子は追い返す。
 香織にも、うちは企業法務専門。ああいうしょぼい仕事はしないと
言う。

 貴子は帰宅してからも、方々に電話して、弁護士のスカウトに努め
る。


 翌朝、颯爽と出勤する貴子。香織に、新しい弁護士が来るという。
 「独身ですか?」と香織。
 結婚相手狙いかと貴子に聞かれても、香織は否定しない。
 その新しい弁護士への年俸が3000万と聞き、香織は事務所の収
支を心配する。
 事務所は、経費だけで約300万。これでは、香織の給料も出ない
のでは?と心配になる。香織は税理士を目指しているので、お金のこ
とは気になるという。
 それに、貴子は強気だが、今まで自分で仕事をとってきたことはな
いでしょ、と香織。

 貴子は、封筒に印刷された、『広澤・間宮法律事務所』というのも
作り直すといい、香織は経費を心配する。
 窓のシールの『広澤』の文字は、ちょうど外側の窓掃除をしていた
青年に、身振り手振りで指示してはがして貰う。

 だが、いつの間にか青年はいなくなっていて、ブランコだけが残さ
れている.....

 驚き、慌てて貴子達が外に飛び出すと、青年は下に落ちていた。
 慌てて野次馬を追い返す貴子に、「もめ事ですか?」と男が近づき、
名刺を差し出す。
 弁護士・柳田俊文(佐々木蔵之介)。実は、柳田は貴子が雇った弁
護士だった。

 柳田は、きちんと報酬さえ貰えればいいと言い、18社と顧問契約
しているという。

 貴子が、とりあえず事務所に寝かせていた窓ふきの青年・本多大介
(玉山鉄二)は、ここで雇って欲しいと言う。
 本多は弁護士でも、その卵ですらないが、彼女が、結婚するなら医
者か弁護士かサッカー選手でなければ、と言うから、弁護士になりた
い、と。
 「サッカー選手になれば?」と貴子。
 「でも、サッカー選手には、もう年だし、医者は血も怖いし。だか
ら弁護士かな」と本多。

 最初の仕事で、あの男、つまみ出してと言う貴子に、柳田は、契約
にない、とさっさと自分の机を決めて着席。
 「お給料、払えないかもしれないですよ」と香織は本多に囁く。
 でも本多は、給料は要らないと言う。大学5年生でもう授業もほと
んど出なくていいし、窓ふきのバイトで貯めたバイト代もあるし、と
言う。
 給料無しでいいと聞いて、貴子の気が変わる。
 にぎやかしにいいと香織。


 貴子の大田原法律事務所時代のクライアント企業のホールガン証券
の中川洋司(山路和弘)の妻・中川恭子(宮崎美子)という女性が訪
ねてくる。中川恭子(宮崎美子)という女性が訪ねてくる。
 だが、来た内容は離婚の代理人になって欲しい、ということ。
 貴子はそうわかると断る。

 でも、立ち上がった貴子に恭子は、洋司側の代理人は広澤と言う。
 貴子の闘争心にムラムラと火がつき、引き受ける。

 恭子は、洋司に愛人がいるという。

 洋司は、広澤に妻と別れる気はなく、連れ戻したいという。
 本当はどうですか?と聞く広澤に、「つまみぐい」と洋司。
 「いない、で通しましょう。しばらく、その女性にも、会わないで
下さい」と広澤。

 貴子は、恭子の話を聞くが、要領を得ない。
 みんな、「初めてでしょう、こういう案件は」と心配するが、「失
礼ね、わたしを誰だと思っているのよ」と貴子は高飛車。

 でも、貴子の実態は、変装して、本屋で離婚の本を買い漁っている。

 広澤が洋司の件を扱わされたのは、独立を企てたことの見せしめ。

 「こういうところ初めてで.....」と気後れする恭子を伴って貴子
は家裁に赴くが、乗ろうとしたエレベーターに、先に広澤と洋司が乗
っていた。
 「よろしければ?」と言う広澤に、「結構」と貴子は断る。

 調停不調となった。
 貴子は証拠を集め、洋司の愛人の証拠を集め始める。

 貴子は本多を伴って、今日はお手伝いさんも来ていないはずの水曜
日に、恭子に導かれて、中川邸に乗り込む。
 貴子は怪しそうな領収書を見付け、恭子は洋司の愛人らしい女性の
写っている写真を持ってくる。


 貴子も柳田も、離婚裁判は醜い争いになることが多いと言う。
 それを聞いて本多は、恭子が耐えられるか、迷っているのではない
かと心配する。
 「人間、誰しもそんなに強くないから。先生みたいに」と本多。
 「一言余分なのよ!」と貴子。

 広澤から貴子に電話。
 今回、恭子に不利な証拠は沢山集めてある。だから、ここは話し合
わないか?どうしても争うなら、離婚できても慰謝料も取れず、親権
も手放すことになる、と広澤。
 即座に断る貴子に、「奥さん(恭子)に伝えてくれ」と広澤。そし
て、「法廷では、ありとあらゆる手段を使って追いつめる」と付け足
す。

 貴子は恭子に、裁判か話し合いか決めて欲しいと言うが、恭子は裁
判に勝てるか聞く。
 「勝つんです」と貴子。
 恭子は、貴子ならどうするのか聞き、貴子は、何かを得るには犠牲
がつきもの。今までそうしてきた。努力しないで後悔はしたくない、
と答える。


 オープンカフェで恭子と洋司の話し合いが、貴子、広澤同席の元、
もたれる。
 だが、広澤は一方的に恭子を非難し、挙げ句、貴子まで今回の独立
は勇み足、女の浅知恵だとバカにする。
 だが、それを聞いて、恭子の怒りが爆発する。
 そして恭子は激昂し、「先生、裁判やめます!でも、家には絶対帰
りません!!」と言い出す。そして、慰謝料はいらないが、子供は手
放さない!と続ける。
 貴子は、裁判になれば、慰謝料も子供の養育費も、もちろん親権も
勝ち取ってみせる!と宣言。

 去っていく貴子と恭子を見送りながら広澤は、「やられましたね」
と言う。
 「初めてですよ。あれがこんなにはっきり言うの」と洋司。

 「言いましたね」と言う貴子に恭子は、「後悔したくありませんか
ら!」と答える。


 本多が、洋司の愛人の写真が撮れたと駆け込んで来る。
 だがその時恭子が来て、離婚を辞めて、家に戻ることにした、と言
う。
 あの後、洋司から電話があり、もう一度話したいと言って、謝って
きたという。今まで何があっても謝ったことのなかった洋司が、初め
て初めて謝った。愛人も認めて、別れると言ってくれたという。
 あっけにとられた貴子に、恭子は自分が強くなれたのは、貴子のお
かげ。貴子のおかげで別れるのではなく、もう一度やり直すことがで
きる、と。
 一方的に話す恭子に、貴子はただ、「お幸せに」と言うのみ。

 本多が持ってきたケーキとお水に、「コーヒーでしょ!」と貴子。
 だが、香織に、着手金50万円だけなのだから、お水で充分、と言
われる。

 そこに、大田原法律事務所の山岡哲治(陣内孝則)弁護士がコーヒ
ーを持って現れ、貴子は何かと有名人だから大変だろう、と言う。
 そして、山岡は広澤が戻ることになった理由を話す。
 「パートナーになりたいんでしょ」と貴子。
 だが、昔、貴子が広澤と組んで作ったIQJの合併契約に不備があ
り、広澤がクライアントから訴えると脅されていた。
 その時、大田原が、広澤が残るなら、貴子を守ってやるが、広澤も
独立するなら貴子を潰す、と圧力をかけられた、と言う。すなわち、
広澤は貴子の身代わりになった.....

 開業祝いにメシでも食べるか?と誘う山岡を、貴子は今日は疲れて
いるから、と断る。

 ため息をつく貴子に、広澤から電話がかかり、飲みに来ないか?と
言う。

 行きつけのダイニングバーに現れた貴子は広澤に、何で黙っていた
の?自分が出るところ出て片づけるから、と意気込むが、もう終わっ
た、と広澤。
 「あなたのそういうとこ、嫌い。自分だけ、かっこつけて.....お
礼言うべきね」と貴子。
  「じゃ、ここ、おごってくれる?」と広澤。

 広澤は、今回の離婚騒ぎは新鮮だったという。
 女の方が、腹が据わっているから、と貴子。
 広澤は、今まで企業の書類だなんだに振り回されていたが、やはり
基本は人間だと知ったという。二人の幸せを解決するために、法律が
使われる.....
 貴子は、自分は企業相手の世界に戻りたいけど、生身の人間に触れ
たければ、ウチの事務所に来る?と言う。

 だが広澤は、上海に行くことになっている、と言う。
 「体のいい左遷じゃない」と言う貴子に、「間宮なら、どうする?」
と広澤。
 「わたしなら、上海へ行って、どでかいこと、してやる!」と貴子。
 「そういうこと」と言うと、戻ってきたら貴子を迎え入れてやると
言う広澤に、その前に返り咲いてやる!と貴子。そして、弁護士は謝
ってはいけない、と言う。

 広澤が出て行った後、貴子はオーナーの村井奈津子(久我陽子)と、
広澤のキープボトルを空ける.....


 遂に貴子達は、家賃が払えず、事務所を引っ越すことになる。
 そこに老人が来て、貴子は引っ越し業者と勘違いするが、その時、
山岡から電話。
 その老人はすごい人で、給料3ヶ月分払っておいたから、後は貴子
で払えるようがんばれ。これが事務所開きのお祝い、と言う。

 老人・井上紀三郎(津川雅彦)は、今まで、錚々たる企業合併に携
わってきたという。
 喜ぶ貴子に、書類作成を担当してきたと井上。
 なんと、井上はパラリーガル!!毎年あきらめずに、司法試験受験
だけは続けているという。
 「ボクも受けているんです」と本多。
 「では、ライバルですね」と井上。

 ビルを出た貴子は、オフィスだった窓の自分の名前を指さし、「い
つかここに帰ってきてみせるわよ!だって、間宮貴子だもの!」と自
分に言い聞かせる。


寸  評  離婚訴訟を手がけるのだと思ったら、復縁してしまいましたね。
 貴子を見ていると、会社のキャリアウーマンを自負している人と重
なります(自分にも心当たりがある)。大きな仕事、しなければ、と
張りつめています。
 それに対して、広澤の方が大人ですね。陰で黙ってサポートして、
自分はつまらない仕事でも、クールに決める。

 これから、貴子を含め、一癖もふた癖もありそうな人たちが、どう
活躍していくのか、なかなか楽しみです。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 初回からすっかり遅れてしまって、申し訳ありません。
 ビデオ録画が特番によって欠けてしまったのが、悪夢の始まりでした。
 幸いビデオは親切な方から、頂くことができ、あらすじは、こうして配信に
こぎ着けました。

 悪夢その2は、突然出張に行かされて、その先で、全然ネットにつなげなく
なってしまったことです。
 そのため、その間の発行が停止してしまい、大変ご迷惑をおかけしました。
 執筆してくださった方々にも、ご迷惑をおかけしてしまいました。

 これからゴールデンウィーク、追いつけるよう、頑張ります。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。