|
NO.51 フィリピンの家庭料理(主食) 暫く、フィリピンに住んでいました。 米を主食とする同じアジアの国ですが、気候、風土、歴史が育んできた 人々の暮らし、食生活は日本のそれとは異なることも多く、 戸惑いながらも、発見と驚きの日々を過ごしました。 主食の粘り気のないご飯は、白いご飯のままいただくのが一般的ですが、 チャーハンにしたり、もち米を使って炊き込みご飯にしたりもします。 なかでも、「お粥」は簡単に作れることから、日本に帰った今も時々食卓に上ります。 お粥といいましても、あちらでは、ちょっとしたお祝い事のときに、鶏一羽全部を使って作る、ごちそうの料理です。 我家ではホームパーティの定番料理でもあります。 これは、残りご飯と鶏の手羽で簡単に作る方法です。 フィリピンのお粥の作り方 材料 生姜、にんにく、玉ねぎ、鶏手羽、残りごはん、わけぎ(長ネギでも)、すだち(レモンでも) それぞれの量は好みで適当に。 (1)生姜とにんにくをスライス(すりおろしても)し、玉ねぎはみじん切りにする (2).鶏肉の手羽は適当に2つ位に切り、切れ目をいれる。 (3).深い鍋に、油を少々熱し、(1)をいため、さらに(2)の手羽を加えていためる。 手羽の表面の色が変わったくらいのところで、水をたっぷり注いで煮る。 沸騰したら弱火にする。 (鶏肉の臭いを飛ばす意味で、蓋をしない) (4)鶏肉の形が崩れる(骨と身が離れそうな)までになったら、残りご飯を入れる。 途中、水を足したり、かき混ぜたりしながら、ご飯がとろとろになるまで火にかける。 塩、味の素(フィリピンでは)などで調味し、できあがり。 ※ 本来は、残りご飯ではなく、米から炊きます。その場合は、(3)の水を注ぐところで入れます。 お皿によそって、すだちを絞り、わけぎのみじん切りをかけて、スプーンでいただきます。 場所や気候が変わるとおいしさも違ってしまうことがありますが、 アツアツのお粥は、南の国でも北の国でも、変わらないおいしさです。 家族が揃った休日前の夕食などにぜひ、お試しを。 ★ http://sheshe.hp.infoseek.co.jp |