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タイトル:素敵な暮らしをあなたに  2004/05/04


NO.51

フィリピンの家庭料理(主食)
 
暫く、フィリピンに住んでいました。
米を主食とする同じアジアの国ですが、気候、風土、歴史が育んできた
人々の暮らし、食生活は日本のそれとは異なることも多く、
戸惑いながらも、発見と驚きの日々を過ごしました。

主食の粘り気のないご飯は、白いご飯のままいただくのが一般的ですが、
チャーハンにしたり、もち米を使って炊き込みご飯にしたりもします。
なかでも、「お粥」は簡単に作れることから、日本に帰った今も時々食卓に上ります。
お粥といいましても、あちらでは、ちょっとしたお祝い事のときに、鶏一羽全部を使って作る、ごちそうの料理です。
我家ではホームパーティの定番料理でもあります。

これは、残りご飯と鶏の手羽で簡単に作る方法です。

フィリピンのお粥の作り方

材料
生姜、にんにく、玉ねぎ、鶏手羽、残りごはん、わけぎ(長ネギでも)、すだち(レモンでも)
それぞれの量は好みで適当に。

(1)生姜とにんにくをスライス(すりおろしても)し、玉ねぎはみじん切りにする
(2).鶏肉の手羽は適当に2つ位に切り、切れ目をいれる。     
(3).深い鍋に、油を少々熱し、(1)をいため、さらに(2)の手羽を加えていためる。 手羽の表面の色が変わったくらいのところで、水をたっぷり注いで煮る。
       沸騰したら弱火にする。
     (鶏肉の臭いを飛ばす意味で、蓋をしない)
(4)鶏肉の形が崩れる(骨と身が離れそうな)までになったら、残りご飯を入れる。
途中、水を足したり、かき混ぜたりしながら、ご飯がとろとろになるまで火にかける。
塩、味の素(フィリピンでは)などで調味し、できあがり。

※ 本来は、残りご飯ではなく、米から炊きます。その場合は、(3)の水を注ぐところで入れます。
お皿によそって、すだちを絞り、わけぎのみじん切りをかけて、スプーンでいただきます。

場所や気候が変わるとおいしさも違ってしまうことがありますが、
アツアツのお粥は、南の国でも北の国でも、変わらないおいしさです。
家族が揃った休日前の夕食などにぜひ、お試しを。


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