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タイトル:Daily Drama Express 2004/04/15 新しい風 (1)  2004/04/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/04/15 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 新しい風
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 新見真子(ともさかりえ)
 新見昴 (吉田栄作)
 林原雅巳(段田安則)
 柴田雪乃(伊東蘭)
 近沢沙希(新山千春)
 柴田綾 (小田茜)
 中澤美登里(野際陽子)
 延岡良治(橋爪功)
 中澤幹夫(植木等)
  新見萌 (森迫永依)
  延岡さつき(市毛良枝)
  黒川敏 (寺田 農)
  江口弘之(山下信司)
  秋吉圭吾(高杉瑞穂)
脚  本 後藤法子
 浅野有生子

あらすじ  第1話 『夫の転職先は永田町でした。』

 児童専門書店で働く真子は、東都新聞政治部記者 新見昴との結婚
を控えている。 昴には5年前に亡くした前妻との間に 間もなく
七歳になる女児 萌がいた。

 2人が結婚式を挙げるレストランで 日本進民党の大物国会議員中
澤の妻美登里が 昼食会を催している。 中澤婦人会という 中澤派
の議員の妻たちの結束を図るのだ。 次期総裁を狙う中澤が 総理に
なれるかどうかは 若手議員の票の取りまとめが鍵。 総裁選まであ
と一週間、美登里は、急に欠席をした 杉内夫人に憤る。

 結婚式の司会を頼んでいた真子の友人 沙希は、JBCテレビ 政
治部記者。 打ち合わせのレストランで見かけた中澤夫人会から「代
議士の妻たちの世界」という企画を思いつく。

 中澤の番記者を務める昴は、中澤派の杉内の献金疑惑を追っていた。
 仕事に夢中になるあまり、式の打ち合わせにも遅れてくる昴。 真
子は、昴の仕事への情熱を理解し 信頼している。 昴も絵本作家に
なるという 真子の夢を大事にし 互いに尊敬しあっているのだ。

 一週間後、結婚式を終えた真子と昴は、萌とともに朝食の席に着く。
 父を慕う萌は 仲睦まじい昴と真子の様子が面白くない。 その夜、
上司 延岡の家で開かれる萌の七歳の誕生日会には 必ず早く帰るか
らと約束する昴。 恒例のハイタッチを昴と交わし見送る萌だが、真
子には頑なな態度を崩さない。


 中澤は 総裁選 最後のチャンスを逃した。 敗因は、中澤派の杉
内が 若手議員を引き連れて 現総裁小田島派に寝返った事だ。 杉
内は、引き換えに国土交通省 大臣のポストを手に入れた。
昴は 杉内を自宅に取材し、中澤派の離脱と 伸国開発からの献金が
関係しているのではないかと 詰問する。 若手議員を獲得するため
に、献金を 工作資金として流用したのではないかと。 政治資金規
正法で厳しくなった今はありえないと 杉内ははぐらかす。

 杉内から真相を得られなかった昴は、中澤に取材を申し出る。 中
澤の地元山梨についていくという昴に、東都新聞の上司 延岡は 萌
の誕生日会をする夜までには帰れと念押しする。 昴を記者として一
人前に育てた延岡は、書きやすい記事だけ書いていては駄目だという
のが口癖だった。 延岡は 昴の仕事振りが頼もしくもあり、家庭を
顧みず突進していく姿勢を危ぶんでもいた。

 夕暮れの山梨まで追ってきた昴を、中澤は迎え入れる。 杉内の件
をぶつける昴。 悔しい思いをしているはずの中澤が 何故杉内を庇
うのか 献金疑惑のある杉内を切り捨てたのか と。
 昴  「これでいいんでしょうか? 金で買った数あわせで決まっ
てしまうような政治で。」
 中澤 「外野から言うのは楽だ。」
不正を監視する目は必要だと言う昴に、興味本位で書かないで 番記
者なら番記者らしくしろと 秘書の黒川が指摘する。
 中澤 「水清ければ、魚すまず。」


 夢だった自分の絵本出版の打ち合わせで遅くなった真子が、萌の待
つ延岡家に駆けつける。 萌は幼い頃に母を亡くした為、世話を焼い
てくれる延岡夫妻を慕っている。 自宅とは打って変わって 伸び伸
びとくつろぐ萌。 真子が手渡した手描きの絵本の誕生日プレゼント
を そっけなく受け取る。

 ケーキを切る段になるが、萌は 昴を待つと言い張る。
 萌  「パパじゃないとダメだもん。 絶対来るって約束した。」
萌の涙が 真子の書いた絵本の上にこぼれ 絵の中の萌がにじむ。 
驚き、持て余す真子と延岡。 昴が駆けつけた時には、萌は泣きつか
れ眠り込んでいた。
 さつき「うちでいつでも相談にのるわ。 萌ちゃんは孫みたいなも
のだし うちは子供いないし。」
仕事に夢中になる昴に、なさぬ仲の真子と萌を心配した延岡は 家庭
を顧みるよう釘を刺す。

 帰宅後、萌の枕元に プレゼントの色鉛筆を並べ、寝顔を見つめ 
髪を撫でる昴。 晩酌をしながら 真子と語りあう。 帰り道では 
絵本の出版を打ち明け喜んでいた真子が、本屋のバイトをやめると言
い出した。 萌と一緒にいる時間を作りたい 絵本より萌との生活が
大事だからと。 真子には、萌の流した涙が 応えていた。
 真子 「パパじゃなきゃダメって言うのは 私じゃダメって言う事
なんだよ。」
子供好きだから大丈夫と 自分に言い聞かせていた真子だったが、本
当の母になれるのか ずっと不安を感じていたのだ。 昴は 早く帰
宅し協力するからと 真子の夢を大事にするよう励ます。
 真子 「昴の早く帰るは 当てにならないから。」
笑いあい これから力をあわせてがんばる事を誓い合う2人。


 中澤がよく利用する赤坂の料亭 志ば多。 民衆党ナンバー2の舟
木茂男の対抗馬に誰を当てるのか 中沢は苦慮していた。 腹を決め
た中澤は、酔った勢いで 秘書の林原に、思わせぶりに話す。 自分
が出馬なんてと 否定しながら 政治家志望の林原は 喜びが隠せな
い。


 約束どおり昴が早く帰り、3人揃った夕食の席。 真子が萌のため
に 甘い玉子焼きを用意する。 萌と真子の両方を気遣う昴は、萌と
の会話に真子を加えようと気を配る。 それが面白くない萌だが、
渋々 翌日の夕食は カレーライスがいいとリクエストする。


 中澤の秘書 黒川からの電話で呼び出された昴と延岡が、赤坂の料
亭 志ば多にやってくる。 異例な出来事に 何事かと冷や冷やする
2人。 女将に迎えられ、いつものカウンターではなく 座敷に通さ
れる。 座敷では 中澤・黒川・林原と 意外な事に 東都新聞の会
長 藤森もいた。
極秘資料 次期衆議院選 立候補者名簿を 手渡された昴は、杉内の
件の口止めかと 勘ぐる。 しかし、その名簿の中に、「新見たかし」
という自分の名前を発見する。 
 昴 「・・・どういうことでしょう? 私の名前が。」
唇を震わせる昴に、黒川が念を押す。 
 黒川「あなたに東京都26区 衆議院議員選に 立候補して頂きま
す。」

 昴同様 初耳だった延岡と林原。 藤森は、東都新聞社から候補を
出してもらえるなんて ありがたいと 手放しで喜ぶ。 自分は一介
の新聞記者だと 昴は断る。
 中澤 「一介の記者である前に国民。 外野から行っても政治は変
わらない。 君の秘書には 林原をつける。」
 自分が出馬かと考えていた林原は 寝耳に水の話しに驚く。 民衆
党の幹事長 ナンバー2の対抗馬と聞き、負け戦になる事がわかって
いる延岡は 反対する。
 延岡 「もし落選したら、こいつの人生 どうするんです?」
席を立ち 立ち去ろうとする昴に、中澤が声をかける。
 中澤 「新しい風だ。 政治の世界に新しい風を送りたい。 永田
町は君を必要としている。 日本をよい国にしたいんだ。 一緒に政
治をやらんか?」


 約束したカレーの材料を買い込んだ真子は、萌を学童クラブに迎え
に行く。 だが、姿が見えない萌。 既に暗くなっている中、真子は
萌を探し回る。 困り果て さつきに電話する真子。 萌はさつきに
 真子が仕事で遅くなると嘘をつき、夕食のカレーを食べさせてもら
っていた。
 考え込み 座り込んでしまう真子。 我に返り、萌を迎えに行こう
と立ち上がる。 ゴミ箱には 真子が贈ったプレゼントの絵本が破り
捨てられていた。

 真子にも 昴にも 風が吹き始めていた。


寸  評  昴の名前が 選挙の候補に挙がりました。 ひょうたんからこま
 という感じです。  でも、大きい小さいの違いはあれ、どこにで
も誰にでも考えられる話です。 だってみんな国民で県民で市民で 
何かしらに所属しているんですから。 外野から言うのは簡単って言
うのは 耳の痛い話です。

 昴の真子への愛情が 見ていて恥ずかしくなるほどでした。 吉田
栄作さん 年令を重ねて 素敵になりましたね。 ただ、娘への気の
かけ方は 間違っているかもしれません。 子供好きだからって い
きなり家族にはなれないだろうし、任せられても・・・。 これから
先、ますます痩せてしまうのじゃないかと 心配でなりません。

執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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 初めての政治ものです。 不慣れですが、これから3ヶ月 よろしくお願い
致します。

 仙台を題材にしたNHKの朝ドラ「天花」、視聴率が悪いそうです。 この
話は、こうあったらいいな こんな子いたらいいなという 夢の話のようです。
 天花ちゃんみたいな可愛い子 なかなかいませんよね。  薫ちゃんタイプ
は いっぱい見ますけど。 お祖父ちゃんやお父さんのキャラクターは 面白
いと思います。
 朝ドラって、西と東 半年交代で作っていますね。 以前は、西が担当する
と 天才が主人公になる事が多く、東が担当すると 普通の人が 努力と元気
で頑張る話が多いと思っていました。 でも、今回の東はどうでしょう? 天
花ちゃんを特別な人にしない方が、みんなが感情移入しやすいように思うので
すが。(飯塚)

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