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タイトル:Daily Drama Express 2004/02/05 異議あり (5)  2004/04/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/02/05 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 異議あり! 〜女弁護士 大岡法江
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜20時
キャスト 大岡法江(高島礼子)
 遠山国士(伊東四朗)
 外園律子(戸田恵子)
 村上環希(新山千春)
 岡原文雄(小泉孝太郎)
 藤林防人(金田明夫)
 服部厚実(青田典子)
脚本  戸田山雅司

あらすじ  岡原文雄(小泉孝太郎)が手錠を掛けられ、収監される.....

 なんと実地研修だったのだ。収監されることのつらさを身をもって
知るための.....

 大岡法江(高島礼子)は、いつ父・越前公平の借金を完済して、波
礼島に帰れるのか、村上環希(新山千春)に聞く。環希は、先月の黒
字はたった130円。これで計算すると、あと5千年。

 そこに、環希の友達・島田美緒(宝積有香)が訪ねてくる。助けて
欲しいという。
 美緒の彼氏・拝島(布川敏和)は、彼女のせいで傷害事件を起こし、
東京中央拘置所に収監されている。美緒の要求は、拝島を釈放して欲
しいと言うこと。

 法江が接見に行くと、拝島は弁護士なんていらない。やっちまった
ものはやったまったもの。情状酌量のための小芝居なんてできるか!
と背を向ける。

 事件は、美緒と拝島が路上でお弁当を売っていたが、美緒が1人に
なった時、チンピラが美緒に言い寄ってきた。そこに戻ってきた拝島
は、チンピラ2人を叩きのめし、全治三ヶ月の怪我を負わせ、駆け付
けた警察官に現行犯逮捕された。
 拝島には、少年院への入所歴も、執行猶予の経歴もある。拝島はす
でに30歳。

 法江としては、病気で入院している拝島の母・道子(岩本多代)の
ために、情状酌量を取ろうとする。

 法江の保釈請求は岡原が審議する。
 岡原は三好検事に相談したが、これから法廷のある三好は、「そん
なことは議論の必要もないでしょ」と言う。

 拝島は保釈され、道子の所に行くと、道子はいきなり、拝島の頬を
叩く。そして、怪我させた相手の身を案じる。
 道子は、夫が早くに亡くなり、生きていくのに必死で、ろくなしつ
けもできなったと悔やむ。
 法江は、拝島の暴力は、今まですべて人をかばってだったと慰める。

 三好検事が49部に怒鳴り込んでくる。何で拝島を保釈したのか!
と。
 岡原は請求があれば保釈するのが原則だし、自分はたった一泊でも
拘留されるつらさを体験した。だから保釈したと言う。
 三好は、簡単に保釈して、証拠隠滅や逃亡したら、裁判所の責任だ
と言い、藤林防人(金田明夫)は、収監しておいた方が審議がスムー
ズに進むと、文句を言う。
 だが遠山は、保釈をするかどうかは、判事の決めることだから、と
言う。


 法江と環希は、拝島の作ったお弁当を食べて幸せそうな顔をする。
普段食生活貧困だから、と。
 でも、途中で法江は拝島に、「ちょっとチャーハン、ベチャッとし
ているかな」と言う。
 「殴られる!」と環希は焦るが、拝島は謙虚。「弁当の感想を言っ
てくれる人は皆先生」だからと。

 美緒は、拝島が父の弟子だったが、父とぶつかって店を辞めてしま
い、独学で料理を勉強したと言う。

 拝島は法江に、少年院に入った時の弁護士が、「少年は、昼も夜も
働いている母親に構われなかった(から、ぐれた)」と言ったことに
腹を立てていた。母親のせいでぐれたのではないのに、「全部お見通
し」のように言う態度に腹を立てた。
 「そうね、知り合ったばかりで何も知らない。でも、わたしは知ろ
うと努力しているの。知ることが仕事だから」と法江。


 検察官による証人への反対尋問。証人・島田美緒。
 三好検事は、拝島が過去2回傷害事件を起こしていることを問う。
 「もう、二度と起こさせないように、と思いました」と美緒は答え
る。
 だが三好は、美緒の目の前で傷害事件が起きたことを問う。また、
美緒が従業員であることも。

 その法廷には、拝島が殴ったチンピラが傍聴に来ており、拝島を野
次る。
 拝島は被告人席から立ち上がる。
 遠山は傍聴人(チンピラ)の退廷を命じるが、彼らは聞かない。
 そこで拝島はチンピラに飛びかかっていく。
 非常ベルが鳴らされ、警備員達が駆け込んできて、チンピラと拝島
を取り押さえる。

 和解室に呼ばれた法江と三好。
 法江は、保釈が取り消されなかったことを感謝し、拝島は自力で更
生出来ると言い切る。それを次回公判で証明してみせる!と。
 「また、勢いだけで言ってませんか?」と遠山。法江は答えない。

 またお店が続けられると喜ぶ美緒。
 だが、そこに美緒の父親が乗り込んできて、また拝島が事件を起こ
したから、と美緒を実家に連れ戻す。

 法江が幌馬車で飲んでいると、遠山が入ってくる。
 法江は帰ろうとするが、「まだ残ってる」と遠山。
 そして、「できてから初めて鳴らしたんだ。あんな音がするんだね
ぇ.....以上、独り言」と言う。

 法江の携帯が鳴り、法江は飛んでいく。

 法江は拝島と一緒に、美緒の父親に頭を下げる。
 だが、美緒の父親は、妻共々もう我慢の限界だ!「作った料理で、
それがどういう人間か、我々にはわかります」と言うと、もう店を閉
める時間だ、と2人を追い出す。

 気を落とす拝島に、法江は弁当屋を手伝うから続けるよう言う。
 「ムショに入っても続けていたりして」と拝島。
 「わたしが絶対入れさせない!」と法江。

 本当に、法江と環希は弁当屋を手伝う。拝島の弁当は人気がある。
 環希は、人間誰しもおいしいものには敏感ですから、と言う。
 それを聞いて法江は、美緒の父親の、「作った料理で、作った人が
どういう人かわかる」という言葉を思い出し、拝島の弁当を、どこか
へ持っていく。

 拝島は遂に法江を「先生」と呼び、法江は感激する。


 情状証人への主尋問。
 法江が美緒の父親に尋問する。
 美緒の父親は拝島の料理を、センスがあるが、繊細さを欠き、それ
を指摘すると怒って店を辞めてしまった、と言う。

 法江は、美緒の父親に、拝島の弁当を二度食べて貰った時のことを
聞く。
 一度目に食べて、びっくりしたと言う。料理の腕が上がり、それが
独学で勉強したと聞き、驚いた。毎日研究していたのだ、と。

 検察側は、被告・拝島の恋人の父親の証言では、客観性を欠くと主
張。
 法江は、それは先生をしている証人に対する侮辱だと、異議申し立
て。

 美緒の父親は、拝島と美緒の交際を認めていない。しかし、法江に
味見をして欲しいと頼まれ、料理のプロとして、本当のことを言わざ
るを得なかったと証言。
 法江は、一番確実な証拠なのだから、と、みんなにも酢豚弁当を配
る。
 三好検事も法江に、「証拠なんですから」と再三促され、食べる。
 みんなが見守る中、なんと、酢豚を食べるとアレルギーになるとご
ねていた遠山まで食べる!!

 遠山は帰宅時に家に電話し、妻に、いつも酢豚を残すが、工夫すれ
ば、自分にも全部食べられる酢豚ができる、と言う。


 遠山の判決は、情状酌量を認め、拝島に執行猶予。

 美緒の父親も拝島を認め、また美緒は拝島の店で働けることになっ
たのだが、なんと毎日美緒の父親は様子を見に来る。
 法江と環希は拝島からただでお弁当を貰い、ごきげん。


寸  評  保釈には、普通保釈金を積みます。でも、拝島の件では保釈金の
話は出ていませんでした。保釈金は、贈収賄とかの件でなければ必要
ないのですか!?
 それとも、描かれていない部分で、そのような交渉もあったのでし
ょうか?とはいえ、拝島にしろ、美緒にしろ法江の事務所にしろ、保
釈金を用意できるとは思えないのですが。

 このドラマ、どこまで正しい世界を描いているのか、ちょっと疑問
です。


執筆者  鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 遂に配信を終える前に、春ドラマが始まってしまいました。済みません。

 これを見ていて、先日ついつい、「模範六法」を買ってしまいました。法学
部の学生の時は、ほぼ毎年六法を買っていたのですが、この「模範六法」は高
くて、一度も買わなかった本で、その時の反動でもあると思うのですが。(鈴
木)

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