メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/04/12大引け  2004/04/12


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株式情報局
2004/04/12大引け

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◆週刊現代銘柄
カルピス  (2591)  826 +100 +13.77% 
日本エアーテ(6291)  965 +100 +11.56% 
ギガスケーズ(8282) 2,765 +135 +5.13% 
ニッポン放送(4660) 6,050 +570 +10.40% 
住信リース (8432) 2,540 +280 +12.39% 
週刊現代に推奨5銘柄が掲載され、そのひとつに取り上げられていることが材料視。



◆日鉄鉱業(1515)
527 +27 +5.40% 
先週末でHSBCが投資判断を新規に「BUY」。銅価格の急騰によって業績は上
ぶれの期待、利益率の変化を考慮すれば現在の株価には割安感が強いとしている。


◆太平工業(1819)
160 +12 +8.11% 
先週末9日付で、立花証券が強気判断。利益重視の展開による経営体質強化を評価。
前3月期業績は増額修正される可能性が残る。


◆低位建設株
飛島建設 (1805) 249 +43 +20.87% 
熊谷組  (1861) 370 +50 +15.62% 
三井住友建(1821) 164 +10 +6.49% 
五洋建設 (1893) 176 +13 +7.98% 
株価が500円以下の低位建設株の上昇が目立った。地銀株に急騰する銘柄が続出し金
融不安が後退したことから、建設会社に対して急な資金回収は迫らないとの見方が
広がり、上昇につながった。


◆青木マリーン(1875)
280 +20 +7.69% 
2004年3月期業績を上方修正。施工中の関西国際空港第二期工事を中心とした大型埋
め立て工事が計画以上に進捗したため。売上高は237億円(従来予想にプラス17億円)、
経常利益4億9000万円(同プラス2億6000万円)、純利益1億6000万円(同プラス6000万
円)とした。


◆高砂熱学工業(1969)
731 -2 -0.27% 
会社側が売上高の未達により業績予想を下方修正。モルガン・スタンレーでは株価
の下落水準によっては投資妙味が出てくるとみる。投資判断「Equal-Weight」を継
続。


◆綜合臨床薬理研究所(2399)
2,040,000 +300,000 +17.24% 
差引き1368株の買注文を残しストップ高比例配分。直近のIPO銘柄を中心に株価
の急上昇が続いており、同銘柄に関しても短期の利鞘狙いの個人投資家の買いが集
まったことが今日のストップ高につながった。


◆カルピス(2591)
826 +100 +13.77% 
ストップ高。本日で9日続伸、一気に上げ幅を広げてきている。とりたてて目立った
材料は観測されていないものの、一部週刊誌が取り上げており、材料視されている
との見方。目標株価は1250円としているが、ほか取り上げている日本エアーテック
なども買い気配。一部に株式評論家の北浜流一郎氏が推奨したとの観測が出ていた
が、北浜氏は「確かに注目しているが、今夏が暑そうだとか、今年がカルピス85周
年記念とかという一般的な理由」としていた。カルピスでも「株価の急騰について
心当たりはない」。


◆インターニックス(2657)
1,089 +40 +3.81% 
前2004年3月期の連結経常利益を従来計画の10億円に対して10億4200万円(2003年3月
期比29.7%増)に増額修正。携帯電話やデジタル家電の活況を受けて半導体需要が好
調に推移。また、38万株の公募増資、50万株の株式売出し、オーバーアロットメン
トによる上限12万株の株式売出しを発表。発行価格・売出価格は20日−23日までの
いずれかの日に決定される。


◆テンポスバスターズ(2751)
802,000 +100,000 +14.25% 
4月末割当で1対2株の株式分割を実施すると発表したことを材料視。新株の効力発生
日は6月18日。「このところ分割発表銘柄が人気を集める傾向があり、短期値幅取り
狙いの資金を交えて物色されている」などとの声があった。


◆あみやき亭(2753)
347,000 --- 0.00% 
前2004年3月期の売上高は30.4%増の77億円、経常利益は19.2%増の9億2200万円。期
中に焼肉と焼鳥で合計14店を新規出店し、期末の総店舗数は61店舗となった。今
2005年3月期の売上高は25.7%増の97億円、経常利益は30.1%増の12億円を計画してい
る。「あみやき亭」で12店、「美濃路」で6店の新規出店を見込む。


◆エフティコミュニケーションズ(2763)
400,000 +50,000 +14.29% 
NTT東西によるIP電話事業への本格参入報道が材料視。NTTの電話販売代理店
であるため、岩崎通信とIP電話関連の合弁会社設立していることから、岩崎通信同
様にメリットの享受がハヤされる。


◆大黒天物産(2791)
5,060 +60 +1.20% 
今5月期業績予想の上方修正を発表したことが手がかり材料。経常利益は前回予想を
5000万円上回り、前期比42%増の13億5000万円になる見通し。広告宣伝費の削減、並
びに作業割システム、共同配送システム、自動発注システムなどの導入効果による
人件費削減が寄与。


◆グローベルス(3528)
200 +50 +33.33% 
ストップ高。午後2時に04年3月期の当期利益が従来予想を80%上回る前期比2.9倍の9
億円になったようだと発表。配当も従来予想の1.5年から3円に引上げ。るとしたこ
とで買いが殺到した。前期は無配だった。大京系の不動産会社だが、大京グループ
の協調体制のなか、順調に業績を伸ばしてきている。2005年3月期からは大京グルー
プに依存することなく、単独でマンション開発できる体制を整える。


◆マクロミル(3730)
867,000 +100,000 +13.04% 
一部新聞で業績拡大の背景が報じられており、買い材料視。また、受注拡大に結び
つく好循環に入っているとの一部アナリストコメントも支援材料。


◆信越化学工業(4063)
4,460 +60 +1.36% 
日興シティでは投資評価「1M」、ターゲット5300円を継続。サイクルの異なる事業
ポートフォリオを構築し、継続的な利益成長を遂げている経営力を評価。バリュ
エーションにも割安感があると判断。


◆野村総合研究所(4307)
12,270 +70 +0.57% 
午前中にかけて一時、前日比260円高(2.13%)の1万2460円まで上昇する展開となった
が、お昼のTVニュースで同社の主席エコノミストを勤めた、植草一秀容疑者が女
子高生のスカートの中をのぞこうとしたとして、都迷惑防止条例違反の現行犯で逮
捕されていたことが報じられたことと呼応するかのように後場に入ると上げ渋る展
開となった。


◆IXI(4313)
816,000 --- 0.00% 
4月30日現在の株式1株を3株に分割すると発表したことから買いを集める。


◆ムービーテレビ(4328)
51,200 +10,000 +24.27% 
11日連続のストップ高。ソフトバンク子会社のソフトバンク・ブロードメディアを
再生手続きの優先交渉権者に選任されたと報じられてから上げが続いているものだ
が、完全にマネーゲーム化している。上げスタート前の3月25日引け値は6060円。


◆テイクアンドギヴ・ニーズ(4331)
2,480,000 +90,000 +3.77% 
12日4月末割当で1対3の株式分割を実施すると発表。


◆イオンファンタジー(4343)
2,470 +170 +7.39% 
コスモ証ではバリュエーション面では割高感なく、今期は市場環境が改善してきて
いることや同社独自の営業努力などにより既存店売上も堅調に推移すると予想。上
値展開が期待。


◆久光製薬(4530)
1,772 +15 +0.85% 
鎮痛消炎剤の販売拡大で今期も最高益を更新できるとの見方が広がった。UFJつ
ばさではレーティングを「A」から「B」に引下げ。前04/2期業績は直前に会社側
が上方修正していたためサプライズはない。一時的に投資判断を引下げるが、株価
バリュエーション面からは買い余地があると判断。


◆藤倉化成(4620)
812 +26 +3.31% 
前3月期の期末配当を従来予想の5円に対して7円に増配すると発表。中間配当5円と
合わせた年間配当は12円。


◆フジテレビ(4676)
287,000 +9,000 +3.24% 
みずほが投資判断を「2」から「1」に、目標株価を27万5000円から40万円に引上げ
ている。広告市場見通しの上方修正に伴う今期の業績上方修正が背景。


◆アドアーズ(4712)
407 +45 +12.43% 
積極的なアミューズメント施設の出店で収益拡大が続いていることや、親会社のア
ルゼの海外でのカジノ開発に絡む思惑から人気が継続。


◆ライブドア(4753)
6,470 +870 +15.54% 
この日から公募増資の発行価格決定の対象期間(19日まで)に入り、それを意識する
動きが出ているとの見方もある。公募価格は上記期間のいずれかの日における終値
に対し、0・9から1を乗じた金額で決められる。


◆サイバード(4823)
543,000 +50,000 +10.14% 
ストップ高。JPモルガンが新規に「オーバーウエイト」としていることが評価材
料。ワンプッシュサービスが将来的に新しい収益の柱として成長すると期待してい
るほか、来期以降業績はV字型回復に転じるとも想定している。


◆ドリームテクノロジーズ(4840)
754,000 (最終気配) --- 0.00% 
4月30日現在の株式1株を10株に分割すると発表したことから人気を盛り上げている。


◆上村工業(4966)
3,660 --- 0.00% 
UBSでは03年度の業績は、会社予想の「9%経常増益予想に対し、それを上回る26%
の経常増益を予想。上昇余地があるとの見方から、目標株価を4000円から4500円に
引上げている。


◆新日本石油(5001)
640 -20 -3.03% 
原油市況の上昇をはやして買われてきたが、製油所マージンが4日連続で低下してい
るとの報道が伝わっており、石油セクターは本日業種別値下がり率トップ。


◆住友ゴム工業(5110)
782 +5 +0.64% 
大和では円高や、天然ゴム価格の上昇などから今期の業績は減益が予想されている
が、市販用タイヤ値上げで減益予想から一転する可能性もある。


◆東京製鉄(5423)
1,333 +4 +0.30% 
3月期の主力企業では先陣を切って決算発表を行う。ただ、市場内では「前期の好内
容に関して、株価は織り込み済み」との声も多く、先行きを占ううえでの焦点は、
決算発表の席で明らかになるものと見られる今期の見通しに移っている。


◆鈴木金属工業(5657)
260 +22 +9.24% 
低位材料株循環物色の流れに乗っている格好。PER水準の割安感が強いとの見方
になる。なお、立花が参考銘柄として取り上げているとの観測もある。


◆OM製(6213)
198 +4 +2.06% 
2007年3月期を最終年度とする3年間の第2次中期経営計画を策定したと発表。魅力あ
る製品の提供や企業体質の強化などから連結経常利益は2005年3月期に3.8億円、来
期5.4億円、最終年度に7.0億円を目指している。


◆技研製作所(6289)
415 +25 +6.41% 
中間期(03年9月〜04年2月)の連結売上高が50億5900万円になったと発表。従来見通
しは44億3000万円。土木工事事業が当初より6億2900万円増えたため。販管費もグ
ループ全体で1億3400万円削減できた模様で、経常利益は当初の2500万円を3億7300
万円へ大幅修正。純利益は1億7500万円の赤字予想から一転1700万円の黒字になった。


◆ローツェ(6323)
1,090 +106 +10.77% 
出資先の上場を控え、含み益の拡大期待が高まる。同社が第5位株主となっているレ
イテックスは22日、マザーズ市場へ上場する。第3位株主のセキテクノ(7457)が急騰
した経緯から、同様の思惑が高まる。



東洋エンジニア(6330) 265 +19 +7.72% 
千代田化工建設(6366) 764 +25 +3.38% 
共同で、イランで肥料プラントの大型受注を獲得したと報じられている。契約額は
約250億円、千代田化工なども買い先行スタート。


◆サミー(6426)
4,550 +120 +2.71% 
SMBCフレンドでは投資判断「2+」を継続。事業拡大ピッチ高まるとし、ター
ゲットプライスは6500円として。


◆東芝(6502)
504 +19 +3.92% 
経営方針説明会を開催したことが手がかり材料。出席したアナリストによると2007
年3月期に連結売上高6.2兆円、営業利益2800億円を狙うことが示された。投資判断
を「A」継続としたUFJつばさ証券ではリポートで、「赤字に陥っているパソコ
ン事業の黒字化と映像事業を収益柱に据えたことがポイント」などとしている。
JPモルガンでは「アンダー」から「オーバー」に2段階引上げ。目標株価は625円
程度としている。野村でも「4」から「3」に格上げと観測される。


◆沖電気工業(6703)
490 +9 +1.87% 
UFJつばさ証券では宮崎沖電気見学を受け、レーティング「B」を継続。約50億円
を投じて半導体工場を増強、主力の6インチラインを05年3月期中に月産55k枚まで
増強させる。05年3月期は液晶TV用高耐圧ドライバーICで、40%程度のシェアを狙
う。同社半導体事業の好調さを窺わせる内容。


◆ケンウッド(6765)
327 -21 -6.03% 
先週末の業績下方修正を嫌気。前期の営業利益は155億円予想から120億円に減額修
正している。ただ、大幅増益決算には変わりなく、円高の影響も想定されていたこ
とから、売り一巡後は下げ渋る展開。


◆天昇電気工業(6776)
341 +1 +0.29% 
2004年3月期の連結業績予想の上方修正を発表。売上高は従来の135億円から156億
9000万円(前期比18.2%増)に、経常利益は4億円から6億7000万円(同7.2倍)に、当期
純利益も4億8000万円から7億3000万円(前期は900万円の赤字)にそれぞれ増額した。
物流産業資材関連や薄型テレビ向け部品などの売上が予想以上に増加。


◆UMCJ(6939)
108,000 +1,000 +0.93% 
2004年12月期第1四半期(1〜3月)決算は2億7500万円の経常赤字となったが、前年同
期の4億4100万円の赤字からは改善。売上高は24%増の84億6600万円。総じて当初計
画通り。


◆ローム(6963)
14,450 +490 +3.51% 
先週末に発表された3月売上高は、前年同月比+17.5%、前月比+7.5%。CSFBでは
売上高前年同月比は15ヶ月ぶりの2ヶ月連続2ケタ成長となり、本格回復の兆しを感
じる。投資評価は「NEUTRAL」を継続。


◆村田製作所(6981)
7,640 +230 +3.10% 
GSが新規に投資推奨銘柄に採用、目標株価を8700円としたことが引き続き手がか
り材料。リポートでは「GS予想の2004年度の営業利益予想を従来の755億円から
850億円、2005年度を同870億円から1020億円へと上方修正する。2004年度の上方修
正の背景は少なくとも上期一杯は極めて強い受注状況が続く方向性が明らかになっ
てきた、GS想定より単価下落率は軽微ですみそう、アジア競合企業の動向を加味
しても生産能力増強は供給過多に陥る程行われない、同社の生産確信が大きく進み、
タイミングよく増産時に収益拡大レバレッジをかけやすい収益構造となっている」
などとしていた。


◆ニッチツ(7021)
229 +23 +11.17% 
かねてより特定筋介入の観測が出ていたが、受注絶好調の造船業界向けハッチカ
バーの拡大、珪石粉を手掛けることから人気の資源株の一角にあることなどを材料
に再度上を取る動き。


◆いすゞ自動車(7202)
254 +28 +12.39% 
午後の取引で一段高となり、12%高の254円まで上げ年初来高値を更新、そのまま取
引を終了。これといった材料が特段出ているわけではないが、業績が改善傾向にあ
ることや社債(CB)の株式転換が進んでいるとみた向きからの買いが入り、“買い
が買いを呼ぶ”格好となった。


◆三菱自動車(7211)
322 +11 +3.54% 
ダイムラーと三菱グループが約5000億円の増資を引き受ける方針を固めたとの報道
が好感材料。ダイムラーでは2〜3年後をメドに完全子会社化すると伝えられており、
不透明感が強まりかけていた中、先行き不安は解消する格好に。


◆ナガイレーベン(7447)
2,070 +80 +4.02% 
今8月期2月中間期の連結売上高は6.0%増の55億円、経常利益は14.0%増の12億円弱と
なった。通期の経常利益は4.8%増の37億2500万円、1株利益116円、期末配当30円を
計画する。


◆ブルーグラス(7478)
1,130 +30 +2.73% 
前2004年2月期の経常利益は64%増の20億5800万円。今期経常利益は10%増の23億円計
画。1株利益112円計画。配当は前期、今期とも23円。業績好調や低いPER面が評
価されているが、大幅に株価水準を切り上げただけに、利益確定売りも出やすい。


◆ワタミフードサービス(7522)
1,024 +100 +10.82% 
差引き20万200株の買注文を残しストップ高比例配分。11日付日経新聞が「医療・介
護事業に参入する」と報じたことが材料視されたもの。居酒屋などの店舗網を展開
しており、売上の伸びに限界が見えてきていることもあり、新規事業への参入が市
場で素直に歓迎された格好。


◆オリジン東秀(7579)
1,700 -10 -0.58% 
3月の月次売上高を発表。全社既存店売上高は前年同月比1.9%増加、全店売上高は同
24.3%増えた。既存店の復調傾向が続く。


◆マックハウス(7603)
2,060 +300 +17.05% 
8日にすでに決算を発表しているが、割安感から水準訂正の動きが進んでいる。今期
は3期連続で過去最高益を更新する見通しとなっているものの、9日終値ベースでの
予想PERは10.7倍の水準にとどまる。ライトオンとの実力差は残るものの、利益率に
改善期待があるうえ、全体の相場水準との比較感からも、株価にはなお評価余地。


◆明響社(7633)
395 -25 -5.95% 
業績予想の下方修正を嫌気。下方修正の結果、04年3月中間期は売上高が計画から
14.1%下振れるほか、経常損益段階から赤字に転落する見通し。


◆スギ薬局(7649)
4,700 +110 +2.40% 
04年2月期は2桁増収増益、既存店増収率が10.1%増に加え、新規出店も55店と過去最
高を記録。大和総研ではこのことを受け、投資判断「2」を継続。ただし、高成長基
調が継続するものの、高コスト体質の定着に注視する必要。


◆スター精密(7718)
839 +16 +1.94% 
2004年2月期連結決算は売上高が433億3100万円(前期比12.2%増)、経常利益が35億
9300万円(同91.7%増)、当期純利益が24億2500万円(同5.6倍)。2005年2月期は売上高
が448億円(前期比3.4%増)、経常利益39億円(同8.5%増)、当期純利益も26億円(同
7.2%増)を見込む。


◆インターアクション(7725)
379,000 -12,000 -3.07% 
第3四半期(6〜2月)決算で、経常利益が前年同期比2.4倍の6億1900万円になったもの
の、通期業績の上方修正がなかったことが嫌気された。新規売上区分のイメージプ
ロセッシングモジュールの売上高も伸びている。


◆商社株
三井物産(8031) 1,010 +19 +1.92% 
三菱商事(8058) 1,250 +7 +0.56% 
住友商事(8053)  960 +14 +1.48% 
人気の資源関連の一角とともに世界的な景気回復の恩恵を享受するのではないかと
いう期待感から買いを集める。三井物産は99年4月以来、5年ぶりに終値ベースで
1000円台を回復。また航空機リース資産の減損処理やネクストコム関連ののれん代
償却なども一巡、最終利益が大きく回復する見通しになっていることも評価された。


◆岩谷産業(8088)
272 +15 +5.84% 
本紙・日本証券新聞が買い推奨したことをきっかけに買いを集める。ここ物色の流
れとなっている資源関連の流れに乗って高値更新となった。


◆さが美(8201)
422 +14 +3.43% 
2004年2月期連結決算は売上高が615億7700万円(前期比9.5%増)、経常利益が12億
1700万円(同22.7%減)、当期純利益が2億9200万円(同9.7%減)。利益は減益になった。
2005年2月期は売上高が700億円(前期比13.7%増)、経常利益17億2000万円(同41.3%
増)、当期純利益も5億3000万円(同81.3%増)と増収増益を見込む。


◆小売株
イオン (8267) 4,730 +90 +1.94% 
ダイエー(8263)  475 +29 +6.50% 
ヨーカ堂(8264) 4,890 +90 +1.88% 
先週8日に発表されたイトーヨーカ堂やイオンの好決算発表に加えて、これから内需
主導の景気回復局面が進めば今期は前期以上に好業績が期待できるといった思惑が
個人投資家から機関投資家まで幅広い投資家層で広まってきていることがこういっ
た銘柄の上昇につながる。


◆フォーバル(8275)
1,090 -30 -2.68% 
業績予想の下方修正を嫌気。04年3月期の経常利益は大幅な増益を見込んでいたもの
の、微増益にとどまる見通し。また、売上高については、3期連続して2ケタ減収に。


◆大手銀行株
三菱東京FG(8306) 1,050,000 +30,000 +2.94% 
UFJHD (8307)  749,000 +31,000 +4.32% 
三井住友FG(8316)  812,000 +25,000 +3.18% 
みずほFG (8411)  504,000 +18,000 +3.70% 
新生銀行  (8303)    799   +11 +1.40% 
りそなHD (8308)    197   +11 +5.91% 
住友信託銀行(8403)    701   +16 +2.34% 
再生相場の柱として、引き続き全体に迷いが出ると資金が集まりやすい展開。前週
末には完全な時価会計制度を導入済みの東京都民銀行が株価上昇を理由に前2004年3
月期の収益予想を大幅上方修正したが、「こういった動きは時価会計に移行してい
ない銀行でも実質的には同じで、多量の株式を保有する大手銀行ほど現在の株高が
追い風になっている」といった見方が出ている。


◆地銀株 
西日本銀行(8327)  420 +29 +7.42% 
東京都民銀(8339) 2,725 +345 +14.50% 
九州親和銀(8340)  309 +47 +17.94% 
北海道銀行(8353)  236 +50 +26.88% 
紀陽銀行 (8370)  283 +62 +28.05% 
池田銀行 (8375) 5,430 +160 +3.04% 
ほくぎん (8377)  235 +42 +21.76% 
福岡シティ(8539)  385 +10 +2.67% 
福島銀行 (8562)  222 +50 +29.07% 
大東銀行 (8563)  245 +50 +25.64% 
前週末に竹中平蔵経済財政・金融担当相が「足利銀行を除く全ての金融機関は安全
性基準を満たしている、と語ったことが手掛かり視される。これら低位地銀株には
外国人買いはほとんど入らず、買いの主体は個人だと思う。大手銀行株が既に大幅
に株価水準を切り上げているので、出遅れの地銀株は個人にとって格好の物色対象
となっている」。先週末には東京都民銀行が現在集計中である前2004年3月期の業績
予想を大幅上方修正。これが他の地銀株への刺激材料になった面もある。


◆新生銀行(8303)
モルガン・スタンレーでは新規調査対象に加えている。投資判断は「Underweight」、
目標株価は815円。高い成長ポテンシャル、経営の優位性はすでに株価に織り込み済。
株価レンジは640〜815円を想定。


◆住友信託銀行(8403)
みずほ信託(8404)と企業から受託する年金の事務管理業務で提携する方針を固めた
と報じられている。系列を超えた提携に踏み切るなど、業界再編期待が強まる。


◆イオンクレジットサービス(8570)
6,490 +150 +2.37% 
コスモ証では、足元の事業環境が改善傾向にあることに加えてイオン新規出店に伴
う会員拡大や海外における会員拡大が中期的に期待できることから、株価は上昇傾
向が続くとみる。


◆日立キャピタル(8586)
2,095 +80 +3.97% 
井関農機(6310)グループと業務提携するとともに井関農機の連結子会社であるアイ
セックのクレジット事業の新設分割会社(ヰセキキャピタル・予定)の発行済株式の
90%を取得すると発表。農家向けファイナンス事業の拡充を図るのが目的。


◆T&DHD(8795)
4,780 --- 0.00% 
モルガン・スタンレーではレポートで「Overweight」の投資判断を付与、目標株価
は5200円としている。保険引受けでの事業リスクが小さく金利の上昇が企業価値の
増大につながること、バリュエーション面での割高感がないことを評価。


◆三菱地所(8802)
1,445 +5 +0.35% 
東京都心5区の3月の空室率は7.98%となったが、UBSでは景気回復に伴って今後も
順調に空室率は低下するとみる。景気回復のペース次第では年末に7%を切る可能性
も高まる。


◆ダイヤモンドシティ(8853)
4,340 +400 +10.15% 
一時、13%高の4440円とストップ高をつけ、東証上場以来の高値を更新。同社が先週
末発表した今期の連結業績見通しで、市場予想を上回る大幅な増益が見込まれてい
ることが明らかになり、業績拡大を期待した買いが殺到した。


◆ゼファー(8882)
780,000 +35,000 +4.70% 
2004年3月期業績の上方修正を発表。新築マンション引渡しの前倒しや経費節減など
から、経常利益は前回予想を3億4000万円上回る38億円(前期は1400万円)。売上高は
52億円増額の547億円、当期純利益は2億1000万円上乗せの21億8000万円。


◆原弘産(8894)
620,000 +100,000 +19.23% 
2005年2月期の業績予想(非連結)を発表。売上高は前期比23%増の105億円、経常利益
は99%増の10億円、純利益は2倍の5億円になる見通し。ガラスびん再処理施設の展開、
風力発電事業、リサイクル漁礁の販売に注力する。なお、前2004年2月期は山口、熊
本の大型分譲マンション販売が寄与、デイサービス施設やシニア施設が軌道に乗り、
23.9%増収、62.2%経常増益。


◆リサ・パートナーズ(8924)
1,840,000 +300,000 +19.48% 
社長である井無田敦氏はソロス・リアルエステート・インベスターズと共同で、日
本国内における事業系不動産を対象とした投資活動を展開することで合意。ソロ
ス・リアルエステート・インベスターズは世界的投資家、ジョージ・ソロス氏が率
いるソロス・ファンド傘下の不動産投資グループであるソロス・リアルエステー
ト・パートナーズが運用する投資ファンド。西欧および日本における不動産関連資
産を対象にした投資運用活動を行っている。


◆東日本旅客鉄道(9020)
553,000 --- 0.00% 
UFJつばさではレーティング「A」を継続。ディフェンシブ株ゆえ、相場活況時
に株価は出遅れる傾向が強いが、コスト削減余力による利益拡大、非鉄道事業での
潜在能力の大きさを考えれば、中長期的に見直し余力は大きい。


◆陸運株
ヤマト運(9064) 1,775 +7 +0.40% 
日本通運(9062)  650 +14 +2.20% 
西濃運輸(9076) 1,084 --- 0.00% 
山九  (9065)  222 +19 +9.36% 
2003年度の年間宅急便取扱い個数が10億個を突破し、3月だけでも前年同期比7.8%増
の取扱い個数となったことを好感。景気回復期待から引き続き株価が上昇。


◆日本通運(9062)
650 +14 +2.20% 
2006年3月期を最終年度とする2カ年の経営計画を発表。同期の連結営業利益は前期
見込み比20%増の540億円を目指す。三菱証では計画は達成可能な印象とし、株価判
断「B+」を継続。


◆ベルシステム24(9614)
25,700 +40 +0.16% 
四半期決算発表を受けて、大和総研では売上高獲得で少々苦戦続き、ややネガティ
ブであると評価した。ただし、3Q単独が2Qまでの累計と比較して前年同期比で増収
増益である点がポジティブ。投資スタンスは「中立」を推奨。


◆東京都競馬(9672)
149 +6 +4.20% 
片倉工業など、ここ含み資産が高い割に株価が安い銘柄が投資ファンドに狙われる
のではないかという見方から折に触れて人気を集める動きを見せているが、同社も
低位の含み資産株。『東京ムツゴロウ動物王国』関連の材料。


◆乃村工芸社(9716)
645 +81 +14.36% 
前2004年2月期の連結売上高は5.7%増の692億円、経常利益は5.6%増の14億5300万円。
また、前期の受注高は18%増加の733億円と売上高を上回る伸びを示した。今期の売
上高は1.1%増の700億円、経常利益は17%増の17億円、1株利益33円弱を計画する。


◆トッキ(9813)
1,230 +40 +3.36% 
今6月期連結業績予想の下方修正を発表。売上高は従来予想比10億5000万円少ない、
111億5000万円(前期実績102億5300万円)、経常利益は同1億9000万円減額の1億2000
万円(前期実績3億400万円)、純利益は同8500万円減額の6500万円(前期実績1億6700
万円)。


◆吉野家ディー・アンド・シー(9861)
173,000 +1,000 +0.58% 
先週末に発表された04年2月期の経常利益は、3/26に発表された下方修正と同程度で
サプライズはない。GSでは輸入再開および新生吉野家誕生期待を考慮し、「イン
ライン」レーティングを継続。米国産牛肉輸入停止措置を受けて今期の業績悪化は
大方織り込み済み、目先の悪材料は出尽しとの見方にもつながる。


◆ジャパン建材(9896)
946 +100 +11.82% 
株式分割を好感し80円高の926円買い気配と連日の高値更新。6月30日現在の株式1株
を1.1株に分割すると発表。


◆ソフトバンク(9984)
5,450 +250 +4.81% 
ヤフーBBの顧客情報流出事件で、総務省は、情報管理徹底などを求める行政指導
を実施する方針を固めた。週内にも孫正義社長を呼び、行政指導の文書を手渡す。
文書では、同省が情報通信業者に示した個人情報保護のガイドラインが十分守られ
ていないことに遺憾の意を表明し、情報管理徹底や再発防止策を求める。





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◆指標
日経225 12,042.70 +145.19 
日経300 232.03 +2.39 
TOPIX 1,206.57 +15.71 
日経ジャスダック平均 1,899.79 +43.54 
日経225先物期近 12,070 +180 

外資系証券、売り680万株、買い970万株、差引き290万株の買越し。





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■ブロ-ドバンド料金比較
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▼大和総研
日本触媒(4114)格下げ「2」から「3」
日本水産(1332)据置き「2」
積水化学工業(4204)据置き「2」

▼岡三証券
山九(9065)格上げ「2+」から「1」
しまむら(8227)格上げ「2」から「2+」
ユニオンツール(6278)新規「2」
近畿日本ツーリスト(9726)新規「2+」

▼みずほインベスターズ証券
昭栄(3003)新規「2+」
東京エレクトロン(8035)据置き「1」
しまむら(8227)据置き「2」
日産自動車(7201)据置き「2+」

▼JPモルガン証券
東芝(6502)格下げ「アンダーウエート」から「オーバーウエート」

▼UFJつばさ証券
久光製薬(4530)格下げ「A」から「B」
東日本旅客鉄道(9020)据置き「A」

▼GS証券
吉野家ディー・アンド・シー(9861)据置き「インライン」

▼CSFB
富士機械製造(6134)格下げ「NEUTRAL」から「UNDERPERFORM」(目標株価1300円から1040円)

▼ドイツ証券
三菱商事(8058)据置き「Buy」





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■NEC得選街
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●国際収支状況速報[財務省]
2月の経常黒字は前年同月比46.2%増の2兆1565億円となり、過去3番目の高水準と
なった。貿易・サービス収支や所得収支が黒字幅を拡大したことから、経常黒字は8
カ月連続で黒字幅を拡大。財務省によれば、経常黒字は1994年3月に過去最高を記録
し、2002年3月には過去2番目の高水準をつけており、今年2月分は過去3番目の高水
準となった。また、2月の貿易黒字は前年同月比42.1%増の1兆5462億円。輸出は4兆
5513億円と3カ月連続で増加、一方で輸入は3兆0051億円と3カ月ぶりの減少となった。
貿易収支は米国向けの輸出が減少する一方で、対EU、対アジアへの輸出が増加。
船舶や半導体等電子部品、音響・映像機器の部分品が特に増加。輸入でも、米国向
けが減少した一方で、対EUやアジア向けが増加。半導体等電子部品等が増加する
一方で、原粗油、液化天然ガス等が減少。ロイターの調査では、民間調査機関25社
による経常黒字額の予測中央値で2兆円程度、前年同月比35.6%程度の増加予想だっ
た。発表の数字は同予測から上振れた。



●3月のマネーサプライ[日銀]
代表的指標であるM2プラスCD(現金、要求払い預金、定期性預金、譲渡性預金の
合計)の平均残高は前年同月比1.9%増の686兆9000億円となり、7カ月連続で1%台の伸
びとなった。



●3月のビール・発泡酒出荷数量[ビール酒造組合]
前年同月比4・7%減の3923万ケースで3カ月連続の前年割れだった。ビールは0・5%減
の2315万ケースとほぼ前年並みだったが、発泡酒が、相次ぎ登場した低価格商品と
の競合で10・0%減の1608万ケースにとどまったのが響いた。ビールは景気の回復
ムードを背景に飲食店向けが好調だったほか、「中旬の好天と下旬の冷え込みで、
ビールが飲まれる花見期間が長引いた」のが貢献。発泡酒はサッポロビールの「ド
ラフトワン」など、税率の低いビール風味アルコール飲料のあおりを受けた。各社
別ではアサヒビールが新商品を投入した発泡酒で15・7%増となり、ビールとの合計
では7・0%増。キリン、サッポロ、サントリーの販売量は減少。



●2003年度の対内対外証券投資[財務省]
外国人投資家による日本への株式投資は14兆413億円の買い越しで、過去最高となっ
た。日本の景気回復への期待感を背景に、外国人投資家による国内市場への資金流
入が巨額だったことをあらためて裏付けた。投資額は2月までの決済ベースに、3月
の約定ベースを加えた。これまでは1999年度の9兆9675億円が最高だった。03年度の
対内債券投資は1兆2292億円の売り越し。国内投資家による海外への債券投資は17兆
1635億円の買い越し、株式投資は3176億円の売り越しだった。



●4月金融経済月報[日銀]
企業の業況感は、足元は業種・規模を問わず、全般に比較的しっかりとした改善が
見られている、との判断を示した。基本的見解では、「企業収益は増加を続けてお
り、企業の業況感は広がりを伴いつつ改善している」としていた。日銀は、8、9日
の金融政策決定会合で、当座預金残高が30-35兆円程度となるよう金融市場調節を行
うという現状の政策維持を決定。9日に発表した金融経済月報(基本的見解)では、
「わが国の景気は、緩やかな回復を続けており、国内需要も底固さを増している」
と、現状に関する判断を引上げた。きょう発表の月報(全文)では、企業収益につい
て、3月日銀短観の経常利益を踏まえ、製造業や非製造業大企業は着実な増加基調に
あるとしたほか、非製造業中小企業でも2003年度は小幅減益となる見込みだが、
2004年度は改善が予想されている、と指摘。その上で、企業の業況感に関し、「96、
97年のピーク水準と比べ、非製造業中小企業のレベルがまだ低いものの、景気回復
の動きは着実に広がりを見せ始めている」とみる。個人消費の現状は、3月に続き、
4月も判断を引上げ。「やや強めの動き」。乗用車の新車登録台数は、1-3月全体で
は昨年10-12月比で増加したほか、家電販売額もデジタル家電を中心に好調を続けて
いる、と指摘。全国百貨店・スーパーの売上高は、1、2月も総じて堅調だった。消
費者コンフィデンスを示す指標は総じて改善傾向にある、と判断。ただ、先行きの
個人消費は、「消費者コンフィデンスの改善などによって支えられていく可能性も
あるが、家計所得の裏付けを伴う、しっかりとした回復傾向が確認されるまでには、
なお時間がかかるとみられる」と展望している。先行きの消費者物価(除く生鮮食
品)を取り巻く環境に関しては、「マクロの需給バランスは、改善方向ながらそのテ
ンポは緩やかである」と予想。その上で、3月月報とほぼ同様の表現で、企業の人件
費が抑制されている中では、商品市況上昇が消費者向けの財、サービス価格に波及
する程度は、相対的に抑制されたものとなる可能性が高い、と指摘した。消費者物
価の前年比は、「診療代などが前年比押し上げに働かなくなるにつれて、小幅のマ
イナスで推移する」と予想。



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  ┌───┐  「日経ブッククラブ」
  │\〆/│   Mail Vol.00
  └───┘         発行:日本経済新聞社 出版局[2002-00-00]
http://ad.trafficgate.net/e/m.pl?h=9777&g=32&m=161&t=mail
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株式情報局
http://ams.adam.ne.jp/kabu/haisin/melmaga.html
kabujyo@imac.to


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