メルマガ:いいオトコ研究会
タイトル:自立成長型の「いいオトコ」 要約編(4)  2004/04/07


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
  ◆いいオトコ研究会(いい男とは?)◆  04年4月07日 第106号
  ----------------------------------------------------------
    それは、自立成長型の男、自分人生の経営者である男
       http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 読者数;12,588人  (姉妹紙含む)



▼▼ご連絡▼▼ ”雑誌に取り上げられます!”

上司に不満を持っていますか?
上司を蹴っ飛ばしたくなった事ってありますか?

そんな方々のための雑誌が発売となり、
私こと、上原貴志のオピニオンが、トップで特集されます。

4月9日(金)発売、ソフトバンク・パブリッシング社の
「ビジネス・スタンダード(ビジスタ)」という、
ビジネス・ピープル向けの雑誌。
http://www.sbpnet.jp/bisista/

書店では、ビジネスコーナー、若しくは男性誌コーナーで
売っていますので、是非、ご購読頂き、読んでみてください。

「どんな内容?」という方のために、さわりだけ教えちゃいます。

「ムカつくよ、オレの上司! 蹴っ飛ばしてやりてえ。」
分かります、その気持ち。
そう、上司に不満を持つ部下は万国共通どこにでもいるし、
不満を持つことは自然の姿です。
でも、不満を持つだけでは1円の価値も生まないし、
蹴っ飛ばして得られるものは「その瞬間の快感」だけ。
そこで、..... (あとは雑誌のお楽しみ)


▼▼お薦めメルマガ▼▼

-----------------------------------------------------------
★『10分で作れる太らない夕食レシピ』(無料)12000部発行★

こんなお便りを頂きました。
「私はこのメルマガを見つけた時、凄くうれしくなりました!
だって、10分で作れて、しかも太らないっていうじゃない!
その上、カロリー計算まで付いているから最高です!」
忙しい方や、料理が苦手な方には絶対オススメです。

☆登録はこちらから→ http://www.mag2.com/m/0000108717.htm
------------------------------------------------------------


▼▼今号のテーマ▼▼ >> マーケティング

消費者のニーズを集めること。
ニーズを商品化し、消費者に販売すること。
これらの行為を「マーケティング」と言います。
マーケティングこそ、企業活動の命。

同じことが、いいオトコ、つまり「自分人生の経営者」にも言えるのです。
上述の「商品」を貴方自身に置き換えてみて下さい。
今号は、「人にもマーケティング」の要約編(前半)です。


▼人にもマーケティング

マーケティングとは、
「お客さんが望んでいるような商品(サービス)を考え、価格を定め、
その商品の宣伝広告や売る場所などを考えて、実行する。」ことです。

この文章を、自分人生の経営者に当てはめると、
「自分の周辺の人々が望んでいる”自分の魅力”を考え、自分の価値を定める。
そして、そのアピールの仕方や、自分の活動場所を考え、実行する」

「自分の周辺の人々」とは、仕事関係、家族、友人・恋人などのこと。
「自分の価値」は、貴方が受け取る給料とかの金銭的報酬のみならず、
第三者が貴方に提供してくれる時間、労力その他全てのこと。
「自分の活動場所」とは、会社、学校、趣味の場などのこと。

優良な企業の経営者は、
自社の特徴は何か?
それは、どの層の顧客に適しているのか?
その層の顧客に対し、自社の差別性を明確に打ち出すにはどうすべきか?
を考え、戦略的にマーケティング活動をしています。

成功している企業は、「顧客に最大の関心を払う」ことに焦点を当て、
「顧客を満足させる」ことが、何よりも大切だと認識しています。
そして、それらを達成させるための手段がマーケティング。

いいオトコも同じ。
自分の特徴、魅力は何か。
それは、仕事の場で、プライベートの場で、どのような人々に受けるのか。
その人々に対し、自分の差別性を出すにはどうすべきか。

但し、決して周辺の人々に迎合するという意味ではありません。
あくまで、「貴方の価値」という価格を高めるための行為です。

企業が「標的とする市場」を明確化するのと同様、
貴方という商品も、標的市場の明確化が必要です。
多くの女性にモテたい。
あの上司からも、この上司からも認められたい。
ともかくたくさん資格を取りたい。
こんな、万人に受けることを望んではダメ。

自分という商品を売っている「自分人生の経営者」なら、
マーケティング理論を押さえていきましょう。
http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/article0309.html#vol.77


▼売り込まない

上述した「自分人生の経営」においてのマーケティング、
もう少し詳しく述べるとこうなります。

「周辺の人々が貴方に期待していることは何か?」
「貴方は、周辺の人々に何を提供できるのか?」
「周辺の人々の期待と、貴方が提供出来ること、
そこに”自分の価値”がある。」
「そして、その価値を周辺の人々にアピールし、認識してもらう」
「また、その価値が一番発揮出来る仕事やプライベートの場所を考える」

仕事場でもプライベートの場でも、大競争の時代。
顧客(=消費者=自分の周辺の人々)のニーズ多様化。
より一層の売り手(貴方自身)本位の脱却と、顧客本位の導入が必要
となりますね。

そのためには、貴方が標的とする人々の層を定め、
そのニーズに見合った価値を提供し、
人々の満足度を高めることに主眼を置き、
競合者と競争していく、という姿勢。
この「マーケティング志向」が必要とされます。

迅速な事務処理を望む上司と、面白い発想を望む上司。
貴方1人が、これら2人の異なったニーズを満たすのは、難しいはず。

遊び大好き派手好き女性と、硬派堅実を望む女性。
貴方1人が、双方から結婚を申し込まれるのは、まず考えにくいはず。

ある程度ターゲットとする市場(人の特徴)を絞り込み、
そこにいる人々の満足度を高めることに集中することをやっていきたい
ものですね。
http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/article0309.html#vol.78


▼商品とマーケティング

ベンツとカローラは、消費者の層(セグメント)が異なります。
だから、ベンツはカローラ消費者を相手にはしていないし、
カローラは、ベンツ消費者(ベンツ・セグメント)には売り込みをしない。

売れている商品ほど、消費者のセグメント(層)を絞っています。
セグメント(層)を絞ることをターゲティング(標的を定める)と
言うのですが。

また、定めた標的(ターゲティング先)に、闇雲に商品を売り込んだりも
しません。
逆に、消費者からこちらに来させるようにします。
来させるために何か特徴づけることを、ポジショニングと言うのですが。

このような考え方が、マーケティングの基本。

同じことを、貴方自身に当てはめてみましょう。
多様なタイプの上司の要望を全てこなすなんて無理。
どの女性からも好かれるなんて不可能。
自分を売り込むよりも、相手に来させるようにしたいものです。

万人に受けることを望み、売り込みばっかすると、
せっかくのベンツなのに、カローラ並みの価格(価値)に成り下がって
しまいます。

マーケティングの進め方は、整理すると、こういうことです。
まず、自分が置かれている生活や仕事の市場環境を識別するために、
自分の外で起こっている市場(外部)分析を行う。
同時に、他人と比較して自分の強さ(内部)分析を行う。

分析結果に基づいて、自分の人生目標や生活の主軸が設定され、
マーケティング戦略の構築段階へと進みます。

マーケティングの構築段階とは、市場(戦う場所)を的確に捉え、
周辺の人々(=顧客)ニーズに基づき、
いくつかの市場に分けるという市場細分化を、まずは行う。
つまり自分の周辺にいる人々は、どういう分類がされているか、
どういう固まりに分けられるかを把握することです。

次に、細分化された市場の中で、自分が生きていくべく市場
(顧客の固まり)を選択するという標的市場の選択を行う。

そして、標的市場の中で、自分の優位性が保てるようなポジション
(標的市場内での貴方の位置付け)を設定します。

設定したポジションを顧客(=周辺の人々)に確実に届けるため、
自分の売りとなるポイント=商品やサービス(Product)、
自分の価値=価格(Price)、売込み方法(Promotion)、
売り込む場所(Place)を立案し実行していくこととなるのです。
http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/article0309.html#vol.79


▼売り込み先

自分が勝てる土俵(市場)とその技(ポジション)を、
具体的に見つけ出してみましょう。

それには、
第一段階:市場の細分化(セグメンテーション)
第二段階:標的市場の選定(ターゲティング)
第三段階:ポジショニング
を行っていきます。

第一段階の市場細分化(セグメンテーション)について。

周辺の人々(=顧客)全体に対し、自分という「商品」を提供し、
万人から認められれば、言うことはありません。
でも、「自分一人で顧客全員を満足させる」ことは不可能でしょう。

一方、人々(顧客)のニーズが多様化、高度化し、
ちょっとやそっとのことで、顧客は満足してくれません。

そこで、顧客に入り込み、自分という存在理由を認めさせ、
自分という商品を「ブランド」化させなくてはなりません。

自分というブランドを認めさせるには、
顧客一人一人のニーズにマッチさせなくてはならない。
でも、自分の時間や能力には限界があります。

そこで、不特定多数の顧客を、
同じ性質やニーズを持つセグメント(固まり)に分け、
あるセグメントに照準を定めて、
自分の限られた資源(時間・労力・カネ・能力等)を投下する。

この考え方が必要となるのです。

論理的な説明を好む上司と、体力勝負のスーパー営業マンを好む上司。
業績評価は、短期収益が主の企業と、長期的視点が主の企業。
派手好きな女性と、地味好みの女性。
その時楽しければ派の友人と、相互向上を求める友人。

セグメントは、その所属している場所によって、いろいろとありますね。

第二段階は、標的市場の選定(ターゲティング)

このように細分化された市場に対し、自分はどの市場で戦っていくかを
選定していくことが、第二段階の標的市場の選定(ターゲティング)です。

ターゲットを選定していくには、自分の強みや特徴を把握することと、
ターゲットにしない市場(戦う場所)を明確にする必要となります。

言うまでも無く、強みを発揮出来る場所が標的市場となるわけだし、
それは逆に言えば、強みを発揮出来ないような場所を「捨てる」こと
でもあります。

ターゲットとする市場を選定したら、次にその標的市場の中で、
自分という「商品」をユニークなものとして位置付けてもらい、
そのイメージを作り出す活動が必要となり、
それを、第三段階のポジショニングと言います。

要は、「貴方」をその顧客層の中で、明確に位置づけさせること。
あるいは、ある特定の分野や事柄に接した際には、貴方のことが
頭に浮かぶようにさせること。

派手好き女性という顧客層に、「クラブのことなら、アイツに聞こう」
こう思わせるのもポジショニングです。

論理的思考の会社幹部に、「彼なら、これを論理的に分析できる。」
こういう印象を持ってもらうのもポジショニング。

つまり、「○○のことなら、あいつだ。」となることです。
そうなれば、もう「自分という商品」は、出来上がったことになるでしょう。
http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/article0309.html#vol.80


---------------------------------------------------

▼▼上原貴志の「編集後記」▼▼

前述した「ビジスタ」という雑誌、なかなか読み応えありますよ。
標的市場は、主に30代の、アクティブなビジネス・パーソン。
そう、標的市場を明確に定めているのがいいですね。

そう言えば最近、ビジネス誌もさることながら、
男性誌も充実してきましたね。
以前なら、若者向けか中高年向けという大雑把な切り分けだけ。
あるいは、お堅いビジネス系と、やわらかい週刊誌系だけ。

最近は、仕事もプライベートも充実させている40代前半の男性を
ターゲットとか、
ワンランク上のライフスタイルをエンジョイしている男性向けだとか、
かなりセグメントが細分化され、ターゲティングも明確になってきました。

それだけ男性のニーズも多様化したのか?
単なる働きバチではない男性が増えてきたのか?
あるいは、景気が上向くと、男性のファッション関連消費が増える
という定石通りに世の中が動いているからなのか?

いずれにせよ、男性としてはありがたいことですね。

---------------------------------------------------

▼▼次号のテーマ▼▼ >>自分商品、自分ブランド

いいオトコになるためのコアが、「自分商品」及び「自分ブランド」。
自分商品とは、貴方自身を商品に見立ててみることから始まります。
自分ブランドとは、貴方自身をブランド化していくことです。

次号4月14日は、マーケティング要約編の後半、
是非、お見逃し無く。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◆いいオトコ研究会(いい男とは?)◆  04年4月07日 第106号
  ----------------------------------------------------------
 登録解除    http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/melmaga.html
 バックナンバー http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/backnumber.html
 サイト      http://members.at.infoseek.co.jp/fineguy/
 発行人     上原 貴志 (いいオトコ研究会 代表) 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  読者数;12,588人  (姉妹紙含む)

.
.

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。