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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004ー04-04---------第052号 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 知多新四国八十八ケ所29 美浜2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 美浜 知多新四国八十八ケ所 番外札所 時志観音 影現寺 曹洞宗 14−5−23 布土から国道247号線に出る、 車の多い国道を避け海岸防波提の上を海を見ながら歩く。 水門近くの深みには、名の知れぬ小魚の銀輪が光り、波紋を広げている。 『銀鱗が キラメキ水面(みなも)に 湧く波紋』 河口のテトラポットには多くの鵜が羽を休めている、浜には浜昼顔が咲いている、 遠くには知多火力の青い2本の煙突がかすんで見える。 『海原に 浮かぶ白亜の 電力の城』 『白浪が 寄せる浜辺に 鵜鳥舞う』 胸一杯に潮を吸い込み堤防を歩く、途中で堤防が無くなり道路に降りる、 葦航寺から2,2k道端に「時志観音」の石柱が建つ、山手に階段が伸びている、 最初に25段,次ぎの段は37段、 三段目は66段計128段を昇ると広い境内が広がる。 山門は無いが先ず石の仁王さんが出迎え、 正面に『観音堂』ここに祀られている十一面観音は佐久島の漁夫の網にかかり、 海から引揚げられたと言われている。 左脇壇には名古屋信貴山 毘沙門天が合祀るされている、 観音堂の隣には一枚岩で彫られた、日本一の観音像に目を見張る、 高さ6m、重さ25tに及ぶ。 その他境内には、象に乗った観音さん、 立ち膝で童に手を差しのべているお地蔵さん、 又多くの石仏が配され中心に観音様が安置されている築山等多くの仏が配されている。 振り返ると眼下に三河湾が広がり、海から心地良い潮風が頬を撫でる。 海を見ながら再び128段石段を降りる。 所在地 知多郡美浜町時志字南平井86 0569−82−0041 ====================================== 『浜風が 潮の香乗せて 頬撫でる』 kamiike@par.odn.ne.jp ====================================== |