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タイトル:メルマガ版鹿砦社通信04/03/17号  2004/03/17


新庄らを発掘した元阪神スカウト・渡辺省三さんの不審死
阪神球団、その遺族を刑事告訴の非道!!

去年のリーグ優勝より、現在も絶好調の阪神タイガース。
しかし、その裏に巨大な<闇>を抱えていることは、小社『タイガースの闇』を
始め、『スキャンダル大戦争』などで何度も報じてきた。
そう、元阪神スカウト・渡辺省三さんの不審死である。
渡辺さんはかつては名投手として、引退後はスカウトとして
新庄剛志(現日本ハムファイターズ)らを発掘し、阪神球団とその人気を
支えてきた。ところが98年8月、ビル屋上から転落し、非業の死をとげる。
警察、検察ともに「自殺」として処理してしまったが、彼には自殺の理由がなく、
さらに事件以降おかしな出来事がつづくという、まさに「不審死」であった。
長女の渡辺直子さんを中心に、遺族らが真相の解明に奔走し、現在も努力は続け
られている。

ところが、渡辺直子さんの懸命の調査により明らかになったのは、
警察、検察の捜査の杜撰さであった。
さらに、本来ならば、積極的に協力、あるいは中心となって動かなければ
ならないはずの阪神球団が、あろうことか、遺族を刑事告訴している事実が
発覚したのである。
この噂を聞きつけ取材依頼をした在阪の放送局に対し、阪神球団広報部長の
名で書面にて回答し、しかも放送自粛まで要請してきたというのだ。
関西で厳然と存在する<タイガース・タブー>の前に、この放送局は
少なくとも報道内容の縮小を余儀なくされることであろう。
告訴内容の詳細はまだわからないが、阪神球団自体が直に告訴したのではなく、
渡辺省三さんの当時上司だった者ら2名の名で告訴しているようである。

阪神球団は、なぜ刑事告訴などという暴挙に出たのか――。
しかしこれは、渡辺直子さんの執念の追跡が、まさにタイガースの<闇>に
迫っていることをも示している。
われわれも、地元・甲子園の出版社として、遺族とともに共闘することを
誓う次第である。

※本家『鹿砦社通信』もご一読を!
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