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===================================================== 発行部数 12 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/03/08 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 乱歩R 局 名 日本テレビ系 放映日時 曜2時 キャスト 明智小五郎(藤井隆) 堀越学(筧利夫) 帆音ユキ(本上まなみ) 雷道所長(岸部一徳) 小林芳雄(大滝秀治) 澤村鈴子(藤谷美和子) 滝口美咲(藤崎奈々子) 森島 (大倉孝二) 重松優子(網浜直子) 戸田 (梅垣義明) 謎の男 (麿赤児) 脚 本 丸山智子 長川千佳子 あらすじ 生きているかのように美しく 死体を花で飾る ディスプレイ殺 人が頻発する。 展示現場は 作者によってメールで告知され、多く の観客を引き入れていた。 この日も 街中に飾られた『ヴィーナス の誕生』と名付けられた作品が死体なのに気付き、通行中の女性が 悲鳴をあげる。 明智探偵事務所の雷道に花束が届く。 添えられたカードを そっ と机の引き出しにしまい、出かける雷道。 女からだと 騒ぎ立てる ユキ。 雷道と入れ替わりに 暗い表情の明智がやってくる。 明智家の墓 が荒らされたと聞き、小林は「二十面相の仕業だ。 自分が突き止め る。」と 息巻く。 25年前にいなくなった父を探して欲しいと 依頼が来る。 依頼 者滝口美咲は、父が消えた後生まれたので 自分の存在を知らないと いう。 籍を入れていなかった母は、父の事に触れず恨んでいると思 っていた。 しかし、亡くなる時 父の写真を残していた母は ずっ と待っていたのだ。 来月結婚する美咲は、花嫁姿を見てもらいたい と願っている。 売り上げが伸びず 上司の叱りを受ける英会話教材営業の森島。 携帯電話のメールに写っていた女性を街中に探し出し、言葉巧みに誘 い出す。 油断した女性を注射で殺害し、フラワーアレンジスクール 経営の澤村鈴子の元に届ける。 森島 「ご用意致しました。 間違いありませんか?」 鈴子 「ありがとう、森島君。 本当にいい素材を集めてくれた わ。」 繰り返されるディスプレイ殺人の作家は鈴子で、材料の提供者は森島 だったのだ。 今回の作品『恋人たちの楽園』を前に、堀越が苛立っている。 殺 害された2人に接点のない 無差別殺人。 情報を得て駆け込んでき た明智は お前の力は借りないと 堀越に追い返されてしまう。 明 智は、野次馬の中から立ち去る不振な女性を目撃する。 花束が届いて以来、出かける事が多くなった雷道。 今日も携帯電 話で呼び出されて 事務所は留守。 ユキは女性からだと勘ぐってい る。 美咲の父の写真に小さく写っていた『重松葬儀社』の情報を得た明 智。 しかし、訪ねた葬儀社の重松優子は 25年前は自分の父が亡 くなった時なのだと 口が重かった。 援助交際目当てに声をかけてきた4人組の女子高生を 反対に拉致 する森島。 鈴子 「勝手な事をして。 でも、気に入ったわ。」 ジャングルジムに飾られた女子高生の死体は、『気まぐれなエンジェ ルたち』と名づけられた。 到着した堀越たちは ディスプレイ殺人 の手掛かりを得られず焦っていた。 その野次馬の中、隠れて笑って いる鈴子に 雷道が近付き話しかける。 事務所に訪ねてきた謎の男が、雷道と奥の部屋で話し合っている。 女がらみで強請られているのだと 盗み聞いたユキは明智に囁く。 心配する明智たちに 昔の知り合いだとはぐらかす雷道。 無差別なディスプレイ殺人事件の手掛かりが得られずに悩む堀越に 明智が助言する。 犯人は自分の作品である死体を 多くの人に見 せたがっている。 犯人にとって 現場はギャラリー。 犯人は現場 で 観客の様子を見て楽しんでいるはずだと。 堀越 「この前は悪かった。 いつも感謝しているよ。」 いつに無く殊勝な様子で事務所を出て行く堀越が 明智は気になった。 雷道 「ついに犯人の気持ちがわかるようになりましたね。 そろ そろかもしれませんね。」 雷道の言うそろそろとは、亡くなった父の手紙『二十面相はいつか 君の前に現れる。』の事だった。 3代目である明智は 二十面相を 追う運命にあった。 部屋の明かりを消し、デスク上のスタンドに手 をかざし 光の当たる手とその影を示す雷道。 雷道 「たとえどこに行こうとも 影が生まれる。 光が強くなる ほど 必ず影が付きまとう。」 かつて明智が対決した黒蜥蜴が残した言葉を 雷道も繰り返す。 旧 知の小林は 雷道を見つめ何かを感じ取る。 再び、携帯電話に呼び 出され 出かけていく雷道。 電話の声「…いつ用意できるんだ…ばらされてもいいのか…俺だよ 明智の墓を荒らしたのは。」 男の言葉に 凍りつく雷道。 最近 顔を知らない父親が夢で笑いかけてくるという美咲。 その 父を慕う健気な姿に背中を押され、再び重松葬儀社を明智は訪ねる。 行方不明の父を探す美咲の事を聞き、ほだされる優子。 優子が頑 なだったのは、25年前に父を殺害されたからだった。 父の謎の死 を調べようとした母に「今度は一人娘の葬式を挙げる事になる。」と 脅迫電話がかかってきたため、父の死を口にするのはご法度になった のだと、詫びる。 自分も父の死と向き合う決意をしたという優子と明智は、かつての 従業員戸田に会いに行く。 待ち合わせた喫茶店で 写真を見せる。 25年前の従業員は 戸田と同郷の国分の2人で、美咲の父は 国 分だろうという。 葬儀社をやめた国分は 海外で大麻所持で逮捕された。 そのため 送金を頼む葉書を戸田に送っていた。 また、優子の父が殺された理 由について 意外な事を口にした。 たぶん初代明智小五郎の娘の葬 儀を引き受けたから 恨まれたのではないか。 あの葬式から 全て は始まったのだと。 突然出てきた祖父の名に、動揺する明智。 美咲に父親が犯罪者だとどう伝えればと憂う明智に 小林が助言す る。 小林 「真実の前に事実がある。 父親なのは 紛れもない事実。 その運命を 子供は受け入れなければならない。」 小林に 母について質問しようとした明智だが、謎の男からの電話で 遮られる。 雷道に約束をすっぽかされたという男の言葉に、戸田と 同じ訛りがあるのに 明智は気付いた。 そして、花束のカードの文 字は 葉書に書かれた特徴のある国分の字と同じ。 雷道がたびたび 会っていた謎の男が、国分だったのだ。 明智は、ホテルの一室に 国分を訪ね、娘の存在を知らせる。 日 本をはなれた後に生まれた美咲が 花嫁姿を見てほしいと探している と。 すさんだ国分は すぐには娘の存在を信じようとしない。 滝 口美咲という名前に心当たりはあったのだが。 美咲の母が亡くなっ たと聞き、空白の25年を悔やむ国分。 自分は死んだと言ってくれ 話す事はないと明智を追い返す。 国分 「ばちが当たったんだ。」 プールに浮かぶ作品『水上のイカルス』を 観客が取り巻いている。 明智の助言どおり 堀越は観客の中に犯人の姿を探し、鈴子を見つ ける。 鈴子は 少し離れて観客を眺め ほくそえんでいた。 堀越は 鈴子と森島の車の後を追い、フラワースクールを突き止め る。 特別レッスンだと呼び出された 由香が入っていくのを目にす る。 森島が由香に毒入り注射器を向けた時、堀越が飛び込み助ける。 森島に手錠をかけ 鈴子の後を追う堀越。 迷路のような室内をた どり、花の保管庫に隠れていた鈴子を見つける。 堀越 「汚れた花は すぐわかる。」 鈴子 「亡くなった方に 綺麗な花を手向けるのは当然の事でしょ う。」 鈴子を逮捕しようとした堀越は、背後から何者かにナイフで刺されて しまう。 堀越 「お前〜。」 振り返り犯人の顔を確認した堀越だが、花びらの舞う中にどうと倒れ こみ 動かなくなった。 国分は雷道を 何かの理由で脅迫していた。 明智の墓を荒らした のも 国分だった。 悔やんだ国分は、いったんは追い帰した明智に 電話で連絡を取る。 国分 「すまなかった。 こんな俺でも 娘は喜んでくれるのだろ うか。」 国分は 明智に雷道に会わなければならなかった理由を話すという。 電話を切った後、部屋に入り込んでいた黒手袋の人物に 口を封じ られる国分。 待ち合わせた芝公園に 駆けつけた明智。 そこには既にパトカー がいて、国分が『闇からの招待状』というタイトルで 飾られていた。 警察は、連絡がつかない堀越に呼び出しをかけていた。 仰向けに 倒れたままの堀越の手には 鳴り響く携帯電話が握られていた。 明智 「国分さん、どうして。」 『闇からの招待状』というタイトルに 雷道の言葉を思い出す明智。 〈そろそろ二十面相が会いにくる。〉 途方にくれる明智の姿を、 パトカーの赤色灯に照らされた雷道が 遠くから見つめている。 寸 評 事務所での、ユキと小林の言い争いは お決まりで楽しい部分で す。 残念ながら、あらすじでは省いてしまう事が多いのですが。 今回のネタは、ユキが言う『ディスプレイ殺人』と、小林が言う『デ スプレイ殺人』。 死を遊ぶという事では 間違っていませんよね、 小林さん。 このドラマ、タイトルバックが毎回変わります。 次回を予告する ような内容。 今回は事務所の中・雷道のデスクパソコンに白い仮面 が浮かび上がりました。 という事は、やっぱり…? でも2週にわ たる今回は、意外な展開が欲しい所です。 執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 夜中にプリンを食べています。 さっきはバナナも食べました。 ああ、私 の血となれ 骨となれ、肉となれ。 ますます肥えていく私です。 (飯塚) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |