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タイトル:非公式情報 第102号  2004/03/12


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スペインで鉄道爆破

By STRANGELOVE

11日、スペインのマドリードで爆発があり、200名近くが死亡した。3つの駅の構内や周辺などで合計10発が爆発したという。事件直後、スペイン政府は『ETA(バスク祖国と自由)』の犯行だと断定したが、現時点で実行グループを特定することは無責任である。

勿論、ETAの可能性もあるが、イスラム系のグループが実行したとも考えられる。1990年代後半にペンタゴンでは、戦争の形態が変わったとする見方が広がっていた。正規軍と正規軍との戦いの時代は終わり、21世紀は『チェチェン/ソマリア型』のゲリラ戦を戦わなければならなくなると分析したのだ。

『チェチェン/ソマリア型』の戦いに特定の戦場はなく、攻撃目標は防御力の弱い場所が選ばれることになる。つまり、想定外の場所の学校や病院、劇場、鉄道などが狙われるということだ。(もっとも、第2次世界大戦終盤にアメリカ軍は東京の下町を絨毯爆撃、広島や長崎に原爆を落としているわけだが。)

アメリカとイギリスは勿論、スペイン、イタリア、日本などはイラクに戦争を仕掛けた同盟国なわけで、どこが攻撃されても不思議ではない状況にあることは言うまでもない。狙われる場所は軍事施設以外だと考えるべきだろう。

こうしたことは、イラク攻撃前からわかっていた話。だからこそ、石油産業と同様、アメリカの軍制服組の少なからぬ幹部は開戦に反対していたのである。日本の小泉純一郎首相も予想していたはずである。

では、イスラム系グループの犯行で決まりかというと、そうでもない。例えば、戦後、1980年代までイタリアでは爆弾テロが何度もあった。駅が爆破されたこともある。当初は『左翼過激派』の犯行だとされたが、1980年代になってイタリア情報機関と右翼グループが実行したことがわかった。その背後には某国の情報機関が存在しているとする報告もある。

爆弾テロで国民を脅し、治安システムを強化(ファシズム化)して左翼を一掃しようとしたのである。いわゆる『緊張戦略』である。

いずれにしろ、今回の鉄道爆破の根は、あの国にある。

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