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ecomix−design magazine No,28              
                     2004/3/1
  「建物に囲まれた都市にいながら
   何故か自然の快適を感じることができる暮らし♪」

※※※※※※※※※※※ 目次 ※※※※※※※※※※※※※※※
 
 冬のエコミックス調査のお話。No.2
 冬場の室内の温度・湿度環境を調べてみました。

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 ここ最近は、ずいぶん春めいてきました♪
 今日なんて、4月中旬の気温だそうですね。冬用のコートを
 着ていると、汗ばむような場面が多くあったように思います。
  梅も咲き始め、もう春はすぐそこまで来ているんですね♪
 (同時に花粉症の方には辛い季節がやってきましたが・・・)
 
 さて、遅くなりましたが、今回は前回の続きで冬場の室内の環境
 調査結果の続きをお伝えします。
 その結果をまとめたものをホームページにも掲載しました。
 ご覧下さい。⇒
        http://www.ecomix.jp/ecomix_support/index.html

調査内容は、□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 
 1.自然素材の調湿効果(前回のメルマガです♪)
HPようやくUPしました ⇒ http://www.ecomix.jp/ecozo/6.html

 2.室内全体の温熱環境バリアフリー 

 3.ペアガラス・ハニカムサーモの断熱効果 

 4.蓄熱効果(コンクリート・蓄熱暖房機)
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□の4項目となります。

 ☆今回は、「室内全体の温熱環境バリアフリー」編です。☆

 調査内容は、各部屋の上部に設けられたスリットや、
 輻射熱と自然対流型の「蓄熱式暖房器具」によって、リビングや寝室
 では、冬場どのくらい同じ快適温度を保つことができるのか・・・
 それらを調査すべく、外部・内部数箇所に温度計を置き、計測しま
 した!

  さて、調査の結果は如何に!?

−−−−−−−「室内全体の温熱環境バリアフリー」編−−−−−−−

 調査したお宅は、東向きの南側の角部屋。(いわゆる東南角住戸)で、
 リビングバルコニーは西向き、寝室バルコニーは東向き、
 ダイニングには南に窓が付いているお部屋です!
 
 暖房器具は、通常のお宅だと、エアコンやファンヒータ(対流式)
 をお使いになっているケースが多いかと思いますが、こちらのお宅
 では「蓄熱式電気暖房機」を使用しています!これは、輻射熱を利用
 するもので、温度が高くなるまでには時間がかかりますが、温度はどこ
 でもほぼ均一!不快な温度差のムラがほとんどなく、熱性能の比較的
 高いマンションなどの良さを引き出すのに適した暖房器具と言えます。
 
 ※「蓄熱式暖房機」深夜電力(日中の使用料金の1/3〜1/5)
 を使用し蓄熱するもので、空気の流れを感じさせることのない
 輻射熱と自然対流式の暖房です。


 ★こちらの調査の様子をエコ憎がレポートしてます。是非ご覧下さい★
      ⇒ http://www.ecomix.jp/ecozo/5.html 
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  結果
 ====
 ■外気温は、深夜0時〜早朝6時くらいまでの間は、方位に関係なく
  約8℃前後を推移。
  陽射しが入りはじめると、午前7時頃より東側の気温が急上昇しはじめ、
  午前9時ころには13℃前後の気温に達し、午後15時ころまで
  は、ほぼ同じ気温が保たれます。
   南側も9時頃から気温が急上昇していき、だいたいお昼前後で
  18℃くらいまで達します。その後は、東側とは違い少しずつ気温が
  下がっていきます。
   西側は、早朝からじつに緩やかに気温が上がっていき、午後14時〜
  15時頃の気温が一番高く13℃ほどに達します。それからまたゆっく
  りとした速度で気温は下がっていきました。

  結果的に外部気温は、日当たりなどの状況に応じて、日中は、
  約8℃〜18℃くらいの間で、継続的に温度変化がありました。

 ■室内の気温は、南側の計測点が日射の影響を受け多少の変動がありま
 すが、ほぼ全計測点において20℃前後で推移しており、常に安定し
 ていました。(南側は東・西より日射の影響で平均して2〜3℃高い。)
  
  結果的には、外気温の温度変化に対し、室内は、常に東側・西側
 は20℃前後、南側は、23℃前後の気温が、ほぼ1日中保たれ
 ていました。 
  
 温熱環境のバリアフリーという観点でいうと、外気温に対して
 室内温度は暖かく、部屋に関係なくほぼ一定に保たれた、非常に
 ムラのない快適な温熱環境であったと言えます。

  これらは、各部屋上部のスリット、輻射熱を利用した蓄熱式暖房機
  が非常に有効だったと考えられます。


   これらの詳細は、ウェブにも掲載していきます。
  次回は、ペアガラス・ハニカムサーモの断熱効果編 の
  お楽しみに♪


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