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▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 南米旅行記No.32(2004年3月1日 Mon.) ▽▲▽▲▽▲▽▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ Index 1.今週のコラム 2.株 3.米墨戦争 4.スパニシュスラング 5.メキシコ旅行記IV 6.南米旅行記XXXIII □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今週のコラム おはようございます。今週号は1日遅れとなりました。ご迷惑お掛 けしております。 また、学歴詐称のことですが、民主党は古賀議員を除籍処分に してケジメをつけているのに、自民党は小泉首相、安倍幹事長とい う政権コンビの学歴詐称にホッカムリして有耶無耶にしています。 安倍幹事長は西海岸の私学の雄USC(南カリフォルニア大学)の 政治学科に二年間留学したとHPに記載し、安倍事務所も彼が 大学で「アメリカの大統領制について勉強した」と繰り返し強調 しているそうです。実際には、正規の政治学科の授業は受けたこ とはないらしく、これを学歴詐称でないといえば、世の中に嘘と いう言葉が無くなってしまうことにはならないでしょうか。 小泉首相の場合はロンドン大学に留学とHPには記載されているだ けらしいのですが、首相就任時の新聞インタビューでロンドン留学 2年と答えていますし、イギリスのブレア首相にも「ロンドン留 学2年」と語っているのだからあきれたものです。実際には、ロン ドン滞在は9ヶ月で、それも正規の学生ではなくて、パートタイム の学生だったらしいのです。留学の内容を玉虫色にしているところ が味噌のようです。 しかし、ここまでは民主党の古賀議員も自民党の政権コンビも五十 歩百歩ですが、小泉首相はなんと慶応大学の卒業月も誤魔化して いたというのです。まあ、これは二ヶ月違いだけだからいいとしても 日本の総理大臣になる人間が浪人を2年して慶応に入り、卒業す るために5年(普通は4年ですよね)ではたらず、2ヶ月(5月卒 業で教授に泣きついて卒業させてもらったのでしょう)もおまけに 付いているのだから、情けない話しです。恩師、加藤寛氏は「小泉 君は勘を働かせてスイスイといくタイプで、試験などでも、勘が当 たった時はすごい力を発揮した」とコメントしています。このコメ ントの裏を読むと、普段は成績が悪かったということではないでし ょうか。 これで終わりにしようと思ったら、なんと総務大臣にして故吉田 茂元総理の孫で、悪太郎(悪そうな顔をしている)と呼ばれている 麻生太郎の学歴詐称も飛び出しました。JC(日本青年会議所)の経 歴書と日本人名録2002にはスタンフォード大学(モーストコン ピティテブ【最も難しい】)の大学院に二年間在籍して修士を取得し たと記載されているそうです。実際には英語のクラスしか取って いなかったそうです。そりゃそうですよね、この人、テレビによく 出てくるけど何を言っているか判りづらいですから、アメリカと いうか世界でもトップクラスの大学院を出られるわけがないですよ。 アメリカではパワースーツといって高級な服を着て相手を威圧して ビジネスを有利に持っていくというのが常套手段のようです。中身 がなくても表面だけ飾るわけです。日本も同じですか。これと同じ ように、日米とも、嘘をついてまで、政治やビジネスにパワー学 歴を使う傾向にあるようですので、我々は騙されないようにしな ければなりません。 特に国会議員は国民の税金を年間6000万円も受け取るのです からチェックを厳しくしましょう。古賀議員に始まった外国での 学歴詐称は、多くの政治家の経歴書やHPの記載を変更させたそう です。古賀議員は間接的に議員へ学歴詐称の違法性を教えたという ことになるのでしょうか。(笑・・・・ エドワルド □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 株 イヨイヨ日本株が始動してきたようです。金曜日の日経平均は 226円アップ、11,000円台を回復しました。為替の方 も円ドルレート109円台と輸出企業の株価にはもっともよい 環境になってきました。 ここ一ヶ月ほど不動産株に集中していたのですが、二千株も信用 買いしていた住友不動産(8830)が株式増資を発表し、それ まで1,050円〜1,150円のレンジ内で動いた株価が暴落(何 故かというと一株当たり価値が希少化する)、低いところで970 円前後まで下がりました。一応成り行きで信用売2000株を入 れたのですが約定したのは987円で、その時点で16万円ほど の損になっていました。かといって、970円台になっても、もっ と落ちるかも知れなという恐怖感で買戻しが出来ず様子見をしてい るうちに、信用売りした値段まで戻してしまい、結局、買い戻しし たのは985円でした。金利と手数料を入れて僅か1,000円 の儲けにもなりませんでした。恐怖感の割りに儲けが少なすぎま した。 その後、株価は1060円台を買い回復しました。なんだか北浜と かいうアナリストが買い推奨している上に、不動産株は上昇基調 にあるので、来週には損失はなくなるでしょう。しかし、「大山鳴動 してネズミ一匹」というという言葉ピッタリの週でした。 ============================== 株の売り買いの鉄則は、安いところで買って、高いところで売るか 高いところで売って、安いところで買い戻すかです。 そういう意味で言うなら 東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、フジ クラ(5803)、安川電機(6506)が買いの方で面白いかも しれません。 売りの方は、不動産、銀行などは相当高値にきていますので、も う5%〜10%前後株価が上がれば売り時かも。 株式売買は自己責任でお願いします。 エドワルド □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 米墨戦争 1836年テキサス戦争の結果ローン スター ステーツ(テキサ ス)が1846年にアメリカに合邦することを宣言、怒った大統領 サンタ アナ(テキサス戦争の時農夫の格好に化けて逃げようとした が捕まって捕虜になる)はマリアーノ・アリスタを総司令官として2 000の兵士をテキサスに送り込んで、トーントン大尉率いる部隊 と衝突(トーントン事件)、アメリカ兵士14名を殺害、残りを捕虜 にした。 近くにいた連隊長テーラー(後の11代アメリカ大統領になる)は メキシコ遠征軍の司令官に任命される。メキシコ軍が補給基地ポイ ントイサベルに接近しているという情報を得たテーラーはポイント イサベルに向った。 しかし、メキシコ軍はマタモロスにも相当の兵力を残しており、 テーラーの野戦陣地に攻撃を仕掛けた。この戦いで居残り司令官 の少佐が戦死するが、降伏することなく戦闘を続行した。 メキシコ軍の罠に引っ掛かったテーラーはテキサス砦に戻ろうと するが、メキシコ軍の司令官アリスタの待ち伏せにあってしまう。 しかし、兵力は少ないが装備に優るアメリカ軍はメキシコ軍を撃 退することに成功する。 翌日、両軍は近くのラ カサ デ ラ パルマで衝突、戦闘は終日 続いたが、最終的にアメリカ軍が多大な損害を受けながらも勝利し た。5月18日メキシコ軍は170キロ南にあるモントレーへ撤退、 アメリカ軍はマタモロス(メキシコ湾側のボーダーの町で今でもあ りますよ)に入った。そして、1846年の夏は戦闘が起こること もなく過ぎていった。 つづく・・・ ============================== 資料を書き換えただけなのですが、歴史というのは、書き方が同じ ような感じなので、自分の色を出すのが難しいですね。まあ、その うち上手くなるでしょう。 このメルマガでは、みなさんにラテンアメリカを総合的に知って いただきたいですし、私も知らなかった事を知る事ができるので 歴史を書いていますが。退屈な人はスキップしてください。 しかし、テキサスを独立させておいて、ほとぼりが冷めた10年 後に併合するのですから、アメリカは天性の詐欺国のようです。 戦前の日本もアメリカの真似をしたんじゃないでしょうか。 次の号は、いよいよメキシコ内部での戦いです。お楽しみに。 エドワルド □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ スパニシュスラング、 Cojones! (コホネス) 畜生 怒ったとき ヤッタゾ 驚いたとき キューバ人がよく使います。 みんさんで、Cojones □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ メキシコ旅行記IV ロスへ帰る車の中で「おかしいよな。なんで、警官が来たんだ」 とエドワルドが口火を切った。 「ディスコで働いている誰かが電話したんだろう」。 「でも、なぜ電話しなきゃいけないの」と美佐子が割って入った。 「そら、金儲けさ。警察と山分けしたかも知れないな」。 「メキシコていうのは、汚職だらけの国みたいわね」。 「どこの、国も同じだよ。日本はオブラートで包んで、汚職を分か らないようにしているんだよ」。 「そんなことはないわ。日本はまともよ」。 「それは、下っ端にはそうだけど。上流階級は汚職にまみれているん じゃないの。それに日本の地方議員の3割以上が建設会社の社長と 血の繋がりがあるというしね」。 「日本の下っ端もおかしいよ。会社で高速券を余分に申請して実際 には私的に使うし、ガソリンだって、スタンドと結託して盗んでい る奴も多いだろう」。 「山村、何で知っているんだ」と言いながら私は笑った。 「会社に勤めている時、みんなやっているのを見ていたんだ」。 「お前もやっていたんじゃないのか」。 「そうなの」と美佐子が相槌をうった。 「日本は不公平だよ。ラテンアメリカなんか、上から下まで汚職を することができるから、ある意味では平等なんだ」 「もう、メキシコはいいわ。汚いし、食べ物も不味いしね」 「おいおい、アメリカみたいに、食べ物が不味いところに住んでいて よく言うよ」。 アメリカは世界の中心だからアメリカにあるものはすべて、発展途上 国のものより優れていると考える日本人が多いが、実際に、メキシコ 料理とアメリカ料理を比べた場合、メキシコ料理のほうが豊富で、美 味しい。辛いものが嫌いな人はさておいて、エドワルドにはそう思え る。前にも書いたが、ニューヨークやロスアンジェルスの大都市には 世界各国からの移民したての住人が住んでいるので、本国の本格的な 料理が味わえる。だから、大都市は例外といえる。 「でも、やっぱりアメリカが好き」 「勝手にしろ、俺はラテンを旅行するぞ」 「ラテンへ行くんなら、彼女を連れて行くのは愚の骨頂だな。あそこ は男も女も一人で行くから、価値があるんだよ」 「それどういうこと」 「ラテンがセックス天国だということだよ。彼氏を逃がさないようにな」 「いらないこというんじゃないよ」 翌日、英語学校に行くと、相変わらず、スペイン語、中国語が飛び交 っている。彼らラテーノは、あの闇に紛れて、あのフェンスを越えて きた。この世界一豊かな国で、豊かな暮らしをすることに憧れて、越 えてきた。しかし、英語もろくに話せない、メスティーソ(インディ オと白人の混血)である彼らが、この国の富を享受する可能性は殆ど ありえない。男はレストランの下働きか肉体労働、女性はダウンタウ ンにあるラテーノ専用のダンスクラブで春を売るぐらいが関の山である。 彼らがこの国に入ってきた入り口は見た。深夜に密入国する人々が、 フェンスの側をぞろぞろ歩いていた。そのうちに何パーセントかはボ ーダーパトロールに捕まるだろうが、入国してロスのやって来た者に は、今度は職探しの難題が降りかかる。郷里から持ってきたなけなし のお金が尽きるまでに仕事を見つけなければならない。見つけられな ければ、麻薬売りか売春婦にまっ逆さまである。これらの悲しい人々 が、どういうところに住んでいたのか、むしょうに知りたくなった。 「よ〜し、俺はラテンアメリカの奥深く入っていくぞ」と夢は胸いっ ぱいに膨らんだ。 つづく・・・・ ============================== メキシコ側のフェンス沿いの道を深夜、車で走っていると、いるわ いるわ人が何十人いや何百人ぞろぞろ歩いていました。 ロスにあるイーストLAに住んでいる多くのラテーノが、ここから 密入国してきたのでしょう。 密入国の旅の途中で犯されて妊娠する女性も多く、私の知り合った 女性は子供を生みました。カトリックの上、教育もろくに受けていな ので、堕胎は好まないようです。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 南米旅行記XXXIII バスは、パンアメリカンハイウエィに沿ってナスカの街に入って いく。 砂漠の中にある寒村という感じだった。この街が、世界中に名前 を轟かせているナスカの地上絵にアクセスするための前線基地で ある。 バスから降りると、東洋人らしき女性がたどたどしいスペイン語で、 必死にバス会社の職員に何か言っている。話を聞いている職員が困 った顔していた」。 「日本人ですか」と日本語で訊くと。 「そうです。あなたは日本人ですね。ホテルを探しているんですけ ど」。 「それじゃ、一緒に探しましょうか」と提案する。「しめしめ。ひよ っとしたら、久しぶりに日本の女性とできるかもしれないぜ」と下 心が見え隠れしている。 そのとき、「ホテルを探しているの」といいながら、地元の少年 が寄ってきた。 「そうだよ」。 「じゃ、僕がいいホテル知っているから、連れて行ってあげるよ」。 無邪気そうな少年なので、イタリア人3人と日本人女性とともに、 後を付いていく。 「日本はどこですか」。 「東京ですけど」。 「スペイン語は、ちょっと話せるようですけど」。 「日本で毎週一時間だけ習っているんですけど、全然、聞き取れなく て」。 「こっちに来ちゃえば、直ぐに聞き取れるようになりますよ。僕なん か、6ヶ月でなんとなく旅行ができるぐらいになりましたよ。アメリ カに住んでいたんで、上達が早かったんでしょうけど。英語とスペイ ン語の60%ぐらいのボキャブラリーが同じかよく似ているんですよ。 難しい言葉は殆ど、ラテン語(ローマ語)から来ていますからね」。 「そうなんですか。じゃ、スペイン語を勉強すれば、英語も上達す ると言うことね」。 「そうですよ」といいながら、彼女の顔や体を、分からないようにチ ェックする。 「足が長そうだけど、お乳が小さいようだ。顔が今一だな」とこの 日本女性の値踏みをしている。おそらく、向こうも同じことをして いただろう。 ホテルに着いて、レセプションのペルー人が、イタリア人三人と日 本人二人を別々の部屋により分けた。彼女の顔に困惑の表情が表れ ている。ペルー人がスペイン語で「うまくやれよ。今夜はお楽しみ だな」と早口でいっている。それを聞いて、イタリア人たちが大笑 いしている。彼女は意味が分からずポカーンとしている間、私のい かれたかけた手動コンピユーターが「どうしよう。このまま一緒の 部屋に入っちゃおうか。しかし、手を出して拒否されて、騒がれた らどうしよう。ペルーの法律は女性有利にできているらしい。監獄 にいれられたら、大変だ」と計算している。導き出された答えは、 イタリア人の部屋に一緒に寝かしてもらうということだった。(こ のポンコツコンピューターめ)レセプショオンの男が「Que tonto. (まぬけ). Maricon(ホモ野郎)」といって大笑いしている。スペイン 語をだいたい聞き取れるイタリア人ももちろん、大笑いだ。 イタリア人の部屋にベットのクッションを運んでもらい、床に置い てもらった。一人のイタリア人が急にブリーフタイプのパンツ一丁 になり今度は、尻を振って歩いている。この連中はホモじゃないだ ろうなという心配に囚われだし、スイアーミーナイフを抱いて朝ま で寝ることができず横になっていた。 つづく・・・・ ============================== おしいことをしました。でも、あまり好み出なかったし・・・。 しかし、オカマだと笑われて、オカマに犯されることを心配して いたのだから、複雑ですね。 ////////////////////////////////// ★ このメールマガジンについてのご意見、ご感想について質問等、 ございましたら cubajapo@m3.kcn.ne.jp までメールして下さい。 ////////////////////////////////// ★ 登録/解除の方法 http://www3.kcn.ne.jp/~cubajapo/melmaga.html 「南米旅行記」は、上記のURLよりいつでも登録/解除可能です。 ★ホームページ http://www3.kcn.ne.jp/~cubajapo/ &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& ★ 「南米旅行記」(週二回) 発行責任者 :エドワルド ★ 発行システム Mailax http://www.mailux.com/index.php E‐magazine http://www.emaga.com/ メルマガ天国 http://melten.com/ 「南米旅行記」は、本サービスを介した情報により発生あるいは 誘発された損害,情報の利用により得た成果、または、その情報自体の 合法性や道徳性、著作権の許諾、正確さについての責任を負いかねます。 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& |