メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 2月29日号  2004/02/29


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                     運ちゃんのひとりごと

  2004/FEB/29TH 第156回(mag2は-100回)、melten81回、e-mag59回
              購読者数 768名    posbeeは第26回

          今日現在までの走行距離24,460km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 最近はトラックもスピードが出せなくなったということで、違った意味で嫌な
思いをすることが多くなりました。
 先日も普段どおりに、高速道路を時速80km/hで走行していましたら、追
越車線でもたもたしているトラックが後方に見えました。

 『なんやこいつ、しばかれるで。』

 と思って見ていましたが、いっこうに走行車線に移る気配もなく、そのまま
だらだらと走っています。
 少しずつ私に近づいてきて、並んだときに、

 『どこの運送会社や!』

 と思ってチラッと見てやったら、見たことのない会社。
 だから許されるのでしょうか。
 こんなのうちらのような鈍足で有名な会社がやっていたら、即幅寄せの刑
に遭います。
 まわりを無視して走るっていうのは、私にはできない走り方ですね。

 追越車線をそんなにだらだらと走れる奴やから、相当横着な奴なんやろう
と私は様子見していました。
 ほーっ、なかなかぴっかぴかのトラックできめています。
 大事に乗っているのは、よくわかりました。
 しばらくして、そのトラックは行動にうつりました。

 そのトラックの後部が私の前に抜き出たところで、しかも黄色の車線変更禁
止ゾーンに入り込む寸前というところで、そのトラックは急に車線変更をして、
私のすぐ前にはいってきました。
 車体全体を押し込むようにして。
 いやぁー、驚いたわ。
 つまり私をまくりの対象にしていたわけです。

 いや、別にまくるのは構わんけど、そんなまくり方ってあるんかよ。
 そのトラックの後ろを見ていると、ズラーっと長い列ができていて終始、おか
しな運転をしているなあと思って見ていました。
 まわりに気配りのできない奴の運転って、この程度なんですよね。

 その運ちゃんは、会社で速度の規則に縛られていてそういう運転をしている
のでしょうが、端からすれば、それは大いに迷惑です。
 ゆっくり走るならば、ゆっくり走るなりの走り方というものがあるのです。
 完全に流れを止めているわなぁ。
 その後もその運ちゃんの走り方を観察していました。

 ようやく目的を達成したのか、80km/hガチガチで走り続けています。
 80km/hで走っているトラックを80km/hで追い越そうとしていることに、とても
無理があるなぁと私は感じました。
 それと同時に、独りよがりな奴だなぁと次第に腹がたってきました。

 気の短い運ちゃんだと、ここですぐ先の高速バスの停留所あたりに強制的
に止めさせて実力行使という構図が浮かんでくるのですが、そんな奴を殴る
ことの意味を見出せないので、私はここではひとつ大人になりました。
 高速道路に限らず、一般道においても、時折このようなトラブルの光景を目
にすることが皆さんもあるかと思われます。

 腕っ節のいかにも強そうなスキンヘッドの運ちゃんが、小柄なヨレヨレの爺さ
ん運ちゃんを殴っているような光景が。
 あれってどちらが悪いと思います?

 なんとなく見ていると、スキンヘッドの運ちゃんのほうが悪者扱いされてしま
うところがありますが、その運ちゃんだって知らない爺さんを殴るほどのあくどい
人でもないだろうし、第一、そんな暇を持ち合わせてはいないんですよ。
 いま多いでしょ?
 基本的なマナーを知らないプロドライバーって。

 追越したトラックのすぐ前にお尻をねじ込むようなはいり方をするような不届
き者が。
 あれはなんなんだよって、いつも思います。
 他人様を追い越すってことは、自分とは明らかに走ろうとしている速度が違
うときに行うものですよね。

 だから、似たような速度で走っていたら、とりあえずはついていくというような
協調性も必要なことなんですよ。
 運ちゃんはサラリーマンができないような人がなる職業だと巷では言われて
いますが、あれは大間違いであって、みんなの職場である道路の安全を確保
する意味で考えれば、目立った行動は慎むべきものであるのです。

 結局、今回の腹立たしいそのトラックは、自分の世界に入り込んでいるので、
勝手にしてもらおうということで、私もデジタコの点数が乱れるのを覚悟の上で
追い越してさっさと行きました。
 当初、そのトラックも追撃してきましたが、諦めましたわ。
 最初から出せるのならば、出しやがれってね。

 いつも等速で走っている運送会社の運ちゃんというのは、皆さんが思う以上
にわずかな速度に対して敏感に物事を捉えています。
 ほんの1km/hや2km/hの速度の違いでも、まくりの対象に入れられてしまうの
ですから。

 もっともこれは、いつもアクセルをべた踏み状態にして走っている運ちゃんに
は、無縁の世界です。
 ここで皆さんにひとつ伺いましょうか。
 アクセルべた踏みでかっとんでいる運ちゃんの運転と、等速できちっと速度
を守って走っている運ちゃんの運転とでは、どちらが疲労が大きいでしょう。

 正解は後者です。

 なぜなら、考えて走っているからです。
 前者は、速度を上げて走っているということで視界が狭められてそのぶんで
の眼の疲労はあるでしょうが、他の精神的な疲労はありません。
 もしあるという人がいれば、それはプロドライバーとしての素質のない人なの
でしょう。

 もし速度無制限でトラックを走らせてくれるのならば、私は東京ー名古屋間
ならば、ノンストップで走る自信があります。
 実際、速度関係にうるさくない運送会社に勤めているときに、千葉ー大阪間
を一度の休憩で走ったこともありますからね。
 しょんべんはって?

 したくないときは、まったくもよおさないですよ。
 でも、したくなったけれども、それでも止まりたくないときがあります。
 そういうときには、500mlの空の紙パックを用意しておきます。
 それにモノを押し込んで用を足したりします。
 変なところで我慢してしまうところがありましたね。以前は。

 当時を振り返ると、目に極端な疲労がありましたが、逆に寝られなくなってい
たように記憶しています。
 あの頃はまだ若かったし、やっぱり速度を気にせずに走れるというのは楽な
ことだと私は思います。

 職業ドライバーであれば、自分の走る速度くらいは自分で管理できなければ
ならないはずなんですよ。
 今回、90km/hのリミッターが大型車には装着されるようになりましたが、あれ
はドライバーが自己管理できないということを、行政が判断した結果なんです
よね。

 バンバンまくりながら走って、それですぐに止まって寝てしまうような運転をし
ている運ちゃんの運転というのは、私からすればそれは甘やかされて育った
運ちゃんの運転にしか見えませんね。
 安全運転を維持するっていうのは、とても疲れることなんです。
 だから、たらたら走っている運ちゃんを、けっしてバカにしないでくださいね。

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 購読者の方からは、このようなメールをいただいております。
 朝ごはんさんからです。

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お久しぶりです
 
ウチの会社(営業所)はいい感じになりつつあります
 
昨年の秋ぐらいから、配車係が代わってからというもの
すごくハードなんですが、運転手を操るのがうまいのか
しんどいながらも走ってしまいます 
モノは言いよう といいますが、まさにそんな感じです
 
アサイチの仕事で、荷卸完了時間が昼越えてしまって完了報告をすると
遅くまでお疲れ様・・・から話が始まります 
 
キツイ仕事が重なった時などは、ちょっと無理言うて悪いねんけど・・・
等と気を使って(使ってるように・・・)言ってくれます 
 
前の配車係は、運転手はこれくらいやって当たり前って感じでした
あさやんさんの配車係は、どんな感じですか? 
 
今回のメルマガにありましたが
朝ごはん的うるさい荷主は
ちょっとでもケースが汚れてたら返品  発泡のカスがケースに付いたら文句を
いう
中距離や長距離の時に、夜九時と深夜十二時の二回、自分が何処にいるか
担当者に電話する
わけも無く偉そうなリフトマン  
 
あと、番外編で真夏でも長袖の服を着ないといけないとこ・・・です
 
 
最後に、うちの会社に十輪のビッグサムのオートマがちょっと前に入ってきました
運転手曰く  パッとせんわとのこと
やっぱりなじめないみたいです
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 朝ごはんさん、どうもありがとうございます。

 運送会社にとって配車係というのは、非常に重要な役割を持っていると思い
ます。
 荷物の積込み先やおろし先で運ちゃんがぶっ倒れるくらいにフラフラになっ
て仕事をしているようなところは配車係が相当無理をさせているということがい
えるし、そうでないとしても仕事のやり方に問題があるといわざろう得ませんね。

 1年のなかで忙しいときが何度かありますが、そんなときにただ請けた仕事を
適当にばら撒いているような配車係ではダメだということ。
 同じ仕事を配るにしても、なにかひとこと欲しいですよね。

 『疲れているのはわかっているけど、もう少しだからがんばってみてくれない
か。』とか。

 『この忙しいのを乗り越えるためには、君の力が必要なんだ。』とか。

 『俺のお粗末な配車でみんなに迷惑をかけるが、ここはひとつ乗り切っても
らいたい。』

 などと言われれば、言われた方も仕方ないなぁとなるわけです。
 朝ごはんさんの今度の配車係は、人間のできた方なのでしょうね。
 気配りのきいた配車のできる人は、やっぱり外のお付き合いもうまい人が多
くて、仕事の調整を他の運送会社とうまく融通したりしています。
 効率的な運送というのは、一社だけではどうしても無理があります。

 ですので、他の得意とするものとを融合させて、お互いの利益につながる
ような提携を結ぶことが、今後さらに重要になることでしょう。
 
 朝ごはん的うるさい荷主のところは、的をえているといえますね。

 ダンボールなどのケースも商品だというお客さんがずいぶんと増えて、荷扱
いもだんだんやりにくくなりました。
 運送中にダンボールが動いて擦れてしまって、印刷がにじんでしまうというこ
ともあるのですが、それを箱で購入する消費者にしてみれば、印刷が綺麗に
見えるものを当たり前のようにして物色し、購入するということ。

 これは私も実際そうです。
 いちばん上に置いている本を買わずに、下のものを選らんでレジに向かう。
 折れ曲がっているとか、少しでも難があると買いませんよね。
 印刷・製本したときの状態がそのまま本屋に並んで当たり前の状態なんで
す。

 本屋さんは本が返品可能であるものについては、とやかく言わないのでしょ
うが、あれって全部が全部返品できるものでもないんでしょ?
 他の業種も在庫を抱えないということで、余分に仕入れないようになってき
ています。

 なので、運送途中で傷んだ商品については、以前はお買い上げとか、勘弁
してもらったりしましたが、いまではそんなことは通用しなくなっています。
 いまはどこでも厳しいですから、ひとつの商品の欠品や破損がけっこう大変
な問題に発展したりもします。

 あと、『わけも無く偉そうなリフトマン』というのは笑えますよね。
 リフトマンって、基本的に運ちゃんとは水と油の関係のように感じます。
 荷物を下ろしたらとっとと出て行けとか、機嫌の悪いときにはトラックのあおり
に体当たりするわで、もうほとんどいい加減にしろ状態です。

 あっ、だけどリフトマンでも上手い人と下手な人っていますよね。
 なんでこんなことできないんだろうって思う人もいれば、難しい条件での荷物
の積込みにでも、難なくこなしてしまうようなところを見せ付けられると、『おおっ、
さっすがぁ〜』と感心してしまいます。

 運送会社の経営者って、同じレベルの運ちゃんが育たないところに、ある種の
リスクというものを背負っていると感じるのは私だけなのでしょうか。

 最後に私のいすゞギガ・スムーサーGは、2万キロを越えたあたりから次第にギ
ヤのはいりが良くなり、渋さもなくなってきました。
 スコンスコンはいってこそ、スムーサーというものですから、ここらあたりからが
本領発揮というところなのでしょう。
 これからどんどん良い方向に向かっていくんじゃないかな。

 トラックのオートマとしては、まあ優秀な方にははいるようなので、今後が楽し
みです。

 それではまた、次回ということに。

  ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★

 【発行者】

 あさやん owner@asayan47.com

 サイト http://www.asayan47.com/unchan.html

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