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===================================================== 発行部数 11 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/02/19 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 白い巨塔 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 財前五郎(唐沢寿明) 里見脩二(江口洋介) 花森ケイ子(黒木瞳) 東佐枝子(矢田亜希子) 里見三知代(水野真紀) 柳原弘 (伊藤英明) 東貞蔵 (石坂浩二) 財前又一(西田敏行) 脚 本 井上由美子 あらすじ 国平学文(及川光博)弁護士は、控訴は意外だという。 がんセンターの設立準備が忙しいので、裁判に煩わされたくないと 言う財前五郎(唐沢寿明)教授に、それなら、謝罪していくばくかの 慰藉料を払いますか?と国平。 「示談なんて、冗談じゃない。今度こそ、完全にたたきのめしてく れ!」と財前。 関口守(上川隆也)弁護士は、原告側の鑑定を引き受けてくれる人 を訪ね歩く。みんな、唐木教授は第一人者であり、しかも浪速大に楯 突くことになるような鑑定は引き受けてくれない。 関口は、依頼人の佐々木よし江(かたせ梨乃)に、全国を回っても 証言してくれる人を捜す。そうしなければ、浪速大を辞めてまで証言 してくれた里見脩二(江口洋介)に申し訳ないから、と。 里見は息子・里見好彦(片岡涼)に、自分は嘘を付きたくないから、 大学病院を辞めたと、正直に話す。 そして、好彦が遊びに行くと妻・里見三知代(水野真紀)に、当直 のアルバイトを入れると言う。 お金なら.....と止める三知代に、「お金のためだけじゃない」と 里見。 その時、大河内教授(品川徹)が里見家を訪ねてきて、千成病院を 勧める。ここは、規模は大きくないが、患者本位で、院長も清潔な人。 化学療法の病棟を持ち、緩和ケアにも熱心、と。しかも、里見が浪速 大を辞めた経緯も知っていて、雇うと言っている。今までの研究も役 に立つ、と説明。 「わたしは患者を診察出来なくなって、思い知りました。わたしが 患者を救っていたのではなく、患者により、救われていたんです。こ の話、謹んでお受けします」と里見。 「患者を敬う心が大切だ。君は、またとないいい勉強をした」と大 河内。 財前は花森ケイ子(黒木瞳)に、がんセンターの建設現場を見せて、 「オレの理想のセンターにしてみせる」と言う。 「五郎ちゃんが、理想なんて.....見てみたいわ」とケイ子。 里見が引っ越し荷物をトラックに積んでいるところに、財前がハイ ヤーで通りかかり、ハイヤーを止めると、降りてくる。3年後にがん センターが開設されたら、内科部長として呼ぶから、それまだの辛抱 だ、と言う。 「それが最高の医療とは思えない。その前に、君とは話し合わなけ ればならないことがある」と里見。 「君は絶対ボクに泣きついてくる。なぜなら、君が医者だからだ」 と財前は言い放つ。 一年後。 鵜飼教授(伊武雅刀)は、浪速大の学長になっていた。財前はがん センターの設立委員。 医局では、金策も根回しもほとんど全部財前がやってきたのだから、 当然センター長だろう、と噂する。 裁判以来ビクビクする柳原弘(伊藤英明)医局員に、「強いものが 勝つ」と佃友博(片岡孝太郎)講師。 里見は千成病院の内科医長。 関口が患者として入ってくる。過労で、栄養状態も良くない。 関口はこの一年、日本全国を回ったが、協力者が1人もいなかった と言い、里見に心当たりはないかと聞く。 里見は、自分は肺は専門ではないし、また、辞めた人間が紹介して も、却って警戒されるだろう、と言う。 そして里見は、東前教授(石坂浩二)を訪ねてみては?と言う。そ れこそ、東は肺が専門で、佐々木庸平(田山涼成)のような症例を多 くしているだろう、と。 関口は、東は財前の指導教授なので敬遠していたが、ちょうど財前 とも確執があったらしいし、とやる気を出す。 東は現在、近畿労災病院院長。 この病院でも、有力者のオペでは、謝礼として札束の差し入れがあ る。 「いずこも同じか」とつぶやきながら、東は札束の入った封筒を無 造作に机の抽斗に放り込む。 院長回診の途中、東は亀山君子(西田尚美)とすれ違う。君子は 1ヶ月前、東が院長だとは知らずに、この病院の外科の看護師となっ た、と言う。 「どうして、大学病院を辞めたのかね?」と東。 「大学病院がイヤになりまして」と君子。 里見は東佐枝子(矢田亜希子)に電話する。関口に東を薦めたこと で、東にご迷惑がかかっては、という用件だった。 佐枝子は、自分も父に頼んでみる。父には、この裁判に協力する義 務がある。財前を育てたのは東なのだから、東に里見のように医師と しての信念を持って欲しい、と佐枝子は言う。 「待って下さい。東先生にも、東先生の信念があると思います。娘 のあなたがそれを信じられなくて、どうするのですか。迂闊な電話で、 あなたを苦しめたなら、謝ります」と里見。 財前教授の総回診。 財前は、今でも時々、年配の男性患者の顔が佐々木に見えてしま う..... 金井助教授(奥田達士)ではなく、財前に執刀して欲しいという患 者・安田の顔が佐々木に見え、財前は執刀を引き受けてしまう。 その後財前は柳原を廊下に呼び、今度の休みの日に、自宅に来て欲 しい、と言う。 東は関口に対して、自分は浪速大の前教授にして、財前の指導教授 だったからと言い、「お引き取り下さい」と断る。 佐枝子は、東が教授の椅子に固執したから、財前教授のような人物 が教授になったのだ、と責めるが、「財前君は、立派な医師だ。そん な無責任な治療をするはずがない」と断る。 里見も家族も、引っ越し先でのびのび生活している。研究設備は比 べようもないけど、医者同士の手柄争いもない。 三知代は、裁判にこれ以上深入りしないで欲しい、と言う。今が結 婚して一番、幸せだから、と。 佐枝子は、くつろぐ東に、この裁判に拘るのは、里見が、自分の研 究を捨ててまで患者のために証言したことによる。里見のおかげで、 強く生きることを知った。里見は本当の医師だとわかったから、と言 う。 「佐枝子.....忘れてはいけないよ。今でもわたしは、お前が関口 さんの手伝いをすることに、賛成していないということを」と東。 柳原が財前家を訪れると、義父・財前又一(西田敏行)も来ていて、 柳原のことを、「未来の大先生」と呼び、財前杏子(若村麻由美)が 1人のお嬢さんを伴って現れる。野田薬局の娘で、野田華子。柳原の 結婚相手と紹介する。 医者は忙しいので、お見合いは普通であり、財前夫妻もお見合い結 婚。 未熟者なので、と辞退する柳原に、男は家庭を持って守るものがで きると強くなれる。 そして、控訴審も間違いない証言を、と財前。 柳原は華子を自宅まで送り届ける。 野田家は大きな屋敷で、別れ際華子は、「また会って下さいます か?」と柳原にメモを渡す。 開くと、「私、いい奥さんになれると思います」とあり、携帯番号 が書かれていた。 よし江親子は車でお弁当を売っていた。 関口は彼らに控訴を取り下げるか聞く。 「ここでやめたら、最初から裁判なんてやらなければよかったって ことになります」とよし江。 「では、もう一度証人を捜します。お二人が元気でないと、ご主人 も悲しまれます」と関口。 関口は歩き出し、よし江親子の様子を見ていた柳原に気付く。 関口が声を掛けると、柳原は逃げる。 それを関口が追い、柳原が転んだところを関口が捕まえる。 「あなたは本当のことを言うか、悩んでいたのだ。だからここに来 た。裁判が終わってから言ったって、何にもならないんだぞ」と関口。 「何も知りません!」と叫ぶと、柳原は関口を突き飛ばして、全力 で逃げていった。 佐枝子からの手紙が、里見に届く。 財前は一流だと言い切った父・東を見て、東は東なりに信念を持っ て生きてきたと知った。自分も里見に恥じずに生きたい、と書かれて いる。 里見を千成病院に、裁判の件で話したいことがある、と東が訪ねて くる。 財前は、オペ中の患者・安田の顔が佐々木に見えて、血管を傷つけ てしまう..... 財前にミスがあったのか問う東に、里見はミスとは言えなくても、 転移の可能性を無視してオペしたことは.....と言う。 「なぜ、慎重な男が.....」と東。 「オペを急いでいたのでしょう」と里見。 そして東は、オペが一昨年の12月26日、退官の日と知って、す べてを悟る。自分の退官を見送らないで済むようにオペをし、1人の 患者を死なせてしまったとは..... 財前が傷つけた血管からの出血は、どんどん激しくなる。 財前の処置の指示はコロコロ変わり、器具も取り落としてしまう。 輸血を増加..... オペ室に緊張が走る。 寸 評 控訴審が進まないまま、1年が経ってしまいました。どうやって そんなに伸ばしているのでしょう?関口が、いつもその日は都合が悪 い、と言って、開廷されないようにしているのでしょうか? 原告には酷ですが、新証拠、あるいは解釈の間違いも見つからない まま、控訴審を引き延ばすのは、裁判権の濫用と言われかねません。 ところで、今まで神様のように言われていた財前が、遂にとんでも ない失敗を! この密室で起きた過失、これも訴えられて、財前は2件の医療過誤 裁判を抱えることになるのでしょうか?それとも、こちらは対照的に、 示談で済ませるとか? 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 何人かの人が書いていますが、花粉症、つらいです。 今思えば、花粉症の症状だったと思い出せるのは、幼稚園に入った時。もう かれこれ、X0年のキャリア。 当時、花粉症という概念はなく、春先に風邪を引くが、目がかゆいというの はなんだろう、という感じでした。でも、我慢しきれずに掻いてはひどくなる、 という悪循環。 花粉症という概念が広がってきたのは中学生ぐらいの時。でも、その時期は 受験に学年末テストで大変。 大学生の頃、目薬が出てきて、だいぶ、楽になりました。 社会人になってからは、飲み薬が頼り。 でも、クスリが良くなって、お花見ができるようになったのが、人生の大き なイベントでした。クスリがない頃は、お花見というのは、自殺行為でしたか ら。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |