メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/02/19大引け  2004/02/19


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株式情報局
2004/02/19大引け

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◆明豊ファシリティワークス(1717)
700 --- 0.00% 
オフィスビルディング設備などの設計、施工管理を行う19日、ジャスダックに新規
上場。初値は700円と、公募・売り出し価格の530円から32%高となった。


◆基礎技術(1914)
433 +72 +19.94% 
スティールパートナーズによるTOB騒動から人気付いたキャッシュリッチ・低
PBR銘柄の中心銘柄。これら市場の話題になった1月下旬から、株価の上昇率は6
割を越えた。最近の水準訂正高で極端な割安感は薄れたが、なおPBRは0.4倍台に
とどまっている。ほかに東京エネシス(1945)や御幸HD(3216)、クミアイ化学
(4996)、ジャパンメンテナンス(9787)なども類似の動きで昨年来高値更新に買われ
る。


◆ヤクルト本社(2267)
1,693 +21 +1.26% 
緩やかに上昇する5日線が強力なサポートラインとして機能する。「ほぼ10年ぶりと
なる抗がん剤の新薬を厚生労働省に承認申請」との一部報道が材料視されているも
よう。


◆キリン(2503)
983 +17 +1.76% 
ゴールドマン証券がモデルポートフォリオに入れ、目標株価を1300円としたことか
ら人気化しているが、決算を発表し、今期の連結最終利益を430億円(前期323億円)
と打ち出し、好感される。今期配当は13円とされる。


◆焼津水産化(2812)
930 +50 +5.68% 
泉証券の小川敏男商品部課長は「昨夜のNHK、『クローズアップ現代』という番
組で、機能性素材の開発が成功し、カニの甲羅などに含まれる成分のキチン・キト
サンを活用した機能性素材への事業展開が「こだわり主義がヒットを生んだ」との
特集で紹介された。無借金経営に近い財務状況で、かつPBRが1倍を割っている株
価水準にある。企業内容が認知されて低PBR銘柄物色の流れに乗った形。


◆篠崎屋(2926)
246,000 -38,000 -13.38% 
1:3の株式分割に伴う新株交付日を迎え、需給が悪化している。権利付き最終売買
日から前日までの株価は、9割以上の値上がり率。12日には業績予想を下方修正した
経緯もあり、利食い売りが急がれている。


◆BSL(3113)
97 +6 +6.59% 
米サミット・デザインの持ち株会社の株式を30%取得する方針と報じられたことから
買いを集める。森電機、キムラタン、トスコ、川辺など2ケタ銘柄の一角が人気と
なっているが、この超低位株物色の流れも後押ししている。


◆東レ(3402)
409 +6 +1.49% 
UFJつばさではレーティング「A+」を継続したもよう。当面の懸念材料である円
高、原料高は輸入防圧為替レートによる生産対応の進展、原料の内製によるコスト
競争力の高さで克服と。


◆ソトー(3571)
1,927 -138 -6.68% 
TOBで注目を集める毛織物染色大手の同社株は10営業日ぶりに下落。19日の上昇
で株価は2000円台を突破し、株価は過去9営業日で44%上昇したことを受けて過熱感
が出てきた。


◆イーウェーブ(3732)
730,000 --- 0.00% 
大証ヘラクレスに上場。初値は63万円と公募・売り出し価格(28万円)の2.25倍に
なった。取引成立後も値を上げて、終値は73万円と初値に比べて16%高い価格になっ
た。主幹事は新光証券。


◆日産化学工業(4021)
884 +2 +0.23% 
SMBCフレンドでは18日付けレポートで投資判断「1」を継続している。待望の高
脂血症治療薬の本格業績寄与、高シェアを保有する電子材料の高成長によって、05
年2月期も2ケタ利益成長が続くとみている。


◆関東電化工業(4047)
511 +12 +2.40% 
寄付きで上抜いた25日線(505円)処が支持線として機能する。昨年秋に年産能力を引
き上げた三フッ化窒素の生産体制をさらに30%程度増強するとの一部報道が材料視さ
れているもよう。


◆インターネットセキュリティシステムズ(4297)
191,000 -5,000 -2.55% 
UFJつばさ証券によるレポートが観測される。日本国内市場に変化の兆しと題し
ており、同社製品がV字回復しても違和感はないと見ている。なお、投資判断は
「C」継続。


◆山之内製薬(4503)
3,540 -30 -0.84% 
メリルリンチでは投資判断「買い」を継続したもよう。花卉食品事業売却の観測報
道が事実とすれば、同社株にとってポジティブと考えている。目標株価は正式発表
されるまで4200円を据え置くと。


◆日本ケミファ(4539)
354 +11 +3.21% 
日本調剤に対し第三者割当増資を行い、同社と業務提携すると発表。192万6000株を
発行、3月9日に交付。


◆テルモ(4543)
2,245 +20 +0.90% 
寄付きで5日移動平均線(2225円)を上抜いており、下値が25日移動平均線(2212円)と
ころで切り返した格好に。なお、大和証券では、本日付のデイリーレポートで注目
銘柄として取りあげられたことを材料視する向きも。


◆パーク24(4666)
2,695 +35 +1.32% 
一部新聞でヤマト運輸(9064)と時間貸し駐車場での積み下ろしに関して業務提携を
したと報じられている。集配車両の駐車スペース確保を急務とする同社に対して時
間決め料金を受け取り、時間貸し駐車場での積み下ろしを認める。


◆ファルコバイオシステムズ(4671)
1,560 +130 +9.09% 
前日比変わらずを挟んで9営業日続伸。UBS証券では、富山の調剤薬局チェーン
「チューリップ調剤」の買収による業績の拡大可能性を見込むことで、目標株価を
1800円から2000円に引き上げているもよう。なお、レーティングは「Buy2」を継続。


◆OBC(4733)
6,620 +90 +1.38% 
一時、約3%まで上昇。ジャスダック市場から東証への上場(所属部未定)が18日承認
され、同社が2004年3月期の期末配当に東証上場記念配当10円を加え、25円にすると
発表したことが好感された。従来予想は15円。中間配当として普通配当15円を実施
しており、年間配当は合わせて40円となる見込み。


◆CTC(4739)
3,390 -150 -4.24% 
下値支持線として機能していた25日移動平均線(3469円)をあっさり割り込んでおり、
売り圧力の強さがうかがえる。また、岡三証では、18日付けのレポートでレーティ
ングを「中立」から「やや弱気」に引き下げている。特段注目する材料が見当たら
ず、予想PERにも割安感が乏しいとしている。


◆ライブドア(4753)
4,620 -1,000 -17.79% 
明日20日に分割新株(1対100)の効力発生日を控え、需給悪化で株価が軟化すると読
んだ投資家の見切売りが出ているもよう。また、同社が大株主となっているイーバ
ンクとの対立激化も嫌気。日経新聞では「コスト削減を進め業績拡大を急ぎたいラ
イブドアと急速な路線転換を嫌うイーバンクとの方針の違いが表面化。両社は18日
それぞれ会見したが、投資案件を巡ってライブドアが刑事告訴をちらつかせるなど
関係悪化が進んでいる」と報じている。明日、親株に併合される新株(47531)との価
格差にも関心が集まる。明日以降、親株の株価が本日の新株の株価に鞘寄せする格
好で下げ続けるのか、それとも、新株を買った投資家が利食いになるのか、思惑を
誘っている。


◆楽天(4755)
561,000 -9,000 -1.58% 
前12月期決算と前期第4四半期業績を発表。連結業績は売上高が前々期比82.8%増の
180億8200万円、経常利益は同97.9%増の44億3800万円。純利益は大型買収に伴う暖
簾代の償却により526億円の損失となった。第4四半期は売上高が前年同期比108%増
の61億1000万円、営業利益は同135%増の19億2000万円。


◆インテリジェンス(4757)
286,000 +18,000 +6.72% 
一時10%近く上昇。同社が午前9時24分ごろ、2004年3月中間期の連結業績予想の上方
修正を発表。事業の好調などを受けて、前年同期比トントンを見込んでいた純利益
が2億円となる見通しとなったことを好感した買いが入ったも。前年同期と比べ約7
倍となる見込み。なお、コストのずれ込みが要因の一つとなっているほか、再就職
支援事業の大幅な落ち込みを想定して通期予想は据え置かれている。


◆コニカミノルタHD(4902)
1,264 -16 -1.25% 
UFJつばさではレーティング「A」を継続したもよう。デジカメの利益貢献度は
後退したが、主力の事務機の堅調や、戦略事業のオプト分野の収益性向上などを背
景に、デジカメの未達はカバーできると判断。目標株価は1700円を維持。


◆旭硝子(5201)
1,009 +38 +3.91% 
2001年7月以来の1000円台回復となった。液晶やプラズマテレビに使われるガラス基
板の引き合いが好調な状況にあり、業績面で買い安心感の強い企業として機関投資
家の買い付けが続いている。薄型テレビの出荷増加を象徴する企業として物色され
ている面もある。同社が今週初16日に発表した前2003年12月期(9ヶ月の変則決算)の
連結経常利益は754億円。実質的には34%の増加。今期計画値は実質19%程度増益の
910億円が計画される。


◆アサヒプリテック(5855)
1,050 -10 -0.94% 
先週に25日移動平均線(1073円)を割り込んで以降、上値の重い展開が続いている。
なお、岡三証では、18日付けのレポートでレーティング「やや強気」としてカバ
レッジを開始。業績が回復傾向にあるうえに、強含む貴金属市況が追い風になると
みている。


◆日工(6306)
381 +52 +15.81% 
午前10時20分すぎから個人投資家とみられる小口の買いが相次ぎ入り、上昇幅を拡
大。19日付立花証券の参考銘柄。インフラ整備が進む中国向けアスファルトプラン
トの受注増加が評価される。また、9月末段階のバランスシートを見ると、長短借入
金約14億円に対して現預金は約80億円。健全な財務状況と0.7倍を割るPBR水準が
注目。


◆シンニッタン(6319)
460 +25 +5.75% 
昨日は9月1日以来の高値更新、本日は一段と上値妙味の広まる展開。キャッシュ
リッチ企業の一つとして、物色人気が波及する格好になる。PBRは0.5倍台と割安
感も強い。


◆タダノ(6395)
378 +3 +0.80% 
2/16から380円水準で上値の重い展開が続いた後に反落、5日線(371円)ところでの攻
防に。なお、UFJつばさでは、レーティング「A+」を継続、目標株価を600円と
しているもよう。排ガス規制強化に伴う特需が長期化する公算は大きいとみている。


◆桂川電機(6416)
440 +59 +15.49% 
TOB候補銘柄を物色する動きが活発化している。米系ファンドによるTOBを巡ってユ
シロやソトーが急騰した経緯から、JASDAQ市場にも財務面から見た割安銘柄を物色
する動きが波及しているもよう。


◆THK(6481)
1,935 --- 0.00% 
ドイツ証ではレーティング「Hold」を継続したもよう。単体受注高前年同期比伸び
率は昨年10−12月期の42.6%増がピークになる公算が大きいと予想。1−3月期以降は
マイナス局面入りする可能性もあるとみている。


◆キッツ(6498)
228 +6 +2.70% 
連日の高値更新と順調な動きが継続している。大和のレポートが評価のきっかけに
なったが、CSFBでも投資判断は未付与ながら、民間設備投資拡大や合併効果で
収益向上を狙うとコメントしており、最近のアナリストの関心が徐々に高まりつつ
あることを評価している。


◆メルコHD(6676)
3,060 +190 +6.62% 
株式の需給悪化懸念が後退し、買い注文が殺到、寄り付きは前日比310円(11%)高の
3180円となり、その後一時12%高まで上昇。増資発表以降は需給悪化への警戒感から
390円安となっており、自律反発への期待が高まる展開。18日引け後に投資家の支持
が得られないことで2月下旬に予定していた新株発行による増資を中止すると発表。
これまで新株流通による目先の需給悪を嫌気することで売られていたこともあり、
悪材料払拭で買戻しが活発化している。


◆沖電気工業(6703)
480 +12 +2.56% 
5日線と25日線との"ゴールデン・クロス"も意識され、戻り歩調を強める展開に。一
部新聞で車から車へ動画像を無線配信するシステムを世界で初めて共同開発したと
伝えられている。


◆シャープ(6753)
1,787 +3 +0.17% 
5日線がサポートするものの上値の重さが意識される。UFJつばさではレーティン
グ「A」を継続。液晶関連事業をけん引役として、今後も収益拡大が続くとの見方
に変更はないと。


◆ソニー(6758)
4,530 +150 +3.42% 
昨年3月末以来の高値を付けた。為替相場の円安進行で電機・精密といったハイテク
株や自動車株が上昇するなか、安藤国威社長が来期(2005年3月期)には業績面で「成
果を出す」と強調したと日経金融新聞が報じたこともあり、買い注文優勢になった。
一部で伝えられている社長インタビュー記事なども評価材料とされる。「来期こそ
結果を出す」、「株価5000円台半ばを意識」などの自信が伝わっている。


◆三洋電機(6764)
543 +1 +0.18% 
ハイブリッドICのベトナムでの生産を拡大。日系メーカーの需要増に対応し、現
在の月産10万を同20万個にアップ、04年末には同100万個に引き上げる。


◆カノープス(6774)
147,000 +10,000 +7.30% 
先に今2月期業績下方修正発表でストップ安まで売られたものの、そこが底となった
格好。来2月期はデジタル放送関連機器の離陸から大幅な業績改善が見込めることか
ら買いが流入してきている。


◆コロムビアME(6791)
116 -11 -8.66% 
引き続き大幅な業績下方修正に対する失望感が強いとともに、新生銀行上場での出
尽し感も強まる。一時は、同社、旭テックとリップルウッド傘下2社が下落率のトッ
プと2位になっていた。


◆半導体
アドバンテ(6857)  8,440 +250 +3.05% 
東京エレク(8035)  7,090 +130 +1.87% 
ローム  (6963) 12,350 +60 +0.49% 
前日18日の米国市場の取引時間後に発表された米半導体製造装置最大手のアプライ
ドの11-1月期の四半期決算の内容が市場予想を上回る好決算となったことを好感し
たもの。更に今日になってからは1ドル=106円台半ばまで円安が進行する展開と
なっていることなども輸出関連株の一つとしてこうしたハイテク株が買われる要因
となる。


◆グラフィックプロダクツ(6886)
728 --- 0.00% 
2003年12月期業績の上方修正を発表。主力のCAD/CAMシステムの売上高増や
販管費圧縮などにより、経常利益は前回予想を1億6000万円上回る5億7500万円の黒
字(前期は1億6700万円の赤字)。売上高は9700万円増額の33億3200万円、最終損益は
8800万円上積みの3億3900万円の黒字(前期は2億3600万円の赤字)。


◆オーデリック(6889)
1,040 +189 +22.21% 
日経新聞が『TOB候補銘柄として時価総額が200億円以下で株価純資産倍率が1倍
割れ銘柄が注目されている』との報道から、その条件に合う銘柄として買われてい
る。連日の急騰にもかかわらず、PBRは0.4倍台。


◆シチズン電子(6892)
8,790 +160 +1.85% 
18日に四半期決算を発表、第3四半期までの累計経常利益は通期計画の87.2%に達し
た。また、併せて1:1.5の株式分割と配当予想の増額修正を発表している。なお、
みずほ証券では投資判断を「3」から「2」に引き上げ、日興シティでは「1H」を継
続。


◆京セラ(6971)
7,800 +320 +4.28% 
同社広報部の井上仁氏によると、西口泰夫社長が、前日開催のアナリスト説明会で、
2005年3月期の売上高を1兆3000億円、税引き前利益1300億円を目指したいと発言し
た。これが材料となったもよう。代行返上益の一巡などを考慮すれば、来年度は実
質40%経常増益になるとの見方。


◆太陽誘電(6976)
1,627 +32 +2.01% 
5日線サポートに戻り基調強める。メリルリンチでは収益モメンタムは上昇トレンド
に入ったと判断している。ただし、バリュエーション面で割安感なく、投資判断は
「中立」。


◆三菱自動車工業(7211)
246 --- 0.00% 
2004年3月期の連結最終損益を720億円の赤字に大減額。従来予想は110億円の赤字。
米国メーカーなどとの値引き競争激化が販売苦戦につながった。米国での販売金融
でローンが焦げ付いたため、貸し倒れ処理をすることも要因。ドイツ証ではレー
ティング「sell」を継続したもよう。同社の根源的な問題は短期間では改善しない
ため、新たな経営トップが着任したからといって、再建の進捗に過大な期待を抱く
ことは禁物と。


◆アイシン精機(7259)
1,825 +29 +1.61% 
一時前日比で3%以上高くなり連日で上昇、昨年以来の最高値を更新。大和総研の箱
守英治アナリストが前日付で「アウトパフォーム」という新規格付けをしたことか
ら、買い注文が先行したとみられる。


◆ドン・キホーテ(7532)
5,640 +70 +1.26% 
2003年12月中間決算は、新規出店効果や食品、時計・ファッション用品部門の販売
好調などから、経常利益は前年同期比40.7%増の70億3100万円。売上高は19.2%増の
941億4600万円、当期純利益は39億600万円(41.8%増)。2004年6月期通期では売上高
1940億円(前期比22.3%増)、経常利益127億円(同25.0%増)、当期純利益69億円(1株利
益336.1円)を計画している。


◆ドットウェル(7626)
765 +35 +4.79% 
3日ぶりに反発。ルックが信用取引規制の緩和を受けてストップ高と急伸、仕手系材
料株中心銘柄の一つとして同社にも関心が高まっている模様。また、ルックの急騰
はレナウンなどの株価上昇にも刺激とされる。


◆リコー(7752)
2,035 +80 +4.09% 
寄付きで上抜いた25日移動平均線(1991円)を支持線に戻り基調を強める。なお、
SMBCフレンドでは、18日付けのレポートで投資判断「2+」を継続しているもよ
う。来期も増益が期待されることからPER面で見直される余地があるとみている。


◆リズム時計工業(7769)
199 +12 +6.42% 
第3四半期決算を発表、第3四半期までの累計経常利益は14.1億円。前年同期との比
較はないものの、通期計画である13億円を上回る状況となっており、上ぶれへの期
待も広がる格好に。


◆イラン油田開発
トーメン  (8003)  164 +12 +7.89% 
石油資源開発(1662) 4,030 -30 -0.74% 
この2社を含めた企業連合がイラン政府と進めてきたイランのアザデガン油田開発が
基本合意したことが明らかになり、好感買いが入っている。中国による大量消費を
背景にエネルギー問題に対する関心が高い時期だけに、材料に対する反応も敏感。
AOCHD(5017)にも連想買いが入っている。石油資源開発は一時6.4%高まで上昇
したが下げに転じた。


◆レナウン(8021)
151 +15 +11.03% 
レナウンダーバンホールディングズとしての上場を3月1日に控え、新会社は初年度
経常利益80億円と配当実施を目標としていることなどから人気化している。昨年来、
ホールディングカンパニーに移行する企業への投資が高いパフォーマンスとなって
いることも背景(コニカミノルタ、アルフレッサ、サイトデザイン、神田通信など)、
昨年高値は9月17日のため高値期日も意識する展開。


◆ルック(8029)
646 +100 +18.32% 
前日引け後に東証が同社株に対する信用取引の臨時措置(増担保金徴収)を解除する
と発表したことが手掛かり材料。同時に日証金も増担保金徴収措置を解除すると発
表しており、これら信用取引への規制解除によって資金流入が再び活発化するので
はないかとの期待感が台頭した。最近は調整色の強い展開に終始していただけに買
い戻しも含め個人投資家を中心にした短期資金の買いが増えた。


◆東京エレクトロン(8035)
7,090 +130 +1.87% 
米国市場では通信半導体のブロードコムが大幅高となったほか、半導体ラムバスが
急騰。また、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズが予想上回る決算を発表
して時間外で一段高となっており、指数インパクトの高い値がさ半導体株は買い先
行スタート。


◆西友(8268)
347 +2 +0.58% 
CSFBでは「UNDERPERFORM」を継続したもよう。説明会では、収益性を中期的に
向上させる各種の施策が着実に打たれている印象を与え、印象はポジティブと。し
かし、希薄化が株価水準の押し上げの障害になるとみている。ターゲットは185円。


◆新生銀行(8303)
827 --- 0.00% 
マーケット・ウォークが行なった投票形式の初値予想では「1000円近辺を目指す」
ともされ、こうした高値観測が売り惜しみを助長。長銀の破綻から5年4ヶ月ぶりの
再上場となった。初値から45円安(売出価格からは302円高)で引けた。大商いで初値
を付けただけに、初値買いの投資家が明日20日以降にどう動くかが当面の動向を読
むうえでのポイント。ここで軟調に推移するようなら、新規公開株に当たって売り
惜しんでいた向きの売りが出る可能性もある。もっとも、TOPIX算入絡みの買
いはもちろん、今後機関投資家からの買いが入ることは間違いなく、20日か週明け
あたりに突っ込む場面が仮にあれば、絶好の拾い場になる、といった声も上がって
いる。出来高は2億4723万3000株。2位の東芝(2690万1000株)の9・2倍。売買代金は
2146億5200万円。2位のソフトバンク(696億2000万円)の3・1倍となった。


◆大手銀行株
三菱東京FG(8306) 827,000 -3,000 -0.36% 
UFJHD (8307) 481,000 -2,000 -0.41% 
三井住友FG(8316) 586,000 -5,000 -0.85% 
みずほFG (8411) 321,000 +1,000 +0.31% 
午前中は、新規上場した新生銀行(8303)が寄り付きから大量の買い注文を集めて気
配値を切り上げる展開となっていることを受けて、その人気が既存の大手銀行株に
も波及。


◆いちよし証券(8624)
550 --- 0.00% 
2004年3月期の期末配当を前期末より17円増やし、20円にすると発表。配当性向20%
をメドにしており、手数料収入などの急回復による業績回復が背景。



太陽生命保険(8796) 175,000 +8,000 +4.79% 
大同生命保険(8799) 322,000 +13,000 +4.21% 
前日、2003年4−12月期の業績がともに好調で、大同生命は本業のもうけを示す基礎
利益が前年同期比31%増の755億円、太陽生命も9ヶ月間ですでに前期1年分を上回る
水準の利益を確保。保険金の支払い余力を示すソルベンシーマージン比率もともに
上昇しており、経営内容が順調に改善していることを裏付けた。両社は今年4月に共
同持ち株会社T&DHDを設立して経営統合する予定になる。大同生命は、ドイツ
では投資判断を「ホールド」から「バイ」、目標株価を330000円から410000円に引
き上げているもよう。太陽生命との経営統合が割安感解消のきっかけになるとみて
おり、MSCIのウエイト変化などに期待。


◆ヤマト運輸(9064)
1,475 +18 +1.24% 
5日線に上値抑えられている。メリルリンチでは、コスト増懸念は後退しており、業
績の底打ち感は出ていると。しかし、メール便での郵政公社との競争激化により、
05年3月期のV字回復の可能性は低いとみている。株価レンジは1300−1600円と。


◆日本郵船(9101)
469 +4 +0.86% 
みずほでは投資判断を「2」から「3」に格下げしている。為替前提の変更などに
よって業績予想を下方修正、株価の割安感はなくなったとしている。


◆ANA(9202)
321 -5 -1.53% 
同時多発テロ、新型肺炎・SARSによる乗客者数減少から業績が落ち込んでいた
が、リストラ効果が発現、4〜12月期は262億円の黒字化(前年同期10億円の赤字)を
達成、3月通期では復配を予定と企業再生関連として買われている。売り残1048万株、
買い残399万株と大幅な売り長であり、需給面の良さも注目。


◆オーナミ(9317)
173 +5 +2.98% 
造船各社が大幅に受注を伸ばしているが、同社の大手顧客は造船大手のユニバーサ
ル造船ということで造船関連の一角、3月期末は1株5円配当で配当利回りが3%近いこ
とを評価した買いが入っている。


◆上組(9364)
723 +7 +0.98% 
UFJつばさではレーティング「A+」を継続したもよう。12月の物流センターオー
プンに加え、上組東京新規コンテナターミナルへ第1船が入稿することなどから考え
ると、通期会社計画を上回ると判断している。


◆ドコモ(9437)
235,000 +10,000 +4.44% 
株価が連日で大きく上昇、この日も一時前日比で6%近く高くなった。米携帯電話企
業AT&Tワイヤレス株式の売却で手持ち資金が豊富になることから、少なくとも
資金の一部は自社株買いや増配といった株主還元に向かうとの期待が出ていた。13
週移動平均線を上抜け、トレンド転換の期待が出る。


◆JSAT(9442)
334,000 -3,000 -0.89% 
昨年11/19の安値(35.4万円)を割り込んで以降、軟調な値動きが続いている。なお、
三菱証券では、株価判断「B」を継続しているもよう。


◆建設技術研究所(9621)
514 +10 +1.98% 
2003年12月期連結決算は売上高が277億4900万円(前期比4.2%減)、経常利益が17億
5600万円(同12.2%減)、当期純利益が8億8500万円(同5.9%減)。2004年12月期は売上
高が270億円(前期比2.7%減)、経常利益15億5000万円(同11.7%減)、当期純利益も7億
8000万円(同11.9%減)を見込む。


◆ホリプロ(9667)
720 +10 +1.41% 
前日18日、2004年3月期末の配当を従来予想の1株につき3円から5円に増やすと発表
したことを好感した。3円の中間配当と合わせた今期の年間配当は前期比1円増配の8
円になる。


◆カプコン(9697)
1,138 -36 -3.07% 
四半期決算発表を受けて以降、軟調な展開が続いている。今期の業績未達懸念など
が強まっており、アナリストの格下げの動きも相次いでいる。大和、JPモルガン、
岡三などが決算発表以降に格下げ。


◆ヤマザワ(9993)
1,380 --- 0.00% 
ジャスダックに上昇していたヤマザワの株式が19日、東証2部に上昇。東証での初値
は1400円と前日のジャスダック終値と同じ価格になった。





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◆指標
日経225 10,753.80 +76.99 
日経300 206.42 +1.51 
TOPIX 1,059.51 +6.53 
日経ジャスダック平均 1,521.43 +4.42 
日経225先物期近 10,760 +60 

寄付き前の外資系証券の注文動向は、売りが3000万株、買いが3670万株、差し引
き670万株の買い越し。





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●日本建設機械工業会建設機械の2003年度の国内出荷額は、7年ぶりに増加する見通
しとなった。「建設工事の量は減っている」ものの、10年ほど前に大量に導入した
建設機械の更新が非常に多い。03年度の国内出荷額は前年度比12%増の5648億円と予
想。油圧ショベルと建設用クレーンが、それぞれ22%増と大幅に増える。一方、輸出
も32%増の6617億円と大幅に増加。海外の全地域で好調で、初めて輸出額が国内出荷
額を上回る。国内と輸出の合計は、22%増の1兆2265億円。04年度は国内出荷が5%増、
輸出は14%増、合計では10%増と予測している。



●国民生活金融公庫取引先の小企業を対象に実施した1月の景気動向調査に関する結
果を発表。それによると、売上高の増減を示すDI(「増加」と回答した企業の割合
から「減少」とする企業の割合を差し引いた指数)はマイナス20.8と4カ月ぶりに低
下し、採算DI(「黒字」企業の割合から「赤字」企業の割合を差し引いた指数)も
同8.9で5カ月ぶりの低下となった。



●日本とイランが進めていた中東最大級のアザデガン油田の権益獲得交渉が18日合
意し、日本の国際石油開発、国営イラン石油など両国の企業3社がテヘランで同日夜
(日本時間19日未明)、契約覚書に調印した。イランの核開発を憂慮する米国は懸念
しているが、日本は自主開発の「日の丸油田」実現で、2000年に権益を失ったサウ
ジアラビア・カフジ油田などに代わる原油調達先を確保、エネルギー安定供給へ大
きな一歩を踏み出した。07年6月に日量5万バレルで生産を開始。総投資額は約20億
ドル(約2100億円)。日本側が75%、イラン側が25%の権益を保有する。アザデガン油
田の推定埋蔵量は約260億バレルと中東最大級。開発は2段階で、第1期として4年4カ
月後に日量15万バレル、8年後には日量26万バレルの第2期生産を目指す。12年半で
投資回収を見込む。



●財務省は、国債を60年かけて償還するというルールに基づいて計算すると、1兆円
の国債を発行した場合の利払い負担が総額7000億円に上るとの試算結果を明らかに
した。金利は年2・0%と仮定した。本年度末の普通国債の発行残高は、約460兆円の
見通し。景気回復などにより金利が上昇すれば、利払い負担はさらに膨らむ。税収
の大幅増は今後も期待できないだけに、政府は社会保障費の抑制など難しい財政運
営を求められそう。このほか、同省は1兆円の国債発行に必要な手数料について、銀
行や証券会社に支払う国債の引受手数料が39億円、日銀への起債手数料は1億5000万
円であることも同時に公表。それぞれに消費税が上乗せされるため、発行時には計
約42億5000万円が必要になる。








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