メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/02/17大引け  2004/02/17


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株式情報局
2004/02/17大引け

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◆米スティール関連銘柄
ソトー  (3571) 1,890 +300 +18.87% 
帝国臓器 (4514) 1,040 +100 +10.64% 
明星食品 (2900)  620 +65 +11.71% 
高田機工 (5923)  605 +40 +7.08% 
中央倉庫 (9319) 1,120 +95 +9.27% 
ブルドック(2804) 1,090 +100 +10.10% 
米系投資ファンドのスティール・パートナーズがTOBを仕掛けたソトーの大幅増
配発表を受けて、スティールが大株主となっている銘柄には思惑買いが入った。ソ
トーのように買収阻止の増配などは発表していないが、何らかの防衛策を取るので
はないかという思惑から買いが入っている。帝国臓器は、スティールパートナーズ
が大株主となっている企業の中でも、1株当たり純資産の1353円に対して株価が1000
円に乗せてきたばかり。単純に1株当たり純資産ではユシロ化学やソトーよりも高い
水準にあることから、物色される。16日付では立花証券が「強気」を継続し、連結
株主資本比率が71.6%と高く、財務内容が良好であることなどを評価している。


◆株式分割銘柄
ブイ・テク(7717)  881,000 +100,000 +12.80% 
ピープルス(2324) 1,020,000 +105,000 +11.48% 
日本エイム(2383)  910,000 -60,000 -6.19% 
ヤフー  (4689) 1,820,000 +10,000 +0.55% 
コメ兵  (2780)   3,890   +230 +6.28% 
マクロミル(3730) 1,720,000 +10,000 +0.58% 
分割を実施できる企業は好業績との見方が広がり、株式の流動性も増すことから投
資家の買い注文が集まった。


◆東建コーポレーション(1766)
5,800 +600 +11.54% 
株式分割発表を好感。6月30日現在の株式1株を2株に分割する。


◆東北通信建設(1935)
448 +80 +21.74% 
ストップ高。立花が継続注目していた銘柄、PBR0.6倍で無借金経営など、TOB
期待が高まりやすい銘柄でもある。今期1株利益を33円と予想。また、20日に発表予
定の1部指定替え候補銘柄でもあるとされる。一部指定替えの候補とされていること
に加え、NTT東日本向けのBフレッツ加入者増に伴う光ファイバー工事の増加に
よって増額修正が期待される。


◆日本電設工業(1950)
430 -6 -1.38% 
電気設備工事の入札をめぐって談合を繰り返していた疑いが強まり、公正取引委員
会が日本電設工業など約30社に独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査に入ったとの
報道が嫌気された。


◆山崎製パン(2212)
873 +31 +3.68% 
一部新聞でコスト管理の強化などが奏効し、今期の連結経常利益は前期比41%増の
160億円前後になったと報じられたことが材料視されているもよう。また、今、来期
の大手コンビニの出店増による恩恵が大きい企業としても注目されている。


◆新日鉄(2327)
5,400 -10 -0.18% 
日経平均の上げ幅が拡大する中で、新日鉄も水準を切り上げる動き。また住金が2円
高、神戸製鋼が4円高など低位の鉄鋼株が物色される。新日鉄は1月6日の233円から
前日安値で207円まで調整していた。昨年9月の安値が195円、11月安値が198円など
となっていることから、下値のトレンドを念頭に次の波動に向かうと見た向きが買
いを入れてきた。


◆レインズインターナショナル(2688)
358,000 -15,000 -4.02% 
13日受付の大量保有報告書によると、JPモルガン・フレミング・アセットの持ち株
比率が9.70%から0.79%に急減している。なお、1月15日受付分では8.47%から9.70%に
買い増していた。


◆ニイウス(2731)
251,000 +4,000 +1.62% 
UBSが投資判断「BUY」継続で目標株価を25万円から30万円程度にまで引き上
げていると観測される。今年度業績に上ぶれ期待があるほか、来年度以降も高い増
収率を続けると想定している。


◆ホンダクリオ東葛(2754)
280 +13 +4.87% 
特に材料は観測されていないが、配当妙味と割安感がクローズアップされている。
今期の配当利回りは3%超、PER約5倍、PBR1倍となる。


◆コメ兵(2780)
3,890 +230 +6.28% 
昨日、3月末割当で株式分割(1株を2株)を実施すると発表し、素直に好感された格好。
1ヶ月前に今期業績予想の上方修正を行ったばかりとあって、業績面からの買い安心
感もある。ブランド品などの買取・販売が主力。今期業績は「株式公開による知名
度向上の効果も加わり客足が伸びている」。


◆味の素(2802)
1,198 --- 0.00% 
下値1800円、上値2000円水準のボックス相場が続いている。なお、MSでは、2/16
付けのレポートで目標株価を1500円から1380円に引き下げている。国内および海外
食品の苦戦を考慮し、05年と06年度の利益予想を減額修正したことが引き下げ要因
の。投資判断は「Overweight」を継続している。


◆東洋水産(2875)
1,195 +42 +3.64% 
日興シティでは投資評価「1M」、ターゲットプライス1400円を継続したもよう。第
3四半期営業利益は会社計画を8億円程度上回ったとみており、通期利益は会社計画
を上回る公算が大きいと判断。


◆カネボウ(3102)
114 +4 +3.64% 
売買高は1億223万株となり、全市場でトップ。一時は11%まで上昇。前日、既に発表
を行った主力の化粧品事業の花王への売却を白紙撤回すると同時に、産業再生機構
へ支援要請を行ったことを発表。化粧品事業売却撤回はマイナスの材料となるが、
産業再生機構による支援はそれを上回るプラス材料と見なされたことが株価の値上
がり率が一時、10%を越える展開の要因となった。


◆三協・立山HD(3432)
345 +10 +2.99% 
UFJつばさでは、新規にレーティング「A」としてカバーを開始しているもよう。
07年5月期を最終年度とする中期経営計画の達成度に対する信頼性は高いとみている。


◆ジャストプランニング(4287)
395,000 +11,000 +2.86% 
外食に特化したソフト開発・運営を展開しているが、新規顧客開拓が順調に進んで
いるほか、インターネット決済など事業の裾野を広げている。新材料内包説も取り
沙汰される。


◆フェイス(4295)
579,000 +29,000 +5.27% 
減額修正とファイナンス発表で売られていたが、本日はリバンド。会社側では「確
かに着メロサービスに参入する企業が増えたが、当社がトップであることには変わ
りにはなく、それを維持するため、新サービスを拡充するための開発費で今期の利
益率が低下した面がある」としていた。


◆中外製薬(4519)
1,641 +6 +0.37% 
一部新聞で鳥インフルエンザに対応して、これまで輸入販売している親会社ロシュ
の抗インフルエンザ薬「タミフル」の国内生産を検討すると伝えられている。また、
厚生労働省では、鳥インフルエンザの流行などで同薬の大量備蓄が必要と判断して
いる。


◆電通テック(4682)
3,180 -40 -1.24% 
UFJつばさ証券によるレポートが観測される。「電通eマーケティングワン」の設
立発表を受け、ストーリーが現実に動き出したとして、投資判断「A+」を継続。


◆ヤフー(4689)
1,820,000 +10,000 +0.55% 
市場関係者の間からは依然として年度末を控えて金融機関の持ち買い解消売りを吸
収するために新たなETFが組成されていることが株価上昇の要因となっていると
いった声が強い。しかし、個人投資家の間ではETF組成よりも同銘柄の株式分割
の発表を期待する向きの方が強そう。同銘柄は毎年決まって3月末と9月末に2分割の
株式分割を発表しているが、昨年3月末に実施された2分割の株式分割の発表は、
2003年2月19日の取引時間終了後に発表していた。


◆ヒュー・マネジメント・ジャパン(4778)
145,000 -11,000 -7.05% 
「高齢者を対象とした人材派遣事業を開始する」と一部で報じられているが、むし
ろネガティブな反応。主力のアウトプレーメントの足元受注が急減するなか、先行
き不透明感が強まる。


◆プライムシステム(4830)
2 +1 +100.00% 
取引を午前10時59分から一時、停止。大証の売買システムに障害が発生したことが
同銘柄の取引一時停止の理由。ただし、他の銘柄の取引には障害は発生しておらず、
取引高急増の影響を受けてプライムシステムの取引だけに障害が発生した格好。尚、
取引停止となる直前の段階では、2円の売り注文が4億9884万4000株に対して1円の買
い注文が1億5935万5000株で取引されていた。プライムシステム取引に関しては1月
27日に1円買いの指値の注文株数は取引所が証券会社のシステムへと送信可能な上限
となる10億株を超えた為、正確な注文株数が投資家側へは示せなくなるという障害
も発生していた。


◆日本フィッツ(4836)
196,000 --- 0.00% 
大和総研による格下げが観測される。業績の回復が期待されるが、リスク要因もあ
り現在の株価はやや割高として、投資判断を「3」から「4」に引き下げた。


◆エン・ジャパン(4849)
258,000 -40,000 -13.42% 
ストップ安。値下がり率は大阪証券取引所ヘラクレス市場でトップ、全市場でも3位
となった。同社が前日、2004年12月期の純利益が前期比25%減となる見通しが嫌気さ
れた。これまで4期連続で増収増益を続けてきただけに、今期の2ケタ減益はネガ
ティブに捉えられた。


◆旭硝子(5201)
960 +5 +0.52% 
ドイツ証では目標株価を1200円から1270円に引き上げた。業績はFPD事業、板ガ
ラス事業、化学事業とも順調な拡大が見込まれるとし、レーティングは「Buy」を継
続したもよう。


◆旭テクノグラス(5215)
389 +36 +10.20% 
同社が前日に発表した12月連結決算で、今期にデジタルカメラ向けCCD用フィル
ターやバイオ試薬の売上増などから、経常利益は前期比6.8倍の23億円になる見通し
であることを好感。期末に4年ぶりの復配(4円)を実施することも刺激になった。光
関連子会社の日本真空光学の構造改革やタイへの生産シフトなども利益を押し上げ
る。


◆日本製鋼所(5631)
172 +8 +4.88% 
16日付のデイリーリポートで、東海東京証券が取り上げていた。射出成型機、天然
ガス向け鋼管の好調を評価している。


◆住友鉱山(5713)
709 +31 +4.57% 
1月6日の高値から200円近い下げを経てきただけにリバウンドの動き。ドイツ証券が
四半期決算を受けて「非鉄市況の上昇などを背景に通期計画は上振れる可能性が高
い」としたことが直接的なきっかけか。同証券の目標株価は760円。


◆同和鉱業(5714)
576 +23 +4.16% 
ドイツ証では業績は環境リサイクル部門、電子材料・金属加工部門を牽引役に、順
調な拡大を予想。ただし、投資指標に割安感が小さいため、レーティングは
「Hold」を継続。また、目標株価は610円から600円に若干修正したもよう。


◆東プレ(5975)
758 +41 +5.72% 
今3月期の連結純利益は、従来予想を7億円上回る41億円の見通し。主力のプレス製
品では輸出車向けが想定以上に伸びたほか、ディーゼル車への排ガス規制導入に伴
う特需も寄与。この増額修正で株価は急騰し、前場は40円高で引けている。


◆ニッパツ(5991)
560 +5 +0.90% 
ドイツ証では「Hold」を継続し、目標株価は574円。また、Maxtorなど新規顧
客の獲得により、HDDサスペンション市場でプレゼンスを高めていく可能性が高
く、HDD市場の中長期成長からの恩恵が大きい一社として、注目していると。


◆トーヨーカネツ(6369)
174 +13 +8.07% 
ここ強い動きを続けているプラント関連の一角。プラント業界は海外で受注を拡大
させているが、今後は米国が天然ガス見直しのエネルギー政策に転換したことから
プラント業界にさらにフォローの風が吹くという見方が高まっている。6日に発表さ
れた4−12月期の連結経常利益は8億1600万円、前年同期との比較は開示されていな
いが、前通期の6億5400万円を上回った。今期通期で8割増益の11億8000万円を目指
す。ここ仕手化した乾汽船の手も介入との思惑も出ている。


◆日本ピストンリング(6461)
177 +6 +3.51% 
続伸で5日移動平均線が上向く。今夏メドに中国に新工場を建設すると報じられてい
る。日系自動車メーカーの中国生産本格化に伴う需要増に対応するもよう。現地進
出による受注獲得へ期待する向きも。


◆NTN(6472)
519 +22 +4.43% 
12日に説明会を開催され、騰勢加速。会社計画では2007年3月期売上高4,500億円(今
期予想3,530億円)、営業利益420億円(今期予想250億円)、当期利益220億円(今期予
想120億円)、1株利益47円50銭(今期予想25円90銭)とされる。野村証券では投資判断
の「2」を継続。


◆キッツ(6498)
219 +19 +9.50% 
大和総研が「割安感の強い株価水準、300円台への株価上昇余地は残る」としたリ
ポートを出したことを材料視。多角化経営から脱却、事業の集中化による収益拡大
を評価し、リポートの中では「2005年3月期の予想EPSは19.7円、PERは10.2倍
と低位にある。時価総額が200億円強と小さいことや流動性を勘案したディスカウン
トを考慮しても、割安な水準といえよう」などとしていた。


◆神鋼電機(6507)
310 +3 +0.98% 
本日13:00に四半期決算発表が予定される。重点4事業の中で特にカラープリンター
が順調に拡大しており、決算に対する期待も高まっているようである。


◆マブチモーター(6592)
7,580 -370 -4.65% 
午後の取引で急落、一時6%近い7500円まで下げた。前期決算発表で連結純利益が
7.2%減になったうえ、今期の純利益も13%減の予想を示したことで、売り注文が一気
に膨らみ昨年来安値を更新。増益転換などへの期待は高かったようで、失望感が先
行する形になる。


◆セイコーエプソン(6724)
3,810 -30 -0.78% 
昨日から5日移動平均線ところでの攻防が続いている。一部新聞で世界初の「レンジ
ファインダー」を採用したデジタルカメラを自社生産し、今春メドに発売すると報
じられるものの、材料視する向きは乏しい。


◆ソニー(6758)
4,430 +120 +2.78% 
1月23日の高値4470円に対し、本日は次第に上げ幅を拡大させ、現在100円高の4410
円。とくに新材料が出たわけではないが、日刊工業新聞では本日「携帯電話やPDAに
搭載するカメラの心臓部品の相補型金属酸化膜半導体センサーの市場に参入する」
と伝えられている。ハイテク株の中でも現在際立った強い動き。


◆パイオニア(6773)
2,985 -85 -2.77% 
一時5%安の2930円まで下げた。500億円のCB発行決議を嫌気。NECのプラズマパ
ネル買収に伴うものとみられる。目先の需給悪化懸念などにもつながる。メリルで
は、希薄化を懸念して投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ。


◆コロムビアミュージックエンタテインメント(6791)
131 -7 -5.07% 
値下がり率は東証1部で3位。一時9.4%安の125円まで下げた。大型アーティスト
「YOSHIKI」の作品の発売時期が遅れることなどにより、2004年3月期通期の
連結純損益は2億円の黒字予想から一転、7億5000万円の赤字に転落する見通しで、
市場では失望売りが膨らんだ。リップルウッド主導による再建期待が高まっていた
分、失望感。直近でなお2700万株を超える信用買い残を抱えており、それらの信用
取引で買い付いていた個人投資家からの見切り売りが増えているもよう。


◆クラリオン(6796)
199 +8 +4.19% 
高機能Javaを搭載したバスなど常業務車両用情報端末を開発したとの一部報道が材
料視されているもよう。25日移動平均線(201円)突破なら1/23に空けた上方の窓(215
円〜217円)水準までの戻りも。


◆半導体
アドバンテスト (6857) 8,290 +410 +5.20% 
東京エレクトロン(8035) 7,080 +310 +4.58% 
SEAJとSEMIが16日発表した12月の世界市場での半導体製造装置販売額は前
年同月比39%増の25億8667万ドルと5カ月連続でプラスとなったことがきっかけと
なった。ナスダック100先物はプラス5.50ポイントの1493.50で推移。明日発表の
2003年10-12月期GDPの高成長期待を背景に、外国人買いが加速するとの見方もあ
る。一方、期待し過ぎは禁物。


◆京セラ(6971)
7,400 +160 +2.21% 
前日に2004年3月期業績予想を上方修正、ファインセラミック部門や電子デバイス部
門の健闘で、事業利益も伸びた。05年3月期も事業利益が大幅に増加するとみた向き
が、同業他社に比べて割安だとして買い注文を入れたも。税引き前利益が従来比250
億円増額の1040億円へ修正される。なお、大和では、今回の業績修正は代行返上益
を中心としたものであり、株価に対するインパクトは少ないとみている。「アウト
パフォーム」を継続したゴールドマン証券では、「第4四半期が第3四半期よりもさ
らに改善する可能性が高まった点は素直に評価されて良い」などとコメント。


◆佐世保(7007)
132 +5 +3.94% 
新日鉄が買われるなど、低位大型株の相対的な出遅れ感に注目する向きが増えてき
ている。立花証券では16日付で投資判断を強気とした。レポートでは「昨年暮れま
でに7万6000重量トンバルカー25隻の大量受注を獲得している。その他を含めて手持
ち隻数は29隻で2006年度半ばまでの工事量を確保している。来期以降は黒字基調に
転換するとみられる」としていた。


◆三菱自動車(7211)
248 +5 +2.06% 
生産体制の再構築や経営陣の刷新などを伝える報道があったものの、同社の収益改
善にはしばらく時間がかかるとの見方が多く、株価には反応薄となった。北米事業
の再建に注目が集まる。


◆ヨロズ(7294)
754 -1 -0.13% 
コスモ証では16日付けレポートで投資判断「B」を継続したもよう。2004年3月期会
社計画の修正は、売上高減額でも評価できる内容。今期の延長線上で05年3月期の予
想を組み立てると、事前予想を上回りそうと。


◆西松屋チェーン(7545)
2,790 -360 -11.43% 
一時14%高の2980円まで上昇し、3カ月ぶりの高値を付けた。この日が株式分割に伴
う権利落ちの初日にあたるため、投資家の関心を集めた。また業績面でも安定的に
業容を拡大できるとみられており、買い安心感が広がった。


◆PALTEK(7587)
904 -5 -0.55% 
今期の経常減益予想が嫌気され、16日は失望売りから急落した。なお、岡三証券で
は16日付のレポートで、投資判断を「やや強気」から「やや弱気」に2段階引き下げ
ている。通期の減益計画は予想外、株価はしばらく下値を探ると。


◆テイツー(7610)
175,000 -20,000 -10.26% 
株式分割に伴う新株交付を20日に控え、需給悪化懸念が強まる。新興市場では20日、
昨年12月末に権利落ちとなった30弱の銘柄の新株が交付される。同社に加え、
BIG(9439)など分割比率の大きい銘柄の下げが目立つ。


◆島津製作所(7701)
470 +1 +0.21% 
三菱証では株価判断「A」を継続したもよう。計測機器事業の堅調な売上拡大や、
新規製品の立ち上がりによる医用機器事業の収益改善などにより、来期にかけて収
益は改善するとの見方は不変と。


◆ブイテクノロジー(7717)
881,000 +100,000 +12.80% 
1対3株式分割を発表。10万円幅のストップ高の場合、心理的に、ストップ高で売り
注文を出す向きが多いと見られる。なおピープルスタッフも同様に10万円幅のス
トップ高を付けた後は、一進一退の動き。


◆ニコン(7731)
1,394 +49 +3.64% 
子会社が「テラヘルツ」と呼ばれる特殊な電磁波を使った装置の製品化に世界に先
駆けて成功、今月下旬に1号機を出荷すると報じられたことが支援材料となったも。


◆岡本硝子(7746)
1,300 -300 -18.75% 
業績予想の大幅な下方修正が嫌気される。今期は2ケタ成長を計画していたものの、
下方修正の結果、増収率は1ケタにとどまるほか、諸利益は2ケタの減益となる見通
し。高成長が期待されていただけに、かなりネガティブに捉えられているもよう。
上場時に業績見通しを公表してから日が浅いうえ、株価も増益見通しを手掛かりに
買い進まれてきた面があるだけに、ショック安の亀裂は大きくなりそう。


◆イーディーコントライブ(7853)
44,400 -2,500 -5.33% 
一時8.3%安の4万3000円まで下落。先週末に発表した業績下方修正が嫌気されて売り
が先行。ソフトウェア業界の低迷を背景に主力のコンピューターメディア事業が不
振となっているほか、東証マザーズへの上場費用などが重しになった。今3月期の連
結最終損益予想を従来の6000万円の黒字から1億6000万円の赤字(前期)に下方修正し
たが、再度の減額修正で会社側の見通しの甘さに対する不信感も出ている。


◆東京エレクトロン(8035)
7,080 +310 +4.58% 
GDP発表後の円高警戒感が強い中、さらにBBレシオやアプライド・マテリアル
ズの決算発表も控えるなど見極め材料も多い。裁定買いのほかはヘッジファンドな
どのショートカバーが中心と観測される。


◆高島屋(8233)
902 +1 +0.11% 
ここにきて個人消費の回復期待を背景に国内外機関投資家などからの買いが目立っ
ており、徐々に株価を押し上げる形になる。前日に発表した1月の全店売上高(非店
頭含む)は前年同期比2.2%減となり、11月(3.6%減)や12月(2.9%減)などに比べてマイ
ナス幅が縮小。依然力強さはないものの、今後の回復へ向けた期待感が台頭した。1
月末に同社株に対する投資判断を強気に格上げして目標株価を1050円とした日興シ
ティグループ証券は、人件費や宣伝費を中心にしたコスト削減が予想よりも速い
ペースで進んでいることを評価して今2月期の業績予想を上方修正していた。


◆ダイエー(8263)
270 -2 -0.74% 
高木邦夫社長が2004年2月期の業績目標について売上高、利益とも達成できる見通し
とコメントしたことから企業再生が順調に進んでいることを見直す動き。ただ、281
円まで株価が伸びた後は、値を消してきている。今期の業績計画は売上、利益とも
に達成可能との見通しと報じられており、朝方は安心感が強まる展開になった。た
だ、今期は優勝セールの貢献度が大きく、売上の回復が継続するのかは不透明との
見方も。


◆大手銀行株
UFJHD (8307) 491,000  --- 0.00%
三井住友FG(8316) 596,000 +3,000 +0.51%
みずほFG (8411) 325,000 +2,000 +0.62%
東京三菱FG(8306) 827,000 -5,000 -0.60%
19日に新生銀行が上場、人気化が予想され、大手銀行株全体の見直しにつながる可
能性があることから押し目買いが入っている。三井住友FGは、カネボウ(3102)の
メインバンクであることを嫌気している面もある。尚、メリルリンチではカネボウ
のメイン行であるが影響なし。金融支援は発生しない。カネボウの債務超過が解消
される上、有利子負債が減少することはSMFGにとってよいニュースとの見方も
出ているとの観測。


◆住友信託銀行(8403)
581 +9 +1.57% 
メリルリンチでは投資格付けを「買い」から「中立」に変更したもよう。業務純益
は大企業向け貸出や信託報酬の減少が続くとみており、今後2年間のレンジでは横ば
い、またはやや低下傾向にあると。


◆日本アジア投資(8518)
405 +41 +11.26% 
野村証券では16日付のレポートで、投資判断「1」を継続している。投資、キャピタ
ルゲイン、ファンド募集と三拍子揃って好循環に入り、来期には本格利益拡大が期
待できると。


◆消費者金融
アイフル(8515) 9,200 -170 -1.81% 
プロミス(8574) 6,240 -150 -2.35% 
アコム (8572) 6,650 -170 -2.49% 
武富士 (8564) 7,500 -200 -2.60% 
急ピッチの戻りに対する利益確定売りに押される。海外勢による買戻しや、再編思
惑などから急ピッチの上昇が続いていた。武富士は、上昇する5日線がサポートとな
っており、同線維持なら売り方の買戻しを誘う展開も。


◆不動産株
三井不動産(8801) 1,112 -18 -1.59% 
三菱地所 (8802) 1,211 -19 -1.54% 
1月の首都圏マンション契約率が2年ぶりに70%を割り込んだと報じられており、不安
材料として捉えられている模様。明日のGDP発表を控えて、内需株には期待感が
高まっていたものの、発表後出尽し感につながるとの警戒感も生じ始めてもいる。



ジョイント(8874) 1,906 +176 +10.17% 
ゴールドク(8871) 5,680 +270 +4.99% 
ともに四半期決算で好内容が確認されており、2004年度も税制改正のメリットを受
けると見られる。ジョイントは上昇率1位。また昨日株式分割を発表した東建コーポ
が上昇率2位など小型不動産関連が人気。


◆川崎汽船(9107)
514 +2 +0.39% 
三菱証では株価判断「B+」を継続したもよう。短期業績の順調さが確認できたうえ、
コンテナ船事業に次ぐ不定期船事業などの中期的な利益成長が期待できるため、割
安感があると。


◆ANA(9202)
320 +9 +2.89% 
四半期決算を受けて外資系証券が目標株価を引き上げているが、それでも時価より
も低い水準。信用需給で圧倒的に売り長の状態にあるため、3月中旬の高値期日をに
らんだ物色という側面が強い。香港市場で航空株が人気化していることも刺激を与
えている。


◆ヤマタネ(9305)
139 +9 +6.92% 
米不作に伴う思惑から付けた昨年高値の期日(19日)に接近。倉庫株が内需として見
直される地合いも追い風に働いているよう。


◆KDDI(9433)
616,000 +12,000 +1.99% 
GSでは通信セクターのカバレッジ・ビューを「コーシャス」から「ニュートラ
ル」に引き上げている。調整一巡感、円高による内需株への物色シフト期待などが
背景だが、同社やNTTに絞れば大型の地雷を踏まないなどと選別物色を強めてい
る。


◆カプコン(9697)
1,176 -6 -0.51% 
大和では第3四半期までの新作ソフト販売低迷を受けて今来期DIR予想を下方修正。
短期的な業績モメンタム悪化懸念から、レーティングを「2」から「3」へ引き下げ
たもよう。


◆日本システムディベロップメント(9759)
1,882 +49 +2.67% 
JPモルガンでは16日付けレポートで「Overweight」を継続したもよう。最近の株
価の下落により、ネガティブ要因は株価に織り込まれつつあると判断している。


◆ユーズ・ビーエムビーエンタテイメント(9841)
310 +15 +5.08% 
12日の業績下方修正と併せて発表した中期の業績見通しが材料視される。昨年は
T・ZONE(8073)やセタ(4670)が合併後の業績見通しを発表し、業績変化率の大
きさから株価が急騰した経緯があるため、同社にも同様の思惑が高まっているもよ
う。


◆ソフトバンク(9984)
4,280 +210 +5.16% 
75日移動平均線を上抜け、26週移動平均線に肉薄。ブロードバンド事業のビジネス
モデルに対する信頼感が回復していることが背景か。ただ4300円近辺は1月20日の急
騰の際に大量の商いとなった水準であり、戻り売りもかなり出てくると見られる。





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◆指標
日経225 10,701.13 +152.41 
日経300 205.31 +1.86 
TOPIX 1,054.61 +9.59 
日経ジャスダック平均 1,520.55 +1.13 
日経225先物期近 10,670 +130 

外資系証券、売り2420万株、買い3560万株、差引き1140万株の買越し。





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●財務省は、2004年度予算案の地方交付税と、交付税の不足分を補う臨時財政対策
債(赤字地方債)を合わせた総額を、過去最大の03年度より3兆円近く削減し21兆700
億円としたものの、公共事業を中心とした大規模な景気対策で急増した1999年度を
上回る、との試算を明らかにした。予算編成中の地方自治体から「予算編成に著し
い支障」(全国知事会)などと反発が相次いでいることに対し、交付税は依然高水準
と反論、あらためて地方財政のスリム化を促すのが狙い。交付税は98年度までは増
え方は緩やかだったが、99年度は一気に3兆円以上も増えて20兆円を突破。03年度に
は赤字地方債も含めて24兆円近くに達した。


●2003年12月の景気動向指数(改定値)
景気の現状を表す「一致指数」が80.0%と、速報値から13.3ポイント上昇。速報後に
判明した同月の製造業稼働率指数が3カ月前に比べて改善したほか、卸売業の商業販
売額指数がデジタル家電の好調などで上方修正されたため。一致指数は、景気が上
向いているかどうかを判断する分かれ目の50%を、改定値でも8カ月連続で上回った。
数カ月先の景気の動きを表す「先行指数」は、速報値の70.0%から72.7%に引き上げ
られた。











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