メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジン VOLUME 109】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2004/02/05


============================== 7,031発行
【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2003/02/05 第109号   
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 株式会社トランスワード
 http://www.transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■

1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. SOHOしよう
5. リンクしよう

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1. お知らせ 
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【先着5名!】自動車コース半額提供のお知らせ【2月末日まで!】

最新の自動車技術に対応すべく、2004年4月より自動車コースをリニューアル
いたします。そこで現在開講中の自動車コースを2月末までにお申込みいただ
いた方に限り、半額にて提供いたします。最新の自動車知識に自信のある方は
現自動車コースを半額で受講されることをおすすめします。この機会にぜひお
申込みください。

教材の在庫に限りがあります。お早めにお申込みください。

【通信講座のみ開講中】現自動車コース(全18回)

添削回数:17回
受講期間:7ヶ月(最長12ヶ月)
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・最新の自動車知識に自信がある方(既に最新の知識がある方)
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【通学・通信講座、4月開講予定】新自動車コース(全10回)

添削回数:9回
受講期間:3ヶ月(最長6ヶ月)
受講料:105,000円(税込)

こんな方に最適!
・最新の自動車技術を学びたい方
・通学したい方
・短期間に集中して勉強したい方

※新自動車コースのカリキュラムは近日中に発表予定です。


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2. 最近の翻訳業界(仲谷)
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今号は都合により休載させていただきます。ご了承ください。


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3. 翻訳しよう(荒井)
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雑学のすすめ

「日本の新聞もテレビも間違いだらけです。『戦艦』と『軍艦』の違いもわか
らない。『戦艦からトマホークが発射されました』と平気で言っている。ちな
みに、戦艦はBattleshipで、軍艦はWarship。トマホークを発射したのは駆逐
艦や巡洋艦、潜水艦である。また、第三歩兵師団が北上しているが、その先頭
を行く『第七騎兵連隊』のことを『第七機動部隊』と報じている民放があっ
た。米軍の部隊の名称は歴史的な言葉であり、いまは馬に乗っていないからと
いって、勝手に言い換えていいものではない」(週刊文春2003年4月3日号の記
事から抜粋)。

イラク戦争のさなかに見つけた週刊誌の記事です。なかなか勉強になります。
特に、私は戦争や軍事にオンチなもので… これに関連して、感想を述べま
す。

上の記事はたまたま軍事のことでしたが、これに似たような専門用語にまつわ
る誤解は、どの分野をとらえてもいくらでもあり得ます。このことを考える
と、翻訳者としては気が重くなってくることでしょう。これに類した誤解、誤
訳を、いつ、どこでやっているかもしれないわけですから。例えば、次の短文
には誤りがあります。分りますか。

A) 資産家X氏は、妻と死別した後、一人息子を残して死亡。この息子は成人し
ているが、極端に身持ちが悪く社会性にも欠ける。そのため、事業の承継はお
ろか、相続人X氏の残した資産の整理も覚束ない様子であった。

B) (パーティで)乾杯の前、お客が集まるまでの間、15分間カルテットの演
奏を入れる。セミプロによる合奏(団長は○○氏)。明るく軽やかなクラシッ
クが中心。今回の催しに最適である。

C) 彼の生命保険は、毎月の保険金額が高く家計を圧迫しているので、乗り換
えることを検討している。

D) ○○に関連する訴訟で、当社は○○地裁における第一審で敗訴したため、
現在○○高裁に上告しており、法務室を中心に弁護士を交えて、鋭意対応につ
いての協議を進める所存でおります。

全部、実際に用いられた文書から取りました(世間に公開しているものではな
いが)。A) は「相続人」、B) は「合奏」、C) は「保険金額」、D) は「上
告」が誤りです。解説は省略します。もっとも、この「誤り」とは専門用語と
してで、常識的、日常的にはこれでも通るでしょう。ですから仮にこれが「英
会話」のような場であれば、これに類する単語の誤りは気にせず、焦点はむし
ろ別のことにするべきです。

しかし、これが文書で、とくに公的なもの、公開するものなどであれば、上の
日本語ではまずいです。そのためには、1.翻訳者一人ひとりが資料を収集し、
自己研鑽に励むべきです。先生や、先輩、上司にアドバイスを仰ぐのはもちろ
ん良いが、人から「全部」教えてもらおうとしても現実的ではないです。2.学
校や書物などの伝統的な学習方法に加えて、インターネットなど新しいメディ
アを利用して情報収集する、上の例のように新聞、雑誌などの小さい記事を読
んだり、物知りの知人と一杯飲むなどの手段を、いろいろと取り混ぜることを
厭わないのが良いと思います。


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4. SOHOしよう(神垣)
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「SOHO 本当にあったコワイ話」

これは実話です。自分の仕事用サイトを見て問い合わせがあった客先に初めて
出向くことに。担当者と名刺交換後、早速打ち合わせが始まりました。

間もなくして、社員と思しき年配の女性がお茶を出してくれました。打ち合わ
せの途中ではありましたが、「ありがとうございます」とその女性に会釈しニ
ッコリ笑顔でお礼をいい、打ち合わせを続けました。互いの条件も合い「では、
社長に確認後、正式に発注しますね」と担当者氏。

数日後、正式発注の連絡がありその会社へ出向いたところ、その会社の社長さ
んと対面することに。会ってびっくり! 先日、お茶を出してくれた女性が社
長だったのです。担当者曰く「うちの社長、初めてお取引する方へは事務員を
装ってお茶を出し、その人となりをチェックするんです」。

もし、お茶を出されたとき、お礼も言わず女性を無視して打ち合わせを続けて
いたら……。多分、正式発注はなかったかも。そう思うとこわくありませんか?
私はこの話を友人から聞いてとってもこわかったです。

このお茶の例のほか、ペンを貸したら返す時お礼がない。何回かメールのやり
とりをするうちにぞんざいな言葉使いになる。取材でよくあるのは、客ではな
く業者だとわかると態度が豹変するケース。仕事が終われば、一人の客として
その会社や店舗を訪れるかもしれないのに…。こんなふうに、ちょっとしたこ
とでその人の本当の姿が見えてしまう瞬間があります。

誠意や信用は日々の積み重ね。うかつなひと言や心ない態度で一瞬にして消え
去るもの。一つひとつのやりとりに細心の注意をはらいたいですね。


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5.リンクしよう  
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