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NO.45 クリスマスの食卓 クリスマスの食卓で思い浮かぶのは、何といってもキャンドルとローストチキンでしょうか。 雑誌や広告などで目にすることが多いからかも知れませんが。 友人の家で七面鳥の丸焼きをいただいたことがあります。 味はともかく、クリスマスならではのお祝いのお料理にふさわしく感激しました。 オーブンで一緒に焼いたりんごとポテトも添えられて、この日のメインデッシュです。 ちなみにオードブルはカナッペ、デザートはかぼちゃパイとコーヒー。 飲み物はワインのほかに手作りのエッグノックが用意されていました。 ディナーの象徴として、食卓の両端には2本のキャンドル、お料理が変わるたびにお皿が替えられました。 悠に2時間ほどかけたディナータイムでした。 「これが私たちアメリカの一般的なクリスマスディナーです」と友人が言いました。 クリスマスのお料理のメニューはお決まりですか。 今年の我家のクリスマスディナーのメインデッシュは「ハム」を使う予定です。 毎日のご飯のおかずには不向きなことから出番の少ないお料理です。 名前は知りません。 どこで覚えたのかも忘れましたが、とても簡単で、昔は時々作ったお料理です。 ハム1本、パイナップルの輪切りの缶詰1缶、ワイン少々、それだけです。 ハムは適当な厚みに人数分に切り分け、両切り口に包丁でさいの目に切れ目を入れます。 パイナップルの缶詰は切リ分けたハムの数分だけ輪切りのまま使います。 他は適当に小さく切り、汁と一緒に使います。 フライパンに薄く油をひき、ハムの切り口に焦げ目が付くまで焼きます。 そこに、缶詰の汁とパイナップル、ワインを(赤でも白でも適当に)入れて、ハムを温める程度に一時、煮ます。 味付けは塩コショウです。 ちょっと深めのお皿に、ハム、その上に輪切りのパイナップル、周りに汁を注ぎます。 彩りに、パセリのみじん切りを散らしたりもします。 ハムの薄いピンク色とパイナップルの黄色、散った緑がとても美しい一皿です。 クリスマスらしく、オードブルからデザートまで、ちょっと改まった食卓にしたいと思っています。 ニューヨークに住むジャマイカ出身の友人は、小学校の教師ですが、 クリスマスに近くなるとケーキ作りで大忙しになるそうです。 近所に住むイスラム教の人達が子ども達にせがまれて、 人目を避けて、こっそり、内緒でデコレーションケーキを彼女に注文するのだそうです。 子どもの喜ぶ顔が見たい親の気持ちに、国や宗教の違いはないのですね。 どうぞ、楽しいクリスマスをお過ごしください。 ホームページアドレス:http://sheshe.hp.infoseek.co.jp |