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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ アキバ通信赤と青の広島市政2003年12月14日 「財政非常事態」を宣言する中で、広島市議会議員の報酬は削減されるのか? 発刊者:広島市民Hh@4649.to(ご意見・情報は左記アドレスまで) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 12月9日から広島市議会定例会が開かれています。 その中で、我々市民が密かにことの成り行きを見守っていることがあります。 それは、市議会議員の報酬削減がこの議会で決定されるかどうかということ です。 広島県議会では、いち早く議員報酬の削減を議会内で協議し、既に、議長報 酬は15%、副議長・議員は12.5%削減する方向で、執行部に提示して います。 また、広島市の秋葉市長など執行部は、既に数年前から秋葉市長は10%、 課長級以上の管理職も役職に応じて給料削減を行っていました。さらに、先 日秋葉市長が「財政非常事態」の宣言を行った後は、秋葉市長は15%、助 役等は12%、局長級は10%、そして管理職以外の役付職員、一般職員に いたるまで、相当の給与削減が行われることが決定しています。 新聞報道では、11月末にあった市議会内各会派の検討会で報酬削減が話題 になったとありますが、市民感覚からすると市の執行部や県議会と比較して 対応が遅すぎるのではないかと思います。 このような状況の中で、無党派クラブ(馬庭恭子議員)が議長に報酬削減の 実現に向けた意見書を提出し、共産党市議団(皆川恵史団長)が報酬削減を 議長に申し入れ、市民・民主フォーラム(沖洋司議員幹事長)、自民・市政 改革クラブ(村上通明幹事長)が議長に報酬削減について幹事長会議開催を 求める要望書を提出されるなど、削減に向けた動きが出始めているようです。 一方、議員報酬削減に消極的な議員の意見では、「議員定数を既に削減して いるから実質的に報酬を削減している」とか、秋葉市長が11月の市議会決 算特別委員会で「私たちは給与をカットしている。残念ながら議会側に同調 してもらっていない」という発言に反発し、削減はやらないというような理 屈も何も無い情ない話がでているようです。 これまで、広島市では、行財政改革で既に数%の職員削減を行ってきたとい う事実は新聞報道で我々も確認しています。その上でさらに自らの給与ある いは報酬を削減しようという話です。 我々民間企業では、給料は勿論のこと、特にボーナスは厳しい査定を受け、 成果がなければゼロのようなこともあります。ところが、広島市議会議員は 議長106万円、副議長93万円、議員86万円(月額報酬)で、中国5県 の議員報酬の中でも最高額が支給されています。それぞれの都市の財政状況 にもよると思いますが、政令指定都市の中で、広島市がはじめて「財政非常 事態」を宣言していながら、議会が自らの報酬について削減しないというの は、市民として納得できません。(広島市のホームページにある『掲示板』 (みんなの広場)の投稿の内容を見てみますと、ドイツ、デンマークなどヨ ーロッパの市議会議員は無給なんてところもあるようです。 http://www3.city.hiroshima.jp/cgi-bin/bbs.cgi?bbs_name=hiroba&m=mes&no=1810 ) 今回の市議会は19日までが会期であるという報道でした。この間に、県議 会がマスコミにもオープンにしたように、議員報酬削減の経過が市民に見え る形で議論してほしいと思います。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 追伸 「議員のヤジについて」 12月12日に久しぶりに本会議の様子を拝見した。 質問に立たれた議員(増井議員、米津議員、木山議員、元田議員)は、緊張 しながらも、我々112万市民を代表して、市政全般についてしっかりと質 問していた。そこまでは良かったのだが、いざ、市長や局長が答弁するとな ると、質問していない議員から酷い「ヤジ」が飛んだ。 しかも1回、2回ではない。答弁しているそれぞれの局長は、緊張している 顔をより一層緊張させて汗までにじませながら答弁しているのである。質問 している議員が「何つまらん答弁している。しっかり答えろ」と言うのであ ればまだしも、質問もしていない議員が、ヤジをとばすのは、本当にフェア でないと感じた。よく議員が議会軽視だと言われるが、このような行為こそ 議員による議会軽視であると同時に、議会運営を行う議長軽視にも繋がるの ではないかと感じた。 ヤジも恫喝も同じ事である。こんなことを議場という公の場所でされると、 職員も本当に萎縮するなと思った。これが、議場を出たらさらに酷いことに なっているのではないかと想像したのは私達だけなのか。折りしも、執行部 からは「職員の公正な職務執行に関する条例」が提案されている。 公平公正で、風通しの良い議論を行うためには、こういった制度も必要かも しれないが、それぞれの職にある者の倫理観というのか心構えというものが 大切な気がした。 |