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師走は、忙しく過ぎ行きます。 年末までに、仕上げねば為らない仕事が、山積みなのです。 お尻に火が点いている事は、年賀状なのです。例年、困ります。 賀状の葉書は、早々と届きますが、描く文面は、未だ、白紙なのです。 来年は、申の年です。猿は『見ざる・聞かざる・言わざる』なのです。 猿のイメージが良く在りません。 農作物を荒らす山猿とか、猿真似とか、嫌われものなのです。 干支に関係なく、挨拶をする事と為ります。 本来、賀状は、年始の挨拶が出来ない方に、非礼を詫びるものなのです。 其の詫び状なのですから、頭を低く申し上げる事と為ります。 昨年の賀状が、夢のご挨拶でしたから、今年は、其の続きと成ります。 初夢の続きとは、此れは、めでたい事なのです。 昨年の夢の続きが見られるのなら、誰もが見たいものです。 考えてみれば、私どもの日記の題は、『薩摩の夢』でした。 いつも夢物語を語っていたのです。 何も新しい事を、お話するのでは無かったのです。 新年に、其の年に見る夢を、お話する事が、賀状の使命でした。 工房「多津蔵」の賀状は、新しい夢を語ります。 ”工房「多津蔵」デザインルーム”は、ことし生まれた夢を描きます。 夢を語り、夢を描く。 来年は、其の夢の実現を、一つ一つ成し遂げていきます。 師走の慌ただしい時の中で、多津蔵は、ゆったりと取り組んでいます。 明日は、主宰の、今年最後の”お花会”です。 今年見た夢の中で、一番大きな夢が、 此の”お花会”だったのかも知れません。 来年に続く形が、一杯生まれました。感謝の一年でした。 有り難い暮らしが、確立致しました。 夢が、また一歩、積み上げられました。 工房「多津蔵」デザインルーム |