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廃校になった学校の校舎を、活用する試みが、全国的に為されています。 日経新聞の記事によれば、成功例は少なく、財政的に破綻しているそうです。 『多津蔵』も、実は、此の廃校跡の建物の利用です。 藤元小学校が、此所に在りました。其の後、暫らく、池田中学が使っていました。 八年の放置の後、工房『多津蔵』として、使わせて戴く事に成ったのです。 世間の例に洩れず、多津蔵も、この間は、収支が合ってはいません。 事業として、初年度から、収支が均衡を保つ事は、有り得ないのです。 立ち上げの諸経費は、当然にも持ち出しです。 此の投資無くして、無から有を生み出すことなど、出来様筈も在りません。 でも、多津蔵の凄さは、半年程で、収支を均衡に出来たのです。 仕事に恵まれ、スタッフに恵まれ、形を作り出しています。 房飾り、服紗の仕立て、飾り結び、袋物の仕立て、絹織物の企画と、多彩です。 手仕事が定着し、来春からは、新しい企画が始まります。 染色、機織り、組紐、花会、着付け、銅版画、スクリーン印刷、等などです。 多津蔵は、手仕事の工房なのです。日本の文化を伝える仕事を致します。 生活が、其の味わいを醸し出して、生まれるものに彩りを与えます。 全国の学校跡で頑張っている人達に、恥ずかしくないように、頑張ります。 主宰が語りました。『多津蔵の生活が、求めていた姿だったのだ。』と。 日本の原点の暮らしを致します。 多津蔵が、”日本”なのだと、胸を張って生きていきます。 工房「多津蔵」デザインルーム |