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======================================================================== ━┓→ N┃→ 仮想力線電磁気学 ━┛→ ======================================================================== ------------------------------------------------------------------------ ●第23回 第2章・定説の問題点(その1) ------------------------------------------------------------------------ 当メールマガジンを御購読いただき、誠にありがとうございます。 今回から、『第2章・定説の問題点』に入ります。 今回は『光』に関する問題です。 **************************************** 1.相対論は光を否定する? **************************************** 特殊相対性理論によれば、(相対)速度が上がるにつれて、長さは縮み、時計は 遅れ、質量が増していきます。 そして、光速度においては、長さはゼロになり、時計(時間の進行)は止まり、 質量は無限大になります。 これが、相対論から導かれる理論的結論です。 ところが、世の中には、これとは一致しないものがあります。 それは『光』です。 光の速度は、光速度です(当たり前?)。 ところが、光には『波長』という長さの概念があります。 もし、光速度で長さがゼロになるのなら、『波長』という概念は有り得ないはず です。 ついでながら、よく使われる『光線』という言葉も、長さと関係ある概念です。 また、光は、進むにつれて、強度が下がっていきます。 これは、時間的な変化をしている証拠であり、そこに時間経過がある証拠です。 もし、時間の進行が止まってしまうのなら、こんなことは起こらないはずです。 このように、相対論によれば、光は存在し得ないことになってしまうのです。 こうした問題を矛盾無く説明するためには、いろいろと『苦しい言い訳』が必要 になることでしょう。 相対論のように、時空をいじくることをすると、必ず、こうした問題が生じるも のです。 これに対し、仮想力線電磁気学では、時空をいじくりません。 そこでは、ガリレイ変換が成り立ちます。 このため、その種の『苦しい言い訳』は、一切不要なのです。 **************************************** 2.光量子仮説も光を否定する? **************************************** 今度は、『光量子仮説』に目を向けてみましょう。 光量子仮説によれば、エネルギーの授受は、瞬間的に行われることになっていま す。 つまり、所要時間がゼロです。 だとすれば、光は長さという概念を持ち得ないことになります。 長さがあると、どうしても『時間』がかかってしまうからです。 ところが、光には、上でも述べたように、波長という長さの概念があります。 こうした問題を矛盾無く説明するためには、またまた、いろいろと『苦しい言い 訳』が必要になることでしょう。 これに対し、仮想力線電磁気学では、光量子(光子)という粒子の存在自体を認 めていません。 というよりも、認める必要がないのです。 ですから、このような問題に悩まされることもありません。 仮想力線電磁気学では、従来、『光の粒子性』によって説明されてきたことは、 『電磁気作用の遠隔作用性』によって説明されます。 このことは、『ウィーンの輻射の式』がどのようにして導かれたのか?、という ことを調べれば、理解できることです。 また、『光の波動性』は『電磁気作用の疑似近接作用性』と説明されます。 どちらも、詳しくは、第4章で説明します。 **************************************** 3.ちょっと脱線 **************************************** さて、おしまいに、物理学からは少し脱線した話をしましょう。 上で述べた相対論と光量子仮説は、20世紀の物理学の二大原点となった理論と 言えましょう。 さて、この両者には、ある共通点があります。 それは、どちらも『光』に関する理論であるということです。 そして、『光』といえば、忘れてはならないことがあります。 それは、西洋文化、特に西洋のキリスト教文化において、『光』は『美』や『正 義』や『真理』や『神』を象徴するものであったことです! もちろん、このことは、相対論や光量子仮説の矛盾を指摘するものではありませ ん。 ですが、20世紀という混乱の時代に、これらの不可解な理論が、なぜ、かくも 熱狂的に支持されるようになったのか?、という理由を知ろうとする上で、無視 できない問題だと思います。 ======================================================================== 発行者 : tarkun(たーくん) mailto:tarkun2@yahoo.co.jp 配信 : MailuX http://www.mailux.com/ バックナンバーの閲覧、購読の解除、配信先の変更は、下記のHPへ。 http://www.f8.dion.ne.jp/~tarkun/mm/mailux.htm 購読の解除や、配信先の変更は、御自分でお願いします。 ======================================================================== |