|
|
===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/10/16 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル マンハッタンラブストーリー 局 名 TBS系 放映日時 木曜21時 キャスト 店長 （松岡昌宏） 赤羽伸子（小泉今日子） 別所秀樹（及川光博） 江本しおり（酒井若菜） 蒲生忍 （塚本高史） 船越英一郎（船越英一郎） 土井垣智（松尾スズキ） 千倉真紀（森下愛子） 脚 本 宮藤官九郎 あらすじ ――赤羽（A）は別所（B）が好き、別所（B）は千倉（C）が好き、 でもAとCはお友達。 店長（松岡昌宏）が固唾を飲んで見守る中、喫茶マンハッタンでは 恐ろしい事態が起こっていた。 タクシードライバー・赤羽（小泉今日子）が”愛しい彼氏”のダン サー、ベッシーこと別所（及川光博）に会いに来た時、まさに、別所 は脚本家の千倉（森下愛子）に愛の告白をした所だった。 嬉しそうに別所にかけ寄る赤羽。別所は笑顔で千倉を紹介するが、 すでに赤羽と千倉が知り合いであることを知って驚く。赤羽は「ベッ シーと先生はなんで知り合いなの？」と無邪気に質問するが、別所は ドラマの振り付けの仕事の関係で知り合いだと話をごまかした。 書き上がった脚本を抱え千倉は店を出て行く。 残された赤羽と別所だが、第三者から見ると二人の間には明らかに 一方通行感が漂っている。楽しげにはしゃぐ赤羽の姿を見ながら、自 分が赤羽をたきつけてしまった罪悪感にかられる店長であった。 （あんなコト言わなきゃよかった…） その後も真っ赤なバラの花束攻撃など、別所の千倉に対する熱烈攻 撃が続くが、千倉は全く相手にしなかった。 赤羽（A）→別所（B）→千倉（C）の関係を知っているのは今のとこ ろ店長とバイトの忍（塚本高史）だけ。店長は、別所が赤羽を嫌いで ないならいっそ別所が千倉をあきらめ赤羽とくっつけばいいのに。案 外千倉が既婚者だったりして…などと客のプライバシーにやきもきし ては、己のポリシーを思い出し深く反省する。 この秘密が行き交う純喫茶マンハッタンで、自分はお客様のために 黙々と珈琲を淹れればいいのだ。 …野に咲く野菊のように…石ころのように…（刑事）コロンボのよう に…石ころンボのように… こんなちょっとしたジョークを思いついた事も店長だけの秘密なの だ。 その時、栃木訛りのひどいアナウンサー・江本しおり（酒井若菜） から中央テレビの会議室へ珈琲の出前注文が入る。出前など受ける意 志のない店長の殺気を感じ、忍は出前を断った。 そこへ赤羽が入って来る。店長は今日こそ赤羽に珈琲を飲んでもら おうと闘志を燃やし、店長の集大成とも言える渾身の一杯を差し出す。 それは、赤羽が５分以上口をつけなかったら出前を受け入れてもいい！ と心の中で賭けをするほどの自信作だった。 （…爆睡かよ！！） 赤羽はイスにもたれて眠りこけていた。結局賭けに破れた店長は中 央テレビに出前に行くことになった。 中央テレビのエレベーター前で別所が千倉と話をしている。この前 の告白の返事を聞いてもはぐらかされ、デートに誘っても仕事が忙し いと逃げられしまう。しつこく食い下がる別所に業を煮やした千倉は 叫ぶ。 「私は恋愛ドラマを書いているの。わかるでしょ？恋愛＝仕事なの。 だったら私がひっくり返るような告白してみなさいよ…」言い終わら ないうちに、別所は千倉を抱きしめキスをした。 ちょうどエレベーターが到着。ドアが開くとそこには大荷物を抱え た店長が乗っていた。目の前のキスシーンに凍りつく店長。 （うわぁぁぁぁ〜。BとCがチュウしてた〜！！） そのままドアが閉まる。千倉は別所を張り倒し、こんなの使えない とダメ出しをする。千倉にニューヨーク行きはどうなったのか聞かれ た別所は「あなたのためにやめました」とキッパリ言う。さらに「今 夜、東京のマンハッタンで待ってます」と言うと踊るように去って行 った。千倉もその場を去って行く。 その日の夕方、待ちきれずマンハッタンを訪れた別所だが、店長が 出前に行ったまま戻っていないので店は準備中。居合わせた赤羽を誘 って二人は天丼屋で食事をとる。別所は赤羽がタクシー界のアイドル、 略してタクドルである事を知る。さらに同僚から赤羽を泣かすなと釘 を刺される。帰り道、別所は部屋へ寄って行かないかと誘う赤羽の手 を取ると、そっと指にキスをした。 次の日、赤羽が仕事中偶然聞いた土井垣（松尾スズキ）のラジオ番 組に別所がゲスト出演している。 「好きな人はいるの？」「います」 「差し支えなければどんな人？」「年上の人です」 きゃーーーっ！と狂喜した赤羽は横浜行きの高速道路を爆走する。 マンハッタンでは千倉が脚本を書いたドラマ「軽井沢夫人」を赤羽 と千倉が仲良く見ている。 AとCがひとつのテーブルに座っている事実に店長は落ち着かない。 （あーもう！水面下で何が起こっているのか知らずに！！） まさにその通り。AはBがCを好きなことを知らない。そして、CはA がBを好きなことを知らない。そんな状態の中、赤羽は千倉に恋の悩 みを打ち明ける。最近連絡も少ないし、彼の気持ちがよくわからない。 今の状態は本当につきあっていると言えるのだろうか、と弱気な言葉 をつぶやく赤羽は不倫のトラウマを抱えていた。 そんな赤羽を叱咤し、押しが強くなければダメ、勝ちたくないの？ ひょんな事から大嫌いが大好きに変わるものよ、と千倉は熱弁をふる う。 （…押しが強い男【別所】は嫌いって言ってたくせに） と、店長心のツッコミ。言った後、なぜかハッとしている千倉。 千倉の言葉に心を動かされた赤羽は「わたし、勝ちたい！」と叫び、 携帯を持って店から飛び出していく。テーブルには口を付けられてい ない珈琲と代金が置いてある。店長は思う。 （赤羽さん…私も貴方に勝ちたい…） それから数日、赤羽は別所に電話をかけ続けるが全然繋がらない。 千倉は別所がマンハッタンに届ける赤いバラを「嫌い」と言い忍に捨 てさせていた。 店長のもくろみはこうだ。CがBにふられる。BとAがくっつく。そう すればAは毎日ここに来る。そしていつか私の珈琲を飲んでくれる…。 でもそれでAは幸せなのか…？ そんな時、千倉への気持ちが止められない別所と、別所の態度に不 安を募らせる赤羽がマンハッタンで鉢合わせする。 「ずっと待ってたの、私。あなたが好きって言ってくれるの。でも、 もう待てない。私もう３６だし、ドキドキするより安心したいの」別 所に本当の気持ちを問いただす赤羽。 しかし、別所は「大丈夫だよ。嫌いな人には嫌いっていうタイプだ から」などとはぐらかす一方で、挙句の果てに、続きは仕事が終わっ てからにしてほしいと言う。 天丼の出前を頼んで別所の仕事終わりを待つ赤羽を見ながら、店長 は考える。別所の答えがNOなら赤羽はもう店に来てくれない。だが、 YESでも、別所が千倉を好きなままでは彼女は幸せになれない。結局 珈琲は飲んでもらえないだろう。どちらにしても、別所が煮え切らな いのが悪いのだ！ （それにしても、忍くん…遅いな。気まずいよ…） バイトの忍が出前でいないため、店内には店長と赤羽の二人きり。 届いた天丼をぱくつく赤羽を見ながら、空気に耐えられなくなった店 長がカウンターを飛び出そうとした瞬間、忍が帰ってくる。店長は、 例のごとくウエハースの買い出しを理由に猛ダッシュで店を出ていく。 中央TVに着いた店長はネクタイ・ベスト・付けヒゲがすっ飛んでお り誰かわからない。別所の居場所がトイレだと聞き、缶コーヒーを 「こんなの珈琲じゃないぜ」と指差しながらトイレに走りこむ。 個室の中には手を組み、ひとり思い悩む別所がいる。トイレに着い た店長はドアのしまった個室の隣に入ると、隣の別所に言う。 「確かにアンタはカッコいいしモテるかもしれない。でも複数の女性 を相手にする事で、大事なことを見失ってる。わかるか。アンタはブ レンドしすぎだ。ブレンド依存症だ！」 「一方の魅力を知るにはもう一方を捨てる勇気が必要なんだ！」 熱いアドバイスを語った店長はスッキリしてトイレを後にする。…女 子トイレだった。 そんな訳で、直接別所には伝えられなかったが、別所は店長の言葉 をあやめ（森本ゆうこ）から聞く。その言葉に心を決めた別所は、マ ンハッタンで待っている赤羽の元へ戻りはっきりこう言った。 「ごめん。僕、やっぱり君とは付き合えない。他に好きな人がいるか ら」 別所が去って行った後、赤羽はただひたすら天丼を食べるしかなか った。店長はそんな赤羽のために、ウエハースを添えたバニラアイス をそっと出す。赤羽の「ありがとう」という言葉を聞き、 （これでいいんだ…！） と背を向け唇をかみ締め涙を流す店長なのだった。 一方、別所は千倉を軽井沢へ誘う。軽井沢夫人のドラマセットで別 所は仕事でつらいことも多かったが、先生がいたからがんばって来れ たと言う。そして「先生のドラマ大好きです。でも、先生のことはも っと好きです！干されてもいい。僕と付き合ってください」と再度告 白する。 「本気で言ってるの？ご存知の通り、私、めんどくさいわよ？」 「知っています」 ｢…じゃあリードしてちょうだい」 二人は笑顔で手を取り合うと、ミュージカルのように踊り出した。 後日、マンハッタンにセーラー服を来た土井垣の娘が尋ねてくる。 ドラマ「軽井沢夫人」で千倉が大抜擢した女の子だった。 ちょうどその時、店長は中央TVへ出前に行っていた。何気なく会議 室のドアを開ける。 土井垣と千倉が激しく抱き合っていた…。 寸 評 なるほど、常連客の名前がアルファベットと対応しているんですね。 人々の関係がわかりやすくていいと思います。こうして毎回一人づつ 増えていくのでしょう。って、これはネタバレでは。 だって誰が誰を好きになるのかわかってしまう？？？ 今回小ネタが多くて、どこまで書こうかちょっと悩みました。あらす じとは関係ない記述が多くなり、長くなってしまいました。 どうでもいいコトですが、栃木出身で訛ってるって設定のキャラがよ く出てきますが、なんでだろう？ 執 筆 者 ごんた(gonta_tvdr@hotmail.com) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 実は先週の３話、思いっきり録画ミスしました…。秋クールなのに野球で １時間５０分延長とは、全く想像できませんでした。 どうしようと思っていたら、神の助け、10/30（木）再放送とのこと。TBSに 再放送の要望メール出してよかった・・・（泣。 その日の夜に４話が放送なので、３話のあらすじはまた間に合いません…。 すいません。（ごんた） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |