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★☆================================================================ ☆ いいオトコ研究会 (いい男とは?) 03年10月29日 第84号 -------------------------------------------------------------- http://members.tripod.co.jp/fineguy/ =================================================================☆★ 読者数;12,893人 (姉妹紙含む) ▼▼お薦めメルマガ▼▼ ★★日本経済打開の鍵はビジョンにあり!★★ ベンチャー企業から上場企業まで、さまざまな社長がビジョンを語る。 経営、起業、ビジネスに役立つ 経営者向けHTMLメールマガジン! -------------『 プレジデントビジョン 』-------------- >>> http://www.president-vision.com/a.php?adexid=35 <<< ▼▼今週のテーマ▼▼ >>ファッション ファッション いいオトコであるブランド人は、 ファッションにも細心の気を払っています。 もちろん、ブランド品の服を買い揃える。 そんな安易な方法ではなく。 今号はファッションについて。 貴方は、キレイな包装紙でラッピングされているけど、ノンブランド君? それとも、身の丈にあった包装紙でラッピングされているブランド君? ▼ブスおとこ君 「今日はきまったな!」 と鏡に映る全身像にご満悦の"ブスおとこ君”。 そう、待ちに待った彼女との初デート。 ところが1ヵ月後、「別れましょう。」というEmailが彼女から来た。 「貴方って、最初の時に受けたイメージと全然違うのね、がっかりしたわ。」 というのが、別れの理由らしい。 「イケねー、遅刻だ」 と、そこら辺にぶら下がっているスーツやネクタイを身に付けた”ブス君”。 仕事に行くファッションには、全く無頓着のようだ。 そんな”ブス君”、仕事能力は自分の方が上なのに、 どうしても、仕事の結果は同僚に負けてしまうらしい。 「おー、この服いいなー。」 って、直ぐに手を出してしまう”ブス君。 だから、クローゼットはいつも満員。 ところが、いつも着ていく服の組み合わせが決まらない。 たくさん持っているのに。 ▼いいオトコ君 ”いいオトコ君”、待ちに待った彼女との初デート。 着ていく服は、お気に入りのカジュアル服。 そして1ヵ月後、恋愛関係絶好調。 彼女いわく 「彼って、最初の時に受けたイメージと中身が同じなの、よかったわ。」 「今日は、ハードな交渉がある日だな。」 「ならば、ちょっと攻撃的なタイとシャツの組み合わせにしよう。」 と、念入りに服を選び、着こなしていく”いいオトコ君”。 仕事に行くファッションは、 その日の気分、仕事内容、天気、自分のキャラ、最新モード などを総合的に考え、上手に着こなしている。 ▼ファッション 9月10日から連載している、”いいオトコ”になるためのマーケティング。 その中で、最も身近な項目が、今号のファッションです。 商店で売られている商品。 CMやカタログなどで、宣伝広告をし、 商品をパッケージに入れ、 お客さんの目を引くような販売をし、 売れたら、キレイな包装紙でラッピング。 企業経営で行われているマーケティング。 これら広告宣伝やラッピングなどは、その行為の一環ですね。 このメルマガでは、貴方自身を「商品」として見立てるべきだと、 何度も述べてきています。 だから、上述した広告やラッピングを、 いいオトコは考え、しっかりと行う必要があるのです。 そして、その1つが「ファッション」。 ▼ちょっとお尋ねします お尋ねします。 「カッコいい服を着ていますか?」 「ファッションに気を使っていますか?」 但し、カッコいい服とは、別に、高い服とか、 最先端に流行を指しているわけではありません。 ファッションに気を使っているとは、 別に、お洒落をしまくることを言っているのではありません。 ちなみに、消防士の制服、油まみれの自動車工のつなぎ服、 これらはとっても素敵でカッコいい。 ▼ブランドの乱発 最初に、”ブス君”のファッションについてお話します。 よくありがちなのが、「ブランド品の乱発」。 頭のテッペンから足の先まで、名のある高級ブランドで身をまとう。 しかも、それぞれに統一性と言うか、ポリシーが感じられない組み合わせ。 更に、自分の現在置かれている知見や地位とはかけ離れた高級さ。 これって、最悪ですよね。 高いものを身につければいい、著名なブランドであれば見栄えがいい、 っていう安易な発想以外の何物でもありません。 せっかく、たくさんのお金をかけているのに、かわいそう。 かえってみっともないものです。 ▼黒スーツに紺タイ 次にありがちなのが、「個性の無いファッション」。 以前、オジサンの多くがグレー系の同じようなスーツを着ているのを見て、 「どぶネズミ」と悪口を言っていた人たち。 彼らに多いですね、個性無しファッション。 オジサンのことを言っている場合ではないですよ。 特に多いのが、黒系の三つボタンのタイトスーツに、 濃紺のタイを太めの結び目で付けている。 少しばかりのロンゲか、ちょっとディップで固めたショート、 そして幾ばくかの髭。 なんとも個性の無いことったら、ありゃしない。 合コンで、右から左まで、参加者全員が同じスタイル、同じファッションで、 気が狂いそうなくらいに笑ってしまった某女の子がいたそうです。 だって、三面鏡を開いてみているみたいだって。 ▼ユニクロ的 同じことが言えるのが、「ユニクロ系」、「GAP系」の男たち。 これは、いろんな世代の人々に言えることです。 ユニクロが急成長した後に落ち目になったのは、 皆が一気に手を出したから。 どこを歩いても、同じチノパン、同じTシャツ、同じフリース。 そもそも、ユニクロやGAPを着ていると、 どんなセンス無しでも、最低限のレベルはクリアしてしまうのですよね。 それがいけなかったのでしょう。皆が皆、走ってしまったのですね。 でも本当に、あのタイトなチノパン、裾短めジャケットが、 自分にフィットすると考えてから着ているのでしょうか。 ▼スーツに白い靴下 折角ステキなファッションをしていても、ある一点で全体が台無しって ことがよくあります。 その典型例が、靴下ですね。どうしても気を抜いてしまうのでしょう。 例えば、上から下までビシっと決めた。うん今日はカッコいい。 でも、濃い目のスーツなのに、靴下が白いってオトコが、結構いるんですよね。 しかも、ゴムがゆるんで、すね毛が見え隠れしている。 なんで、それ以外のファッションは完璧なのに、 たかが数百円で買える靴下の手を抜くんでしょうね。 同じように、ステキなパンツなのに、ベルトが長すぎて一周半しているとか。 完璧なVゾーンなのに、Yシャツのエリ元から下着のシャツが見えているとか。 ▼その他 その他、こんなファッションを見たことがあります。 ミラノでは、短パンTシャツ姿に、ウェストポーチで、 あの高級ブティック街を闊歩、 エトロやグッチに入っていく人達。 バンコクでは、真夏のリゾート服なのに、 スーツ時に履いている黒い革靴に黒い靴下。 NYでは、免税店で、 高級ブランドのネクタイを束ねてつかみ取り。 ▼ファッションとは で、ここで言いたいのは、別にファッション雑誌ではないので、 どんなファッションがステキかということではありません。 ファッションの重要性を述べたいと思います。 ファッションとは、その人を見せる、最も手っ取り早く、 最も効果的で、最も重要なことです。 男性読者の中には、 「オトコは服装なんかではなく中身だ。」と反論される方々もいるでしょう。 でも、それは単なる逃げ口上です。 ファッションとは、「制服」です。 ファッションとは、「自分を表すもの」です。 ファッションとは、「自分を効果的にPRする武器」です。 お店で売られている商品が、広告され、パッケージ化され、 店内ではお客さんの目を引くような工夫をし、 売れたらラッピングする。 そのどれをサボっても、売れ行きにマイナスとなります。 商品である貴方も同じ。 ▼ファッションを真剣に考えるべき だからこそ、もっともっと、ファッションに気を使うべきでしょう。 そう、お金では無く、気を使うのです。 ビジネスの世界では、その日の予定に合わせてスーツを選ぶことが、 エグゼクティブの基本。 今日は、ハードな交渉が待っている。 今日は、重要な社内会議。 今日は、お客さんを接待する。 それぞれに合わせて、 タイからシャツ、スーツ、靴、カバン、時計、メガネを 組み合わせているのです。 ▼ファッションの考え方 では、いいオトコ研究会がお薦めする、 ファッションへの基本的な考え方を説明します。 一つ目は、「ここ一点で気に入ったブランド」を定め、 それを中心に組み合わせをすること。 例えば、靴は何といってもコールハーンだとすると、 あとは、コールハーンの靴にあったスーツ、シャツなどを組み合わせる。 そう、ある一点に、あるお気に入りブランドを決め、 あとはそれにフィットした組み合わせにしていくのです。 他の一点でもいいです。 ベルトはエルメスだけにするとか、シャツはAOTAだけ、 ジャケットはキトンだけ、バックはバリーだけーーー。 どれでもどんなブランドでもいいです。お気に入りであれば。 ▼ベーシックを決める 次に、結構安易に出来るお薦めとしては、 ベーシックなスタイルを決めること。 ベーシックなスタイルとは、アメリカン、ヨーロピアンなどのこと。 モード系、クラシコイタリア系、トラディショナル系などのこと。 どんな区分けでもいいので、 自分にフィットしたベーシックを決めると、後は楽です。 間違っても、パンツがアメリカントラッドで、 ジャケットがイタリアン・カジュアルなんていう、 恐ろしい事を避けることが出来ます。 ▼自分のロール・モデル 自分のロール・モデル(目指したいモデル)を決めることも得策。 ロール・モデルは、芸能人でも著名人でも同僚でも、誰でも結構。 「あ、あんなファッションがいいな。」、 「あの人のようになりたいな。」と思う人、ファッションのことです。 これって、安直なやり方のように見えるかもしれませんが、 コーチングという手法ではよく使う基本動作です。 で、ロール・モデルが定まったら、まずは徹底的にマネしてみること。 徹底的に。 そして、どれだけ自分の生活スタイル、体のスタイルにフィットしていたかを、 後日検証してみることですね。 その繰り返しで、いつのまにか、定めたロール・モデルが、 自分流に変身していることでしょう。 ▼自己主張が出来るファッション 結構お薦めなのが、 「安くても自己主張出来る」ファッションです。 周りで多くの人が身に付けている、値段の張るブランド服よりも、 安くても自己主張出来るファッションの方が、 何倍も価値があります。 30代40代の方は記憶にあると思いますが、 昔、テニスが流行った頃、多くの学生がタッキーニのポロシャツを着ていた。 学生にしては高値の2万円も出して。 でも、2万円もするほどの効果がありましたか? 多分無いですよね。だって、右も左もタッキーニ。 それに対し、ちょっと変わったTシャツとか、 自分流の重ね着をしていた人、 かけたお金が2千円でも、効果抜群だったと思います。 高い金を出して、皆と同じような格好をするよりも、 安いお金で自己主張出来る格好の方が、効果抜群なんです。 ▼自分ブランドを作る 自分ブランドを作り上げることが、ファッションにも求められます。 前号で述べた「ブランド人になろう。」 を、もう少しファッションに特化させてみて下さい。 ファッションという視点でいうブランド人とは、 「あの人は、いつもこんなようなファッションをしている。」 「あの格好を見れば、あの人を思い出す。」 という、自分の代替をしてくれるようなファッションを持つことです。 ▼最も重要なこと 以上、ファションの基本的考え方を述べてきましたが、 1つ、重要なことを忘れていました。 それは、「自分という商品の中身と、身につけているファッション」 に整合性、統一性を持たせること。 あるいは、自分のライフスタイルやポリシーと、 自分のファッションが同一であること。 冒頭の”ブスおとこ君”。 折角、お洒落しているのに彼女に振られたのは、 中身と包装紙(ファッション)が、あまりにも異なっていたからでしょう。 中身が100円ショップ商品なのに、ヴィトンの包装紙でラッピングしても、 直ぐにボロが出るのと同じ。 100円ショップ商品にも、ヴィトンにも、それにふさわしいラッピング。 当り前の話ですね。 それを「自分という商品」のラッピングにも当てはめることです。 ▼最後に でも、やっぱり、制服ってカッコいいと思います。 警官、消防士、旋盤工、匠(たくみ)、柔道家。 制服を着ている姿、カッコよくて似合っていますよね。 自己主張していますよね。 職業に自信を持っていますよね。 それは、「その職業を表す」もの、「PRする」ものだからです。 人のファッションも同じ。 週末カジュアルだろうが、平日スーツだろうが、 貴方の制服なんですよ、会社に来て行く服は。 ▼女性の方へ 会社勤めの男性の多くがスーツ姿ですね。 で、スーツを着ちゃうと、どの男も、 そんなに差が出ない場合があります。 ところがカジュアル服。 これは顕著に差が出ます。 やっぱ、それなりにファッションに気を使っている男は、 ファッション以外にもそこそこだってことが多いと思います。 でも、気を使いすぎている男は、 やっぱ嫌ですね。 ▼▼次号のテーマ▼▼ 11/5配信 >>コミュニケーション 自分という商品を磨き上げた。 それをラッピングするファッションにも気を使った。 それでも、顧客(周辺の人々)は、自分を買ってくれない。 女性にモテない。 何故か? それはコミュニケーションに問題があるからです。 では、コミュニケーションって何? 次号(11月5日)、お楽しみに。 ★☆================================================================= ☆ いいオトコ研究会 (いい男とは?) 03年10月29日 第84号 -------------------------------------------------------------- http://members.tripod.co.jp/fineguy/ ==================================================================☆★ 読者数;12,893人 (姉妹紙含む) 登録解除 http://members.tripod.co.jp/fineguy/melmaga.html バックナンバー http://members.tripod.co.jp/fineguy/backnumber.html 発行人 いいオトコ研究会 代表 . . |