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◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2003/10/25 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信(第88号) http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員が 本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●ソフトの日 ソフトといえば、ソフトボール。 「人が足りないから、ちょっと出てほしい。」と、頼まれて以来、チームに入ること になった主人。 チームは、職場の仲間とか、友達同士とか、同集落同志とかで結成されているが、 どこのチームに入るかは、特に決りはない。 1〜2回で終わると思って引き受けたが、ずっと続けることになるとは。 人が足りないと試合にならないので、試合がある日は必ず出るようにと、チームの 人から念押しの電話がかかってくるので、休むことなく参加し続けている。 週一回ほど、麦生集落のグランドで、ナイターソフトボールをしている。 主人の話によると、屋久町では、チーム数はBクラスだけで13チームあるから、 AクラスCクラス合わせると、結構なチーム数だという。 AからCまであって、レベルごとに分かれて、試合をしているよう。 Cクラスには、女性だけのチームも、2チームあるそうだ。 主人の入っているBクラスは、チーム数が多いため、夜7時から8時10分までの 部と、8時20分から9時30分までの部で、毎年7月から9月までの期間、週一 回程度の割合で試合をしている。 雨で延期になるとどんどんずれ込むから、全チーム同士の試合が終わるのが、11 月頃になってしまうらしい。 毎回練習などはせず、常に試合として行われるため、ある程度ソフトボールをやれ る人が入ってくる。 ユニホームも、全部自前でそろえるため、お金がかかる。 だいぶ前に、実は主人は、別のソフトボールチームに入っていたことがある。 ユニホームも買い、職場の人たちと始めた。 でも仕事が夜遅いため、試合の時間にいつも間に合わなくて、結局やめてしまい、 ユニホームも人にあげてしまった。 ユニホームも、チームごとに違うため、チームを替わると当然買い替える。 今はユニホームと同じような色のジャージで、試合に出ているのにもかかわらず、 審判の人から、着ている物が良くないという指摘を受けているところだ。 チームワークが物を言うスポーツなので、ユニホームは、やはり買わなければなら ないのかもしれない。 そういえば、19日に行われた集落の運動会では、服装は自由で、班ごとで鉢巻だ け色が違うもので、間に合っていた。 主人は、朝から張り切って、なぜか赤いTシャツを着て運動会に行き、「肥料運搬」 という重たい肥料を抱えて走る競技に出た後、ビールの早飲みに出たり、タイヤを 転がして走る競技に出ていた。 私たちの班は、赤い鉢巻のチームなのだ。 主人が、どうして赤いTシャツを着て行ったのか、今理解できた。 私は何にも考えていなかったので、黒い服を着て、赤い鉢巻もせずに、昼食の頃に 遅刻して参加していたのだった。 ソフトボールの試合を応援して、集まってくる人たちは、チームの選手の家族だっ たり、麦生集落の近所の人たちだったりする。 私も一度見に行ったこの日は、主人が入っているチームが15対5で勝った。 主人は、4回打席3打数1安打1デットボール。 主人は野球が好きで、知り合いの野球好きなおじいちゃんの家で、テレビを一緒に 見せてもらう。 テレビの前に座って、大声で盛りあがっている。 「大声で騒ぐのは、迷惑なんじゃないの?」と、私が訪ねると「大丈夫、おじいち ゃんは耳が遠いから。」 「すごく疲れた、もうソフトボールはやっていられない。」といいながら、今度の試 合の予定表に、カラーペンで印をつけて、何度も確認して、チームの人からの念押 しの電話を、心待ちにしているのであった。 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 kakutani@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町1丁目8番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |