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★☆================================================================ ☆ いいオトコ研究会 (いい男とは?) 03年10月22日 第83号 -------------------------------------------------------------- http://members.tripod.co.jp/fineguy/ =================================================================☆★ 読者数;12,890人 (姉妹紙含む) ▼▼お薦めメルマガ▼▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メールマガジン 「10秒で読める生活の知恵」 日刊 「腹痛を早く治す方法」「かしこい果物の選び方」「歯を白くする方法」 「簡単な節約法」他、裏技やコツ等も含めた生活の知恵を10秒程度で読める ようにしてお届けします。 → http://www.mag2.com/m/0000113689.htm ───────────────────────────────── 姉妹誌 「10秒で読める雑学」もよろしく♪ 生活を豊かにする雑学から、なんの役にも立たないいトリビアの泉的な雑学 まで幅広く取り扱っています。→ http://www.mag2.com/m/0000105352.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▼今週のテーマ▼▼ ブランドの意味 人にもブランドというものがある。 その重要性もわかったような気がする。 では、人のブランド、ブランド人の意味を、 もう少し掘り下げてみます。 ▼ブスおとこ君 vs いいオトコ君 とある駅前スーパーの果物コーナー。 山積みされたままのミカンが腐りかけている。 安売りしているのに、客はその前を通り過ぎるだけ。 ところが、その横に「品切れ、完売」と表示された ミカンのコーナーがあった。 とある駅前居酒屋の合コン会場。 女性の誰にも相手にされず、ヤケになっている男がいる。 一生懸命しゃべり、女性に気を使っているのに。 ところが、その横に「携帯番号教えて」と幾人の女性にも 言い寄られている男がいた。 ▼売れ残りミカンと品切れミカンの差 駅前スーパーにある安売りコーナー。 でも、いくら安売りしても、売れ残ってしまう商品があります。 なぜか? そこには、「ブランド」が無いからです。 一方、同じスーパーでも、行列が出来ているコーナー。 倍以上の値段がするのに、品切れとなってしまいます。 なぜか? そう、「ブランド」があるからです。 消費者は、「単にミカンという商品」を買い求めに行く場合、 まずは値段を最優先します。 だって、他のミカンとの差別性が無いのだから。 どれが美味しいのか甘いのか、わからないから。 売主のスーパーも、折り込み広告で「ミカン大安売り、一山200円」 など、単価中心のアピールをします。 ともかく、安さを強調する安売り攻勢で、差別化を図る。 一方、「愛媛県産のミカン」とか、「○○農家のミカン」など、 商品名を指定して買い求めに行く場合もあります。 その場合は、単なるミカンよりも値段が高くても買いますね。 だって、指定したミカンが食べたいから買いに行くのであって、 そこで多少値段が高くても、それは目を瞑ってしまうから。 売主のスーパーも、折り込み広告はしません。 クチコミが中心だし、広告しなくてもお客さんが集まる。 ともかく、商品名を指定されるよう、商品の差別化を図る。 ▼安売り男と、品切れ男 同じようなことが、男にも当てはまりますね。 合コンに参加した”ブスおとこ君”。 一生懸命自分を売り込み、よくしゃべり、芸も達者。 携帯番号を教えてもらったら、マメな電話魔と化す。 でも、女性に「あのヒト誰だっけ?」って識別されずに、 電話やメールの返信も無いまま、終わってしまう。 会議に出席した”ブスおとこ君”。 懸命に自分の意見を述べ、自分の成果をアピール。 でも、上司や同席者から「あいつ、うるさいだけだな。」って言われ、 何ら、高位の仕事を任されたりはしない。 一方、”いいオトコ君”の合コン。 あまり売り込まなくても、 何故か帰り際には、女性から売込みがある。 会議の席、特段アピールしていないのに、 後日、もっと高位の仕事を任される。 ブランド商品とは、このような愛媛ミカン。 ブランド人とは、”いいオトコ君”のようなことを指すのです。 ▼高級品だけがブランドではない 「高いミカンはブランド品」と勘違いされそうです。 「カッコいい男、頭のいい人がブランド人」と誤解を受けそうです。 でも、そうではありません。 一山200円のミカンでも、ブランド・ミカンにはなりえます。 顔も頭も二流の男性だって、ブランド人になりえます。 前号で申しましたね。 銀座三越で売っている30万円のオーダースーツも、 GAPで売っている1,000円のTシャツも、ブランド品。 500万円以上するベンツも、 70万円で買えるISUZUも、ブランド品。 ▼ブランドの機能 ブランド品(ヒト)と、ノンブランド品(ヒト)。 その差を述べるには、ブランドの重要性について理解する必要があります。 企業や商品にとっても、そして人にとっても「ブランド」が重要なのは、 ブランドには以下3つの機能があるから。 ▼識別機能 お客さんは、数ある候補の中から、自ら購入する商品を選択します。 ミカン1つとっても、複数の種類があるし、 ミカン以外、他の果物とも比較して、結局、どれかだけを購入。 その際、無意識のうちに「買ってみて損をした、後悔した。」 というリスクを避けようとします。 ミカンならまだしも、高価なものになればなるほど、その傾向は高まります。 車を買う際、「買ったけど、納得する価値は無かった。」 とは思いたくないですものね。 そして、その「後悔するリスク」を回避するため、 お客さんは、商品に関し事前に様々な情報を入手するのです。 ところが情報の100%を入手することは不可能だし、 そもそも情報入手する時間が惜しいということもあります。 よって、ブランドを目印に商品を識別すれば、お客さんは、 その「後悔するリスク」の回避と、時間節約が出来ます。 これはブランドの「識別機能」というもの。 企業や商品にとって、ブランドの識別機能が、 自社商品を購入させる大きな手段となるのですね。 「松下のDVDであれば心配ない。」 「GAPで売っているTシャツなら損は無いだろう。」 と思わせることは、お客さんを誘導する最強の手段。 ブランド人である”いいオトコ君”。 「あの人は、信頼がおけるから心配無いよ。」 「彼なら、一緒に居ても損は無いよ。」 という「識別機能」が、周辺の人々にあるのですね。 ノンブランド人の”ブスおとこ君”。 「よーく調べてみないと、彼のことわからない。」 「結構、一緒にいると危険かも。」 となり、識別されずに、置いてけぼりにされてしまうのですね。 ▼固定化機能 ブランドを一度認識し、その価値を認めたお客さんは、 長期にわたりそのブランド商品を購入することになります。 これをブランド・ロイヤルティーと言う。 そうなると企業側は、固定客という安定した長期の利益が確保され、 短期的な値引きやプロモーションに依存することがなくなります。 つまり、安売りや、無理な売込みが不必要ってこと。 デフレの時代なのに、値上げこそすれ値下げしない エルメスやヴィトン。 未だにJTBにも加入せず、 ましてやネットにも登場しない老舗旅館があります。 それは、長期の固定客だけで客室が一杯になるから。 ”いいオトコ君”には、固定ファンがたくさんいる。 自分からアピールしなくても、彼の業績は誰もが認知している。 だから、どんどん高いレベルの仕事が舞い込んでくる。 合コンに参加しなくったって、女性に広まっている良い評判が、 彼のプライベートタイムを埋めてくれます。 ”ブスおとこ君”には、固定ファンがいません。 だから、「俺はスゴイ」「俺ってどうだ!」 って自慢し、言いまわっていなくてはならない。 「自慢ばかりする人には、大した奴がいない。」 ってのも、このためです。 「忙しいことを、何となく誇らしげに言う人は、中身が薄い。」 ってのも、同じことですね。 ▼意味付け エルメスの高級バックが飛ぶように売れているのは、 お客さんが、「ブランド」から連想されるイメージが好ましく、 そのブランドを持つことにより、高い満足感を得ることが出来るからです。 例え同じ機能のバックでも倍以上の値段で売れるのもそのため。 お客さんは、機能だけで商品を購入するのではなく、 別の「意味=意義=満足感を得られるモノ」を求めているのです。 男の場合はどうでしょう? 同じ仕事を任され、同じ成果を出した”ブス君”と”いい君”。 上司や取引先の満足感は異なるはず。 だから、”ブス君”は感謝されず、”いい君”は感謝される。 デートしていても、”いい君”は満足感を与えられる。 ブランド人になると、同じことをやっても、 お客さん(相手、周辺の人々)の満足感が違うのですね。 ▼イメージ 強い(高い)ブランドは、企業や商品のイメージを高めます。 企業イメージが高いということは、より良い人材の採用にも、 取引先や金融機関との関係にもプラスに影響を及ぼす。 商品イメージが高いということは、より良いお店への出店にも、 仕入れ担当者や売り子との関係にもプラスに影響を及ぼす。 強い(高い)ブランドを持つ人の場合はどうでしょう。 その高いイメージを目指して、更に人が集まってきます。 上司や取引先に売り込むのも、自分から行くのではなく、 相手から来るに越したことありません。 女性に気に入られようとするのも同じ。 自分から行くよりも、相手から来てもらうほうが、 断然有利だし、ことが上手く運びますね。 ▼他事業へ 高いブランドを有していると、そのブランドを冠に、 他の事業への進出が容易となります。 例えば、家電メーカーであったSONYが、 VAIOというパソコンで成功した。 中身もすばらしかったのでしょうが、何と言っても SONYという高いブランドが、成功へと導いたのです。 もし、ブランド力の無い家電メーカーであったなら、 パソコンという他事業への進出が、上手くいっただろうか? 男の場合も同じ。 経理マンとして絶大の信頼を得ていたブランド人の”いいオトコ君”。 親友と一緒に独立起業。 彼のブランドが、「彼なら大丈夫だろう。」と周りを安心させ、 多方面からの支援を受けることが出来た。 夫としてのブランドを築き上げた”いいオトコ君”は、 引越しの際も、家庭内の大きな変化・転換の際も、 妻や子供から「任せるよ」と最後は言われる。 ブランドの無い”ブスおとこ君”は、 独立しても「あいつが新しいことで成功するはずがない。」 って誰もが不安がり、支援してくれない。 夫の”ブスおとこ君”は、家庭内の信頼ゼロで、いつも反対される。 ▼そして、ブランド価値 ブランドの重要性。 最も重要なこと、それは「ブランド価値」です。 企業の場合、一般的に資産とは、不動産や預貯金などのこと。 つまり、目に見える、形としてある資産。 ところが最近、「目に見えない資産」の重要性が高まっています。 そして、その主なものが「ブランド」という資産。 不動産などの資産は、その中身は、建物や土地。 ブランド資産の中身は、上述した「識別機能」、「固定化機能」 などのこと。 優良企業は、不動産などの目に見える資産よりも、 ブランドなど見えない資産の価値を高めようとしています。 男も同じ。 カネ、家、車。 そんなものは企業の不動産と同じ。 それよりも、見えない資産である「ブランド」の価値を高めること。 ”いいオトコ君”は、そこに最大の関心を持っています。 ▼最後に 「コモディティー化」商品と言うのがあります。 コモディティー化とは、「差別性の無い」、「価格だけで勝負」 のこと。 例えば、大豆やトウモロコシ。 もちろん、品種や新鮮さなどの差別性もあるが、 基本的には安いか高いかだけ。 コモディティー化された商品は、 「市場」とか「取引所」で売買されます。 そう、現物も見ないで、売買される。 コモディティー化された男、最近増えていませんか? 「別に、あいつじゃなくてもいいよ。」 「でも、安いからな、彼は。」 「誰もいないから、仕方が無い、奴にしよう。」 そうはなりたくありませんね。 ▼女性の方へ 高級ブランドで身を固めた男。 一緒に歩いていて、恥ずかしい。 そんな女性からの声を、よく耳にします。 でも、どうしてそのような女性の声に、 多くの男性は耳を傾けないのでしょうかね? 読者の一人からご意見を頂戴しました。 「自分のことを、無言でPRできない男とは、お付き合いする気が無い。」 「自分のことを、自慢ばっかりする男は、バカにする対象にしかならない。」 って。 これが、女性の本音でしょうかね。 ▼▼次号のテーマ▼▼ 10/15配信 >>ファッション 自立君、ブランド人は、 ファッションにも細心の気を払っています。 もちろん、ブランド品の服を買い揃える。 そんな安易な方法ではなく。 次号(10月29日)、ファッションについてお話します。 貴方は、キレイな包装紙でラッピングされたノンブランド君? 身の丈にあった包装紙でラッピングされたブランド君? ★☆================================================================= ☆ いいオトコ研究会 (いい男とは?) 03年10月22日 第83号 -------------------------------------------------------------- http://members.tripod.co.jp/fineguy/ ==================================================================☆★ 読者数;12,890人 (姉妹紙含む) 登録解除 http://members.tripod.co.jp/fineguy/melmaga.html バックナンバー http://members.tripod.co.jp/fineguy/backnumber.html 発行人 いいオトコ研究会 代表 . . |