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タイトル:Daily Drama Express 2003/10/14 あなたの隣に誰かいる (2)  2003/10/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/14 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル あなたの隣に誰かいる
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 澤村数馬(北村一輝)
     澤村愛子(白石美帆)
          草間五郎(いかりや長介)
          松本梓 (夏川結衣)
          松本欧太郎(ユースケ・サンタマリア)
          柏木里美(佐藤藍子)
脚  本 坂元裕二

あらすじ  「駿介、私はもう二度とあなたの名前を呼ぶことはない。5年前
の夏、私は夫以外の男を愛した。結婚したばかりだというのに仕事ば
かりで家に帰らない夫。たいくつな毎日。私が恋をしたのはただその
夏、海に連れて行ってくれる人がほしかったのかもしれない。いつか
夏が終わり潮がひくように私は家に帰って行った…」

 5年前の夏、家に帰って来た梓(夏川結衣)は夫の欧太郎(ユース
ケ・サンタマリア)に何かを忘れるように抱きつく。

 「だけど夏の終わりに気づかなかった男は、何度も私の家のドアを
ノックした。コンコン。コンコン」

 ドアを何度もノックする音、何度も何度も鳴る電話。口紅で“アイ
シテル ア・イ・シ・テ・ル」駿介が口にする「どうして・・どうし
て・・どうして・・」


 「どうして?」向いの車田邸の庭で梓の家族と隣家の澤村夫婦が楽
しくバーベキューをしていた。澤村数馬(北村一輝)の顔をじっと見
ている梓に数馬が言う。「どうしてそんな不思議そうに僕を見るんで
すか?」驚いた梓が知っている人に似てると素直に応える。

 「澤村くん助けてよ」車田行生(火野正平)と家の中から箱を持っ
て出て来た欧太郎が数馬を呼ぶ。その様子をじっと木陰から三好文子
(山口香緒里)が見ていた。
 梓は楽しく会話するも澤村愛子(白石美帆)の首に刃物で切られた
ような傷が気にかかる。


 夜、欧太郎の隣で寝ていた梓が起きる。その梓の首にナイフを押し
当てる男が、梓の首からゆっくり血が流れだす。背後にはナイフを持
った駿介の姿が…・「夢?」


 「隣人が怖い?」欧太郎の友達でもある精神科医の藤城正毅(高知
東生)が梓の言葉を繰り返す。隣人から嫌がらせがあったわけではな
い。5年前の出来事と関係している?しかし、梓は最後まで何も話し
はしなかった。そんな梓を心配し藤城は治療せずに放置しておくと一
見平穏な生活に戻ったように思えても、いつか必ず戻ってくるから、
恐れずに思い出してみましょうと梓に根本的な解決を提案する。
「5年前にあなたの身に何が起こったのか」


 始めて鈴(山田夏海)が幼稚園に通園する日、忙しく鈴の支度をし
ていると玄関のチャイムが。遅れて出て行くと玄関に蟹が入った箱を
持った三好が。忙しいからとゆっくり話してられないことを告げるが
なかなか三好は帰らない。三好は梓が近所で仲良くバーベキューをや
っていたことを話し出す。そして聞いてもいないのに、駅前のハンバ
ーガー屋でバイトをしていて店長と不倫をしていることまで喋って行
く。梓はあっけにとられる。

 幼稚園に鈴を送り届け車に乗ろうとすると、「スーママさん」と
3人のお母様方が梓を呼びとめる。

 喫茶店に誘われた梓はタクママ、ノンママ、ユキママの3人からお
友達の印としてかわいい犬の携帯ストラップをプレゼントされる。
 喫茶店から出て車に乗ろうとすると「スーママさん」と、派手な格
好をしたナオママ、ミキママ、ワタママの3人に呼びとめられ、イル
カの携帯ストラップをプレゼントされる。


 「どっちのグループに入ればいいと思う?」帰って来た欧太郎に相
談する。車田さんはタクママさんグループに入っているからとりあえ
ずタクママグループに・・と考える梓だったが、家に来ていた欧太郎
の母、志摩子(梶芽衣子)に「本当の意味で助け合える友達がいるん
じゃないの?子供の手本として毅然とした態度でお返事なさい」と言
われてしまう。そこへ電話があり、梓は皆と仲良くしたいからどちら
のグループに入るつもりはない・・とやんわり断る。

 次の日、幼稚園バスの停留所へ行き他のお母様方へ挨拶をするとい
っせいに無視をされてしまう。親ばかりか子供にまで無視をされてし
まう。

 傷心の梓が家に戻ろうとするとゴミ屋敷の老婆(森康子)にみかん
をぶつけられる。「まがまがしい虫女―この虫女― また、この村で
死人が出るのだぞー」と梓に襲いかかる。


 草間五郎(いかりや長介)は警察の資料室で昔の資料を担当の星野
(柏原崇)に見せてもらう。その新聞記事には、“12/9の夜 霧子村
で、5歳だった男の子、その母、祖父母の一家4人の家が全焼した。
焼け跡から発見された遺体は生きたままガソリンをかけられ焼き殺さ
れたことがわかった” そのときの判事だった五郎は、犯人は一家の
主の犯行と主張する警察の求刑どおり死刑判決を言渡した。しかし、
父親は情報がそろっているにもかかわらず最後まで犯行を否定した。
その父親は獄中で自殺した。「俺が殺したようなものだ」

 先日故人の夫人から渡された一枚の写真を星野に見せる。その写真
には年に一度開かれる木曽野神社焼納祭を撮影したものだった。旗に
は“昭和48年12月9日”の文字と父親の顔写真が・・父親のアリ
バイがあったんだ。…この写真が表に出ていれば・・30年の歳月を
かけて本当の犯人をみつけてくれよとこの俺を呼んでいるんだ・・
 星野に事件を追っていた柏木刑事に会わせてくれと懇願する。しか
し、柏木はこの事件が起こってまもなく刑事を辞めてしまい、生きる
ことを止めてしまったのかもしれない。と星野が応える。

 「松本さん」道で三好に梓は声をかけられる。手にはクリーニング
の袋に入っている制服が。聞けば三好が店から「パクった」ものらし
い。「泥棒したの?」と聞き返し、もらえないと断ると、三好は叫び
ながら帰って行く。


 「鈴が無視されているのを黙ってみてろと言うの?」鈴のことを欧
太郎に相談するが、欧太郎はどうしようもないという。志摩子は親に
責任がある。「私もご近所付合いが好きじゃないから良くわかるけど、
娘に皺寄せが行くのはね」


 「本当にその人でいいんですか?ご近所だからって仕事ができると
は限らないでしょ?」澤村数馬の履歴書を見ながら、経営コンサルタ
ントを決めようとしていた社長である欧太郎は社員らに反対される。

 お昼、「脅迫性傷害の可能性があるな」藤城は欧太郎と食事をしな
がら来院した梓の様子を話す。精神病じゃないが日常生活に支障をき
たすかもな。幼稚園の問題かと聞く欧太郎に、「それだけでああなる
かな?」と疑問を口にする。


 梓はスーパーで買物をしていると包丁を物色している澤村数馬の姿
を目撃する。

 買物から帰って来た梓の家の玄関前に町内会長の睦子(鷲尾真知子)
が共同購入の野菜の箱を持って待っていた。いきなり梓に「ホストク
ラブに通っているのは本当?」と聞いて来る。
 「松本さん」お向かいの車田美佐江(久保田磨希)が助けてくれ
「幼稚園のお母様たちが噂を言い触らしているのよ」と教えてくれる。
 そこへ隣の澤村夫婦がおそろいで帰って来る。数馬の持っている袋
の中には包丁らしきものが・・

 澤村夫婦と笑顔で会話する美佐江は別れると途端に真顔になり梓に
「あの傷なんなのかしらねー」と聞いてくる。聞けば梓たちが越して
来る前からときどき隣家から夜中に悲鳴が聞えていたと言う。


 家に入った梓は薬を飲む。

 居間では鈴が主婦殺害のニュースをテレビで見ていた。チャンネル
を変えるように梓は言うが、画面に耐え切れなくなった梓は鈴に抱き
つき見せないように目を押さえる。痛がる鈴に正気を戻すとテレビで
はアニメがやっている・・。


 ボートの上で駿介を青いコートを着た人がスパナで殴り顔から血し
ぶきを上げ海に転落していく駿介を殴っていた人が降り返る・・その
顔は・・梓・・

 「乾杯!」ボートの上でワインで乾杯をする。「僕のこと怖くない
の?」駿介と梓は明るく会話をする。駿介が背中を向けたとき、ボー
トに潜んでいた有島樹里(戸田奈穂)がスタンガンをあてて痺れさせ
る。怯んだ隙に梓がスパナで殴る。額か流れ出た血しぶきが梓の顔に
かかる。

 「あずさ・・」駿介は海に落ちて行く…


 電話が鳴る・・「欧ちゃん・・帰って来て…」

 欧太郎は残業で終電が無くなったから今日は母親のマンションに泊
めてもらう。明日の始発で家に帰るから・・と梓を慰める。電話を切
った欧太郎は志摩子に幼稚園のことの梓の悩みを打ち明ける。
 欧太郎が寝に部屋に入ると志摩子は広げてあった家の見取図を隠す
ように片付ける。


 その夜は大雨となってしまった。風の音で目が覚めた梓は階下に下
りる。階段の下には子供の姿が・・目を閉じて開くと子供は消えてい
た。何かの音がして、梓は懐中電灯を持って外に出て行く。音のした
方へ行くと突然上から物が降って来る。驚いた梓は腰を抜かし、それ
を確認しに行くとビニール袋いっぱいに入ったキューピーの顔・顔・
顔・・が。

 気配を感じ、降り返った梓の目に隣家の数馬の姿が・・慌てて家の
中に入ると数馬が追いかけて来る。「開けてくれー」外からドンドン
ドアを叩き、それから窓を叩く。梓はカーテンを閉める。箪笥の位置
をずらして窓が開かないようにする。それから二階に上がり、鈴を起
してクローゼットの中に鈴を隠す。
 ゴルフクラブを持って階下へ戻る。とうとう数馬は窓を破って家の
中へゆっくり侵入してくる。「どこだー。どこにいるんだ」
 「お母さん」 クローゼットに隠したはずの鈴が二階から梓を呼ぶ。
慌てて二階に駆け上がろうとすると数馬が梓の足をつかむ。必死にな
って梓は逃げるがとうとう寝室にまで数馬が入って来る。鈴をしっか
り抱いた梓をみて、数馬はいきなり寝室のクローゼットを開ける。

 そこには髪を切り刻んだ三好の姿が・・


 連絡を受けてタクシーで慌てて家に戻って来た欧太郎を数馬が出迎
える。数馬が家に帰って来たら梓が懐中電灯で何かを探してて、そし
たら刃物を持った人が家に入って行って・・数馬はそれを追いかけた。
素直に礼を欧太郎は言う。

 梓らが引越して来てから合鍵を勝手に作って、写真立てを割ったり、
冷蔵庫を荒したりしていた。三好は梓が好きだから梓が町内会長に告
げ口しても我慢してたけど、泥棒呼ばわりしたから・・と意味不明な
ことを言う。
 近所だからと数馬も欧太郎も警察には連絡せずに三好のだんなの卓
朗(木下ほうか)に向えに来てもらう。

 数馬にお礼を告げ、「なかなか助けに入って来れないよ。刃物を持
った人を相手に」と数馬のことを欧太郎は誉め。会社のことを数馬に
任せようと決心する。


 雨の降る中、柏木里美(佐藤藍子)は訪ねて来た五朗に父との関係
を聞く。五郎は柏木刑事には会ったことはないが、残したものを見せ
てもらえないかと聞く。しかし、里美が案内して来た場所は、家屋の
焼け跡だった。火の元は不審火の可能性もあると。「まさかーまだあ
の事件は終わっていないということか・・。私には最後の仕事が残っ
ているようです。本当の犯人をみつけるために…・・」


 “編集部 有島樹里”と書かれた冊子を見ながら喫茶店で樹里と梓
は隣人の話しをする。「別人」と言う梓に「あの当時のこと思い出し
ちゃうんじゃないかな?最後の顔」と樹里言う。

 買物から帰って来ると数馬に会う。遠慮する梓から荷物を預かり持
つ。

 その頃欧太郎は鼻歌を歌いながら洗車をしていた。すると燐家から
「キャー」と言う悲鳴が、欧太郎が玄関まで見に行くとびしょぬれに
なった澤村愛子が「助けて下さい」と欧太郎を家の中に招き入れる。
水道が壊れたらしく、欧太郎もべしょべしょになりながら水道の元栓
を閉めてあげる。欧太郎の目は濡れた愛子の胸元にそそがれる。
 その様子を向いの車田の娘、真子(石田未来)が見ていた。

 「お子さんのことで悩んでいるそうですね?何かいい案ないですか
ねー」と梓のことを数馬は心配する。その背中に「駿介」と梓は呼び
かける。降り返ららない数馬に笑顔で近付き数馬の持っている買物袋
の中のビールの話をしながら笑顔で帰路に着く。

 八百屋の前でタクママグループがミキママさんが複雑骨折したこと
を高笑いしながら噂している。

 タクママが自転車に乗り坂道を下っていると目の前にトラックが通
る。慌ててブレーキをかけるがブレーキが利かない。そのタクママが
ピアノ線のような物に自転車がひっかかり顔中血だらけの大怪我をす
る。

 別れ際、数馬は梓に「何か困ったことがあったらおっしゃって下さ
い。僕はあなたの見方です。」


寸  評  数馬役の北村一樹の化粧が濃いような気がします。もっと薄くて
も色気があるからいいのに・・と思います。気がつくと引き込まれて
みている自分に気がついて、「なんで引き込まれてるんだ?」と考え
て見ています。誰が怪しいんだろう?怪しいのは一人なのか?と考え
るとあっというまに終わってしまいました。まだ、謎がいっぱいなの
で来週も楽しみです。

執 筆 者 田村(doramakakikaki@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 B'zの音楽がかかるととても“恐怖劇場”とは思えませんね。しかし、その
音楽がないととても怖いです。ユースケは普通の男・・と製作発表で言ってい
たんですが、確かにユースケは普通の人ですね。裏の裏をかいて、北村一輝も
普通の人なのかなぁ?(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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