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タイトル:Daily Drama Express 2003/10/06 ビギナー (1)  2003/10/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/06 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル ビギナー
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 松永鈴希(奥菜恵)
     桐原勇平(堤真一)
 羽佐間旬(オダギリジョー)
     楓由子 (ミムラ)
     森乃望 (松雪泰子)
     崎田和康(北村総一朗)
 黒沢圭子(横山めぐみ)
 田家六太郎(我修院達也)
脚  本 水橋文美江

あらすじ  司法研修所における一年半にわたる講義が始まった。元、会社で
OLをしていた楓由子(ミムラ)を初め、様々な経歴の研修生達が各自
決められた座席に着いていた。刑事裁判担当の野佐木恍也教官(石橋
凌)が入ってくると授業が始められた。

 野佐木はつぎつぎに研修生達を名指しし、自分の挙げる事例につい
ての意見を求めていき、答えられない者に対しては容赦なく問いつめ
ていった。

 その中には、かつてはグレていた羽佐間旬(オダギリジョー)、大
学で優雅な学生生活を終えてきた松永鈴希(奥菜恵)、リストラされ
そうになってこの道を目指した崎田和康(北村総一朗)、バイトをし
ながら苦節18年の末やっと司法試験に合格した田家六太郎(我修院達
也)、子育てを終えた元専業主婦黒沢圭子(横山めぐみ)、暴力団の
男の愛人をしていた森乃望(松雪泰子)、そして元財務省エリート官
僚の桐原勇平(堤真一)らが含まれていた。

 野佐木は「腐った卵はおれが叩きつぶす!」と、言い放って講義を
終えた。

 次の時間、修習生たちは沢口裕子教官(もたいまさこ)の講義で課
題に取り組む。沢口は、午後5時までに課題を教務課へ提出するよう
言い残して教室を出て行く。修習生たちは次々と仕上げて入所パーテ
ィーへ向かうが、楓にはなかなかまとまらず手こずる。

 ようやく楓が課題を仕上げた時にはすでに教務課の事務室は締まっ
ていた。教務課の職員を探してパーティー会場に楓が現われた時、パ
ーティーは終了していて修習生たちは2次会に向かおうとしていた。

 楓の対応をしたのは、教務課長の山本宗司(金田明夫)。楓は、書
類を提出しようとするが、山本は締切時間が過ぎての提出は規則違反
だと突き放し、渡された書類を放りなげて、書類は床に落ちてバラバ
ラになってしまった。

 その行為を見ていた羽佐間が山本に食ってかかるが、そのまま山本
は行ってしまう。一部始終を見ていた森乃は、時間を守れなかった楓
に非があると言いながら、年長の崎田も手伝って散らかった書類を優
しく拾い楓に差し出した。

 森乃は、気分を変えて楓、羽佐間、崎田に2次会へ行こうと提案す
るが場所がわからない。森乃は、居残っていた桐原に尋ねるが、実は
桐原も知らなかった。しかし見栄を張ってこれから行こうと思ってい
たと答え、行く先に困った桐原は、黒沢と田家、松永に声をかけて二
次会へ行こうと誘う。

 結局行き先も決まらないまま街を歩き出す8人。会話も無い中、楓
がどうしても気になるさっき提出した課題について話し始めた。

 「喫茶店のアルバイトを無断で辞めた女性を、ナイフで脅して服を
脱がせ下着姿の写真を撮影した経営者にどんな罪が成立するか?」と
いう課題について、8人は歩道のベンチで討論を始め“強制わいせつ
罪”が成立するという結論に落ち着く。

 しかし、翌日の講義で8人の見解は沢口によって見事に覆される。
男が『おまえだけは許さない』と発言していることから、最高裁判例
によればわいせつが目的とは判断されないというのだ。8人はおのお
の納得行かないまま次の課題へ。

 あるOLが、サラ金業者から借りた金を返さず脅迫されたが脅迫罪の
有無とその理由は?と言うもの。課題の途中で、「脅迫とはなに?」
と沢口に問われ答えられない楓は、荷物をまとめて出直してこい、と
言われてしまう。

 講義後の教室には、楓たち8人が居残って課題について議論を始め
る。金を貸す側、借りる側の気持ちや背景、供述から様々な意見が交
わされる。楓はOLの供述におかしな点を見つけ出し、それを元にOLが
ウソの供述をしているとの意見にまとまりかける。

 何となく話は自分たちの過去についての告白になるが、桐原は相変
わらず人の話に聞く耳を持たずその態度を森乃に非難されて悪態を付
いて、羽佐間につかみかかられる。崎田によってその場は収まるが、
森乃も桐原も教室から出ていってしまう。

 桐原は、高級官僚の座を追われて学生時代に箔を付けるために取っ
た司法試験の合格資格をいまさら使ってここにいる自分と、夢を持っ
て研修所に来ているみんなを比べて卑屈になっていたのだった。そん
な桐原の前に牛丼を持った森乃が現れ、みんなと食べようと取りなし
た。

 みんなで牛丼で一息入れ議論を再会した。最後の論点はOLに送られ
た電報。脅しとも取れる文面であり、送られたのはお悔やみの電報だ
ったことから、OLの気持ちを考慮してサラ金業者側に脅迫罪が成立す
ることで一致した。

 だが、楓は電報にこだわり、なぜ脅迫まがいの電報が届けられたか
を気にしていた。楓は、以前の自分の仕事でのやるせなさと、電報を
受けたオペレーターの気持ちを重ねてみていたのだった。8人はお互
いの自己紹介をして解散した。

 最後に教室を後にした楓を、羽佐間が待ち伏せしており、お守りだ
と言って自分の祖母お手製の栞を楓に渡し、「がんばろうね!」と励
まして帰っていった。

 翌日。沢口は、脅迫罪が成立することを発表する。しかし、沢口は
オペレーターの気持ちを書き記した楓を無駄だ、出直してこいと責め
る。そんな沢口を残りの7人が「法律がカバーしない弱者に心を砕い
て何が悪い?」と非難し、8人は仲間となっていた。


寸  評  素人の中から選ばれたミムラさんが果たしてどんな感じなのか期
待して見ましたが、なかなか堂々としていて(というか役にあってい
て)良い感じでした。回りの役者人も芸達者なみなさんで、とても気
軽に楽しめました。でも、ちょっと前まで普通のOLや専業主婦をやっ
ていた人が、簡単に受かってしまうほど司法試験は簡単ではないと思
いますが・・・

執 筆 者 井村(beginner_mon9@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今回「ビギナー」を担当させていただく井村です。初回から私事で発行が遅
れてしまい申し訳ありません。徐々に遅れを取り戻せるように頑張ります。ど
うぞよろしくお願いします。m(__)m(井村)

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