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FOOD21 http://www.food21.jp/ ◆◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇ 飲食店のマネジメント情報Web「FOOD21」メールマガジンNo.97 2003/10/16発行 毎木曜日発行 ◆◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇ 常連客がある日突然、お店に飽きて来なくなる!? そんな恐ろしいことは日 常茶飯事で起きています。お客を飽きさせない工夫とは? 特集しました。 =====<広告>============================================================= ■□■□ 経営支援セミナー 「資金調達を実現する経営計画」 ■□■□ 開催場所・日時:静岡、名古屋、京都、大阪、福岡 <詳しくはこちら>↓ http://www.vlink.ne.jp/bstyle/seminar/shikin.html =====<広告>============================================================= ==================================== □□ INDEX □□ ……………………………………………………………………………………………… 【1】Weekly Topics 〜今週の取材メモ〜 【2】旬鮮ニュース 吉野家、下方修正 など 【3】最新号No.97 INDEX 〜2003年10月16日更新〜 特集 この作戦で飽きを防ぐ 【好調連載】中島武のレストラン塾 【4】Voice Of Editors ==================================== □□□ CONTENTS □□□ ……………………………………………………………………………………………… 【1】Weekly Topics 〜今週の取材メモ〜 ※記事には書ききれなかったこぼれ話を一挙蔵出しします! ……………………………………………………………………………………………… ★∴★ お得感、お値打ち感の成功方程式 ★∴★ 料金、味、量、雰囲気。お得感とかお値打ち感は、おもにこの4つで高まり もすれば弱まりもする。4つが水準を超えていることは当然として、やっかい なのは4つのバランスである。もし味だけが突出していたら、ほかの3つが水 準以上でもバランスが崩れて、満足度は下がってしまうのである。 それだけではない。お得感、お値打ち感は客からすれば主観の産物であり、 つまり、わかりにくいのだ。ならば、わかりやすく改めるために定量的にお得 感、お値打ち感を設定してしまおうと、皿数に目をつけた店がある。 今年5月、千葉県八千代市にオープンしたカジュアルフレンチ「エスペラン ス」。この店のランチコースは、オードブルまたはスープ、メイン、デザート、 これにパンの食べ放題で1500円。ディナーコースは、アミューズ(付け出し)、 オードブル、2品目のオードブル、メイン、デザート、コーヒー、パンの食べ 放題。2800円也。 皿数を標準よりも1枚増やしたのである。これなら誰の目にも明確である。 揺らぎが生じない。オーナーシェフの斉藤雄大氏は「お客さまに対して、わか りやすくお得感を設定したのです」という意図なのだ。 詳しくはFOOD21 97号をお読みいただきたいが、エスペランスの原価率は38 %で、これはフレンチの標準よりも約8%高い。8%分の金を食材にかけよう と斉藤氏は判断したのである。この分を料理に反映させようと、つまり料理の お得感に結びつけようと。 こちらは皿数と違って見えにくい。しかし客は、とりわけ女性客は料理の質 に敏感である。質への満足度が高ければリピーター、低ければサヨナラ、「も っと美味しい店、ないかしら…」と、その店をリストから削除してしまう。視 野から外してしまう。見えにくいようでいて、もっとも誤魔化しのきかないの が味なのだ。 エスペランスを取材に訪問したのは15時30分。ちょうど遅めのランチを終え た女性客が2〜3組、人数にして計8名ぐらいが店を出てきたが、顔つきとい い、身なりといい、さぞ裕福でいらっしゃるのだろうという雰囲気だった。セ レブとかハイソという概念を当てはめようとしても、まあ、無理ではないだろ う。 エスペランスにはリピーターが多い。つまり、かの淑女達から支持されてい るのである。 以上はエスペランスのお得感、お値打ち感の方程式。業種・業態によってさ まざまな方程式が成り立つことは、あえて説明するまでもない。飲食店経営者 ならとうに承知済みだろうが、客に伝わりやすいケースとして紹介した次第―。 ……………………………………………………………………………………………… 【2】旬鮮ニュース ダイジェスト ……………………………………………………………………………………………… ■修正 吉野家、大幅下方修正 吉野家ディー・アンド・シーは9日、2004年2月期の連結経常利益が前期比 2%増の154億円になる見込みと発表した。 ■新業態 つぼ八、高級感演出の新業態開発 全国でを約500店展開するつぼ八(東京・台東)は11月、千葉県で新たに和 風居酒屋「茜どき」をオープン予定。 ■実験 西部ガスなど、省エネレストラン実験 西部ガスはすかいらーくと共同でガスコージェネレーション(熱電併給)シ ステムを使った「省エネレストラン」の実験を開始した。 ■展開 札幌海鮮丸、本州に本格進出 北海道最大手の宅配寿司チェーン、札幌海鮮丸は来年、本州に本格進出し、 東北・関東に20店を出店する。 詳細は→ http://www.food21.jp/open/snews/snews.html#snews01 ……………………………………………………………………………………………… 【3】最新号No.97のご紹介 〜2003年10月16日更新〜 INDEX → http://www.food21.jp/ ……………………………………………………………………………………………… ■特集 この作戦で飽きを防ぐ ※月に1度宴会を催してくれた常連客が、ある日つぶやく。「この店もそ ろそろ飽きたな」。こういってくれるだけまだましか。店に飽きたらあ る日突然お客は来なくなる。さて、店を飽きさせない方法とは? 〔1〕こまめなメニューチェンジ マンネリを防いで新鮮味 ◆エスペランス http://www.food21.jp/open/special/index1.html 〔2〕対極の味を品揃えして 2週間に3回の来店促す ◆堂堂(SUSUMU) http://www.food21.jp/open/special/index2.html 〔3〕「いつ来ても驚きがある」ことが 客をあきさせない要因となる ◆まかふしぎダイニング 異こく屋 http://www.food21.jp/open/special/index3.html ■情報ラウンジ 地元客も遠方のビール通もひきつける 「マグズ・エール・ハウス」 ◆マグズ・エール・ハウス ※アメリカ・ニューヨークのビールブーム事情 http://www.food21.jp/open/report/report.html ■新業態ファイル 「日本一の元気」がコンセプト 店内、メニューに元気の素が ◆京風串揚げ ごち ※スタッフが熱い、情熱系ダイニング http://www.food21.jp/open/newbiz/newbiz.html ■今週のコラム 中島武のレストラン塾「トレンド居酒屋VSおじさん居酒屋」 http://www.food21.jp/open/column/kiwa/kiwa.html …… 好評 UP中 …………………………………………………………………… ■インタビュー 「真理アンヌのオリジナルカレー」 特許取得で1日5000食を記録! ◆女優 真理アンヌ ※アーユルヴェーダの思想を反映させた医食同源のカレーを開発 http://www.food21.jp/open/interview/interview.html ■情報ラウンジ 新スタイルの立ち食いそば店が 追求する合理性 ※激戦区に登場した「黒い箱」 http://www.food21.jp/open/report/report2.html ■今週のコラム 外食人熱風録「久留米・大砲ラーメン 香月均氏」 http://www.food21.jp/open/column/local/local.html 今月の番付「戸越銀座で聞いたテイクアウトNo.1」 http://www.food21.jp/open/column/ranking/ranking.html 繁盛店クリエイト「フードビジネスコーディネーターとは」 http://www.food21.jp/open/column/make/make.html ** PR ****************************** 〜新規事業・独立・経営革新〜 ■□■「Next One(ネクストワン)」■□■ ビジネスを切り開く人のための週刊ウェブマガジン → http://www.nextone.jp/ 毎週水曜日更新 ★★無料メールマガジン講読受付中!★★ ***************************** PR *** ……………………………………………………………………………………………… 【4】Voice Of Editors ……………………………………………………………………………………………… ●「来てくれるのはありがたいんだけど、みんな評論家になるんだよなぁ」と は、今春ラーメン店をオープンさせた友人の言葉。知人たちが食べにきてくれ るのはありがたいが、「スープがどうだ」「めんがどうだ」とひと通り論評し て帰ってくというのだ。 ●1億総グルメ評論家の時代。ましてやラーメン人気は衰えることなく、成熟 化しはじめている。誰もが一家言をもつ。そのうんちくと肥えた舌を何かの機 会に披露したくてしようがないようだ。かくゆう私も「このスープは甘いな」 「チャーシューの味も甘いんじゃない」とひと通りのことを批評。友人を苦笑 させた。 ●「来る人全員を納得させる味なんてなかなかできないよ」といいつつ、友人 は今日も試行錯誤している。自分ならではの味作りは至難であり、どこまで信 念を貫きとおせるか。まさに格闘であり、修業である。(翔) ◆◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇ 「FOOD21」メールマガジンNo.97 株式会社ベンチャー・リンク 東京都中央区日本橋本町2-7-1 ご意見ご要望はこちらまで e-food21@venture-link.co.jp 編集部 電話 03-5652-1622 FAX 03-5652-1625 ※編集部の住所、電話番号が変更となりました。 ◆◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇ |