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タイトル:Daily Drama Express 2003/10/09 白い巨塔(1)  2003/10/13


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/09 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 白い巨塔
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 財前五郎(唐沢寿明)
 里見脩二(江口洋介)
 花森ケイ子(黒木瞳)
 東佐枝子(矢田亜希子)
 里見三知代(水野真紀)
 柳原弘 (伊藤英明)
 東貞蔵 (石坂浩二)
 財前又一(西田敏行)
脚  本 井上由美子

あらすじ  財前五郎(唐沢寿明)は、今日の注目のオペ・鶴川大阪府知事の
食道癌のオペの予行演習を1人、ほの暗い医局で、クラシックのメロ
ディーを口ずさみながらよどみなく続けている。

 浪速大学病院の最新の機器を取りそろえたオペ室。
 話題のオペの見学者がギャラリーにひしめく。鵜飼医学部長(伊武
雅刀)、東第一外科教授(石坂浩二)、則内病院長(田中主将)ら、
そうそうたる人物も揃っている。

 だが、オペ開始の時間が近づいても財前が現れない。
 新人の柳原弘(伊藤英明)が財前を呼びに行くが、医局にいない!

 オペの開始時刻。財前が悠揚と現れ、オペを開始。患者の状態を考
え、オペ時間は短くすると宣言。

 現職の大阪府知事が、自らの癌を公表してのオペとあって、マスコ
ミも大挙して押し寄せる。

 オペの途中、大動脈にも浸潤していたが、財前はオペを続行。
 第一外科医局長の佃友博(片岡孝太郎)に血管を押さえているよう
に命じるが、佃の手が震え、引っ張りすぎて大出血。みんな慌てる。

 だが、財前は落ち着いて対処。佃に、「君が失敗すると、患者は死
ぬ。でも、君が死ぬわけではない」と言う。

 鵜飼は東に、「立派な跡継ぎが育って、安心して来年の退官を迎え
られるな」と言う。「彼はいささか野心が勝ちすぎます」と東。「野
心、結構。最近は自分の殻に閉じこもる若者が多すぎる。かわいがっ
てるだけに、厳しいですな」

 4時間35分でオペ終了。
 みんなホットし、財前は誇らしげに東達の方を見上げる。


 里見脩二(江口洋介)第一内科助教授は、内科の診療で、患者・小
西みどりの検査を繰り返している。


 記者会見。
 説明しようとする東を記者は遮り、財前の説明を聞きたがる。

 財前又一(西田敏行)は、娘婿の財前の活躍を大喜び。そして娘の
財前杏子(若村麻由美)に、もっと夫の財前に甘えるように言う。


 医局に現れた財前は、佃を責めることなく、みんなで旨いものでも
食べて、と2万円渡す。

 又一は財前に顔を出すように言うが、財前は医局のみんなと慰労会
に行くといって断る。その代わり、明日は顔を出すことを約束。

 財前は里見からの、意見が欲しいから時間を取って欲しいというメ
ールを削除。

 鵜飼は里見が腫瘍マーカーの値が高すぎるから、膵臓ガンの疑いが
あるのでは?と言うが、鵜飼は、患者は30代。胃ガンと膵臓ガンを
併発することはない。そんな検査ばかりしていては、月間500人と
いう患者が捌けないと忠告。
 だが、里見はそれが医学部長の鵜飼の診断にたてつくことになろう
とも、膵臓ガンの検査をすすめようとする。


 その夜、財前は花森ケイ子(黒木瞳)のところを訪ね、愛し合う。


 東教授の総回診。医局スタッフ、看護師、患者までもが、緊張し、
姿勢を正す。
 東は財前に対して、意地悪をする。オペが強引だとか、記者会見で
予後を保証するな、等々。
 そして、東達一行は行ってしまい、取り残された財前の前に、里見
と第一内科の医局員(佐々木蔵之介)が現れる。

 里見の持ってきたレントゲンを見た財前は、やはり膵臓ガンの可能
性があるという。でも、今日は予定が詰まっているので、診るのは明
日、と言う。
 東教授との関係を心配する里見に財前は、「あと半年で退官だ。そ
れまで勉強させて貰うよ」と自信たっぷり。


 帰宅した東は、娘の東佐枝子(矢田亜希子)に、自分が現役の教授
のうちに結婚して欲しいと言う。
 佐枝子は勝つことに必死な男性より、負けられる男性と結婚したい。
祖父や父親とは違う世界の人と結婚したいが、どうしても医者という
なら、開業医がいい、と。東は、国立大学教授の娘が開業医と結婚な
んて、許さないと言う。

 そこに、妻・東政子(高畑淳子)が帰宅。週刊誌の写真が財前が真
ん中で、東は半分に切れていることを怒る。

 財前は又一に招かれた料亭へ行く。
 又一は出生率低下にもかかわらず、院長をしている財前マタニティ
クリニックを繁盛させている、と言い、「医は仁術じゃのうて、算術
や」と言う。
 財前は、自分は技術に問題はないが、人間関係が難しいと言う。そ
れに対して、又一は、それを上手くやるのが、財前の価値だ。国立大
教授という名誉が欲しい。教授になって、恨みを晴らして欲しい、と
言う。金はどこまで行っても金だが、名誉には、人も金も付いてくる、
と。そして、財前に持っていた高級ライターをあげ、もちものもそれ
なりのものにしなければならないという。


 鵜飼と東が、クラブ・アラジンに現れる。財前なら跡継ぎが安心と
鵜飼。自分のところの里見は、理想ばかり高くて、と。
 「理想、結構じゃないですか。理想は大いなる魂に宿るが、野心と
いうのは、小さな魂にとりつく」と東。
 鵜飼は、財前が後継者となるのがイヤなら、東の言うことをよく聞
く男を外から連れてくればいい、と言う。

 そこに、ママのケイ子が現れ、「面白そうな話ね。混ぜて」と言う。
 その時、又一と財前がクラブに入ってくる。又一は、東と鵜飼を見
付けると、さっそく卑屈な態度で名刺を差し出し、挨拶。
 財前の携帯が鳴る。名前を見た財前は、「病院から」と偽って、外
に出る。電話の相手は、実はケイ子。
 ケイ子は、財前に教授になれないかもしれない、という。医学部中
退のケイ子は、教授と助教授とでは月とスッポン、自分が在籍してい
た頃と大学病院は変わっていない、と言う。
 財前は非常階段へ出ると、今まで雑用から論文の代筆まで、何でも
面倒を見てきたのに、教授になれなければやってられない、と怒る。
ケイ子は、財前の自信かであるところが甘さとなって、足をすくわれ
ることがあるので、用心、と言う。財前は怒って電話を切る。

 又一は東達に、財前が苦学生で奨学金を貰って大学を卒業したと、
売り込む。
 そこに戻ってきた財前は、「お父さん、やめて下さい。国立大は公
平なところですから、金持ちも貧乏人も関係ないんです。だから、東
先生は、ボクを助教授にしてくれました。東先生は、いわば、病院に
おけるボクの父です」と言う。


 里見はガンを心配するみどりに、一番信頼している外科医に診て貰
うから、と安心させる。

 医局員は里見に、あの話を聞かなかったことにして欲しい、と言い
出す。医局に入ったばかりで鵜飼教授にたてつくようなことをしたく
ないから、と。
 「たてつくってことじゃないだろう」と里見が諭そうとしても、聞
いていない。


 夜遅く里見が帰宅すると、妻・里見三知代(水野真紀)が夕食の用
意をする。

 財前が帰宅すると、杏子は乱れた寝相で熟睡していた。


 財前は田舎の母・黒川きぬ(池内淳子)に、今月分を送金し、電話
で、教授になったら、もっと楽させてあげると言う。だがきぬは、自
分のことはいい、財前が医者になれただけで充分、と言う。


 政子は、佐枝子に、東の学会用のスーツを大学病院に持っていくよ
うに言う。自分は、もし病院で財前と顔を合わせたら、平成でいられ
ないだろうから、と。


 みどりのレントゲンを診た財前は、やはり膵臓ガンであることを確
認し、普通の内科医なら、胃ガンが見つかった時点で安心してしまう
が、膵臓ガンを見付けたのは、さすが里見だ、と。そして、初期の膵
臓ガンは珍しいので、是非切ってみたいという。里見は、まだ本人に
告知していないので、慎重に話して欲しい、と頼むが、財前は無視し
て、みどりに、ガンであり、オペが必要。オペをすれば大丈夫、と言
い切ってしまう。
 里見は医局に戻ってから財前に、「膵臓ガンのオペができるという
ことで舞い上がっただけだろ」と注意するが、財前は、そうかもしれ
ないが、今はガンも治せるのだから、告知してすぐオペすべきだと言
う。里見は、転移があるかわからない時点で大丈夫と請け合わないで
欲しい、とさらに言う。

 里見は鵜飼に膵臓ガンの見落としを伝えるが、鵜飼は里見に、自分
の見落としを指摘するぐらいなら、列をなしている患者をさっさと診
るよう指示。里見が見落としたことを問題としているのではない.....
と説明しようとしても、聞く耳を持たない。

 財前は、東にオペ枠を一つ変更することを申し出る。初期の胃ガン
と若干気になる点があると言うだけで、膵臓ガンの疑いについては伏
せる。
 そこに佐枝子がやってくるが、財前が部屋にいるのを見ると、中に
は入らずに廊下に立ち止まり、柱の陰に隠れる。

 財前はなんとか東の機嫌を取ろうとし、東は、内々、財前を次期教
授にと思っているという。

 佐枝子は結局東にスーツを渡せないまま、病院の庭を歩いていて、
転がってきたサッカーボールを拾う。里見が子供とサッカーをしてい
たのだ。

 財前は里見に、オペ枠は確保したから、膵臓ガンを見落とした医者
に対する仁義は里見の方で切っておいてくれと言う。
 だが、里見が見落としたのは鵜飼だと言うと、急に財前は自分はオ
ペをしないと言い出す。膵臓ガンのオペは魅力的だが、鵜飼の見落と
した患者を切って鵜飼ににらまれ、その結果、東からもにらまれては
たまらない。大学病院は、そういうことのあるところだからと、里見
の患者のことを考えて欲しいという説得も聞かない。


寸  評  秋ドラマが始まりました。
 「白い巨塔」、前クールの「高原にいらっしゃい」に続いて、田宮
二郎主演のヒットドラマのリメイクです。(済みません、田宮二郎の
ドラマの方は見たことがありません)
 「高原へいらっしゃい」のように短縮されずに頑張って欲しいです
が、フジが記念番組として力を入れているので、成功しそうに思いま
すが。
 第一回を見る限り、確かに、昔っぽさを感じさせる点はあっても、
結構医学的なこととかは、現代に置き換えられていて、いけるかな、
と感じました。
 2クール、半年間続きますが、よろしくお願いします。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 秋ドラマが始まったのですが、いきなり失敗してしまいました。
 「ハコイリムスメ!」の執筆も担当しているのですが、録画を見る前に無く
してしまいました。
 ハードディスクに録画していたのですが、録画した後、操作を誤って、上書
きしてしまったのです。
 自分の軽率な行動をどれだけ悔やんだことか.....

 その後、知り合いにビデオを貸してもらえないかと頼んでみたところ、誰も
ビデオを持っていませんでした。
 やはり、第一回目というのはあまりビデオにとらないものなのかも知れませ
んね。
 第一回目のあらすじをどうしようかと、困っています。

 どなたか助けて頂ける方がいらっしゃれば、済みませんが、下記までメール
を下さい。お願いします。
info@j-drama.tv
(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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