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諦めに似た感情と知りながら それでも向き合う魂を持つ。 僕等はそうやっていつも自分に何処か期待しながら おなじみな日々をどうにか楽しくしたかった。 いつからか、世界で一番好きだったひとは いつからか、世界で一番嫌いなひとになった。 情けないほど人のココロは移り行く この街で掃いて捨てるほどの出会いを繰り返して 情けないほどに人は人を求める。 ココロが欲しいけど、簡単に手に入らないから イミテイションな愛を語る。 僕等は降り出した雨もいずれやむだろうって たかをくくってた。 今がダメだって、明日は幸せになれるさって 言い聞かしてた。 でも、なにも変わらない。 動き出さなきゃ、誰も何もしてくれない。 この雨だって、ずっと降り止まない。 ココロに小さな水溜りができて。 僕等はその水溜りをのぞきこんでみた。 そこには僕の知らない僕が映っていて僕は怖くて目を伏せた。 知らないうちに水溜りは大きな湖へと変わってた。 そうだ。 動き出さなきゃ。 どうしてだろ? 誰かをこんなに求めているのに 誰かを好きになることがこんなにも難しいなんて。 信じてしまえば、ダマされるだけなのか? 信じてしまえば、足をすくわれるだけなのか? 僕等はきっと、まだ本当の出会いをしていない。 僕等はいつもそうやって遠回りをしてきただけさ。 いい加減な毎日で訪れるあまりある出会い。 その中で誰かを選べというのか? そう、その中の誰かに選ばれろというのか? 僕等は今だって遠回りをして歩いてる。 風が吹くほうに。 楽しげな灯りにつられて・・・。 これが人ならば、仕方ないのか? でもココロだけは失わないように。 完璧にはできない。 誰もがただのひとなんだから。 「nobody's perfect」 |