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タイトル:【株式情報局ニュース】 2003/09/29大引け  2003/09/30


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株式情報局
2003/09/29大引け

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◆株式分割落ち銘柄
ワコム  (6727)  890,000 +100,000 +12.66% 
フィールズ(2767)  876,000 +100,000 +12.89% 
ドワンゴ (3715) 1,390,000 +40,000 +2.96% 
1株を2株以上に大幅株式分割した分割落ち銘柄人気が続いている。分割後で買いや
すい株価になったことや値動きのよさからネット系投資家中心に買いが継続してい
る。




◆コムシスHD(1721)
688 --- 0.00% 
14時59分に買い物が入り、1分間で20円近く急騰し688円でこの日の取引を終了。市
場では新規上場に伴う指数による買い物との観測が前から出ていたが、「通常の指
数買いよりもタイミングが遅く、指数買いを期待していた投げも急騰寸前まで多く
出ていた」との声があった。


◆三光ソフラン(1729)
410 -55 -11.83% 
03.8期業績予想を下方修正。売り気配からのスタート。コンサルティングは順調に
推移したものの、介護施設が計画の29棟に対して11棟と大幅に下回った。行政との
見解相違により、着工が04.8期に持ち越されたことが要因。株価は戻りを試す展開
となっていたものの、上値の重い展開を余儀なくされそう。


◆佐田建設(1826)
124 +10 +8.77% 
特に材料は観測されていないが、低位のゼネコン株を物色する流れに乗っている。
前場に136円まで買上げられ、9月22日の年初来高値129円を更新したことで、テクニ
カル妙味に注目した短期筋の買いが入った可能性が高そう。だが、130円オーバーで
は売りがやや優勢の展開。泰山の候補銘柄と言われていた時期がある。


◆大東建託(1878)
2,935 -50 -1.68% 
日興シティでは、好調な受注推移を反映し03年度の同社の業績予想を引き上げ、投
資評価を「3M」から「2M」へ、ターゲットプライスを2800円から3200円にそれぞ
れ引き上げた模様。だが、業績はマクロ要因で04年度にピークを迎え、以後横ばい
基調で推移するとの見方に変更はないそう。


◆日清製粉グループ本社(2002)
892 -21 -2.30% 
みずほでは、足元の順調な業績は目標株価(900円)達成により、織り込まれたと判断
し、投資判断を「2」から「3」に引き下げた模様。今後はチルド分野や海外などの
新展開に注目する、としている。


◆ソフトフロント(2321)
235,000 +27,000 +12.98% 
アズジェント(4288)が2日連続でストップ高となるなど、先週末からIP電話関連の一
角が人気化している。Eアクセスのマザーズ上場が接近していることから、IP電話
関連が再び物色されているとの見方もある。


◆ニイウス(2731)
295,000 +40,000 +15.69% 
ストップ高。分割で株価が下がったことで買いやすいことが買い手掛かりとなって
いた。また、分割の株券が来るまでは以前の株数のままで株価が安いということも
あり、「値動きが軽くなっている」との声もあった。


◆三光マーケティングフーズ(2762)
225,000 +14,000 +6.64% 
外食産業と比較した割安感、株主優待の厚さを評価するアナリストのコメントが一
部で紹介される。03.12中間期期末に向けて、株価が再び物色される可能性について
も言及している。


◆ひらまつ(2764)
230,000 +2,000 +0.88% 
フランスの3つ星レストラン「L’Arnsbourg」のオーナーシェフである
ジャン=ジョルジュ・クライン氏との提携により、北海道・札幌市にレストランを
出店すると発表。出店は来年4月を予定。


◆ストロベリーコーポレーション(3429)
1,560,000 +140,000 +9.86% 
大和証券の週間リポート「大和インベストメント・ウィークリー」に同社株が取り
上げられたことが手掛かり材料。第1四半期業績の好調を受けて、大和総研が業績予
想を増額した。携帯電話の折り畳み(ヒンジ)部分の拡大を背景に、2004年3月期の経
常利益は8億円(前期比3倍)、来期は10億5000万円(31%増、1株利益は6.2万円)になる
と試算。リポートでは「北米と中国でもカラー化、折り畳み型の(携帯電話の)投入
が行なわれれば、大きなメリットを受けよう」などとしていた。


◆宮地エンジニアリング(3431)
220 --- 0.00% 
初値は基準値より5円高い222円で寄り付いた。、宮地鉄工と宮地建設の共同持ち株
会社。両社が一時上場廃止し、この日に宮地エンジニアリングとして再上場した。


◆日本バイリーン(3514)
361 +21 +6.18% 
同社が加入する大日本インキ厚生年金の代行部分の返上が認可をうけたことで、特
別利益を計上したことにより上方修正を発表。なお、売上と経常利益の変更は無し
としている。2004年3月期連結業績見通し売上高488億円、経常利益23億円、当期純
利益22億円(前予想15億円)。


◆グローベルス(3528)
135 +17 +14.41% 
14時に業績の上方修正を発表しており、これを好感した買い物が入っている。マン
ションの新規販売契約、引渡しが順調に推移し当初の売上を上回ったことが要因。
経費削減により、広告宣伝費が減少、借入金減少で金融費用が減少したことも要因
となった。売上高1500億円、経常利益5.4億円(前予想3.5億円)、当期純利益5億円
(同3.3億円)。


◆住友化学工業(4005)
391 -24 -5.78% 
ドイツ証券は、投資判断を「買い」から「保有」に引き下げた。業績の下方修正を
受けたもので、株価目標は460円(従来は530円)。リポートでは「上期は会社計画通
り、通期では若干同社予想を上回ると見ていただけに、今回の下方修正はネガティ
ブサプライズである」、「業績修正発表を受け、26日の後場に株価が下落したこと
から、業績修正がある程度株価に織り込まれたと見られ、大きな下押しはないと考
えている」などとしていた。


◆三菱化学(4010)
247 -8 -3.14% 
先週末に住友化学が業績下方修正を発表、石油化学の不振が予想以上となっており、
他の総合化学株にも警戒感が高まる状況となる。東ソーや三井化学など他の化学株
でも軟調なものが目立つ。


◆日本ピグメント(4119)
288 -72 -20.00% 
今3月期の連結経常利益を従来計画の15億5000万円に対して9億2000万円(前期15億
4200万円)に下方修正。一転大幅な減益となることで失望売りが膨らんでいる。樹脂
用接着剤部門が家電ユーザーの海外生産移管や住宅着工の落ち込むなどにより減少
する。売上高は376億円計画に対して355億円(同375億円)にとどまる見通し。


◆積水化学(4204)
491 +6 +1.24% 
日興シティでは投資判断を「3M」から「1M」に、一気に2段階引き上げている。足
元の好調なファンダメンタルズを反映して、今年度以降の業績予想を上方修正して
いる。なお、ターゲットプライスは350円から640円に引き上げているもよう。


◆セプテーニ(4293)
218,000 +20,000 +10.10% 
大和では、同社を今週の参考銘柄として挙げているも。また、同社の他に沖縄セル
ラー(9436)、アルメディオ(7859)なども為替の影響が比較的乏しく、業績の方向性
が良好かつバリュエーションが割安な銘柄として注目。


◆大日本製薬(4506)
779 -73 -8.57% 
一時連日のストップ安、リバウンド試すも戻りは鈍い状況。大型化期待の新薬開発
中止により、中期的な利益成長に対する不透明感が強まり、機関投資家の処分売り
が株価の頭を抑えている格好か。UFJつばさ、GS、日興シティは揃って最下級
の格付けをしているが、大和でも本日付けで「2」から「3」に引き下げている。た
だ、中立のスタンスであり、開発中の新薬では比較的ラインナップが揃っていると
評価。日興シティグループでは同薬の2007年度の予想売上高57億円を削除。リポー
トでは「AJ−9677の中止により、同社の開発品目には魅力がなくなってしまっ
た」などとしていた。目標株価は700円(従来は900円)。武田薬は反発している。


◆ツムラ(4540)
968 +13 +1.36% 
医療制度改革は漢方薬需要にとってプラス、今3月期復配の可能性がありとの見方か
ら前週末に新光証券がレーティングを最上位で新規格付けしたことから買いが続い
ているもの。


◆栄研化学(4549)
900 +100 +12.50% 
ストップ高比例配分、差引約290万株の買い物を残す。SARSの感染を1時間以内
に判定できる検査キットを開発したとの一部報道が買い材料視される。感染研など
との共同で開発したとされる。


◆沢井製薬(4555)
3,600 +320 +9.76% 
一時ストップ高まで買われる。UBSが新規に「BUY」としていることが評価材
料になる。ターゲットプライスは4500円としている模様。また、一部週刊誌でジェ
ネリック医薬品の特集が組まれていることなどを材料視する向きも。


◆インターネット総合研究所(4741)
780,000 +100,000 +14.71% 
2日連続のストップ高、3日ぶりに年初来高値を更新。デロイト・トウシュ・トーマ
ツの調査ランキングが引き続き材料視される。同会計事務所が25日に発表した国内
のテクノロジー分野成長企業ランキングにおいて、4位。


◆サイボウズ(4776)
218,000 +14,000 +6.86% 
中間期決算以降の株価は軟調推移を強いられてきたが、7営業日ぶりに反発。ニフ
ティとの事業提携を好感。ニフティのサーバー貸し出しサービスと同社のグループ
ウェアをセットで提供することで、顧客開拓が進捗するとの思惑が働いている。


◆アグレックス(4799)
2,200 +100 +4.76% 
新薬開発における臨床試験データをインターネット経由で管理するサービスを開始
すると一部で報じられている。製薬会社の研究開発が加速している状況下、業績拡
大への期待感が高まる状況となる。


◆プライムシステム(4830)
25 -2 -7.41% 
MKS投資事業組合から第3回無担保転換社債型新株予約権付社債15億円の払込が完
了したと発表。資金の使途は、運転資金に充当する。


◆日本ガイシ(5333)
750 -13 -1.70% 
大和では、中国、米国の電力不足でビジネスチャンスが拡大するとして、29日付け
のレポートで取り上げた模様。碍子の売上が電力設備投資(送電設備)に連動する。


◆黒崎播磨(5352)
157 +12 +8.28% 
粗鋼生産の伸び、中国向け回復を背景に2003年9月中間期経常利益予想を従来の7.5
億円から11億円に上方修正したことを好感した買いが流入している。


◆JFEHD(5411)
2,450 -125 -4.85% 
株式交換により、東証2部のJFE工建(1755)を完全子会社化するとこの日の大引後
に発表。交換比率は未定、株券提出日は2004年1月31日を予定。


◆三菱マテリアル(5711)
161 -12 -6.94% 
先週末に業績予想の下方修正を発表している。中間期経常利益は110億円の予想から
80億円に下方修正。アルミ缶の不振などが主因となっている模様。重点事業として
いる分野であり、ネガティブな見方はより強い。


◆三菱伸銅(5771)
218 +1 +0.46% 
従来5円の配当予想であった期末配当を3円〜5円に修正すると発表。2003年3月期決
算が下方修正となったことが要因。半導体やコネクターなどの電子部品の需要動向
は全体としては底を脱したが、他の部門が需要需要の本格回復の遅れので下方修正
となった。売上高340億円(前予想355億円)、経常利益17億円(同20億円)、当期純利
益5.2億円(同6.5億円)。


◆松尾橋梁(5913)
451 +38 +9.20% 
前場一時450円まで上昇し26日の年初来高値422円をあっさり更新。先週末に市場の
一部で、新たに結成された投資集団の銘柄ではとの観測(真偽の程は不明)が囁かれ
ていた。本日も、値動きのよさも手伝い短期筋の資金が流入している。


◆東芝機械(6104)
382 +11 +2.96% 
2004年3月期業績の上方修正を発表したことを好感した買いが入っている。自動車、
家電、情報通信業界向けなどに成形機部門が好調であることから、経常利益は前回
予想を17億円上回り、前期比3.8倍の36億円になる見通し。売上高は70億円増額の
1140億円(同17.1%増)を計画している。「9日に高値をつけて以降一服していたこと
から、日柄調整の一巡感も浮上していた」との声も聞かれた。


◆ソディック(6143)
782 +22 +2.89% 
みずほインベスターズでは、今期予想ベースのPERは11倍に過ぎず、東証2部の機械
セクター平均に比較し割高はない、とみている。今期過去最高益を更新する見込み
であること、業績モメンタムの強さ、財務内容改善進展によるリスクプレミアム低
下などを背景に、今後、株価バリュエーションの水準切り上げが期待できるとし、
レーティングは「1」とした模様。


◆トーヨーカネツ(6369)
140 +2 +1.45% 
出光興産・苫小牧製油所のタンクの火災が依然としておさまらないことが買い手掛
かり。同様の理由で、石井鉄工(6362)も寄り付きは買い物が入っていた。


◆SANKYO(6417)
3,900 --- 0.00% 
一時、180円(4.6%)高の4080円と年初来高値を更新。娯楽性を高めたパチンコ機が売
れている上、部品調達費用の削減も寄与し、今期連結業績予想が会社計画を大幅に
上回るとの一部報道をきっかけに業績拡大期待が高まった。


◆日本ファーネス(6494)
38 +1 +2.70% 
2003年9月中間決算において、貸付金の回収が見込めなくなり、多額の貸し倒れ引当
金を計上する結果となったことにより、代表取締役管理本部長・川西克道氏が代表
取締役を辞任したと発表。ただし、取締役管理本部長は継続する。


◆プリヴェチューリッヒ企業再生グループ(6720)
1,485 +200 +15.56% 
6日連続のストップ高。買収第一号の神田通信工業の黒字転換が視野、今後は買収企
業間の協業によってグループ全体の企業価値を上げて行く戦略で、来3月期には大幅
な増収増益達成、その戦略が花開くのではないかとの期待感から買いが続いている
ものだが、「7〜8月もアズジェントが10日連続ストップ高となるなど、全体が調整
に入ると一部の銘柄に人気が集まりやすくなる相場となっており、その流れに乗っ
て買いが買いを呼んでいる展開」。


◆セイコー・エプソン(6724)
3,530 +30 +0.86% 
前週末の引け後に今2004年3月期の連結利益予想を上方修正したことが手掛かり材料。
液晶プロジェクターやモニタ・モジュールなど情報関連機器を中心に売上高は伸び
悩み気味ながら、携帯電話市場向け電子デバイスの好調などが寄与して今期の経常
利益は従来予想の258億円から338億円に、当期純利益も92億円から162億円にそれぞ
れ増額していた。同社株は6月24日の新規上場から間もない7月9日に3870円の高値を
付け、その後は調整局面が続いていたが、「一時は下方修正の懸念も出ていたため、
今回の増額修正で再び安心して買える状況になってきた」といった声も聞かれてい
る。


◆東研(6738)
780 -10 -1.27% 
立花証券の月報10月号において、二次元コードの特集が掲載される。サトーや富士
通フロンテックとともに、同社が紹介される。今来期にかけて二次元コードリー
ダー関連製品が業績を牽引するとも。


◆NECトーキン(6759)
650 -25 -3.70% 
先週末の株価が11%を超える上昇となったこともあり、戻り待ちや利食いの売り圧力
が強まっている模様。一部報道で携帯電話やデジカメに使う小型で大容量のタンタ
ルコンデンサーの開発が伝えられるものの、特段材料視されてはいない。


◆ケンウッド(6765)
343 +17 +5.21% 
再生銘柄としてはかなり古い部類に入るが、この日も藤和不動産(8834)やトーメ
ン(8003)など再建銘柄物色の流れがあり、他の再生銘柄に比べて出遅れ感のある同
社にも買いが入ってきたようである。同様の理由でクラリオン(6796)も高い。


◆宮越商事(6766)
121 +11 +10.00% 
先週末に発表した業績予想の上方修正を手掛かりに賑わう展開。中間期最終損益は
4000万円の従来見通しから7億2000万円に増額修正、債務免除益の発生が増額修正の
要因。最終損益の黒字化が達成できれば、92.3期以来。


◆アドバンテスト(6857)
7,560 +180 +2.44% 
前週末に今3月期の連結税引き前利益を従来計画の50億円に対して125億円(前期186
億円の赤字)に上方修正し、好感買いが入っている。売上高は1200億円計画に対して
1400億円(同977億円)に修正された。前週末に記者会見した丸山利雄社長は「半導体
メーカーの設備投資が予想以上に強くなり、半導体テスターが伸びる。高機能の新
製品の出荷が増えることも寄与。半導体関連投資は日本が立ち上がったほか、米国、
台湾の投資が活発な状況」などと話していた。ドイツ証券では、会社側の業績増額
修正を受けて、目標株価を3500円から4150円に引き上げるものの、株価の割高感は
拭えないとして投資判断は引き続き「Sell」を継続している。


◆FDK(6955)
272 -7 -2.51% 
この日のお昼休みに業績修正で15時に記者会見をすると発表していたいが、13時半
に記者会見を中止すると再度発表したために、失望売が出ているようである。


◆東海理化(6995)
865 +41 +4.98% 
前週末に9月中間期の業績予想を大幅上方修正したことが好感されているほか、バ
リュエーション面からの割安性も見直し材料になる。トヨタ系の自動車部品メー
カーで、スイッチやキーロック、シートベルトなどを製造しているが、国内の自動
車生産が好調だったことから中間期の連結純利益予想を従来の18億円から30億円に
増額。3月通期予想は中間決算発表時に見直すとしているが、この上半期の増加分だ
けを従来予想に上積みしても、通期の一株利益は87円程度に膨らむ計算。これを基
にしたPERは9倍台にとどまるため、割安感が強まった。UFJつばさでは投資判
断を新規に「A」、PBRが0.7倍台など、株価の見直し余地が大きいとしている。


◆日立造船(7004)
160 +6 +3.90% 
9月17日以来の高値更新。「再生期待」株の一つとして注目されている格好。本日は
PETボトル再生装置の拡販報道、国内最大級ガス化溶融炉受注報道などが相次い
で伝えられている。受注額は104億円。


◆自動車株
ホンダ(7267) 4,460 -220 -4.70% 
トヨタ(7203) 3,320 -70 -2.06% 
日産 (7201) 1,218  -3 -0.25% 
三菱 (7211)  266  -5 -1.85% 
マツダ(7261)  285  -5 -1.72% 
先週に引き続き円高による収益悪化が懸念されるのに加え、米国の消費者マインド
が懸念されているものとみられる。中でもホンダは一時、前週末比5.6%安まで下げ
た。


◆トヨタ自動車(7203)
25日移動平均線(3454円)に上値を抑えられるうえ、同線と5日線(3420円)の“デッ
ド・クロス”も示現しており、先安観が強まる展開。カナダでの高級車ブランド
「レクサス」の生産開始が伝えられるものの、本日は底打ち感のない為替動向を嫌
気した売りが優勢。


◆日野自動車(7205)
577 +1 +0.17% 
一時25日線を上回っており、戻り基調が強まる展開。来年中をメドにトヨタ車体と
アラコの3社での商用車事業の統合が伝えられている。トヨタ本体の合流も検討され
ているようであり、今後の動向に注目が集まる展開か。


◆NOK(7240)
3,860 +420 +12.21% 
今年8月22日に付けた上場来高値3630円を更新。同社の手掛けるFPC(フレキシブ
ル・サーキット基板)が好調で、業績が拡大中であることを評価した買いが入ってい
る。ある外資系証券のリポートでは「7〜9月期のFPCの受注金額は400億円程度に
達する可能性が高く、4〜6月期(約350億円)から急増中。10〜12月期もさらに増加す
る見通しで、年間受注金額は1500億円を超える可能性が高い」、「NOKは為替感
応度が低く、成長ドライバーであるFPCの中期的な収益貢献が期待されているに
もかかわらず、電子部品メーカーとしての評価はまだ市場に浸透していない」、
「円高をきっかけにハイテクセクターの株価調整が進む中、改めてNOKのポテン
シャルが注目されよう」などとしていた。FPCは携帯電話のカラー化、動画化に
不可欠な部品。


◆日本精機(7287)
805 -5 -0.62% 
この日の大引後に無担保の転換社債型新株予約権付社債を75億円発行すると発表。
資金の使途は、設備資金に50億円、投融資資金に22億円を充当する予定としている。
予想転換価格871円。


◆ユニマット(7560)
1,288 +5 +0.39% 
山丸証券の発行済み株式数の77%にあたる678万株をTOBを行うと発表。これによ
り、ユニマットHDは、事実上同社を傘下に収めることになる。


◆スギ薬局(7649)
6,630 +380 +6.08% 
8月1日の年初来高値を更新。昨日中間決算を発表、通期の業績予想も上方修正して
いる。中間期の既存店増収率は10.4%増と極めて好調、メリルでは目標株価を6700円
から7500円に引き上げている。


◆インターアクション(7725)
554,000 -7,000 -1.25% 
11月30日(実質28日)の株主を対象に1対2の株式分割を行うと発表。効力発生日1月16
日。


◆内田洋行(8057)
631 +41 +6.95% 
9月27日に都内のホテルで投資グループ「泰山」の会合が開かれたもようで、その中
で同社株が取り上げられたとの観測が浮上している。このほか、銘柄勉強と称して
ソフトバンク、宝HD、野村HD、ソニー、セブンイレなどについて説明。


◆ナラサキ産業(8085)
128 +8 +6.67% 
北海道を基盤とする、建機のリース会社であることから、今度の北海道の地震に
より、建機の需要が高まるとの見通しから、買物が集まっている。


◆ニチモウ(8091)
128 +8 +6.67% 
不動産売却により4.8億円の特別利益を計上するとともに、特別退職金の特損3.2億
円を計上すると発表。


◆川鉄商事(8110)
179 -6 -3.24% 
2003年9月中間連結業績見通しの上方修正。アジア向けの鋼材輸出や自動車メーカー
向けの鋼材取引が好調であったことや、連結子会社の収益が好調であったことから
上方修正となった。売上高5600億円(前予想550億円)、経常利益64億円(同45億円)、
中間純利益35億円(同24億円)。なお、下期については先行き不透明な状況が続くも
のとの予想から、前回の発表どおりの予定。


◆タカキュー(8166)
114 +8 +7.55% 
他のアパレル銘柄に比べて出遅れ感が強く仕手性もあることから、株価が伸びきっ
た鈴丹(8193)などが売られる反面として物色対象の一つとして注目され始めた。同
様の理由でキムラタン(8107)も高い。


◆鈴丹(8193)
255 -18 -6.59% 
泰山系の仕手株として物色されてきたが、先週末に年初来高値をつけたこともあり、
高値警戒感から利食い売りが出てきている。なお同じ泰山の内田洋行(8057)が値動
きが軽いこともあり、短期資金の資金シフトもあるようである。


◆東急百貨店(8232)
101 -2 -1.94% 
同社がこの日の13時に発表した2004年1月期通期連結業績見通しで下方修正を発表し
たことを嫌気。構造改革費用40億円、事業損失引当金50億円などの特損を計上する
ことが要因。売上高3774億円(前予想4033億円)、経常利益36億円(同40億円)、当期
純利益102億円赤字(同33億円赤字)。


◆井筒屋(8260)
186 -4 -2.11% 
8月の中間決算予想の上方修正。売上高は下方修正となったが、諸経費の圧縮により
経常利益と純利益が増加したことが要因。なお、通期の予想には変更は無いとして
いる。売上高631億円(同638億円)、経常利益15億円(同12億円)、中間純利益9.4億円
(同6.5億円)。


◆大手銀行株
みずほFG (8411) 226,000 -1,000 -0.44% 
三菱東京FG(8306) 694,000 +29,000 +4.36% 
UFJHD (8307) 419,000 -11,000 -2.56% 
三井住友FG(8316) 456,000 +4,000 +0.88% 
大手銀行グループの株価が、不良債権処理が順調に進むとの期待感から、日経平均
株価が下落するなかでも小高く推移。特に、東京三菱銀行で、不良債権処理の前倒
し処理が進んでいる、との一部報道が好感されており、三菱東京FGは5%前後の伸
び。


◆三菱東京FG(8306)
この日の日経新聞に同社傘下の東京三菱銀行が9月中間期で不良債権処理の目標を期
限より1年半前倒しで達成すると報じられたのを好感。政府は昨年10月の金融再生プ
ログラムで大手銀行に対して不良債権比率を2002年4月からの3年間で半減するよう
義務付けており、東京三菱銀はこれを半分の期間で達成する見通しになった。
RCCへの一括売却などで最終処理が加速しているうえ、経営不振企業の再生支援
で一部企業で債権区分が不良債権から正常債権に戻ったものもある。この連想から
他の大手銀行株も軒並み買われている。


◆住商リース(8592)
2,940 +270 +10.11% 
一時ストップ高。大和の「2」から「3」格下げなどを嫌気して、ここ2営業日は大幅
続落となっていたが、下げは過剰反応との見方もあって、本日はリバウンドを狙う
動きが強まっている模様。


◆大和証券G(8601)
779 -14 -1.77% 
三井住友銀行、太陽生命保険、日本トラスティ・サービス信託・住友信託退給口な
ど4行が合計で2500万株の株式売出を行うと発表。売出価格は、10月7日〜9日の期間
のいずれかの日に決定される。また、自己株式250万株、オーバーアロットメントの
売出250万株を予定。


◆保険会社
ミレアHD(8766) 1,200,000 -60,000 -4.76% 
三井住友海(8752)    766   -18 -2.30% 
ここ最近、企業の大規模な火災や先日の十勝沖地震などが多発したことにより、
「保険会社への負担が増えるのではないか?」との懸念から売り込まれているよう
である。ブリジストンは、400億円の損害のうち360億円を保険でまかなえるとして
いる。


◆マツモトキヨシ(9875)
5,650 -50 -0.88% 
CSFBでは、直近の株式相場上昇を受け、目標株価を従来の6000円から7000円(05
年3月期PER19倍)に上方修正した模様。また、投資評価は
「OUTPERFORM」だそう。株価に割安感、出遅れ感が強まり、短期、中長
期いずれの観点でも強気の見方をしているそう。


◆コージツ(9905)
100 +19 +23.46% 
03.7期決算及び04.7期業績予想を発表。03.7期はリストラの進展で減収ながら増益
を達成。04.7期は増収と更なる利益の伸びを見込む。依然として財務内容に懸念を
残すものの、業績回復期待とPER3.8倍という数値が買いを呼び込む要因となる。





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ブロ-ドバンド料金比較
http://www.geocities.jp/asunaro_no_mori/kakaku.html
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◆指標
日経225 10,229.57 -88.87 
日経300 195.53 -2.42 
TOPIX 1,010.82 -10.24 
日経ジャスダック平均 1,321.60 +1.34 
日経225先物期近 10,170 -150 

外資系証券、売り1790万株、買い2550万株、差引き790万株の買越し。
寄前成行き注文、売り3040万株、買い2780万株、差引き260万株の売越し。
後場成行き注文、売り1080万株、買い830万株、差引き250万株の売越し。
昼休みバスケット取引、約126億円の取引が成立。





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NEC得選街
http://www.geocities.jp/asunaro_no_mori/nec.html
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●8月の自動車輸出台数
 8月    台数    前年同月比
ト ヨ タ   130218     2.2
日  産    48421   ▲ 9.2
マ ツ ダ    36748     2.6
三  菱    27391   ▲23.0
い す ゞ     8931   ▲47.0
ダイハツ     6685     9.5
ホ ン ダ    35068   ▲ 2.0
富士重工    14588   ▲ 4.8
日産ディ     1323   ▲ 5.8
日  野     2830    45.0
ス ズ キ    23629     8.9
三菱ふそう    3569       ー
12社合計   339401   ▲ 3.4
(前年同月比は伸び率、%、▲は減。特殊車・トレーラーなどは除く。2003年4月より
三菱から三菱ふそう分を分けて計上。三菱の前年同月には三菱ふそう分を含む)



●8月の自動車生産台数前年同月比5.6%減の68万1973台と、2カ月連続で減少した。
車種別内訳では、乗用車が同7.4%減の55万4090台で、うち普通乗用車が横ばいの
24万8286台、小型乗用車が同12.4%減の23万1364台。トラックは同4.9%増の12万
4031台だった。



●8月の自動車輸出前年同月比3.4%減の33万9401台となり、4カ月連続で減少した。



●中小企業金融公庫が発表した中小企業景況調査によると、9月の売上DIはマイナ
ス2.1となり、8月のマイナス11.2からに9.1ポイント改善。食生活関連、設備投資関
連などが「増加」超に転じ、乗用車関連、建設関連などでも「減少」超幅が縮小し
た。利益DIも、8.4ポイント改善し、これまでの続いてきたマイナスからプラスに
転じた。一般機械、電気機械などで増加超に転じた。中小公庫は、中小企業の景況
は一進一退の動きが続いいるものの、一部に持ち直しの動きが見られるとして、こ
れまでより明るい見方を示した。



●東京都の銀行税で和解に応じた銀行15行は、返還金を03年9月中間決算で特別利益
に計上する方針を固めた。主要7行・グループで1800億円が返還される。本業でのも
うけも計画を上回っており、みずほFGや三菱東京FGなど大手行の多くが中間期
の最終利益などの業績を上方修正する方向で検討を始めた。



●8月の工作機械の受注総額前年同月比22.0%増の671億1300万円となり、11カ月連
続で前年実績を上回った。内需は同14.9%増の336億5600万円で11カ月連続増加、
外需は同30.1%増の334億5700万円と11カ月連続で増加した。





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