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===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/07/10 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 愛するために愛されたい 局 名 TBS系 放映日時 木曜21時 キャスト 秋山元治（坂口憲二） 山崎理沙（菊川怜） 宮田哲史（柳葉敏郎） 星野真二（武田修宏） 樋口恭子（山田優） 神崎裕未（曲山えり） 北川亮介（遠藤直哉） 水端万里子（斉木のか） 蓮見考一郎（草刈 正雄） 仁科玲子（黒木瞳） 脚 本 梅田 みか 武井 彩 あらすじ 「再会・消えない過去」 JASDA（日本宇宙産業開発機構）の訓練センター。 パイロットを辞退した宮田哲史（柳葉敏郎）の代わりに機長・秋山元 治（坂口憲二）とサブ・パイロット山崎理沙（菊川 怜）の二人が訓 練を受けている。 緊急事態の対応で、理沙はパニックに陥り冷静な判断が下せない。 管制センターの宮田が秋山に処理を委ねると、秋山は完璧で鮮やかな 手腕を発揮する。理沙も星野真二（武田修宏）も文句のつけようがな い。秋山を後任に推薦した宮田は満足気だ。 見学に訪れた仁科玲子（黒木 瞳）も秋山の姿を頼もしそうに見つ めている。 訓練終了後、宮田は秋山を玲子に紹介しようとする。 何しろ玲子はディレクターであり、宮田と共に2年がかりでこの計画 を進めて来たパートナー。人間関係が苦手だと渋る秋山を急き立て玲 子の元に行くが、「お先に失礼します。20時スターライトにて」とい うメモだけ残して玲子はJASDAを去っていた。 理沙は、端末から秋山の経歴を再チェックする。 ――パレスチナ紛争での出撃時、編隊爆撃により子供二名死亡…。 秋山さえ来なければ、自分が宮田の代わりにパイロットとしてシャ トルに搭乗できたはず…理沙はそう信じて疑わない。通路ですれ違い ざまにライバル心が剥き出しの言葉を投げつける。 「…全部上手く行ってたのに。貴方が来なければ！」 思わず振り向く秋山。呼び止める星野の声を振り切って理沙はJASDA を後にする。 競馬場。玲子は自分の馬「コスモオーシャン」のレース観戦をして いる。上々の成績を収め、すっかり気分を良くした玲子はシャンパン を持って宿舎を訪れ、飼育係と共に勝利の美酒に酔う。 夜景の美しいレストラン”スターライト”では、約束通り玲子と宮 田が食事をしている。 玲子はパイロットを辞退した宮田を責める。理由も聞かず、有人宇 宙飛行計画の行先だけを心配する玲子に「俺の事なんてどうでもいい んだろう？」と、宮田は苦笑する。口論になりかけた時「違うの！こ れは最後の私の…」と言った後、玲子は息が詰まりそうになる。 「最後の…？」得体の知れない不安が玲子を襲う。 パブで飲んでいる星野とJASDAのスタッフ達。星野は秋山の才覚を 絶賛する。NASAを依願退職した過去を持ちどこか陰のある秋山を、皆 は好き勝手に噂して盛り上がる。 その頃、理沙は一人車を飛ばして海辺をドライブしていた。 席を立った宮田は秋山にここへ来るよう電話する。 トイレでメイクを直す玲子。不思議な事に、玲子が視線をはずすと… 鏡から玲子の姿が消えた！席に戻った玲子が、ふと唇に触れると…塗 り直したはずのルージュが付いてない。不安に包まれる玲子。 宮田は秋山を連れて席に戻ると、秋山を玲子に紹介する。 驚く秋山。「はじめまして」と微笑む玲子。突然、宮田へ至急の連絡 が入る。秋山に玲子を託し、どこかへ向かう宮田。 残された玲子と秋山は改めて乾杯をする。 ――再会は有人宇宙飛行計画のバンカーとパイロットとして。 「最近、人の出会いも天の意図なのかと考える」と、秋山。 ソウルの時と同じく、秋山は玲子を送って帰る事に。 二人は夜の舗道を歩きながら話をする。管理されるのが嫌いだと言 う秋山に、私が貴方を管理するのよ、と笑う。 秋山が玲子を『全てに満足している人』と言い、玲子は秋山を『パ ーフェクトな人間』と言う。 だが、二人とも何かが欠けているという不安を感じていた。 …それが何かはまだわからない。 宮田が向かった海岸は、ちょっとした騒ぎになっていた。 理沙の車が放置されていたため、何かの事件と勘違いした警察が上司 の宮田を呼んだのだ。何の事はない、埠頭の先で一人夜風に吹かれて いただけ。宮田はそんな理沙を飲みに誘う。 理沙が荒れているのは自分の責任だと感じ詫びる宮田に、理沙は幼 い頃の話をする。何故宇宙飛行士を目指そうと思ったのかを。 「私は宇宙に飛び立つために生まれて来ました。途中で降りるわけに は行かないんです！」 理沙の強い志に言葉が出ない宮田。星野が離れた場所に座って二人 の会話を聞いていた。 ホテルの自室に帰った秋山は窓辺に座りチェロを弾く。月が白く大 きく輝いている。 玲子はダンスホールでひとりタンゴを踊る。動きが止まる。鏡張り の壁に映る自分の姿が突然消えた。呆然と鏡を見つめる玲子。 その後、床に座り込みシャンパンをあおる玲子の傍に、ホールの支 配人、蓮見考一郎（草刈正雄）がやって来る。 「守るべきものが私にあるのかしら？」 「きっと君は見つけているよ。…何を犠牲にしても守るべき何か」 JASDAでは船外での実演訓練が行われていた。作業が上手く進まな い理沙に「ガンバレ」と何度も声をかける星野。遂に癇癪を起こした 理沙に「アームを利用しろ」と端的なアドバイスをする秋山。 星野は複雑な表情で秋山を見る。 玲子はスポンサーを引き連れJASDAを訪れる。一室にスポンサーや スタッフを集め、有人宇宙飛行計画のプレゼンを始める。 宮田に代わる新パイロットとして秋山を紹介した後、今回のプロジ ェクトについてパイロットには専門外の説明をスポンサー達にするよ う、秋山に突然の依頼をする。 無理難題だと玲子へ非難が集まる中、すっくと立ち上がった秋山は 皆の前で堂々と話し出す。流暢なスピーチに満足そうな玲子と宮田。 キッと睨む理沙。他スタッフは驚愕の表情で秋山を見つめる。 秋山は皆にその完璧さを存分に見せつけた。 プレゼン終了後、秋山は図書室に行く。後から来た理沙がワザと離 れた場所に座る。二人の視線が交錯する。 本を探していた秋山に理沙が自分が何度も読んだという本を差し出 す。二人の指が一瞬触れ合う。秋山が素直に礼を言うと「訓練中と全 然違うんですね」と理沙はつぶやく。 通路を歩く秋山を見かけた玲子はスポンサー達の反応は上々だとス ピーチを誉める。自分は合格かと聞く秋山に、別に貴方をテストした わけじゃない、と言う。 秋山「どうしたら孤独から抜け出せるのか。現在や未来は変えられる のに、過去は変えられない…」 玲子は今の秋山が変われば、過去を見る目を変えることができる、 と励ます。 宮田が玲子と秋山に話があると会議室に呼び出す。 宮田はシャトルの搭乗人数３名から乗組員を１名削り、空席にスポ ンサーを乗せるという玲子のプランは実現不可能、と断言する。 「宇宙飛行は危険な賭けであってはいけない。」 さらに、この２年間共に訓練して来た仲間、理沙も宇宙に連れて行き たいと言う。宇宙飛行計画はビッグビジネスと考える玲子は、公私混 同だと猛反発する。宮田が計画の延期を進言すると、玲子は「今しか ないの…！」と叫んだ後、また不思議な感覚に包まれる。 秋山は「宇宙飛行はビジネスじゃない。」と宮田に賛同する。それ でも頑に主張を曲げない玲子に秋山が詰め寄る。 ――あなたにとって宇宙とは何なのですか？ ――私にとって宇宙はビジネスよ。 ――嘘だ……！ 無言で見つめ合う秋山と玲子だが…。 寸 評 どうして秋山はチェロを弾き、馬主・玲子はタンゴを踊るのでしょ う。ダンスシーン妙に長いし。 二人の会話は哲学的（？）で非常にわかりにくいです。 今後への伏線だと思いますが、玲子の姿が鏡に映らないという超常現 象が起きました。理沙と彼女を見守る星野など、秋山を中心に人々の 心が動き出した感じです。 執 筆 者 ごんた(gonta_tvdr@hotmail.com) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 反省犬です。うわーん、ごめんなさい（＞＜；）。 私事によりすっかり執筆が滞っておりました。心から平謝りです。 …というわけで、イマサラ感漂う中、怒涛の愛愛ラッシュ行かせていただきま す。 打ち切りらしいけど気にしない〜。（ごんた） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |