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タイトル:Daily Drama Express 2003/09/14 元カレ (最終回)  2003/09/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/09/14 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 元カレ
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 柏葉東次(堂本剛)
 佐伯真琴(広末涼子)
 早川菜央(内山理名)
 吉井修三(中原文雄)
 篠田満男(金田明夫)
 千歳一 (天野ひろゆき)
 仁科弘枝(ソニン)
 藤枝徹 (佐々木蔵之介)
 柏葉啓吾(角野卓造)
     柏葉弓江(市毛良江)
     柏葉裕二(斉藤祥太)
脚本  小松江里子

あらすじ  いったんは早川菜央(内山理名)の部屋を後にした柏葉東次(堂
本剛)だったが、菜央の部屋にもう一度戻る。そこには東次のくれた
コスモスを生けた花瓶を壁に投げつけて手首を血だらけにして座り込
んでいる菜央の姿があった。

 東次は菜央の自分に対する想いの深さをしり、また動揺した菜央を
放っておくことが出来ず、結局菜央の部屋で夜を明かしてしまう。翌
朝、休暇を取る菜央を残して出社した東次だったが、自分のとった行
動が本当の優しさではないと気付いていた。

 確かに東次は一晩菜央の部屋にいたが、菜央がベッドへ誘っても東
次は何もせずにただ菜央の手を握っていただけだった。翌日部屋で一
人そのことを思い出して菜央は泣いていた。

 佐伯真琴(広末涼子)は会社に退職届を提出した。あっさり受け取
られたことに拍子抜けする真琴は、退職する今でも嫌みを言う同僚に
「嫌な思いをさせていたのだったらごめんなさい。」そう言って頭を
下げた。

 東次が帰宅すると、真琴が東次のスーツをもって訪ねてきた。真琴
から神戸行きを決めたと聞かされた東次は、自分で決めたならいいん
じゃない?と受け流した。

 更に真琴は、東次に告白したことをきっかけに自分が素直になれた
からありがとう、と頭を下げた。「彼女と仲良くね。」そう言い残し
て真琴は帰って行った。真琴を呼び止めた東次は「向こうでもあんま
り無理しないように。元気で。」とだけ声をかけた。

 部屋に戻ると東次は菜央に電話をかけて、今度うちの両親に会って
欲しいし、菜央の両親にも挨拶に行く、と言い出す。急な話に理由を
尋ねる菜央に、「もう心配かけたくないから。」と東次は答えるが、
菜央は余計に不安になった。

 電話を切ると、東次は一枚だけ残っていた真琴との写真をゴミ箱に
捨てた。一方、真琴は部屋でお揃いで買った二本のイルカのストラッ
プを見つめていた。

 いつものダンスホールで千歳(天野ひろゆき)が踊っていると弘枝
(ソニン)が現れて最後に一曲だけ踊ってくれ、と誘ってきた。踊り
終えると、これからも千歳のことは忘れない、迷惑をかけました、と
言い残して弘枝は去っていった。

 千歳はたまらず弘枝を追いかけて、おれは意気地なしだけれどお前
のことが好きだからずっと一緒にいてくれ、と正直な気持ちをぶつけ
た。弘枝は喜んで千歳に抱きついた。

 翌日。どんどん菜央の実家へ行く話を進める東次に、不安に思った
菜央は「無理をしてない?」と尋ねた。東次は、真琴が神戸行きを決
めたからもう心配することはないんだよ、と答える。

 弘枝に振られて腐っている裕二(斉藤祥太)を見た東次は、自分の
気持ちを素直に相手にぶつけられるお前はえらいよ、自分には出来な
いからな、と漏らす。

 引っ越しの片づけをする真琴を菜央が訪ねてきた。本当に真琴が引
っ越すのかどうか確かめに来たのだった。菜央は二本のストラップを
見て驚く。東次が捨てたモノを自分が拾ったから、と言う真琴に、
「今でも東次が忘れられないのか?」と菜央は尋ねた。

 真琴は素直に、二人の姿を見るのがつらいから・・・と答えた。嫉
妬するのはみじめだしね、と笑って答える真琴に、「みじめなのはあ
なたじゃない!東次が好きなのは・・・でも私は東次と一緒にいたい
からそれでもいいの。」と答えて帰っていった。

 菜央の言葉が気になった真琴は東次の携帯に電話をするが東次はあ
えて取らなかった。すると真琴は駅で東次を待ち伏せていた。

 今度の日曜日に出発が決まったけれど、もし私の事が好きなら二年
前と同じ間違いをしたくないから東次の側に残る、と真琴は言い出し
た。しかし、東次は「俺には菜央がいる、そう決めたから。」ときっ
ぱり答えた。

 好きな仕事を一生懸命やるのがお前らしいと思うから神戸行きなよ、
と勧める東次に、「こんな思いをするならもう誰も好きにならない!」
と泣きながら真琴は去っていった。一人残された東次も涙をこらえき
れずにいた。

 千歳のアパートを訪ねた東次と菜央。弘枝と千歳のラブラブぶりと、
何の屈託もなさそうに結婚の意志があることを話す東次に、菜央はま
すます不安になっていた。

 週末。東京駅で新潟行きの切符を買い、おみやげを選ぶ東次に、菜
央は「もう無理なんかしないで!今でも佐伯さんのこと忘れられない
くせに!」

 笑って相手にしない東次に、あなたはこれから先ずっと無理をし続
ける、別れないと言うなら私がふってあげる、と菜央は言い残して走
っていった。

 引き留める東次に、「私は私を一番好きでいてくれる人を捜す。さ
よなら。」と笑顔で答えてホームに消えていった。ホームへのエスカ
レータで菜央は一人涙を流すのだった。

 真琴が空港でチェックインを終えると東次が見送りと言って現れた。
真琴のバッグの二つのストラップに気付いた東次が「それ・・・?」
と尋ねた。「捨てられずにもう少し持っておくことにした。あの夏が
私の一番好きな夏だったから。じゃあ。」

 後ろ姿を見送っていったんは帰ろうとした東次が振り返って声をか
けた。「真琴!」真琴に走り寄ると、東次はストラップを返して、と
頼んだ。「俺にとっても一番好きな夏だから。」

 「今度は俺がお前のことを追いかけるよ。」涙を浮かべる真琴を東
次は抱き寄せた。


寸  評  いわゆるハッピーエンドでお話が終わりました。番組のBBSも
「二人がくっついてよかったよかった」という意見が多かった気がし
ます。しかーし、私としてはやはり、身を引いた菜央がかわいそうで
した。(T.T)
 ごらんになった方もいるかと思いますが、フジテレビ系列で9/16 2
1:00〜「失われた約束」というスペシャルドラマをやっていました。
こちらでは後から現れた広末涼子が奥さんだった黒木瞳から豊川悦司
を最後には奪う役柄でした。もちろん、状況設定も事情もまったく異
なるのですが、奥さんである黒木瞳が身を引きそれを豊川悦司が受け
入れたという結果は、”大人の関係”を見たようで、「元カレ」がち
ょっと幼く見えてしまいました。

執筆者  井村(motokare_sun9@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 無事に今クールも終了することが出来、最後まで読んでいただいてありがと
うございました。また次回お目にかかるときにはよろしくお願いします。「元
カレ」では広末涼子扮する真琴の文句ばかり書いてしまって、広末ファンの皆
様ごめんなさい・・・このドラマ以外では「14ヶ月」を最後の数話だけ見たの
ですが、丁度裕子(高岡早紀)がどんどん小さくなって無くなっていく課程の
ところで、自分だったら・・・と切なくなってしまい、丁度番組終了直後に帰
宅した旦那に泣きついてしまいました。あぁ、涙もろくなっているのはやっぱ
り年のせいかしら・・・(井村)

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