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タイトル:Daily Drama Express 2003/09/12 Stand Up!! (最終回)  2003/09/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/09/12 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル STAND UP!!
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 浅井正平(二宮和也)
 岩崎健吾(山下智久)
 大和田千絵(鈴木杏)
 宇田川隼人(成宮寛貴)
 江波功司(小栗旬)
 望月いすず(由美子)
 木村光彦(的場浩司)
 佐々木留美子(加藤貴子)
 浅井ゆり子(西田尚美)
 岩崎君子(杉田かおる)
 宇田川信人(酒井敏也)
 江波昌司(清水章吾)
 浅井京平(段田安則)
 浅井とも子(片平なぎさ)

脚  本 金子 ありさ

あらすじ  −− 『絶対』という言葉はあまり好きじゃない。そんな簡単に
『絶対』なんて言うなよ、と。でも、この男だけは許さない、絶対。
 と浅井正平(二宮和也)は思う。

 −− 何か変だと思ったんだ。この夜、何度電話しても千絵は。そ
してすれ違った正ちゃんも。
 と岩崎健吾(山下智久)、通称「ケンケン」は思う。

 「品川行くの?」と岩崎。「そう」と浅井。「何?そのバット」
「バッティングセンター」
 −− 品川にバッティングセンターなんてあったっけ?
 と岩崎は思う。

 泣く大和田千絵(鈴木杏)に、浅井の姉の浅井ゆり子(西田尚美)
は訳を問う。
 訳を話した千絵は、「帰れないよ」と言う。

 「何だよ」と水沢(郭智博)。「千絵に何した?」と浅井。「何?」
「何したって聞いてんだよ!」「あいつの保護者?されとも惚れてる
の?.....たいした体、してねぇよ」
 浅井はバットを構えて水沢に向かう。


 父・浅井京平(段田安則)と母・浅井とも子(片平なぎさ)が駆け
付け、浅井の胸ぐらをつかみ、「人を殴ったのか?」と問う。
 「拙者なら、大丈夫です」と額に包帯をした岩崎。

 ゆり子は千絵に、浅井が『あの男』に会いに行ったと教える。


 あの時.....
 浅井は水沢に殴りかかったが、一足早く岩崎が両者の間に走り込み、
浅井のバットを真剣白刃取りで受けようとしたが失敗して、額で受け
てしまった。

 水沢は駆け付けた警官に、関係ないと言い、浅井たち4人だけが連
行された。


 集会所で喧嘩の理由を問われ、暑くてむしゃくしゃしてたから、と
浅井たち。
 体育の木村光彦(的場浩司)は喧嘩なら素手で行け!と的はずれな
アドバイス。
 「何か理由があったんでしょ」と望月いすず(釈由美子)先生。
 「一生を棒に振ることもある。それぐらい暴力は自分も他人も傷つ
ける。もう、二度とやるな!」と京平。

 帰り道、マンホールから顔を出す、100人斬りの噂の持ち主・久
米直也(塚本高史)。「何で!?」と驚くDB4(童貞ボーイズ4人組)
。「こっちの方が近いんだよ。1人の女のために立ち上がれるなんて
な。136.5人愛しても何もないオレ」と久米。「『.5人』っ
て!?」とDB4。「じゃあな、別荘で。オイオイ、そこ引っ張るなよ」
と言いながら、また久米はマンホールの中に消えていく。

 ゆり子が4人の前に現れ、千絵のところへ行ってやれと言う。

 「わたしが悪かったの。あの日、甘いこと言われて、舞い上がって
付いていって」と千絵。「ふざけんなだよ。お前は何も悪くない。悪
いのはあの野郎だけだよ」と宇田川隼人(成宮寛貴)、通称「ウダや
ん」。他の3人も「悪くない」と言う。
 「心配だった。もし、みんなに何かあったら」と千絵。「くやしく
て。すげぇくやしくて。この夏ずっとこの街にいたのに、全然気付け
なくて。オレ達、なされないじゃん。だから何かしてやりたいって」
と浅井。
 千絵は泣きながら「ありがとう.....ごめんね」と言う。

 ゆり子は集会所で、浅井たちが千絵のためにやったと言う。その理
由はここでは言えないがと断って。
 「あのバカたちはバカたちなりにまもるべきものがあったというか」


 「じゃあ、夏、やり直しますか」と岩崎。

 −−−X−−−X−−−X−−−X−−−X−−−X−−−

 宇田川が桜井真紀子(AKINA)を海に誘い、真紀子はOK。

 倉田美智子(邑野未亜)がせんべいを買いに来る。「喧嘩してしま
って.....」と江波功司(小栗旬)、通称「コーくん」にきまり悪そ
うに。「海行かない?」と江波はせんべいを瓶ごと渡す。美智子は喜
んで瓶ごとせんべいを貰っていく。

 岩崎が「痛かったぞ」と浅井に言う。
 誤る浅井に、何で呼んでくれなかったのかと問う。
 「ケンケンが千絵のそばにいてくれた方が」と浅井。「やっぱ、千
絵には正ちゃんが必要なんだ。拙者なら、いいから、千絵のこと、愛
してやって」と岩崎。

 −− 愛!?愛って何だ?

 いすずに木村が声をかけ、先日申し込んだ交際依頼の結果を教えて
欲しいという。
 「それよりも、今はお体大事にして下さい。佐々木先生から.....」
といすず。

 抗議する木村。何と、佐々木留美子(加藤貴子)先生はいすずに、
木村が性病だと言ったのだ。そして、そう聞いて引くなんて、いすず
はまだまだ。自分なら、性病だろうと浮気だろうと、ドンと構えてい
る。それがわたしの愛!と。

 浅井はインターネットで『愛』について調べている。

 美智子が喫茶店・根で一泊旅行の話をする。
 加賀エレン(ベッキー)は岩崎狙いで、旅の夜には何が起こるかわ
からないから、一緒に行くという。斉藤輝美(水野はるか)も行くと
言うが、余計な頭数が増えるとややこしいから、とエレンは却下。

 岩崎は千絵に、これからも友達としてよろしく、と言う。

 「愛とは?」と問う浅井に宇田川は「愛とはSEX。純潔保存会は
今、新たなステージを迎えている。それは、相思相愛の男女の純潔の
SEX」と言う。

 浅井、宇田川、江波にいすずは、心の愛同様、体の愛も必要、と言
う。女性は、体でも愛されているという実感が欲しい、と。「でも、
みんなはいいのよ。焦らないで、いろいろな経験をして、何が大切か
を見付けていけばいいの」といすずは付け加える。

 お社の前で、江波が本当に美智子を好きかわからないと言い出す。
 そこに、江波の父・江波昌司(清水章吾)と輝美が現れ、「また、
よからぬことを考えているのではないか?」と昌司。

 浅井たち4人は集会所へ連れてこられる。
 海へ行く予定と聞いたが、わが町内では、不純異性交遊を禁止して
いると、昌司。
 千絵のために、行く。.....でも千絵以外の女性もいるけど、と言
う4人に、「一度くらいいいじゃない、そういう思い出も。この街の
子はラッキーかも知れない。普段厳しくされている分、たった一度の
思い出が、一生の思い出になるかもしれない」と町内会の会長で岩崎
の母・岩崎君子(杉田かおる)。
 「あのー、行かせてあげてもいいじゃないですか。でも、あくまで
も、千絵ちゃんとのお別れ旅行だ。不純なことたくらむんじゃない」
と京平。

 自宅の縁側で、子供達の味方になるなんて、珍しいじゃない、と言
うとも子に、たまには頭をやわらかくしないと、と京平。だが、未だ
にとも子に拒まれている理由がわからないと言う。とも子は、京平の
優しい心遣いをうれしく思っている、と答える。

 コンドームをそっと買ってきた浅井は、ゆり子にぶつかって、それ
を落としてしまう。

 −− この旅行には、2つの大きな誤算が.....

 京平は、浅井の部屋の隅に落ちていたコンドームを見て、いぶかる。

 岩崎に、久米から電話がかかってくる。予定変更を告げる。すべて
が虚しくなったから、と。
 久米は、尼さんの前で座禅を組んでいた。

 岩崎達4人は必死で今夜の宿を探し、やっと同じホテルに空き部屋
を4つ確保。

 −− これで純潔保存会も解散か。

 美智子が江波に、目を開けて眠る癖があるので、寝顔を見ないで欲
しいと頼む。
 同じ目を開けて寝る癖のある江波は、これで美智子を好きになる決
め手を見付けた!と思う。

 49人知っている真紀子とどうするか悩む宇田川に、何人としたと
か、上手い・下手は関係なく、宇田川隼人としたいのだと真紀子。

 エレンは、千絵を浅井の部屋に投げ込み、岩崎を自分の所へ引っ張
ってくる。
 散歩へ行くという岩崎に、ここにいろ、とエレンが命じる。

 「コンドーム、頼まれただけだから」と言い訳する浅井に千絵は、
わかっている。夏祭りの日、浅井が、『好きな人とでなければダメな
のだ』と言うのを聞いて、ここにいれば大丈夫だと思った、と言う。
「家を出て初めて思ったの。でも、今は少し心配。少し、帰るの怖い」
と千絵。

 −− 愛って何?それって、もしかしたら、その人の心配を受け止
めて、ホッとしてもらうこと!?

 「うちにいろよ。オレが一緒にいるから」と浅井は千絵の頭を優し
くなでる。そして、キスしようとする.....「大好きだ」と浅井は心
の中で思い、「長かった」と千絵は心の中で思って.....

 その時、「正平−!」、「健吾!」、「隼人!」、「功司!」とい
う拡声器の声が聞こえる。
 これは、千絵のお別れ旅行のはず。SEXの代わりに今年から浜辺
でバーベキュー大会をやると拡声器は告げる。

 結局、浅井、岩崎、宇田川、江波、千絵の5人は浜辺で海を前にし
ていた。
 宇田川は、もうすぐ夜が明ける。夏が終わる。これでは童貞のまま
じゃないか、と叫ぶ。そして、「帰るぞ!」と帰ろうといるが、他の
4人はここで朝日を見るという。
 「今じゃなくて、いつだってできるよ」と岩崎。
 「したいからするんじゃなく、その人としたいからするのだろ」と
浅井。

 久米は尼さんに、悟った、と言う。恋はその時だけ、愛は一生、そ
の人のことを思っていくこと、と。

 夜が明け始める。
 千絵は浅井に、「おじさん、そっくり」といった後、「わたし、帰
る。もう、帰れる。つらくなったら今日のこと、みんなと過ごしたこ
の夏のこと、思い出す。みんなに会えて良かった」と言う。

 −− こうして、オレ達の17の夏は、千絵の笑顔と共に終わった。

 「ちえ、お前、よく見るとかわいいな」と宇田川。「今頃気付いた
んだ」と岩崎。そして江波は、目を開けたまま眠っている.....
 「いつでも来いよ。オレ.....、みんなで待ってるから」


 −−−X−−−X−−−X−−−X−−−X−−−X−−−


 冬になる。
 浅井は千絵に近況を記した手紙を書く。
 DB4は相変わらず。
 戸越の街もシャルマン根も相変わらず。
 アマゾネス4人組は更生して鉄道オタクとなった。
 いすずの人気は相変わらず。ゆり子も相変わらず男日照り。
 木村と佐々木は婚約。噂ではできちゃった結婚らしい。
 ホームレスの野口さんは実はお金持ちなのだが、戸越の公園がすっ
かり気に入って、一家で住み着いてしまった。
 久米は特技を生かして、若くして、五反田のホストNO1に。君子
はあいかわらずホストクラブ通い。
 親父キラーの和菓子屋の娘・富永志保(松本莉緒)は、実はクラブ
ホステス、婦警をしている姉妹がいて、よく似ている3姉妹だったみ
たい。

 さて、次の休み、みんなでそっちに遊びに行きます。奴らを連れて
行くので、女子の友達3人よろしくね。


 そして、旅立とうとする朝、浅井たちの行く手を商店街の人たちが
阻む。不純異性交遊は禁止だ、と。
 手に持っていたコンドームを見られていた!


寸  評  夏ドラマ、途中からトーンダウンしてしまうものもありましたが、
このドラマ、内容はばかばかしいのですが、最後まで、独特のハイテ
ンションを保っていました。(ほんのちょっとの人生の真理も含んで
いましたが)さすが、堤監督!というところでしょうか?
 そういえば、堤監督、10月からは、「トリック3」が今度はテレ
ビ朝日系でスタートします。石原プロの事故のために、放送開始が早
まってしまったのでしょうか?質を落とさずにいけるのか、ちょっと
心配です。

 今回の最初は、「池袋ウェストゲートパーク」風でしょうか?
 いよいよご卒業か!?と引っ張りましたが、4人揃ってまだでしたね。
 そういえば、DB4の4人も千絵も久米もみんな3年生なのではな
かったのでしたっけ?
 千絵は最後、制服にマフラーを巻いて登校していましたよね。それ
なのに久米がホストをしているのは、久米は高校を中退!?それとも、
アルバイト!?ホストのバイトを許しているというのも不思議だし。
 最後の浅井の近況報告、ちょっと不思議。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 秋ドラマも、あと、土曜日の「天使みたい」と「すいか」を残すのみで、他
はすでに終わり、特番続きです。
 今回のドラマで嬉しかったのは、主題歌にサザンの曲が登場したことです。
この「僕だけのマドンナ」でもう一つ感じたのは、島谷ひとみが、歌を歌って
いないと、案外平凡で、でも、「学生」という設定にしては化粧がバリバリに
濃すぎて、学生には見えないことでしょうか。
 とにかく、あっという間に終わってしまった、という気分です。
 今までお読み頂き、ありがとうございました。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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