メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=023 2003−9−14 若狭33観音23 高浜4  2003/09/14


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 2003ー09-14---------第023号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅  若狭三十三観音23 高浜4
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高浜 若狭三十三観音 33番札所 【中山寺】 真言宗御室派
 
若狭路の西のはずれ舞鶴市に隣接する高浜町にそびえる青葉山は、
若狭富士ともいわれ戦前までは女人禁制の霊峰、
この青葉山の中腹,眼下に高浜の町を一望できる眺めの良い地に【中山寺】はある。

集落から離れ、九十九折の山道を行く、
青葉山登山道の標識を過ぎた辺りに『仁王門』が現れる、
重文で鎌倉時代、湛慶作と云われる3m程の仁王像がお出迎え。

仁王門を潜り苔むした石段を登ると『方丈』、
90cm程の阿弥陀如来座像が安置され、多くの襖絵が見事である。
広い境内に『六地蔵』と『白寿観音』が建ち、
一番奥に優美な桧皮葺の『本堂』が。
736年に泰澄大師の創建、1250年に再建された国の重要文化財、5間4方のお堂である。

ご本尊は馬頭観世音菩薩、79,3cm桧寄木造り、全身朱で彩られた三面八臂の玉眼入り
忿怒座像で人間の煩悩を馬が草をむさぼるようにを噛み砕き,
衆生を救済する観音と言われている。

秘仏で33年毎の開帳のため、御立ちに室町時代の作の馬頭観世音菩薩が祀られている。
脇時には鎌倉時の毘沙門天と不動明王が安置されている。

境内には樹齢数百年の大樹が天を覆っている、
ここから見る若狭湾の眺めは素晴らしく結願を迎えた喜びと、
ホットした安堵感を味わいながらゆっくり風景を味わい寺を後にした。

 所在地 大飯郡高浜町中山27−2  0770−72―0753

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     若狭の旅も結願を迎えました。
     次回からは愛知県知多新四国八十八ケ所
     徒歩遍路旅をお送りいたします。
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