メルマガ:論よりでまかせ!
タイトル:論よりでまかせ!  2003/09/10


★〓〓【PR】〓〓★ ”おすすめ” ネットでお仕事情報! ★〓〓〓〓〓〓★
    ”会社をリストラ”& ただいま ”@シングル子育て”奮闘中!!
      こんな私が素晴らしいチャンスに出会いました!
   ◎ あなたの収入は あなたの実力に見合っていますか?
   ◎あなたのライフスタイルにご不満はございませんか?
      自分がビジネスオーナー!!  パソコン初心者でもOK! 
    ▼▼まずは【生の声!無料メールサークル】こちらから▼▼
          http://www.geocities.co.jp/WallStreet/6637/get/myf.htm
 ★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓★

==========================================でまかせ編集委員会=======
         論 よ り で ま か せ !
      2003/9/11       第172号 (発行 不定期)
     □□□□ まじめなメルマガ □□□□
==========================================教育コラム&情報誌=======

■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な
出来事などを綴ったエッセイ集です。

INDEX ・でまかせコラム
          「アイデンティティ・・・ここにぼくはいる」
      ・言葉の小窓
       「目から鱗が落ちる」
      ・教育weekly    
           ・今日の一言
             「人類の責任」
           ・みるみるわかる
       「時には答えも有効利用」
           ・まなびウォツチャー 
          「京都守護職会津藩/御陵衛士とその時代」
           ・お知らせ 
         掲載原稿募集
           ・編集後記

qpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqp
           今日のコラム
qpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqp

「アイデンティティ・・・ここにぼくはいる」

 先日、「自由」ということについて購読者の方からご意見のメールをい
ただきました。いつも貴重な意見をいただく方です。少し紹介します。

「自由自在は、自らの由(よし)によりて、自らがここに在るということ
になります。
 私なりに以下のように現代語訳をしています。
 由は、意思と置き換えてもいいのかもしれませんから、自分の意志でこ
こにいるということなのではないかと思います。」
 
 私はこのご意見を聞き、今、私が担当している一人の男生徒のことが頭
に浮かびました。
 その子供は中学1年生です。彼はお世辞にもクラスのほかの子供たちに
よく思われていませんでした。

 それはなぜかというと、ひとことでいえば、ペースが他の子供と違うこ
とでした。みんなが話題にしていることを、しばらくたってから話題にし
始めたり、急に大きな声を出して、そのときの授業内容と違うことを話し
始めるのです。
 また、みんなが問題をしているときに、急に問題のページを私に質問す
ることもあります。

 そうかといって別に知恵が遅れているわけではなく、理解力は他の子供
に負けないくらいいいのです。つまり、世間でよく言う「個性」のある子
供ということでしょうか。

 しかし、塾という狭い共同体の中でさえ、個性のある子供は排除される
のが世の常です。無制限に個性を表面に出すと、それは狭い共同体の中で
は、必ず争いごとの種になることがおおいのです。

 彼が話を始めると、他の生徒はあからさまに嫌な顔をします。それが普
通の質問であろうがなかろうが同じことです。彼にたいするイメージが他
の子供たちの心に定着しているのです。
 はっきりと声に出して避難する子供はいませんが、私はクラス全員の顔
を教壇から見ているのですから、全員の表情がわかります。
 ある子供は明らかに嫌悪感を示します。別の子供は、”またか?”とい
う表情であきれた顔をします。

 よく「個性」を前面に出した議論が最近出されます。しかし、日本の場
合、この主の議論には大人でさえ、手探り状態です。「個性」を出すこと
を要求しても、それはあくまでも共同体の範囲内での個性であって、共同
体の存在理念から外れてしまう個性は、その共同体から排除されてしまう
のです。
 ただ、これは当然のことかもしれません。日本は昔から、共同体の中に
共通理念を形成してくることで、発展して来た国なんですから。

 私が思ったのは、彼が何回も聞きなおすというのは、彼なりの自己主張
なのではないかということです。
 ぼくはここにいるんだと主張したいのです。
 全国総都会化が進み、人間が個性を出す事がなかなか難しくなってきて
います。それだからこそ、余計に「個性」という言葉が飛び交います。
 そんな社会の中で、子供たちは、自分のアイデンティティを見つけ出せ
ないで苦しみます。

 私は安易に「個性」議論をするべきではないと思うのです。

==================================================================
           言葉の小窓   
==================================================================

「目から鱗が落ちる」

 今回は少し長いです。
 あることがきっかけになって迷いから醒めること、視野や知識が広がる
ことを「目から鱗が落ちる」といいます。
 この言葉、もともとは『新約聖書』の「使徒行伝(しとぎょうでん)」
第九章第十八節の中の言葉です。

「忽ち彼の眼より鱗の如きもの脱(お)ちて再び見ることを得、すなわち
起きてバプテスマ(洗礼)を受く」から引用されたものだといわれていま
す。
 「彼」とはサウロという人物です。サウロはもとは、厳格なユダヤ教徒
でイエスに従う者を捕らえ、キリスト教徒を迫害していました。
 聖書によると、そのサウロがエルサレムからダマスコへ向かう途中、突
然、白い光に包まれて倒れたました。
 そのとき、
「サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか?」
 光の中からそのような声が聞こえ、驚いて顔をあげた時、その目は見え
なくなっていました。人々に助けられ町に運ばれた彼の弟子は、そこでア
ナニアというイエスの弟子によっていやされ、この出来事を機に、彼は己
の行いを悔いてイエスに従うようになります。

 このサウロは、改宗したあと、名をローマ名のパウロと改め、キリスト
教を広めるのに大きな役割を果たすようになったとのことです。

--------教育weekly------------------------------------------------
過去1週間の教育関係の話題を掲載しています

■子供の視力低下、親子関係などが原因 
                                 滋賀医科大・山出新一助教授に聞く
http://www.mainichi.co.jp/edu/edunews/0309/03-4.html
■一部県立高でスポーツ推薦枠導入へ (和歌山)
http://mytown.asahi.com/wakayama/news02.asp?kiji=1527
■中1の不登校 半数、小学での経験者
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■「話し合い、調べる時間」35%−久冨・一橋大大学院教授ら調査
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■「総合」事例集で高校編−国研刊行
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■全教科で指導計画示す−京都市教委
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■満点から2点まで 法科大学院適性試験、平均点は63点
http://www.asahi.com/national/update/0905/038.html
■先生、疲れていない? 日教組がHPでストレスチェック
http://www.asahi.com/edu/
■教委と専門医など連携、小中高校で健康教育・相談事業
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030907i512.htm
■県教委が全国初の幼児教育調査を実施(広島)(9/8)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/01a/20030908wm00.htm
■目標数値化、吉か凶か 都立高が全国初導入
http://www.yomiuri.co.jp/education21/news/20030908_01.htm
■小中学生の学力低下、保護者の7割「不安」
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200309090273.html
■「小中一貫」全市で導入を検討 広島県府中市
http://www.mainichi.co.jp/edu/edunews/0309/06-1.html
■いじめがピーク時の5分の1に 長崎県教委調査
http://www.mainichi.co.jp/edu/edunews/0309/08-1.html

==================================================================
           今日の一言
==================================================================

「人類の責任」

 今年はなかなか残暑が厳しいですね。一般的に一番暑いと言われる8月
の初旬より暑いんじゃないでしょうか。
 自然は長い目で見れば、最後にはつじつまが合うようにできているよう
で、真夏が比較的すずしかった代わりに、今が暑いのでしょうね。

 全体を見ればこれでよし、ということなんでしょうが、やはり地球は少
しずつ変わっていっているようです。

 気象庁の発表によると、毎年の同時期と比べてオゾン量が過去最少で、
面積とオゾンの破壊量はともに過去2番目の悪い状態だといいます。
 自然が自ら変化していくのは受入れないといけないでしょうが、人間が
原因となる自然破壊は、この星に生を営んでいるものの責任として解決す
る努力をしなければいけないでしょう!

-- みるみるわかる ------------------------------------------------

「時には答えも有効利用」

 数学は教えることは問題を解く経過を重視することが大切ですが、時に
は答えに到達する満足感を子供たちに与えることも必要です。
 たとえば「方程式の利用」がそうです。

〔問〕 同じ値段のりんごを4個買い、千円冊1枚を払ったところ、
   300円のおつりがきました。買ったりんご1個の値段はいく
   らですか。
《解答》
    1000−4x=300        x=175 
                  答 175円

 中学1年生の単元ですが、中学1年生の場合、まだ x を使った式には
慣れていません。子供によっては、答に小数点が出たり、分数になっても
不思議に思わないこともあるのです。現実には値段に小数点がつかないの
は当たり前なのですが、ピンとこないのです。

 また、x を使わずに解く子供も出てきます。
 しかし、方程式の利用は「式を作ること」がメインのテーマなのですか
ら、そんなときは答だけを教え、その答になるよう努力させてあげること
も大切です。

====== まなびウォツチャー ======================================

「京都守護職会津藩/御陵衛士とその時代」

 江戸幕府はどうして瓦解したのか?佐幕、反・倒・討幕の両面から考察
しようという幕末歴史サイト。歴史&ぐるめ散歩も楽しめる。
 幕末の知識もデータは膨大で、読み応えあり!

   http://bakumatu.727.net/

-- お知らせ ------------------------------------------------------

「掲載論文募集」
 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ
ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。
 
 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」

  下記までメール
  newfinenight@wakayama.email.ne.jp

-------------------------------------------------------------------
             編集後記
-------------------------------------------------------------------
 いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。

 運動会の季節になりました。今年は僭越ながら我が地区の小学校地区長
をさせていただいてまして、少し忙しいのであります。
 最近は世間にもれず、私の町も少子化が一段と進んでおりまして、運動
会といっても親の出場する競技も多いわけです。

 そこで地区長の出番です。子供たちの親に出場をお願いしなければいけ
ないのです。私の地区はどちらかというと閉鎖的な地区で、住民の入れ替
わりも少ないものですから、親と言っても、ほとんどが小さい頃から遊ん
だ仲間ばかり。比較的頼みやすいのですね。

 ただ苦悩しているのは、子供が少ないため運動会のハイライトである地
区対抗リレーで他の地区と合併しなければならないこと。
 できれば、自分の地区だけで走らせてあげたかったのですが仕方ないで
すね!

===================================================================
○電子メールマガジン「論よりでまかせ」2000/04/01創刊
発行元:でまかせ編集委員会
メールマガジンへのご意見・お問合せは
                newfinenight@wakayama.email.ne.jp
[ゆたさんのHP]    http://www.ne.jp/asahi/finenight/yutasan/
[まぐまぐ]           http://www.mag2.com/ ID :0000029703
[pubzine]            http://www.pubzine.com ID :005273
[メルマガ天国]      http://melten.com/ ID :589
[macky]              http://macky.nifty.com/ ID :kinokuni
[melma]       http://www.melma.com ID :m00029187
[E-Magazine]     http://www.emaga.com/ ID :demakase
[Mailux]       http://www.mailux.com/index.php 
                                                ID :MM3E395241A9BCC 
  ☆ pubzine(パブジーン)の優良めるまがに選ばれています。 

【論よりでまかせ!は、転載大歓迎です。】
==================================================== ゆたさん======

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。