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----<あさやんから皆さんへ>----------------------------------- 毎日変化のない生活にお困りのあなたへ コツコツと何かやりませんか? 私がやっていることをぜひあなたにも楽しんでもらいたい。 http://wwa.irias.co.jp/i.asp?WCI=Rule&WCE=67821 ---------------------------------------------------------- ----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 運ちゃんのひとりごと 2003/AUG/31ST 第136回(mag2は-100回)、melten61回、e-mag39回 購読者数 700名 posbeeは第6回 今日現在までの走行距離977,971km ----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 皆さんこんにちは、あさやんです。 今になっての猛暑に、私はかなり疲れ気味です。 やはり人間というものは、暑い時期に暑くなるからと考えて生活するところに 夏を乗り越える原動力があるのだと思いますから。 先週末には、海水浴はこの週末しかないと一大決心をした県外からのクルマ で私のところもだいぶ賑わっていました。 お盆を過ぎるといつもクラゲが出てくるんですよね。 何もしないのならばいっしょに戯れているのも風情があってよろしいのですが、 テッシュが水の中に漂流しているかのようなあのクラゲは、我々に向かって刺し てきやがるんですよね。 私はそんな海水浴を楽しんでいる人たちを横目で見ながら、仕事に行くわけ です。 裏方さんは辛いよなぁ。 ああっ、今年も海水浴に行けなかったよぉう。 来年はなんとか・・・・。 前回の最後に少し書きましたが、大阪の米屋さんでの出来事を少し書いて みます。 その米屋さんは比較的古くからやっているところで、民家と同じところに工場 があります。 待機場所もけっして広いとはいえず、いままでに何度も普通に着けて3台しか 止められないところに5番めに着けたりして往生したことがあるので、なんとか 今回は一番でもとってやろうかということで、早く出かけました。 なんとか日の変わった時間あたりに到着し、念願の一番はゲットできました。 到着すると、まだ仕事をしていました。ずいぶんと仕事熱心だなぁ。 その米屋さんのお偉いさんは、私と同じ出身地の人。 地元の話で盛り上がりました。 このままこの人を持ち上げれば、夜中のうちに荷物をおろさせてもらえるかも しれない。 そんな淡い期待を胸に抱き、しばらく話をしていました。 そのような期待はもろくも崩れ去ったわけでありますが、なにはともあれ一番 ゲットということで自分のスケジュールどおりにことは運ぶこととなりました。 今宵は大阪にしては涼しいし、なんとか休めるだろうと思いました。 そんな喜びもつかの間、寝台に移って休もうとしましたら、少しずつ汗をかい てきました。 『うーん、こりゃ暑いわぁ。窓開けよっと。』 ということで窓を開けました。 すると今度は、 『ブーン、ムォーン、ピタッ。』 てな訳で、蚊が中に入り込んできました。 こりゃあかんわ。 もう寝られませんわ。 こんなんじゃ、蚊と格闘しているあいだに朝になっちまうわ。 そう思った私は、もう少しすれば涼しくなってくるだろうということでノートパソ コンに手を伸ばし、夜な夜なインターネットをすることになりました。 でもいっこうに涼しくはならない。 弱ったなぁ。 ドアを開けたまま、外の風と戯れながらのインターネットも悪くはありません。 毎日定時に帰宅するような人はこんな感動はないのでしょうが、私らにとって は、こんな時間ってあるようでないんですよ。 そうこういいながら時間も午前3時をまわりました。 ちょっと不安になってきました。 これ朝までこんな感じでいると、ボーっとして仕事にならないやろうなぁ。 などと思ってきたわけであります。 寝台は暑くて寝られないし、エンジンをかけて寝ると近所から警察向けに リクエスト番組並みの苦情の電話がかかるであろうし、一番はゲットしたもの のそれを維持することはとても困難に感じられた。 ところがふと考えたとき、今日積んだ米は低温倉庫に保管されていたもので あるということを思い出した。 そうかいっちょやってみようか。 ということでアクションをおこしました。 なんだと思われますでしょうか。 米の上で寝るんですよ。 いやぁ、なんでこんなこともっと早く気がつかんかったんやろうなぁ。 私のトラックは幌車なのですが、これだからよかったんです。 前からシートをめくって勢いよくなかに入り、シートをかけました。 横になると、ウーン、なんとまあ冷たいんやろうかぁ。 ちょっと寒いくらいに感じられてきたが、外に出て作業服を取りにいくくらい ならば、少しでも寝ていようということでそのまま寝ることにした。 からだの芯まで冷えてきた。 寒すぎて目が覚めたりもした。 でも暑い中で汗をたらたらかいて、おまけに蚊にゲリラ戦を仕掛けられるより はマシだ。 この荷台の中は、私の夜の聖域となった。 蚊もこのなかには入っては来ない。 ひとりこの荷台のなかに入って朝を迎えるさまは、キャンプのような趣さえも 感じた。 こんなトラックに乗っているからこそできるこのような休み方は、非常にありが たく感じた。 ウイング車だと中から開けるということはまずできないことだし、平ボディの場 合にはシートと荷物との間の空間がほとんどないことから、私のトラックの右に 出るトラックはまずもってないだろう。 このまま寝てしまって、朝起きられないことはないのだろうかと心配された方も あるかと思われますが、朝になれば目覚ましがなくても暑くなってきて、自然に 目が覚めますよ。 地球に優しい仕事をしようとすると、かなりの犠牲を払わなければなりません ね。 早く着いた順番に仮眠のできる部屋でも設けてもらえるとありがたいのです が、そんなのできるわけありませんよね。 運ちゃんが暑さをしのぐのっていうのは、年々厳しくなってきましたね。 -------------◆---------------◇---------------◆------------- 購読者からは、メールをいただいております。 NINOJMELさんからです。 ---------------------------------- こんにちは。初めてのメールです。 セブンイレブンの配送でデジタコ装備。配送ごとに速度・アイドリング・急発進・急 加速などを点数評価。100点満点で平均99.6.まあ立派なほうか。 悩みは速度上限が常に監視されていること。後続の大型やトレーラーにあおられるこ との連続。彼らも走らなければならない同業仲間。わかるのですが1KM超過でも罰点 がつく。山間部の制限時速40・30KMで避けるところがない長い道路など後続車を いらいらさせっぱなし。追越されざまに牛乳瓶を投げつけられた者もいる。追越した 後急停車して運転手が降りてきて引きずり出されて殴られた仲間もいる。 停車して追越させる以外に方法が無いのでしょうか。それで着店が遅れればペナルテ イー。切ないですね。TBS朝までバトルトーク「大型車の事故減少に罰則強化は有効 か?」有効43%・無効53%と。翌日配達の制限・荷主へも罰則・鉄道輸送への切 り替えなど運輸業への風当たりが厳しい。 NINOJMEL ---------------------------------- NINOJMELさん、どうもありがとうございます。 これってうそでもなんでもなくって、現実なんですよね。 このメールをいただいて、皆さんも苦労しているんだなぁって改めて思いました。 デジタコの評価は、上の項目以外にも急加速・急減速、速度オーバー時間とその オーバー回数などがあります。 うちの会社の場合もそうですが、常に99とか100点をあたり前のようにとってくる 者がゴロゴロいます。 そのような人の運転を見ていると、会社側からもこいつは100点を常時とれる奴だ からと思われてしまい、97点あたりをとってくるとひとこと言われるとか、自分でも 100点をとることがあたり前の状態になってしまって、自分で自分の首を絞めること になっているとか窮屈な思いをしているようです。 私自身、デジタコを装着している会社の一員として主観的・客観的に意見を述べ させていただくとしますと、 ハッキリいって社会の迷惑です。 個人的には、このデジタコの価値を見出すことができません。 確かに一般道で60km/hを出さないとか、高速で80km/hを出さないことで燃費は 飛躍的に向上していますが、流れに乗っていないということで逆に危ない。 必要以上にぶっ飛ばしているトラックも問題があるが、遅いのもね。 夜間に一般道でも走行していると、すぐに後がクルマでいっぱいになってしまって お気遣いをしなければならない。 私は何度も何度もしているが、すぐにつながるのでキリがない。 こんなことまでして高得点をとる意味が果たしてあるのかどうか。 ゆっくり走れば疲れないとはよく言いますが、それならば上司殿に一度夜間に走 ってみてもらいたい。 その怖さをつくづく感じるはずである。 昔の道路事情とは違うのである。 今までまくりの対象に入れていた運送会社のトラックには、逆にまくられている し、なんともやりきれない思いがする。 このデジタコのいちばん気に入らないところは、ほんの一度だけプッツンときたと きの最高速度が、その運行の速度の最高として評価されてしまうことである。 スピードって諸悪の根源のようにいわれているが、抑える勇気も必要だが、出さ なければならないときに出せないというのも大いに問題がある。 私のトラックは100万キロを目前にしたいわば老人級のトラックなのであるが、 最近特にパワーの衰えを強く感じる。 以前ならばたいていの坂は軽々と登っていったものだが、今では止まりそうという くらいに速度が急激に落ちる。 でもこれってパワーが落ちたということで片付けられるものではなく、つまりはエ ンジンを回せないことからくる問題の方が大きいように感じている。 回してなんぼの非力なエンジンならば、回せなければ走れないのがあたり前。 そんなことはお構いなしに、デジタコは一律にトラックというものを評価しようと している。 俺のトラックはいまどきの360馬力以上のものとは違うんだよってね。 馬力の差って、やはり大きいですよ。 軽く踏んでいても速度が乗っていくし、第一引っ張らなくてもいいから、回転数も 上がらないのでタコメーターに気を使う必要がない。 この問題はのちの新車の導入により解決されることであろうから、特には問題視 してはいないが、いやそれにしても自由を奪われているようで、運転していて非常 に苦しさを感じる。 NINOJMELさんが『停車して追越させる以外に方法が無いのでしょうか。』と書 いていますが、お気遣いの方法はいくらでもあると思います。 いちばんいけないことは、自分がこの参勤交代の列の最前列であるということを 意識していないということ。 要するに独りよがりな運転を長く続けていると、それに対するエネルギーも相当 な量になっていきます。 引き釣りおろされるという行為は、そのエネルギーが爆発した状態であると考え られますが、その原因を作ったのも紛れもなくその運ちゃんなのであります。 この時代に最高速度50kmだから俺は50km/hで走るんだという人はまずいない ことでしょう。 ということは、多かれ少なかれ皆さん速度違反をしているわけです。 『赤信号、みんなで渡れば怖くない。』といった言葉も昔はありましたが、結局は みんな違反をして走っている。 それではそのなかでどのような走り方をしたらよいのか。 郊外のバイパスのようなだだっ広い道路の場合、私は二通りあると思います。 ひとつは道路脇に停車してお気遣いする。 もうひとつはできるだけ道路の左に寄せて速度をさらに落とし、左ウインカーでも 点けて走っていれば、後続車は快くまくっていきます。 でもそれをやるための条件として、対向車が来ていないときに気持ちよくまくらせ るということ。 なんでもかんでもやっていると、かえって事態は悪化していきますから。 ここで、この左ウインカーを点けるという行為が重要なのです。 追い越し禁止区間であってもウインカーをつけることにより、それを正当化させよ うということです。 もし後ろにパトカーがいて、その追い越し車両を取り締まろうとしても、譲った側 譲られた側が了解済でおきたことならば、善良な警察官ならば捕まえることはない でしょう。 もし捕まえたとしても、お気遣いをした運ちゃんもいっしょに停車して訳をいえば そのまくりをかけた運ちゃんは浮かばれます。 でもなんでそこまでしなければならないのかなぁって思いますよねぇ。 運送会社の経営者にも問題があるんじゃ? 走り方をろくに教えてもいないくせに、速度だけ設定してそれで事故がなくなる とでも思っているのか。 昔は運送会社に入ると、いきなり走らされました。 新入りのためにいちいち研修しているような暇がなく、忙しかったからです。 この時代でも、なにひとつ教えていない会社があるというじゃありませんか。 無事故無違反というのは、自然に形作られるものではありませんよ。 毎日長い距離を走っていて免許書に傷をつけないということは、とても大変な ことなんです。 それをあたり前で片付けられちゃたまんないですよ。 次に、対向車とすれ違うのがいっぱいの一般道路ではどうでしょうか。 結論としては、そんなにバンバン走る必要はないでしょう。 なぜか? そういう道だからです。 道路の状況にあわせて走っていれさえすれば、なにもされませんよ。 いちばん気をつけなければならないところは、流れのよい直線道路です。 こんなところでたらたらやっていると、攻撃の標的にされかねないです。 要するに、一番大切なことは道路の流れに乗るということ。 あとどうかな。 私が、同じ会社の運ちゃんが前に走っていた時にいちばんカチンとくることがある のですが、必ずといっていいほど信号で振り切ろうとします。 どういうことかといいますと、信号が黄色から赤に変わるときに後ろのトラックを 止めるようにして自分だけは信号を通過しようとする走り方。 後をくっついて走られるのがうざっこいから、どうしてもそれを突き放そうとして 意図的にそういう走り方をする。 これを何度もやっていると、やられる可能性が非常に高くなりますね。 自分自身で調子が狂うような走りをしていると感じているのに、ましてや後のクル マがイライラしていないはずがないでしょう。 どこかの看板に書いてありましたが、 『いまは心で走る時代です。』 という標語がありました。 これは私的に解釈するならば、ちんたら走るならばまわりのことも考えた走りを心 がけましょうということになりますね。 私もいままで、路上でそのようなトラブルに巻き込まれた運ちゃんを見てきました し、そのトラブルが元で社命速度が変更になったという運送会社の話も知ってい ます。 会社は暴力沙汰になるまで、その方針を続けようとするのでしょうか。 それと殴られたことで会社の社命速度を変更しようとする会社は、その後の会社の 命はどのように変わっていくというのでしょうか。 先日も新人を教えているときに私が、 『おい! 後を見てみろよ!』 と言ったところ新人は、 『なんですか?』 と言ってきたので、思いっきり叱ってやりました。 うちの会社は60km/hということで、あたり前のようにたらたら走っていると、それ は良からぬ方向に進んでいくことがじゅうぶんに考えられます。 この先1車線になると思えば、誰だって前に遅いクルマは置きたくないですね。 合流を阻止されたりするということが我々にとってはいちばん侮辱的であり、かつ 危ないことなのであります。 煽られる側も煽る側もやりたくてやっているわけではないので、この問題は永遠に 続きそうな気がしますね。 会社は速度のことばかり気にしているのだが、もっと他のことにも目を向けるべき ではないのかなぁと思うのは私だけなのでしょうかね。 それではまた、次回まで。 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ 【発行者】 あさやん 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