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---| 非公式情報 :マスコミが報道しない事実|---- <http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA> イラク戦争は『第3幕』へ By STRANGELOVE 8月19日、イラクの国連現地本部が攻撃され、20名以上の死者と多数の負傷者が出た。実は、事件の10日前にアメリカの『ニューヨークタイムズ』はこうした攻撃を『予告』する記事を掲載していた。 9日付けの『ニューヨークタイムズ』によると、米英軍が空爆を行っていた時期に国外へ避難していた「イスラムの武装勢力(アンサール・イスラム=筆者注)がイラクに戻り、大きなテロ攻撃を準備している」とCPA(暫定占領当局)のポール・ブレマー代表が同紙の記者に語ったというのだ。真偽は不明だが、アンサール・イスラムはアルカイダと協力関係にあるとアメリカ政府は主張している。 そのアルカイダがイラクの元情報機関員と同盟を結んだと報じたのはイギリスの『タイムズ』だ。反米レジスタンスを目的としてスンニ派とシーア派が手を組んだとする報道もある。その背景に一般市民の反米感情があることは言うまでもない。 米英軍の空爆がイラク戦争の『第1幕』、散発的な攻撃が続いた時期を『第2幕』とするならば、ヨルダン大使館や国連現地本部の爆破は『第3幕』の開幕を知らせるベルだと言えそうだ。攻撃のターゲットが明らかに変化している。 現在のイラク情勢を『予想を超える事態の悪化』と表現する政治家やメディアが日本にはいるようだが、これは笑止千万。アフガニスタン攻撃前からペンタゴンの制服組はこうした展開を予想、CIAもゲリラ戦が続くであろうとイラク攻撃前に警告していた。これが『世界の常識』だったのだが、この視点から書いたレポートを日本の大半のメディアは取り上げようとしなかった。 ところで、アメリカ軍は30年以上前、ベトナムでゲリラ戦に苦しんだ経験がある。その際、CIA内部の『破壊工作グループ』は軍の特殊部隊員を雇い入れ、『フェニックス作戦』と呼ばれる秘密工作をスタートさせた。1967年のことだ。 同作戦の目的は「ゲリラを支援すると殺される」という恐怖心をベトナムの市民や農民に植えつけることにあった。要するに、恐怖でベトナム人を支配しようとしたのである。戦後、イタリアの情報機関が左翼対策/治安システムの強化を目的として行った『緊張戦略』と共通するものがあるようだ。 フェニックス作戦により、解放戦線のメンバー、あるいは解放戦線の支援者だと疑われたベトナム人は次々と拘束され、裁判なしに殺害された。1968年にミ・ライ(ソンミ)でウィリアム・カリー大尉の部隊が350名以上の村人を虐殺しているが、これも同作戦の一環だったと言われている。ゲリラ側の評判を落とすため、一般市民を狙った爆弾テロも実施したとする米軍将兵の証言もある。 実は、この作戦で中心的役割を果たした人物が1980年代に『イラン・コントラ事件』で登場、この事件の主犯格の人物がいわゆる『ネオコン』の中核メンバーになる。また、歴史をさかのぼると、フェニックス作戦の中心メンバーはOPC(アメリカの破壊工作グループ)人脈につながる。 結局、2万人以上のベトナム人を殺害したフェニックス作戦が戦況を好転させることはなく、アメリカ軍は1973年にインドシナから撤退した。 さて、米英軍のイラク占領はどの程度、続くのだろうか?5年とも10年とも言われているが、アメリカ軍の某退役大佐などは30年間、駐留する必要があるだろうとしている。月に40億ドルとも60億ドルともいう戦費が必要だとされているが、アメリカ政府はそれだけの資金を捻出できるのだろうか? ---| Website開設 |------------------------------- Kassiopeias Report <http://members.aol.com/Kassiopeias> ---| OPC:米国の極秘テロ組織 |------------------------------- <http://great.mailux.com/mm_search.php?sh_mm_id=MM3D8ADF9051062> 特別レポート「OPC:米国の極秘テロ組織」(600円)の販売が開始されました。 【内容】 第2次世界大戦後、アメリカには要人暗殺やクーデターを一手に引き受ける極秘チームが存在した。OPCである。1950年10月にCIAの中に潜り込むが、その後も破壊活動、秘密工作をOPC人脈は続けた。英国のある学者に言わせると、CIAはこうした人脈が隠れ蓑に使ってきたにすぎない。この特別レポートを読まずにアメリカの戦後史を語ることはできない。 |