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===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/08/13 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 幸福の王子 局 名 日本テレビ系 放映日時 水曜22時 キャスト 鳴川周平(本木雅弘) 安元海 (菅野美穂) 与田良介(渡辺篤郎) 光石繭 (綾瀬はるか) 光石桃子(井森美幸) 見城則子(坂下千里子) 脚 本 遊川和彦 あらすじ 「愛と哀しみの旅立・・・あの子が待つ天国へ」 繭がドナーを待って入院し 一月以上経つことに あせる桃子。 自分では何も出来ない事が 歯がゆい様子。 一方、繭はいつものよ うに良介に訊ねる。 繭 「周平、いつ目が覚める? 気になるの、ひと殺しの意味が。」 良介「周平は、やっと海ちゃんに告白したんだ。 そして 二人で やり直そうとした。 でも、タイミングが悪かった。」 良介の回想。 今から5年前の平成10年、3歳で亡くなった真平の一周忌の法要が 寂 しく行われた。 出席していた父に 厳しく叱責された周平の髪は 真平を失くしたショックで 真っ白になっていた。 父 「もう間違った事はしたくないと言ったのに こんな事か。」 周平は、もう誰にも迷惑をかけたくないから 一人で生きていくと、 則子に離婚届を渡す。 法要に こっそり来ていた海と良介が バッタリと会う。 二人で 食事するが、海が口にするのはビールばかりで 顔色も悪い。 良介 は、ホステスを辞め やつれた海を心配する。 良介「周平に罪悪感を持ってる? 周平に辛い事がおきるのは 自 分のせいだと?」 体の傷は癒されるけど、大事なものを失って 空いた穴は埋まらない。 周平に会わせようかという良介に、余計なお世話だと言い残す海。 任されていた診療所に 休診の張り紙をした周平は、真平の墓を訪 ねる。 やっと本当の家族ができたと思ったのに、一人ぼっちになっ てしまった、何のために生きていけばいいのだと 訴える。 それを 離婚届を手にした則子が、傍らで聞いていた。 食欲が無い海を心配して、良介が弁当を持って マンションに現わ れる。 悪態をつき 追い返す海。 海 「分かってる? あんたのせいで メチャクチャになったの よ。」 周平も クラブで飲んでいる。 でたらめにピアノに手を出す酔客 を たしなめ、殴り合いのけんかをする。 周平「ピアノは きれいな曲を弾くためにあるのですよ。」 身寄りの無い周平は、拘束された警察へ 良介に迎えに来てもらう。 流行に敏感な良介は プリクラ・アロマなどに投資し、いっそう羽 振りがいい。 結局幸せなのは良介だけだと 周平。 昔と立場が変 わり、金があっても幸せと限らないという良介は、海を何とかしてや れと話す。 そして、海だけが周平を救えるとも。 その帰路、周平は 怪我した捨て犬を拾って帰る。 ミルクを与え ながら やっぱり食べなきゃいけないと反省する。 思い切って海を 訪ね、酔っ払った海に 冷やし中華と焼き餃子を作る。 周平「海に甘えに来たんだ。」 周平は海に、一人ぼっちになり 仕事も手につかず 何ものどを通ら ず 酒を飲んで暴れている自分の窮状を訴える。 真平が死んだのは 自分のせいだが、死のうとしても怖くてできないと。 またいい子ぶって 一人で背負い込んでいると 指摘する海に、つ いに『人殺し』の意味を告白する。 弟が産まれた時、両親が実子で ないと話すのを立ち聞きした8歳の周平は、愛されなくなる事を恐れ た。 そして、弟さえいなければと、真の顔に枕を押し当て殺してし まったのだ。 周平がいい子だったのは、両親への罪悪感と喜ばせたいという思い からだった。 誰よりも愛を求めた周平の 愛してくれる存在が真平 だったのだ。 そう気付き 心のかせが外れた海は、餃子をほおばり ながら訴える。 自分だって 何があっても愛している もっと早く 話して欲しかったと。 泣き笑いの表情でどうしたらいいかと 話す 周平。 海は、祖母の住む長野に行って 不足している医者や音楽教 師になろうと誘う。 出会って10年、いろんなものを失くし つらい 経験もしたが、 これからは離れずにいよう 一緒にやり直そうと、 二人は誓う。 幸せな周平の様子を聞き、またひどい事が起きるからと 良介の告 白を止める繭。 桃子は、最後まで聞く義務がある 周平との出会い は 偶然ではなく運命だったと 繭に話す。 そこへ現れた現在の則 子が 眠っている周平に話しかける。 則子「ごめんね、私があんなひどい事をしなければ。 周平さんの事 が好きだったの。」 再び、良介の回想。 海と旅立つ事を決めた周平は、拾った子犬を連れに アパートに向か う。 そこには 別れたはずの則子が朝食を用意して待っていた。 離婚届を提出せず、新しいドクターバックを用意した則子は よりを 戻そうと言う。 則子「今日は結婚記念日よ。 私とやり直さない? 頑張って幸せに なりましょう。」 迎えに来た海と 鉢合わせし、興奮する則子。 いつか海を忘れてく れると思ったから、一年も別れなかった事・わがままも言わないと訴 える則子に、二人は一緒にいないと駄目なのだと 口にする周平と海。 海には産めない子供を作って 本当の家族を作ろうと提案する則子 を振り切って、周平は海と旅立つ。 肩を寄せ合い歩く二人の背後から 包丁を持った則子が駆け寄る。 振り返った周平は、海と共に急な石段を転げ落ちる。 踊り場に折 り重なる二人に 意識は無い。 寸 評 どん底の二人が お互いを必要と確認しあう場面が とてもよか ったです。 心許なかった二人が 強く美しくなっていました。 そ れなのに 予告では 来週はもう離れてしまうようです。 このドラマ 芸達者な人が多い中 坂下千里子ちゃんが出ています。 不利と思いましたが、今回は 周平に思いの丈をぶつける場面で 健闘していました。 金の切れ目が縁の切れ目かと思っていたのです が、違ったのですね。 良介は 段々よい人になっていくようです。 以前の悪さは、若気 の至りだったのですね。 ドラマの予告では 海に許されるようです が、良介の行為は 実際には取り返しのつかない事です。 そういう 点は、最近の世の中を見るようです。 未来ある皆様には、羽を伸ば す時も行き過ぎずに、笑って済まされる範囲で 楽しく過ごして欲し いと願っています。 執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 夏休みもあと僅か。 本当に寒い夏でした。 そういえば、この冬は暖か くて あまりストーブ用の灯油を買わなかったような。 冬らしい冬が無くな り、夏らしい夏が無くなり。 テレビアニメを見ていると ミンミンって蝉が鳴く暑い夏の話が出てきます。 でも、実感出来ません。 製作に時間がかかるから、だいぶ前に着手するの でしょうね。 それで現状に合わすのが難しい。 準備をしている段階では 暑い夏になる筈だったのに・・・と思う事、たくさんたくさんあるのでしょう ね。(飯塚) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |