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タイトル:【株式情報局ニュース】 2003/08/19大引け  2003/08/19


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株式情報局
2003/08/19大引け

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◆長谷工コーポレーション(1808)
99 +12 +13.79% 
低位の企業再生関連として5月に120円まで買われたものの、その後、調整を続けて
きたが、不動産投信本格進出との報道から再度人気に火がつき始めている。


◆住友林業(1911)
663 +15 +2.31% 
第1四半期業績は、売上高1123億円。通期業績の見通しは変更はしないとしている。
連2004年3月期連結通期見通し、売上高6600億円、経常利益120億円、当期純利益70
億円、一株利益39.74円。


◆台糖(2102)
337 +11 +3.37% 
第1四半期業績は、売上高66.4億円。通期業績の見通しに変更は無しとしている。


◆高千穂交易(2676)
1,050 +67 +6.82% 
総務省は18日、ICタグの市場規模が2010年に最大で31兆円規模に達すると発表して
いる。日本最小クラスの万引き防止用ミニタグの販売を開始していることから、関
連銘柄として注目されているとも。


◆木徳神糧(2700)
406 -59 -12.69% 
冷夏によりコメ不足懸念が深刻化するなか、コメ価格の上昇が業績に寄与するとの
見方から急動意。ただ、実際の需給はコメ余りの状況にあるとも一部で報じられて
おり、本日は高値警戒感が強まる。


◆ITX(2725)
86,900 +2,700 +3.21% 
一部新聞に特集記事が掲載される。「足元業績は通期の営業利益計画に対して順調
なほか、前期に59億円の営業赤字だったIP電話子会社フュージョンコムが18億円の
営業黒字に転じる」などの社長コメント。


◆キッコーマン(2801)
759 -24 -3.07% 
昨日の大引後に発表になった第1四半期業績の売上高が前年同期比4.36%減の794億円
となったことと、通期業績見通しが下方修正されたことが嫌気されているようであ
る。通期業績見通しは、売上高3381億円(前予想89億円減)、経常利益は148億円(同
22億円減)、当期純利益77.5億円(同7.5億円減)。モルガンでは、利根コカコーラの
業績悪化で中長期的なリスクが増したとして、投資判断を「オーバー」から「イ
コール」へ引き下げている。


◆グンゼ(3002)
451 +7 +1.58% 
5営業日続伸で7/10以来の水準まで回復。1/28の年初来高値463円が射程圏に。大和
では、繊維の収益性改善と機能資材の成長による利益拡大路線に変化はないとの見
方から、レーティング「2」を継続している。


◆帝国繊維(3302)
347 +20 +6.12% 
2003年6月中間期経常利益を9億円から10億4500万円に上方修正したことや、ここ東
北地震の頻発など防災関連が注目されており、防災関連製品で展開を図っているこ
とも人気に拍車をかけた。


◆昭和電工(4004)
223 --- 0.00% 
岡三証ではレーティングを「強気」から「やや強気」に引下げたもよう。今後も
ハードディスク事業や合理化効果による業績拡大が続くとみているが、割安感が薄
れたことを背景に一旦引下げた。


◆住友化学工業(4005)
395 +9 +2.33% 
2004年3月期の第1四半期(4〜6月)期決算を発表。初公表のため前年同期との比較は
なく、経常利益は152億1300万円。売上高は2605億7700万円、当期純利益は72億6100
万円。中間期や通期予想に変更はない。


◆石原産業(4028)
238 +3 +1.28% 
酸化チタンの市況改善から2004年3月期は11期ぶりの復配予定といすゞ自動車などと
ともに低位の企業再生関連として人気化しているが、低位株にしては売り残765万株、
買い残899万株と売り残が多いことも需給的な魅力。


◆アイカ工業(4206)
1,098 +20 +1.86% 
14日以来の年初来高値を更新、一時1100円を回復している。四半期決算は会社予想
を上回るペースとなり、これが評価される。日興シティでは投資評価「1H」、ター
ゲット1300円を継続している。


◆宇部興産(4208)
194 +9 +4.86% 
連日の年初来高値更新。岡三証ではレーティング「強気」としているようである。
今後も宇部日東化成の完全子会社化によるシナジー効果が見込まれると判断してい
る。目標株価は220円程度と。


◆スターキャット・ケーブルネットワークス(4339)
300,000 +183,000 +156.41% 
2004年3月期経常利益予想を従来の1.52億円から7.38億円に上方修正したことや人気
のIP電話関連の一角であることから買いが集める。マーケットメイク銘柄のため
に値幅制限は無い。昨日の大引後に発表した増額修正を好感して買い物が殺到して
いるようである。また、マーケットメイク銘柄でボラが大きいことも短期資金を呼
び込む要因となった。


◆武田薬品(4502)
4,170 -60 -1.42% 
夏休みシーズン中の先週は5日続伸となったものの、今週に入って続落となっており、
「代行返上」売りに対する警戒感が一段と強まる格好になる。ただ、他のハイテク
優良株などは堅調であり、「代行返上」売りの動きが強まっているとの観測もそれ
ほど聞かれない。ディフェンシブ銘柄が投資の対象外におかれている影響が大きい
と観測される。食品や医薬品セクターが軟調。


◆杏林製薬(4560)
1,326 -60 -4.33% 
三菱証券が同社の投資判断を「B-」から「C」に引き下げを発表したことを嫌気。
なお、三菱証券は、同社の経常利益を110億円の会社予想に対して、92.7億円と弱気
な見通しを示している。前月末の第1四半期決算公表時に9月中間期業績予想を下方
修正。市場では、さらに業績悪化が見込まれるとの懸念が出ており、売り注文が続
いたも。


◆日本フィッツ(4836)
275,000 +20,000 +7.84% 
ストップ高。日経平均が1年ぶりに1万円を回復するなか、株式市場の活性化に伴い、
証券会社のシステム投資が進むとの見方になる。また、一部新聞ではポジティブな
内容の特集記事が掲載されており、材料視されているとも。


◆フルキャスト(4848)
700,000 +100,000 +16.67% 
四半期決算内容を好感。第3四半期までの累計(10-6月)決算は、48.8%の増収および
73.8%の経常増益となった。なお、大和ではレーティングを付与していないものの、
ややポジティブとの見方を示したもよう。


◆綜研化学(4972)
1,070 +100 +10.31% 
新光証券が18日付で同社株の投資判断を新規に「1」(強気)としたことが手掛かり材
料。リポートではLCD向け製品の売上伸長により、業績が急回復。今後の成長性も
高い」などとしていた。業績面では2004年3月期の連結経常利益10.1億円(前期比27%
増、会社予想は9億円)、来期は11.7億円(16%増、1株利益は110.1円)と試算。


◆昭和シェル石油(5002)
806 +6 +0.75% 
中間連結決算。売上高8766億円(前年同期比12.6%増)、経常利益178億円(同18.3%減)、
中間純利益93億円(同0.5%減)。連結通期業績の見通しは売上高1兆7100億円、経常利
益350億円、当期純利益180億円、一株利益48.11円。


◆旭硝子(5201)
796 +13 +1.66% 
8/5以来の800円を回復してきている。みずほ証ではレーティングを「2」から「3」
へ引下げたようである。欧米ガラス事業の低迷は予想以上でありネガティブと判断。


◆MARUWA(5344)
1,309 +200 +18.03% 
ストップ高。アジア向け携帯部品の好調による業績の回復傾向、PBR0.5倍台とい
う株価の割安感に焦点があたっている模様。本日は一部証券紙が注目銘柄として取
り上げている。



新日本製鉄(5401)  205 --- 0.00% 
JFEHD(5411) 2,375 +60 +2.59% 
日本のGDPや機械受注統計などでの景況感の改善を手掛かりに、景気敏感株の代
表銘柄として物色される。「中国での鋼材需要の高まりもあり、採算の向上が期待
される」(市場関係者との期待感が大きい。UBS証券では先に、中国での在庫調整
進展などを背景として、粗鋼生産見通しを2003年度1億800万t(従来は1億500万t)、
2004年度について1億900万t(同1億700万t)に上方修正。価格についても再値上げの
環境が整いつつあるしている。上昇ピッチの速さに対する警戒感もでているものの、
「海外投資家や国内機関投資家が積極的に購入している」との指摘もあり、先高期
待に衰えはない。主力大型株の上昇により、東証の大型株指数は7月9日の年初来高
値999.18ポイントを上回って推移いる。


◆合同製鉄(5410)
269 +5 +1.89% 
新日本製鉄(5401)や神戸製鋼(5406)が活況なことや、泰山関連銘柄であることも買
い手掛かりとなっており、「新日鉄や神戸鋼よりも値動きは激しいが、ボラは大き
そうだ」との声があった。


◆高砂鉄工(5458)
133 +7 +5.56% 
第1四半期業績は、40.7億円(前年同期比8.7%増)。通期業績見通しに変更は無しとし
ている。


◆大平洋金属(5541)
385 -40 -9.41% 
5日ぶり大幅反落。25日線との乖離が60%程度にまで広がり、目先の過熱警戒感が強
まる展開にもなっているようで、短期資金の利食い売りが先行。米国株高で、商品
から株への資金シフトが進むとの見方も利食いのきっかけ材料に。


◆中央電気工業(5566)
198 +5 +2.59% 
すでに業績は上方修正済みだが、マツダが水素ロータリーエンジン開発再開、もと
もとマツダの同エンジン開発に対し水素吸蔵合金供給で実績があることから思惑買
いが膨らんでいる。


◆三井海洋開発(6269)
1,990 -100 -4.78% 
一時、190円(9.1%)安の1900円まで下げた。先に単独の中間期予想を上方修正してい
ただけに、今期の業績下方修正に失望感が強まる。6月中間経常利益は20%経常減益、
通期でも21%減益の見通しとしている。当初計画では増益を見込んでいた。連結子会
社の操業再開が後ずれしたことが下方修正の要因になる。


◆住友重機(6302)
242 +18 +8.04% 
7月30日に発表した4−6月決算の連結売上高は929億円。同社の場合は環境・プラン
ト部門における主力製品が期末に引き渡される傾向が強く、4−6月期の売上高は相
対的に低い水準にあるとしているが、この4半期の特徴としては中国向け油圧ショベ
ルやDVD用ディスク製造装置の好調が目立ったとしている。最近の東京「建設機械」
や「DVD」に関連して仕事量の増える企業を物色する動きが強まっており、住友重機
もそうした流れに乗っているもよう。昨日にHSBC証券が同社の投資判断を
reduceからbuyに3段階引き上げた。


◆北川精機(6327)
340 +40 +13.33% 
一転しての黒字を好感。前日に業績予想の上方修正を発表、03年6月期の最終損益は
従来予想の赤字から一転して黒字となる見通し。


◆油研工業(6393)
242 +38 +18.63% 
四半期決算発表を受けて買われる。中間期の業績修正も発表、経常利益は従来の3.7
億円から4.8億円に増額しているが、第一四半期の実績が3.2億円であり、一段と上
ぶれするとの期待感も先行。


◆フジテック(6406)
573 +46 +8.73% 
5営業日続伸となっており、出来高も急増。中国事業を強化しており、中国市場拡大
による需要期待を材料視している。また景況感の改善も買い安心感につながってい
るとの見方も。目先的には2/19の年初来高値663円が意識されるところ。


◆ユーシン精機(6482)
3,080 +285 +10.20% 
昨日発表した今3月期4−6月期の連結売上高は59.2%増の49億3400万円、経常利益は
2.1倍増の8億3800万円。また、本日は前日大幅高のオリジン電気(6513)も引き続き
買い先行で始まっている。なお、UFJつばさでは投資判断を「A+」から「A」
に引き下げている。目先の出尽くし感などを指摘。


◆日立(6501)
585 +34 +6.17% 
8日続伸、本日は上げ幅を広げている。先駆して上げたNECから、他の総合電機株
に資金シフトの動きも強まる格好。本日はエルピーダが最先端DRAMを米社に供給す
るとの報道も買い材料視される。また、GSでは、米国・カナダの停電事故で重電
プラント自体に事故原因があるのなら、GEと近い同社や東芝が恩恵を受ける可能
性もあると指摘している。


◆東芝(6502)
480 +31 +6.90% 
8日続伸。米国での半導体株高に加え、フラッシュメモリーの増産前倒しなども好感
材料、NECなどと比較しての出遅れ感も買い安心感を誘っている模様。なお、メ
リルでは業績予想の下方修正を背景に、投資判断を「買い」から「中立」に引き下
げている。


◆オリジン電気(6513)
560 +80 +16.67% 
ストップ高と連日の高値更新。業績好調のDVD関連人気が続いているが、本日19日付
け本紙・日本証券新聞が「DVD製造装置が7割増ペースで伸長」と報道したことから
人気が一段と盛り上がっている格好。


◆マブチモーター(6592)
10,210 +240 +2.41% 
第1四半期業績。売上高533億円(前年同期比8.4%減)、経常利益151億円(同12.7%増)、
中間純利益97.2億円(同15.9%増)。通期業績の見通しは、売上高1080億円(前期比
7.2%増)、経常利益283億円(同6.6%増)、当期純利益185億円(同2.6%増)。2004年度の
中間配当34円から67円に増配、期末配当35円予定から68円に増配すると発表。年間
配当は合計で69円配当から135円。


◆ホシデン(6804)
1,043 +26 +2.56% 
連結中間業績見通しの上方修正。第1四半期において、携帯電話を中心とした移動通
信関連部品の販売が好調に推移したことや、原価低減、経費削減などが上方修正の
要因となった。売上高1210億円、経常利益57億円(前予想43億円)、当期純利益30億
円(同21億円)。ただし、現時点での通期業績見通しに変更は無いとしている。


◆ソーテック(6829)
126,000 +1,000 +0.80% 
四半期決算での上方修正を好感。前日に四半期決算を発表、第1四半期(4-6月)の業
績は01年1-3月期以来の黒字に転換している。2月以降の単月ベースでの黒字化は織
り込まれていたもようだが、四半期決算発表を受けて再評価の動きとなっているも
よう。


◆精工技研(6834)
5,050 +500 +10.99% 
連続ストップ高。需要拡大のDVD関連人気が続いているが、同社もDVD向け金型の好
調から業績を上方修正、この増額を受けてUFJつばさ証券がレーティングを引き
上げてから再度人気が盛り上がっている。


◆シチズン電子(6892)
7,000 +550 +8.53% 
第1四半期決算と業績予想の上方修正を受け、アナリストレポートが相次いでいる。
日興シティでは投資判断を「3M」から「2M」、目標株価を6250円から7250円に引き
上げ、リヨネでは投資判断「BUY」継続、目標株価9200円、みずほ証券では投資判断
「2」、目標株価6800円となど。


◆東光電気(6921)
318 +58 +22.31% 
昨日に引き続き北米の停電による需要期待から買われている。


◆石川島播磨重工業(7013)
178 +20 +12.66% 
不採算事業からの撤退などを柱とする事業再編計画についての報道を評価。


◆カヤバ工業(7242)
497 +10 +2.05% 
2004年3月期の第1・四半期(4−6月期)連結決算は売上高が511億7000万円、経常利益
が19億2800万円、当期純利益が9億4000万円。四半期決算は今回が初めてで前年比較
はないが、四輪車用油圧緩衝器や建設機械向けなどの産業用油圧機器が好調に推移。
これを受けて9月中間期と3月通期の予想をともに上方修正。3月通期の売上高は従来
の2170億円から2230億円に、経常利益が105億円から110億円にそれぞれ増額した。


◆サンデー(7450)
970 +130 +15.48% 
7月7日の年初来高値860円を一気に更新。同社とイオン(8267)が前日にスーパセン
ター事業に関して資本・業務提携を発表したことが手掛かり材料。イオンがサン
デーに20%出資し、筆頭株主。また、サンデーはイオンの東北地区でのスーパーセン
ター事業に協力する。「サンデーが実質上イオングループに入ることで、経営基盤
の強化が図られる」との期待感が高まった。提携による売上高の見通しなどは明ら
かにしていない。


◆シートゥーネットワーク(7588)
3,220 -10 -0.31% 
英テスコが公開買付で発行済み株式の94%を取得したことにより、上場廃止基準に抵
触したために10月17日付けで上場廃止になる見通しと発表。


◆金門製作(7724)
116 +30 +34.88% 
後場から急動意でストップ高。買い材料が見当たらず、以前から仕手性の強い銘柄
でもあるため、一部の仕掛け的な動きと観測される。なお、太陽生命の持株処分に
続き、昨日は明治生命の保有株比率低下が伝えられており、持ち合い解消などが進
んでいるとの見方もなされてはいる。


◆チノン(7738)
184 --- 0.00% 
ストップ高。米コダックがデジタルカメラの商品企画や開発業務を日本に集約する
と報じられている。、コダック向けのデジカメ生産に特化して経営再建中であり、
メリット享受などの思惑が大いに強まる展開となる。


◆セコニック(7758)
197 +24 +13.87% 
6月高値に面合わせ。タムロン、インターアクションなどレンズ、光関連人気が続い
ているが、その出遅れ、防犯の監視カメラ関連への活発な引き合いもあり業績は好
調に推移。来期からはいなげやへの土地賃貸収入もフル寄与、収益体質は一段と安
定しそう。ミノルタと経営統合したコニカグループの一社、経営統合で独禁法に抵
触することからコニカグループの持ち株の一部がIT関連企業のシービシーとセコ
ニックの自社株買い枠に移動しており、マーケットでは、この移動に絡む思惑もは
やしている。


◆三菱商事(8058)
983 +13 +1.34% 
新光証券は投資判断を「2+」から「1」に引き上げた。リポートでは「今期最高益
を更新する見込みであり、同社の過去のPERと比較すると現在の株価は割安な水
準。また、SARSの終結、イラク戦争の早期解決、世界的な株価上昇など外部環
境が好転している」などとしていた。


◆イトーヨーカ堂(8264)
2,920 -55 -1.85% 
冷夏による季節商品の売れ行き不振で、業績が急速に落ち込んでいることを嫌気。
また、武田(4502)、花王(4452)などの戻りも鈍く、代行返上に伴う売り圧力が強い
との見方も。


◆大手銀行株
UFJHD (8307) 301,000 +1,000 +0.33% 
三菱東京FG(8306) 604,000 +25,000 +4.32% 
三井住友FG(8316) 347,000 +4,000 +1.17% 
みずほFG (8411) 125,000 +8,000 +6.84% 
4−6月期のGDP速報や7月の機械受注統計などで示された最近の景況改善によって
懸案の不良債権処理が進めやすくなるうえ、株価上昇に伴う含み益の増加も大きな
プラス材料と見られる。東証一部全体の株式時価総額はバブル崩壊後の最低だった4
月28日の224兆円から、日経平均が1万円を回復した昨18日の283兆円まで59兆円も増
加。「今後1万2000円まで上がるとすれば、さらに50兆円程度増える計算で、大手銀
行は今3月期に本業の利益を上回る評価益を計上する可能性がある」といった指摘も
聞かれている。海外のヘッジファンドが買っているとの見方もある。三井住友FGは、
みずほ証券が投資判断を新規に「1」に設定。株価目標は44万8000円。ただ、着目銘
柄ではないとしており、リポートでは「銀行セクターに対する再評価の波に乗るも
のと予想する」などとしていた。


◆北海道銀行(8353)
特に目新しい情報は現時点では入ってはいないが、「日経平均が1万円を大幅に越え
たことから、ETFなどのインデェックス関係の買い物ではないか?」との声が
あった。また、北陸銀行との統合時の合併比率の思惑もある。


◆オリコ(8585)
161 -7 -4.17% 
第1四半期業績、営業収益709億円、経常利益66億円、四半期純利益7.3億円。通期業
績の見通しに変更は無しとている。2004年3月期連結通期見通し、営業収益2859億円、
経常利益205億円、当期純利益253億円、一株利益39.76円。


◆マネックス証券(8626)
29,690 +2,790 +10.37% 
株式市場活況と顧客数増加から4〜6月期は黒字化、今期は創業以来初の黒字化とな
る見通しだが、ここにきて株式市場が一段と盛り上がってきたことから黒字幅の拡
大期待が増幅してきている。


◆不動産
三井不動産(8801)  959 +59 +6.56% 
三菱地所 (8802) 1,008 +59 +6.22% 
住友不動産(8830)  800 +91 +12.83% 
UBS証券が19日付で3社の投資判断を「ニュートラル2」から「バイ2」に引き上げ
たことが話題になる。リポートでは投資判断を引き上げる第1の理由は、上昇を続け
ていた東京のオフィス空室率が7月に21か月ぶりに前月比で低下し、悪化していた東
京のオフィス市場のパフォーマンスも、ようやく底を打って徐々に改善する展望が
開けつつあること、第2に、8月12日に発表された4〜6月期の市場予想を上回る
GDP成長率からみて、オフィス需要の下押し懸念は弱まっていると判断したこと
による」などとしていた。株価目標は三井不が1200円(従来は950円)、菱地所1200円
(同900円)、住友不900円(570円)に設定している。


◆三井不動産(8801)
千葉県船橋市の人工スキー場ザウスの解体を決定した。解体費用が数十億円かかる
見通しであるが、含み益が大きい土地の売却先が内定しており業績に与える影響は
無しとしている。


◆東急不動産(8815)
後場から一段高、昨年7月以来の200円台を回復。UBSの不動産大手3社格上げを受
けて不動産株が人気化しており、徐々に大手から周辺銘柄へと物色の矛先が移って
きている。


◆エリアリンク(8914)
679,000 -101,000 -12.95% 
一時ストップ安。本日、中間決算発表を控えているため、材料出尽くしを警戒する
値動き。これまでは株式分割期待で人気化してきたが、株式分割の発表で材料出尽
くしとなるケースが目立つなか、警戒感が生じているもよう。


◆海運株
新和海運  (9110) 146  +2 +1.39% 
明治海運  (9115) 372 +67 +21.97% 
第一中央汽船(9132) 102 +11 +12.09% 
関西汽船  (9152)  42  +2 +5.00% 
共栄タンカー(9130) 209 +15 +7.73% 
各社とも総じて業績が好調、海運株全体、循環的に買われる流れが続いている。
UBSでは、次の海運市況の下降局面が早くとも05年度以降という見方から、まだ
上値余地はあると判断している。


◆ヤマタネ(9305)
208 -17 -7.56% 
連日の年初来高値更新。天候不順による米不作観測から、価格上昇によるメリット
があるのではないかとの観測が引き続き手掛かり材料。実際、米の卸間取引が主要
銘柄で急上昇していることで、思惑買いが広がっている。これに対しヤマタネでは
「米の値段の値上がりは確かにプラス要因ではあるが、そんなに利益が出るもので
もない。10年前と違い、政府の保管米も潤沢だ。今後の産地での天候状況も慎重に
見極めたい。直近の株価急騰の反動で、今後急落しないか懸念している」などとし
ていた。8月2日の終値102円からこの日の高値240円まで9営業日で2.3倍になってお
り、市場では過熱感も日増しに高まっている。


◆日本テレビ放送網(9404)
15,770 +520 +3.41% 
昨日四半期決算を発表。減収だがサプライズはない。ドイツ証では、下半期の会社
計画は広告収入見通しが保守的であり、通期では計画を上回るとの見方に変化はな
いとし、投資判断「Hold」を継続したもよう。


◆KDDI(9433)
631,000 +24,000 +3.95% 
連日で今年の最高値を更新、2年ぶりの水準に上昇。通信株全体に買い安心感が広が
るなか、収益拡大期待が強いことから買い進まれた。


◆ドコモ(9437)
303,000 +16,000 +5.57% 
919117株を1株272000円で公開買付すると発表、買い付け価格は現値よりも下の水準
であるが、資産効率の改善や株価の下支え効果になるとしてポジティブに受け止め
られている。また、全体相場の上昇で時価総額が大きい同社への資金流入期待も強
く、相場環境の良さもフォロー。


◆インボイス(9448)
715,000 +100,000 +16.26% 
好決算とともに「個人投資家の株主づくりをめざして」1株を21株に株式分割すると
発表、歴史的な大幅な株式分割を好感した買いが膨らんでいる。


◆セコム(9735)
3,790 +70 +1.88% 
第1四半期業績、売上高1193億円、経常利益159億円、四半期純利益83億円。通期業
績の見通しに変更は無しとしている。


◆ソフトバンク(9984)
3,530 +60 +1.73% 
7月末のDSLの加入者数が296万1000件となり、NTT東西を4ヶ月ぶりに上回り
トップに返り咲いたことから買い安心感が出ている。売り残1130万株、買い残2073
万株と売り買いとも増勢となっていることから、引き続き需給相場の色彩も強い。





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ブロ-ドバンド料金比較
http://www.geocities.jp/asunaro_no_mori/kakaku.html
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◆指標
日経225 10,174.10 +141.13 
日経300 192.15 +3.20 
TOPIX 990.64 +14.64 
日経ジャスダック平均 1,249.38 +11.40 
日経225先物期近 10,240 +210 

寄前成行注文、売り6500万株、買い1億2900万株、差引き6400万株の買越し。
買越株数は今年最高。
昼休みバスケット取引、約407億円の取引が成立。
後場成行注文、売り1600万株、買い2300万株、差引き700万株の買越し。





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NEC得選街
http://www.geocities.jp/asunaro_no_mori/nec.html
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●ICカードの国内市場規模は、2002年度の3485万枚から10年度には約12倍の4億200
0万枚に拡大するとの予測を調査会社の矢野経済研究所が発表。
「2003年版ICカード市場白書」と題する調査によると、ICカードは偽造が難しい
安全性に加え、電子マネーを入金して使えるなどの利便性が評価され、03年度の発行
枚数は前年度比91・0%増の6658万枚、金額では同71・9%増の299億6100万円と急成長す
る見込み。同研究所はこれが10年度には4億2000万枚、840億円に膨らむと予測してい
る。
分野別では、カード偽造による被害額が年間数100億円ともいわれるクレジットカード
など金融分野での成長が特に大きく「2、3年で磁気カードに代わり主流になる」見込
み。
さらに鉄道、バスの定期券、ETCカードなど交通・運輸分野や住民基本台帳カード
、運転免許証の行政分野、企業や大学などのIDカードといった入退室管理分野での
活用が伸びる見通し。
同社研究員が5−8月、ICカード関連業界や金融、行政分野の44企業・団体を対象に
面接などで調査した。




●7月の粗鋼生産
前年比3.1%増の925万5000tとなり、16カ月連続で増加。7月としては1980年7月の948万
1000t以来の水準となった。炉別では、転炉鋼が同4.3%増の699万8000t、電炉鋼が同0
.5%減の225万7000tだった。転炉鋼は16カ月連続で増加し、電炉鋼は2カ月連続の減少
となった。



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