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===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/08/07 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 高原へいらっしゃい 局 名 TBS系 放映日時 木曜22時 キャスト 面川清次(佐藤浩市) 若月誠 (西村雅彦) 本間さおり(井川遙) 石塚章一(堀内健) 山村久美(市川実和子) 中原友也(平山広行) 貫井明夫(入江雅人) 五十嵐俊彦(高知東生) 関麻美 (純名りさ) 関峰子 (大山のぶ代) 矢野謙作(竹脇無我) 面川祐子(余貴美子) 小池雄一郎(菅原文太) 脚 本 前川洋一 あらすじ また、予約の電話が入る。18名、10月4日、ゴルフのコンペ の団体。 若月誠(西村雅彦)は、社長の矢野謙作(竹脇無我)から、冬のこ とは考えなくていいと言われたことを悩んでいた。9月一杯にノルマ を達成しろと言われたことから、10月の予約が入ったことを喜べな い。 今日のお客様は8組16名。昨日は7組で、明日も9組。 貫井明夫(入江雅人)が相談に来る。奥さんの友達の披露宴を八ヶ 岳高原ホテルで開きたいと言うのだ。小池雄一郎(菅原文太)の料理 がおいしいからだった。人数は25人。教会で式を挙げた後、披露宴。 ホテルとしては、通常の営業と並行して行う。小池はウェディングケ ーキも作るという。みんな披露宴をどうするか、楽しそうに考える。 石塚章一(堀内健)が宴会係になる。でも、若月1人、浮かない顔。 面川清次(佐藤浩市)はこれをチャンスと思っているという。披露 宴をこのホテルの売りにしたい。秋以降はどこのホテルでもお客様が 減るが、披露宴が入れば、それを補える、と。 五十嵐俊彦(高知東生)は小池のそばにいると勉強になるし、それ に関麻美(純名りさ)と一緒に働きたかったという。 披露宴のお客様が下見に来る。披露は13時からの予定。そこに石 塚達が戻ってくる。新婦・清美(榎本加奈子)と石塚は顔見知りのよ う。石塚は、新婦は六本木でバーをやっていた時の常連だったという。 若月は浮かない顔をしている。面川が訳を聞くと、披露宴ぐらいで ノルマが達成できたわけではない。もっと気を引き締めろ!と答える。 面川がお客さんの頼みでミネラルウォーターを取りに行くと、石塚 が誰かに電話で結婚おめでとうと言っているのが聞こえてしまう。 明かりの消えたロビーに、ポツネンと座っている若月に小池が披露 宴のメニューを作ったと声をかけ、飲み残しだけど一杯どうだ?と声 をかける。飲みながら若月は、「小池さん、この仕事、どのくらいに なるんですか?」と聞く。「さあね。中学出てすぐだから、50年 か.....」と小池。「ホテル初めてだから。今まで経理一筋で。金を 預かるのと、人を預かるのじゃ、金の方が楽だ」「初めて聞いた気が しますよ、若月さんの肉声」「もうちょっと付き合ってくれません か?」「いいですよ」 みんな張り切って明日の披露宴の準備をする。 新郎・新婦揃って、披露宴の下見に来る。 新郎は五十嵐の店からせっかく借りてきたカラオケのセットを見て、 嫌がる。親戚がカラオケを好きだから、カラオケがはじまると、成田 に予定通り着けないから、と。キャンドルサービスにも、晒し者だと 反対。新婦とことごとく対立してしまう。新郎が内輪なのだから、披 露宴は地味でいいと言うと、新婦の清美は、「じゃあ、やらなければ いいじゃない!」と言って飛び出していってしまう。 石塚が清美に声を掛けると、「わがままなのよ。やめちゃおうかな? 披露宴。あんなイヤそうで」と清美。「照れてんだよ。男って、そん なもんだよ。電話しなよ」と石塚。「変わらないね、石塚君。いつも 優しい。わたし、それに甘えてたね」 新郎から先に電話がかかってきた。車がパンクしたというのだ。石 塚が清美を車に乗せて駆けつけ、パンクを直す。新郎はタバコを吹か しているだけで、石塚を手伝おうとはしない。 石塚が暗い顔で戻ってくる。面川が石塚を陰に呼ぶ。石塚がお客様 の前を素通りしたことを心配してだが、石塚は何でもないと答える。 「だったらしっかりしろよ」と面川。 石塚は眠れない。中原友也(平山広行)が付き合ってバーで石塚の 話を聞く。 石塚は清美と付き合っていたがフラれて、ショックだった。ここに 来たのは、そのショックを吹っ切るためでもある。 「かっこわるいよな」と石塚。「そんなことないよ」と中原。「ま だ、吹っ切れないんだ。しかもよりによって、あんな男と」 「だったら、奪っちゃえば?」と山村久美(市川実和子)。そこに は本間さおり(井川遙)もいる。久美は、『卒業』の映画のように奪 えばと、なおもけしかける。 「石塚君、明日やめたら?披露宴に立ち会うの、つらくない?」と さおり。「全然。余計な心配、するなよ。オレはそんなヤワな男じゃ ない」と石塚は言い、無理に明るく、乾杯!と振る舞う。 中原、久美、さおりは、清美は石塚の元彼女だから介添え役を外し て欲しい、自分たちが2倍働くから、と面川に頭を下げる。 「それは違うんじゃないかな。みんなもっと仲間を信用したらどう だ?石塚君はプロとして歩み始めたんだ。プロなら始めた仕事を最後 までやりとげるべきだ」と面川。 だが、若月も石塚を外すべきだと主張。もし、石塚がミスをしたら、 披露宴が売りになるどころか、誰もお客様がいなくなってしまうから、 と。だが、面川は石塚を信じていると言い、若月は、それは面川の思 いこみだと反論。 石塚は明るく準備する。久美は感情が赴くまま行動すればいいとけ しかける。 小池のウェディングケーキができあがる。「めでたいことだと、誰 もが生き生きと働いているよ。面川さんまで、つられてニコニコして いる。このままうまくいくといいねぇ」と小池。「本当にそう思いま す」と面川。 新郎新婦一行が到着。 新郎新婦とその両親、石塚と中原がお客様をお迎えし、みんな着席。 そして、新郎新婦の入場。石塚は少し硬い表情で介添え役を務めて いる。 厨房は忙しく料理を作っている。 ケーキ入刀。石塚の頭の中で、久美の「奪っちゃえば?」という声 がリフレインする。 いよいよ入刀という時、石塚が突然、待ったをかける。 だが、石塚が次にとった行動は、新郎にしっかりと新婦の手を握ら せることだった。そして。「二人でしっかりと力を合わせて入刀して ください」と言う。 万雷の拍手の中、入刀。石塚も笑っている。 無事披露宴も終わり、平服に着替えた新郎新婦がホテルから出てく る。 新郎新婦が車に乗り込む時、石塚があのさおりが選んだフォトフレ ームを「当ホテルからの粗品です」と渡す。「ありがとう」と新郎。 「わたし、このホテルで披露宴ができて、一生の思い出」と清美。 「是非、当ホテルにもう一度いらしてください」と石塚。「是非来ま す」と清美が答え、二人は車に乗っていく。 「かっこよかったよ」と久美が石塚に声を掛ける。 石塚が面川に謝る。進行を止めたことと、ケーキ入刀の時、マニュ アルに反して、新郎にしっかりと新婦の手を握らせたことを。まだ、 自分は素人だったと。 「あれて゜いいんじゃないか?二人のことを一番考えていたのは、 君だ。まだ、終わったわけではない。今日の営業もあるんだ」と面川。 石塚と入れ替わりに五十嵐が来て、老舗のエドモンドホテルが秋で 閉鎖する。冬が厳しいのだろう、と言い、「ここはそんなこと、ない ですよね」と確かめる。「ああ」と面川。 芝の上にぽつんと座っている石塚の隣に久美が座り、石塚を慰める。 「こういう時は、思い切り泣いていいんだよ」と久美。「泣いてねぇ よ。鼻に虫が入っただけだよ」と石塚。 「わあ、きれい」と久美。二人は赤く染まりながら暮れゆく八ヶ岳 を見る。 観光協会の人が八ヶ岳高原ホテルへ来て、修学旅行受け入れの話し をする。秋を乗り切るために、いくつかのホテルに分散して泊まって 貰う。9月から10月に、林間学校も受け入れる。 また、冬に向けて、スキー板も借りられることになった。 地元の一員になれたことを喜ぶ面川に、「冬の話しはやめてくださ い」と若月。「どうして?」と面川。 寸 評 八ヶ岳高原ホテル、順調に進む回でしたね。もし、このホテルが 順調に稼いでも、矢野社長は、秋には売却予定なのでしょうか? バブルの頃ならば、地道な経営よりも、土地取引の方が稼げました が、今は、遊休地が大量にあります。メインパンクは、このホテルを 買い取って、どうしようというのでしょうか?居抜きで買い取るなら ば、出向社員の若月は困っても、ホテルの雇われ支配人、面川とその スタッフについては、経営陣が変わるだけですよね。 原作が書かれた頃と、現在のこの経済環境の違いをこのドラマは今 後、どのように埋めていこうとしているのでしょうか? 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- TBSのドラマは、浜崎あゆみの曲を主題歌にすることが他局と比べて多い 気がします。 しかも、今回の曲、矢田亜希子が主役だった「マイリトルシェフ」と同じよ うな感じの曲に聞こえ、バックも自然を映して.....と、両者のイメージがダ ブります。 今回、あゆの歌をBGMに次回予告が流れますが、昨年の歌手部門長者番付 1位の売れっ子の曲にかぶせての予告のセリフ、贅沢な気がします。 それとも、予告と一緒にすることにより、主題歌を流している時間を多くし た? それと別ですが、月九、久しぶりにサザンの主題歌です。そういえば、サザ ンの曲を使っているのは、フジのドラマが一番多いかしら?(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |