メルマガ:論よりでまかせ!
タイトル:論よりでまかせ!  2003/08/13


==========================================でまかせ編集委員会=======
         論 よ り で ま か せ !
      2003/8/14       第168号 (発行 不定期)
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==========================================教育コラム&情報誌=======

■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な
出来事などを綴ったエッセイ集です。

INDEX ・でまかせコラム
          「日々雑感」
      ・言葉の小窓
       「四苦八苦」
      ・教育weekly    
           ・今日の一言
             「公立校放浪」
           ・みるみるわかる
       「作文のコツ」
           ・まなびウォツチャー 
          「三浦梅園の謎を解く」
           ・お知らせ 
          掲載原稿募集
           ・編集後記

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           今日のコラム
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「日々雑感」

 世間がお盆に入ると私達も塾休日になります。ただ毎年困るのは、お盆
が近づいてくると車の渋滞に悩まされます。

 私達は夏休みはいろいろな教室を移動しながら授業を行いますので、車
による移動は必須です。教室間の移動時間は30分から1時間。
 通常の場合20分程度で移動できる距離ですのでまったく問題はないの
ですが、一度渋滞につかまると身動きがとれません。まだ他の先生が先に
教室で授業をしていればいいのですが、自分がその教室のトップバッター
ともなれば最悪の状況です。
 留守番専門の職員を置くような余裕があればいいのですが、望むことは
できません。

 先日も、小学6年生の授業のとき、大渋滞に巻き込まれました。子供は
大きくなればなるほど時間の感覚にルーズになり、授業ギリギリに来るの
ですが、小学生は全般的に早いのです。子供によっては半時間以上前には
教室に座っていることがあります。
 一人の生徒が半時間前に来たようで(私達は渋滞中)、私達がいなかっ
たものですから、授業がないと思い帰ってしまいました。
 私が着いたのはその10分後!

 長い間、私の塾にいる子供は、ある程度そのあたりの事情はわかってい
るので、時間ぎりぎりまでは待つのですが、その子供は4月に入塾したば
かりです。
 教室が開いていないとわかるとすぐに帰ってしまいました。

 先日、中学2年生の実力テストがありました。
 テストを真剣にしている子供たちを見て、かれらが入塾してきたころを
想い出しました。(自発の意味、なんてね!)

 初めてのテストのときです。1科目が40分で実施するのですが、最初
のころのテストは塾で勉強している子供にとっては簡単なもので20分ぐ
らいですべて終了してしまうのです。

 終了したとたん、話が聞こえ始めました。それもひそひそ声ならともか
く普通のトーンです。注意しても、一分もたたないうちに話が始まります。
 私も隣の教室で中学3年生の授業をしていたのですが、どうともならな
くて、最後には、外へ出て遊んでこい、と言ってしまいました。

 授業をしていた生徒が、先生大丈夫か!と心配してくれたぐらいです。
その子供たちが、1年たった今、真剣に問題に取り組んでいます。子供と
いうものの成長に目を見張ったのです。

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           言葉の小窓   
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「四苦八苦」
 
 さんざん苦労すること、または非情な苦しみを味わうことを「四苦八苦」
といいます
 この「四苦八苦」とは、もともと仏教用語のひとつで、『涅槃経』の中
に見られる、人間の八つの苦しみのことです。

 すなわち、「四苦」とは、生・老・病・死の四つの苦しみのこと。
「八苦」はこれらの四苦に加えて、愛別離苦(あいべつりく・愛する者と
別れる苦しみ)、怨憎会苦(おんぞうえく・恨み憎む者と会う苦しみ)、
求不得苦(ぐふとくく・求めても得られない苦しみ)、五陰盛苦(ごおん
じょうく・心身の煩悩の苦しみ)のことだとされています。

 四苦の中に生(誕生)が含まれているのは、仏教でいう「苦」とは「思
いのままにならないこと」を意味し、人間の意志ではどうにもならない自
然の摂理も、これに当たると考えられているからです。

 誕生は苦であるのですが、喜びを与えてくれるものです。

--------教育weekly------------------------------------------------
過去1週間の教育関係の話題を掲載しています

■高度な教育、可能に−−中教審が学習指導要領見直し案
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200307/24m/108.html
■「公立校一律の週5日制の見直しを」 鴻池担当相
http://www.asahi.com/politics/update/0805/011.html
■学習歯止め規定 指導要領から削除は当然
http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm
■「教委の廃止」(埼玉・志木市の提案)は不可能
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_08.html
■子供同士で面倒見合う経験を 文科省が全国研究協議会
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_08.html
■NIEで主体的な学習能力が向上
http://www.pressnet.or.jp/nie/news76.htm
■不登校の小中学生、調査開始以来初めて減少
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030808i215.htm
■学習指導要領の趣旨やねらい 保護者や児童・生徒に説明不足
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_08.html
■市町村の教員独自採用 全国に拡大、給与は自前
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■少人数学級導入30道府県に
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■学習指導要領改訂への流れ,加速
http://kids.gakken.co.jp/campus/parents/news/n48_p2.html
■小学生からの「キャリア教育」を推進
http://kids.gakken.co.jp/campus/parents/news/n48_p3.html


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           今日の一言
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「公立校放浪」

 学力テストの結果を公表する教育委員会が出てきました。教職員組合か
らは、「公立校の序列化につながる」「学校現場が萎縮する」という批判
の声があがっているようですが、おそらく現場の都合主義の声ではないか
と思います。

 テスト結果を公表することで、地域社会から評価されることを恐れてい
るのでしょう。しかし、地域全体で教育するという考えが浸透してきてい
る現在においては陳腐な意見でしょう。

 私自身、公立校であっても、序列化ができてもしかたがないと思います。
昔と違い、子供の行動範囲が広くなってきていますし、その結果、全国的
に通学区制の廃止の方向に進んでいます。努力のできない公立校は廃校に
なっても仕方がないと思うのです。

-- みるみるわかる ------------------------------------------------

「作文のコツ」

 作文の練習の基本は、原稿用紙1枚、400字程度の作文が基本です。それ
くらいの字数だと、ある事柄に対する経験や事実、意見・感想を書くには
最適です。注意することをいくつかあげてみましょう。

 1.短文で書くことを心がける。書いても原稿用紙3行以内で句点を使
  いましょう。
 2.接続詞を意識して使わないようにしましょう。
 3.段落は400字程度なら4つくらいがいいでしょう。
 4.前半に、自分の経験や事実、後半に意見や感想を!
 5.「〜だと思います。」の繰り返しは見苦しいです。

 もちろん、原稿用紙の基本的な使い方を間違わないように!

====== まなびウォツチャー ======================================

「三浦梅園の謎を解く」

 三浦梅園といえば江戸時代中期に活躍した大分県の思想家です。その梅
園を専門的に研究するホームページです。
 内容はかなり高度ですよ。あなたも挑戦してみませんか!

   http://www.coara.or.jp/~baika/index.html

-- お知らせ ------------------------------------------------------

「掲載論文募集」
 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ
ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。
 
 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」

  下記までメール
  newfinenight@wakayama.email.ne.jp

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             編集後記
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 いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。

 お盆ですねえ!日本全国、お盆です。
 一般の社会ではお墓参りをするのでしょうが、我が家はお墓は西本願寺
にありますので縁がありません。
 おそらく、皆さんがこのめるまがを読んでいるころは家族旅行中です。
 それでは家族旅行の報告をお楽しみに!

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○電子メールマガジン「論よりでまかせ」2000/04/01創刊
発行元:でまかせ編集委員会
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